追っかけタイ!

 
 
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顔を上げろ、下を向くな! ~プリンスリーグ関東2008(第4節)

2008-04-27 21:11:49 | 高校・ユースサッカー
 
 背水の陣で挑む第4節は、千葉県柏市にある流経大柏高校グラウンドが会場。
大宮駅から東武野田線で小1時間。江戸川台駅下車、25分ほど歩くと左側に鬱蒼とした木々に囲まれた校舎が現れる。まず最初に目に付くのが校舎横のラグビー専用グラウンドでもちろん人工芝。流経柏はラグビーでも全国で強豪であり、経営陣の期待の大きさを物語っている。校舎の裏手に回ると、これまた人工芝を敷き詰めた立派なサッカー専用グラウンドがお目見えした。とても高校の施設とは思えないほど。

しかし、会場に着いて残念だったのは 『高いネット+金網』 と二重苦での観戦を余儀なくされた。なんとも観客には優しくない会場でしたね。でも、アウェーに関わらず武南ギャラリーがホームの観衆を上回っていました。


 そう、見捨ててなんかいません。   まだまだ、みんな期待してるんですから。




日時:平成20年 4月27日(日) 11:00
会場:流通経済大学付属柏高校グラウンド(人工芝)



   流通経済大学付属柏高校   10 [ 0 - 0 ]   武南 






     <<武南start>>

    11谷川    15岡部
         
 10甲田               8清水
                
      6成田   2保坂

 4田中   25石田 5南原   22馬場

            12丸山

~~~~~~~~~~~~~~~~~~
交替 後半10分  5南原→13冨永(武南)

得点 後半25分  24福井(流経柏)





昨年度の選手権チャンピオンに臆することなく堂々と真っ向勝負で戦いました。
流経はさすがに畳み掛けるような波状攻撃には十分迫力がありました。
フィジカルの強さというか、強引に相手の前に体を入れてくる。そして素早いプレスで攻撃の芽を摘む。
大きなサイドチェンジを混じえてのアーリークロスに3人くらいがゴール前になだれ込むド迫力。

武南も序盤からボランチの成田、保坂が交互にトップ下に位置してダイヤモンドの形となる。
前半10分には、甲田が中央までドリブルで切れ込み放ったファーストシュートはバーを直撃。
しかし、その後はこれといったチャンスもないまま流経ペースで前半を終える。





後半開始直後から流経の猛攻が始まった。
20分過ぎまではいつ得点されてもおかしくない状況だったが、相手のミスにも助けられ何とか凌ぐ。
武南も黙って見ているわけではなかった。
左サイドを甲田、岡部、成田がパス交換で崩し、”らしさ”を魅せてくれた。
甲田のミドル、CKからの冨永、石田のヘッドと枠を捕らえたシュートはGKのファインセーブ。

引分けなんかいらない。最後まで貧欲に勝利を目指したのだが・・・・
後半ロスタイム、またしても痛恨の失点を喫してしまう。
武南の攻撃をボールカットされ、ロングフィードのボールを10番がポストになり胸で後ろに戻す。
右サイドに一旦はたき、弾道の低いクロスを逆サイドに流す。
左サイドに走り込んだ来たのが流経の2人。武南のDFは一枚。
GK丸山の必死のダイビングも及ばず、悪夢のシュートがサイドネットを揺らしてしまう。





今日の敗戦は残念ですが、得点を・勝利を・勝ち点3を取りに行った結果です。仕方ありません。
でも、このチームは神に見放されたのか、悪魔に取り憑かれてしまったのかと思ってしまう。
1節のレッズ戦、2節のFマリ戦、そして今日の流経戦。全て試合終了間際のあまりにも残酷な結末です。

なんか、終わった瞬間、自然と涙がこぼれてきました。選手達が可哀想で。
一所懸命にやっても結果が出ない時もあるさ。
辛いかもしれないけど、これから社会に出てから きっとこの経験が役立つ時がくるはず。

  そう信じたい。



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11 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
勝負は時の運 (あやめ)
2008-04-27 21:45:36
勝つこともあれば負けることも。
大切なのは負けた悔しさを忘れないこと。
