強豪千葉県勢との2連戦目は昨夏のインタハイチャンピオン市立船橋。アウエィ習志野にある秋津サッカー場に着く頃には降っていた雨も上がり、ややスリッピーな状態ながらプレーには全く影響はない状態。
今日の試合内容は、新チームになって今年一番のナイスゲーム。試合終了時には両チームの選手に観客が総立ちで惜しみない拍手を贈った。それほどまでにスリリングでエキサイティングな試合内容で涙を流している方もたくさん見られた。
交通費は掛かったが、無料でこんな素晴らしい試合を観戦出来るのだから遠くまで足を伸ばした甲斐があったというもの。本当に勝敗を度外視した意地と意地がぶつかりあった試合だったと思う。
だから高校サッカーはやめられない
日時:平成20年 5月 3日(祝) 13:30 会場:秋津総合公園サッカー場(天然芝) 市立船橋高校 3 : 3 [ 1 - 1 ] 武南 <<武南start>> 15岡部 11谷川 10甲田 8清水 6成田 2保坂 26斉藤 25石田 4田中 22馬場 12丸山 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 交替 武南なし 得点 前半26分 15岡部(22馬場)(武南) 前半32分 11野口(市立船橋) 後半 7分 11野口(市立船橋) 後半20分 15岡部(武南) 後半44分 10中村(市立船橋) ロスタイム 6成田(武南) 実は市立船橋の試合を生観戦するのは初めてのこと。 私の中での市立船橋のイメージは強力なディフェンスとロングボール。 しかし、今日実際観た感想はディフェンスラインからの組み立て、 ボランチに当ててしっかりと形を作ってくるのは少し意外であった。 やや市立船橋優勢というか押し気味で試合は進んでいたが、 今日の武南はとても良い感じだったので私は割り合い安心して試合を観戦していた。 前半26分 流れの中から武南が先制する。 市船の右サイドから左へ大きくサイドチェンジしたボールに馬場が出足良くインターセプト。 右サイドライン際を谷川がドリブルで縦に突破する。 そしてそのままスピードに乗ってオーバーラップしてきた馬場に渡す。 受けた馬場は前に一つ突いてゴールニアまで深く抉ってのラストパス。 中央に走りこんだ岡部が合わせて武南が待望の先制点。 (市立船橋 0-1 武南) ※分かり難いですね。こんな感じでした↓。 馬場のプレーを讃える武南イレブン 前半32分 市立船橋に完全に右サイドを崩されてしまう。 中央に戻され、最後は左サイド(武南の)に振られて同点。 (市立船橋 1-1 武南) 後半に入ると観ている者にとっては何とも痺れる試合展開。 後半 8分 市立船橋が左CKより、中央フリーで待っていた野口がヘッドで決める。 ついに逆転を許す。 (市立船橋 2-1 武南) 後半21分 またしても岡部が起死回生の同点弾を炸裂させる。 市立船橋のシュートクリアボールを前線で1人張っていた岡部へ渡る。 DFを置き去りにした岡部の意表を突いたループ気味のロングシュートが決まって同点! ボールを奪ってからツータッチくらいでゴールが決まってしまった。 (GKの位置は見えていなかったと思うが) (市立船橋 2-2 武南) 同点ゴールを決めガッツポーズの岡部 後半35分 成田からの絶妙なスルーパスに抜け出した岡部。 GKとの1対1に堪らず後ろからチャージする市立船橋のDF. 岡部が倒されて、DFがレッドカード。 チャージされた位置はペナルティエリア内かと思われたが、判定はFK。 (疑わしきは罰せずの精神ですね) しかし、FKはゴールマウスの上へ。 一人少なくなった市立船橋。 ここから前掛かりになる武南。しかし、カウンターの機をずっと伺っていた市立船橋に勝ち越しを許す。 またしても試合終了まで僅かな時間帯に・・・ 後半44分 市立船橋が武南の攻撃をカットし、要注意だった10番に右サイドを突破され、 そのままシュートを決められる。 (市立船橋 3-2 武南) 3,4人武南の選手がピッチにうずくまる。残るはロスタイムの2分。 「あー、また何時ものパターンか」(私) 私の隣に座っていて両チームに声援を送っていた高校サッカーファンと思しき男性が、 「まだ終わっていない、まだ終わっていない」と何度も何度も連呼する。 この声が武南の選手に届いたかのように、なんとも劇的な幕切れが待っていた。 後半ロスタイム 右サイドで成田が仕掛けた。 DF2人の間にボールを通して交わしゴールに迫る。 最後のDFも勝負に行き、GKのニアを抜く涙の同点ゴール。 総立ちの武南応援席。 (市立船橋 3-3 武南) 今日はオシムが言っていた「水を運ぶ人間」がいたこと。 ボランチ成田の労を惜しまない運動量。何度も何度も相手ボールを奪取していました。 今日は引分けでしたが、武南にとって本当に価値のある引分けだったと思います。 おそらく選手達の自信になったことでしょう。
44分に市立船橋の要注意の10番に一人でゴールされた時は悪夢の5連敗と思いました。多分選手達も同じ気持ちだったでしょう。市立船橋の10番に対抗するように6番成田が最後の最後で一人で持ち込みゴールした時は悪夢のロスタイムに現れる死神を蹴散らかした気分でした。
最高であり感動でもあり、こんな素晴らしい試合はめったに観られないと心底思いました。
言葉として表せるのは“ありがとう”だけです。
本当にありがとう。
私にとっても今までサッカー観戦した中で1,2を争う素晴らしい試合だっと思います。
調子も上向いており、選手達に自信を持ってきているはず。
明日の桐蔭学園戦に注目いたしましょう。
ありがとうございます。
こんばんは。
私も秋津は初めて行きましたが、素晴らしいですね。
サッカー専用スタジアムだけあって、スタンドからも観戦しやすく芝も綺麗でしたね。
そうですね。私も勝ちに行った結果だと思っています。
次こそ念願の勝ち点3をゲットして欲しいと思います。
ありがとうございました。