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ホームで痛い痛い4敗目。 ~プリンスリーグ関東2010(第4節)

2010-04-29 22:37:44 | 高校・ユースサッカー
 
 ホームさいたまスタジアムに隣接するサブグランドに迎える高校チームとの3連戦目は昨年1部リーグ5位神奈川の強豪桐光学園。前出身チームを見るとやはりマリノスJYが大半を占めているようだ。お日様は顔をのぞかせていたけれど思った以上に風が強い。試合への影響が心配されたが第一試合を見た限りで問題なしと感じていた。でも、その環境下で上手な戦い方をしたアウェーの桐光学園が前半で勝負を決めてしまった。

例年通りで行けば1部残留のボーダーラインはおそらく12~14だと思われる。ということは最低4勝は欲しいところだが、今日負けてしまい残りは7試合。ベルマーレ、ヴェルディ、マリノス、八千代、ジェフ、養和、レッズを相手に4勝はいかにもキツい。それだけに1部で下位にいるもの同士の星の潰しあいでの敗戦は本当に本当に痛かった。





◆プリンスリーグ関東2010(第4節)
  日時:平成22年4月29日(祝) 13:30   会場:埼玉スタジアム第2グラウンド
武南高校
1
1
前半
4
5
桐光学園高校
0
後半
1
得点
前半 8分
9菅原慶人(桐光)
前半11分
10山田諒太郎(24吉永和真)(武南)
前半12分
7岩浪晃大(桐光)
前半33分
8篠崎拓也(2館坂信也)(桐光)
前半40分
8篠崎拓也(桐光)
後半45+2分
12坂本颯(8篠崎拓也(桐光)







コイントス後に両チームの選手がサイド入れ替わった。
桐光が風上、武南が風下ということはコイントスに勝ったのはおそらく桐光。

序盤からホームのように溌剌とピッチを駆け回るのはアウェーの桐光。
ボールへの集散、ヨセが異常に速く、武南のパスを自由に蹴らせず微妙に狂わせる。

武南GKのゴールキックが大きく風に吹き戻され、ハーフウェーを超えることができない。
止むを得ず、DFラインからのパスでの組み立てはしっかり桐光の選手は狙っていた。
それに桐光には、こんなときこそ威力を倍にするような、2館坂のロングスローという武器があった。
コーナーキックにも見劣りしないようなゴールファーまで届くような超ロングスローを。



前半 8分

 桐光右サイド奥からのクロスに対し、GKがファンブルしたボールに9菅原が反応。
なんとも簡単に呆気なくゴールネットに突き刺さる。


しかし、武南もすぐに反撃、待望の選手のゴールが生まれた。


前半11分

24吉永が中央やや右にてボールを受ける。
吉永が受け取る前に、10山田諒太郎がPKエリア中央から右に流れてボール呼ぶ。
2人の呼吸で見事なスルーパスが通り、ゴール右角度のないところからファーの
ゴール左サイドネットに山田が放り込んだ。



欲しかったエース10番の一撃で活気付いたが、すぐその1分後だった。
山田のゴールを無意味なものにしてしまう。


前半12分

 右45度フリーキック。(このFKもロングスローからが起点)
ゴール前でのこぼれ球を 7岩浪がいとも簡単にゴールしてしまう。


ここからは、草サッカー気味の展開。
テクニックは桐光の方がしっかりしてた。
こんな強風な時の風下では、短くパスを繋いだりドリブルが鉄則なはず。
でも、DFラインからのロングパスが多く桐光をだいぶん楽にしていた。


前半33分

 長いパスが右サイド奥の2館坂に簡単に通させてしまう。
2館坂からの正確なクロスに 8篠崎拓也が飛び込む。



前半40分
 
 前半終了間際にの追加点を与えてしまう。
GKのファンブル反応したのはまたしても8篠崎。





後半に入っても風が止むことはなかったが、風上の武南が有利な展開とはならなかった。
同じ条件だったので風が理由でないことはわかった。ましてやホームさいたま。
ワンタッチでパスを繋ぐこともあったが、3回目くらいで正確さを欠き相手ボールにしてしまう。
やっぱり相手の守備がよかったのでしょうね。運動量がすごいと思いました。

後半もいい形を作っていた桐光。
41分には、右サイドの突破に体を張ったプレーした武南DFが2枚目の黄札で退場。

そして、

後半45+2分

8篠崎からのクロスに合わせた12坂本颯がダメ押しの1点。





1点の重さ。

華麗にショートパスを繋いでゴールにパスしたゴールも、
ロングボールからゴール前混戦で泥臭くねじ込んでも同じ1点です。

1点を取ることは大変だけど、1点を失うことは本当に簡単です。



スペースに動いてボールをもらおう。 ~プリンスリーグ関東2010(第3節)