負けて悔いなし、よく言いますがそんなことは有り得ない。
負けて悔しくないような勝負なら初めからするなと言いたいです。
負けて、悔しくて悔しくて、その気持ちが次へのバネになると私は信じています。
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人間教育の場 (追っかけタイ!)
2008-04-27 22:26:07
女流剣士あやめ様

負けて人間大きくなると思うし、相手の気持ちを思う事もできるはず。
剣道では、勝ってガッツポーズする奴はいないですよね。
挫折を味わうことも人間必要だと思います。
おそらくJリーグやJAPANの試合を観てもこんなに感情移入はしない。
私がユースを追いかけている原点がここにあります。

いつもありがとうございます。
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本日の試合 (武南ファン)
2008-04-27 22:29:44
今日こそは、応援に行こうと思って予定も空けていたのですが、急遽仕事が入ってしまい行くことが出来ず非常に残念でした。試合も負けてしまったとのことで、ダブルパンチをくらってしまいました。追っかけタイさんが言うように、確かにいくら一生懸命やっても上手くいかないことは、あると思います。ただ、一生懸命やっていれば、きっと今までのことが嘘のように良いことがきっときます。このような時こそ、前をむいて、又試合の時は、上を向いて声を出して一致団結してやって下さい。これだけ、同じようなことがあると早く気持ちを切り替えろといっても無理かも知れませんが、次の試合に早く集中して下さい。偉そうなことを言ってすみませんが、私も、このようなことをたくさん経験してきました。自分たちのやってることを信じて是非頑張って下さい。きっときっと、最後に嬉しいことが武南の選手には待っています。そう信じています。頑張れ武南。
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お仕事ご苦労様です。 (追っかけタイ!)
2008-04-27 22:57:09
武南ファン様

何をやっても裏目裏目、やる事成す事空回り。
そんな時がありますよね。
問題はこの苦しい時の乗り切り方だと思います。
次に繋がる負け試合だってあるのです。
今日の試合だって勝つ意欲が見えた試合だったと思います。
大丈夫、絶対立ち直ってくれますから。

いつもありがとうございます。
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敗北を糧としてほしい (ドッグ)
2008-04-28 07:40:04
いつも楽しく拝見させて頂いております。
追っかけたい様のお陰で昨日応援に行くことができました。ありがとうございました。余談ですが、学校内の駐車場は予約がいるそうですが、第2駐車場はかなり開いています(いわゆる公的な路駐)。車での応援も可能ですので、今後流経での試合の応援は車でも大丈夫です。

試合はロスタイムでの失点。その直後のホイッスル。選手たちが崩れる姿は、なんとも心打たれました。悔しい気持はあの会場にいた武南サイド全員がもっていたと思います。内容的にはある程度押されることは予期していましたが、決定機も幾度とあり、今回の敗北は本当に残念です。しかしプリンスに入り、ディフェンスはだいぶ良くなってきたように思います。強力な攻撃力を誇るレッズ、マリノス、流経に対し失点1というのは本当によく頑張っていると思います。プリンスは45分ハーフなので体力的に40分過ぎ位から落ちてくるのも否めませんが、それは相手も同じなので武南伝統の『集中』で乗り切ってほしいですね。
攻撃面では10番、15番、6番と左サイドから崩していました。特に10番甲田君のドリブルの切れはすごいですね。長身の岡部君とのコンビはかつての松永・苗代君達を彷彿させる感じがします。あとは右サイドの選手のがんばりと、流経のようなたたみかける攻撃ができればまだまだ強くなる可能性はあると思います。
プリンス4戦は上位4チームとの戦いでした。選手の方々は本当によく頑張ってくれていると思います。プリンスの目的はあくまで選手強化の場であるので、敗戦からも色々学び取り、他チームの良いところも取り込み、個人・チームのレベルアップをはかって頂きたいと思います。明らかに新人戦・トップ2リーグの時よりはよくなっていると思います。
これからも選手たちの成長を見守っていきましょう!
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すごいぞ武南 (パーピュア)
2008-04-28 18:56:12
 始めて投稿いたします。追っかけタイ様いつもありがとうございます。新人戦の頃は見るに耐え難い試合が続きましたが、プリンスリーグに入り見違えるような試合になってきました。これも伝統校たる武南の底力なのか。武南選手の個々の能力の高さなのか。それとも大山監督始めコーチの指導の賜物なのか。日本のトップクラスと伍して戦えるチームを作り上げる大山監督の手腕は驚きです。一親の応援から武南ファンになれたら素晴らしいなと思っております。(修業が足りず親心を超越出来ずにいますが。)これかも宜しくお願い申し上げます。
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いつもありがとうございます。 (追っかけタイ!)
2008-04-29 11:50:45
ドッグ様 こんにちは。

駐車場情報ありがとうございます。車で行かれる方は参考にされたほうがいいですね。
(ちなみに私の場合はいつも公共交通機関利用)
内容はかなり押されていましたが、私からみれば「勝ちパターン」だったと思っていましたよ。
後半の武南の攻撃は見ている者にとってとても期待を抱かせるものだった。
DFもよくなってきていると思いますが、失点だけで判断するのは危険です。
点数以上に見えない失点、決定機を相手に献上している場面も多々あるのですから。

個々人のレベルは決して低くはないと思います。
しかし、一昨年、昨年のチームに比べるとまだまだ力は劣るのは否めません。
でも、今年のチームもだんだん愛着が沸いてきましたね。
だんだん、顔と名前とプレーが頭に入ってきましたし。

ありがとうございます。
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ようこそ。 (追っかけタイ!)
2008-04-29 11:51:19
パーピュア様 はじめまして。

新人戦、TOP2リーグと落ちるところまで落ちましたから後は上がるしかないわけですね。
当然、メンバーの選定は暗中模索の段階だと思います。
もっともっと、いろいろな選手のプレーを見てみたいですね。
一親として試合を観戦するのと武南ファンとして観戦するのでは視点が変わってきます。
もっともっと冷静に試合内容を見ることができると思います。
しかし、武南選手のクリーンサッカー、武南父兄の品の良い応援姿勢。
そんなところも武南を応援させていただいている理由のひとつです。

またお越しください。
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武南がんばれ!パート3 (そうた&りょうま)
2008-04-30 23:25:01
流経戦は観戦できたぞー!残念ながら、またやられてしまったのだ。しかし、今まで強豪と先に戦ったことがプラスになっているのは間違いないですね。
今の段階でここまで戦えたのはまぁ良しとしましょう。しかし武南サッカーですから求められることはもっと高いところにあります。ボールに対しての反応、ゲームの読みやみんなのイメージがもっとつながっていくようにするためのトレーニングには最高の大会となるでしょう。まだ4月だろ、楽しみだなぁ。
インターハイが楽しみなってきたぞぉ~!今回は埼玉開催だし!がんばれ紫軍団!
しかし、負けたけどなんかすがすがしい気持ちで会場を後に出来ましたなぁ。流経のサッカー部の生徒の礼儀正しさ!さすが、強くなるはずだ、こりゃ!

(将来武南希望そうた8歳&りょうま6歳)
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いつもありがとうございます。 (追っかけタイ!)
2008-05-01 20:44:44
そうた&りょうま様

強豪との4連戦で徐々にですがイメージが掴めてきた感はあります。
しかし、これから続く高体連との連戦で勝てるという保障はひとつもありません。
もしかしたら今まで以上に辛い戦いになるかもしれません。
市立船橋、桐蔭学園、桐光学園、前橋育英と選手権常連校との対戦が控えています。
本当に貴重な強豪との戦いステップにインタハイ、選手権と華を咲かせてもらいたいですね。

ありがとうございました。
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