2010-04-25 20:53:25 | 高校・ユースサッカー
 


 
 今日は元気がないので結果だけ。


 
◆プリンスリーグ関東2010(第3節)
  日時:平成22年4月25日(日) 11:00   会場:流通経済大学付属柏高校グラウンド
流経大柏高校
3
2
前半
0
1
武南高校
1
後半
1
得点
前半20分
21吉田眞紀人(13古波津辰希)(流経)
前半24分
22石井克仁(9進藤誠司)(流経)
後半45分
23秋山大樹(8宮本拓弥)(流経)
後半45+1分
オウンゴール(武南)










 サッカーは少しやんちゃなくらいが丁度いいのかもしれない。

早くも降格の危機?! ~プリンスリーグ関東2010(第2節)

2010-04-18 20:42:05 | 高校・ユースサッカー
 
市船。
 インターハイ、選手権での全国上位常連校。インターハイは県2校枠があるからまだしも、選手権は1校枠なので、「市立船橋vs流経柏」 なんて全国の決勝よりもハイレベルな対戦が組まれることもある。そう、全国で勝つよりも千葉県で勝つ方が難しいというやつ。千葉県のユースサッカー事情は他県と違いかなり特殊。市船を高校チームと見てはいけません。「高高倶低」と高校チームが倶楽部ユースチームを軽く凌駕してしまいます。最近ようやくジェフユースも1部に上がってきましたが、それまでは、市船・流経柏・八千代・習志野といった高校チームの独壇場。今年のプリンス2部昇格戦でも、レイソルユースが幕張総合に敗れ念願叶わず。

市船といえば、布スタイルを継承し組織的に守る「伝統の4バック」。堅い守備からのカウンターアタックが持ち味。今日ももちろん苦戦は予想はしていたけど、「勝ち」に拘らなければならなかった試合。でも、アウェーで返り討ちに遭った気分。

 なんとも不思議な、狐につままれたような試合でした。


◆プリンスリーグ関東2010(第2節)
  日時:平成22年4月18日(日) 11:00   会場:グラスポ(船橋市法典公園)球技場
市立船橋高校
2
1
前半
0
0
武南高校
1
後半
0
得点
前半23分
14松野央資(船橋)
後半23分
11川村翔矢(4山野辺大樹)(船橋)







前半

立ち上がりからおもしろいように武南のパスが通り、相手エリアまで簡単に攻め込んでしまう。
橋本のミドルレンヂからのシュート、河野のボールバランスに優れたドリブルからのシュートと
20分頃までは、ほぼワンサイドで試合は進み武南の先取点も時間の問題と誰もが思っていたはず。
少なくても私たち武南サイドの人間にとっては、、、

しかし、市船がギアを入れ替え牙を見せるのにそう時間はかからなかった。



前半23分

 武南のミスから得点される。
武南ゴールキーパボールから、ロングキックではなくパスでの組み立てを選択。
左サイドバックに出したボールに対し、狙っていた14松野が猛然とプレス。
このボールを簡単に奪い取りゴール左に強烈に叩き込まれ痛恨の先制点を献上。



おそらく、最初の20分は相手に攻めさせておいて、攻撃パターンを読んでいたのでしょうか。
市船の選手は抜け目ないというか、マリーシアに長けているというか、随所にそういったプレーを見せていた。
選手の動きを見ていると、ゴールキーパからの安易なディフェンスへのフィードを完全に狙っていた。


絶対にあげてはいけなかった先制点を相手に許し勝負は後半へ。








後半

先制されてから武南の反撃が見られと思っていたが、市船の堅いディフェンスに跳ね返されてしまう。
逆に市船は穴熊戦法で攻撃にはでてこない。
まるでイタリアの「カテナチオ」を彷彿させる堅い堅い守備。
そして、、



後半23分

 前がかりになった武南の攻撃をインターセプト。
CB4山野辺から一気に武南ディフェンスの裏を取るロングフィードが11川村に通ってしまう。
ゴールキーパが前に出て防ごうとしたが、位置をよく見て頭上をふわりと越える技ありの
ループシュートが決まってしまう。
(11川村は、すごいスピード!)



武南も、守備でセーフティのロングキックで逃げるのか、ボールキープするのかがなんとも曖昧。
ノープレッシャーでタッチラインにクリアするのはいただけません。
あと残念だったのは、武南のFW1人が消えてしまっていたこと。。
(3節以降の奮起に期待しています)






市船の選手に一番感じたことは、体格の良さと運動神経の良さでしょうか。全員フィジカルが強いです。
これだけの選手が市船に集まるということは、クラブユースの人材が手薄になるというのもわかるような気がします。
サッカーは体格でやるものではないけど、同じテクニックを持つ選手なら体格のいい方が勝ると思います。

次節もアウェーでこれまた千葉の強豪、流経柏との一戦。
今日のミスを修正し自信を持って試合に挑んでもらいたい。


負けちゃったけど光が見えたゾ。 ~プリンスリーグ関東2010(第1節)

2010-04-11 20:22:31 | 高校・ユースサッカー
前半38分 同点弾を決めた河野(17)


 新人戦では県大会予選で敗退してしまったので、公式戦・フレンドリーマッチ等も含め新チームにお目に掛かるのは今日が初めて。最近は雨ばかりで花冷えが続きましたが今日はセーターもいらず初夏のような汗ばむ陽気。そして1年振りに復帰した1部リーグの対戦相手は一昨年の大会で屈辱的大敗を喫している憎きFC東京。今大会でももちろん優勝候補筆頭。今年の武南は仕上がりが早く期待が持てると聞いているが、まさか勝てるとは思っていなかったけれど心密かにドローで勝ち点1くらいはと・・・。イヤ、贔屓目かもしれないが、武南にもう少しツキがあればひょっとしたら勝てたかもしれないと思っている。

 何となく今年は期待が持てそうな気がする。




◆プリンスリーグ関東2010(第1節)
  日時:平成22年4月11日(日) 11:00   会場:東京ガス深川グランド
FC東京 U-18
3
1
前半
1
1
武南高校
2
後半
0
得点
前半26分
11 秋岡活哉(東京)
前半38分
17 河野直登(武南)
後半32分
22 村松知稀(東京)
後半41分
15 橋本拳人(7 武藤嘉紀)(東京)






     <<武南Start>>

        10山田    17河野

 7金子                  24吉永

         8平野    18小川

15宮野                   21毛利
         4石田     5橋本

            30片谷

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

交替 後半24分 17河野→19根岸(武南)
   後半28分  7金子→16谷口(武南)
   後半38分  4石田→20田代(武南)
   後半40分 15宮野→ 2松本(武南)






 3対1

スコアほど差はなかった。
後半30分までは、本当にどちらが勝つかわからないくらいだった。





前半は、ワンサイドになるだろうと見ていたが、ほとんど五分の状態で時間が過ぎていく。
若干FC東京の方がボールポゼッションは上回っていたのかもしれないが、
押していたのは点が入りそうな予感がしていたのはむしろ武南。
体格と運動神経に勝り、スピードとテクニックでグイグイ攻めていくFC東京。
特に、9番前岡、11番秋岡、10番佐々木が素晴らしい。
しかし、武南だってテクニックでは決して負けてはいなかった。
山田、河野の2トップにドリブルで勝負する吉永、金子らと見劣りはしていなかった。
でも、先制点はやっぱりFC東京。


前半26分

 FC東京自エリアからのカウンターで武南左サイドをドリブルで突破される。
懸命に付いていった5番橋本だったが、ペナルティエリア付近で振り切られる。
カバーに入った同じくセンターバックの4番石田が後ろからのチャージを反則
と見られ痛恨のPK。これを慎重に11番秋岡がGKと逆の左ネットを揺らす。





しかし、アッと驚く同点弾が飛び出す。

前半38分

 FC東京ボールをインターセプトしたボールを左サイド7番金子が突いていく。
ディフェンダー2人に囲まれ突破しようとしたがちょっと無理があった。
しかし、こぼれ球を後ろからかっさらっていったのが、17番河野。
ゴールに詰めて行く河野が選択したのは、ゴール前のパスではなくシュート。
豪快な弾丸シュートがGKを弾きゴール左へ吸い込まれた。
FC東京のサポータを沈黙させるに十分な一発だった。







後半に入ってもほとんど膠着状態。
FC東京もサイドを切り裂き、中央へ戻したりと何とか打破をはかる。
武南もピンチを何とか凌いでいたが、ややアンラッキーな形で失点する。


後半32分

 大きくサイドチェンジ繰り返し、2列目3列目がどんどん攻め上がる。
左深いところで22番村松がフリーになる。ゴール前に人数は十分。
やや、弾道の低いクロスをゴール前に上げる。
しかし、なんとこのボールは、ゴールキーパーのジャンプした手を掠めゴールイン。


武南も選手交代で、何とか同点に追いつこうとする。
惜しいチャンスもあったのだが、逆に連携ミスからボールを奪われダメ押し点を。


後半41分

 前がかりになった武南に対し、カウンターからアッという間に左サイドを抜かれる。
このときは、橋本君と毛利君のマークがズレてしまっていた。
ラクラク左サイドを抜けた7武藤が、ゴールファーへクロス。
どフリーの15 橋本が、簡単にゴール右へヘッドを突き刺した。






今日の試合を見ていて、選手間における意思の疎通があまり上手くいっていなかったと思う。
自分の欲しいところでボールがもらえない。
フォーメションディフエンスにおける、マークの受け渡しのズレ。等等、、、

でも、何度も言うようだが、上手く戦えば、運が味方してくれれば決して勝てない相手ではなかったと思う。

今後の試合に向け、選手は下を向くことなく胸を張って自信を持ってプレーしてもらいたい。