昨日の雨が嘘のように晴れ上がり、久しぶりに観戦に出掛けたプリンスリーグも早中盤の第3節。昨年1部から2部に陥落。前節の八千代高校戦では何と4対0の完敗を喫し、今日勝たなければ1部への昇格も危うくなる大事な一戦。対戦相手は、昨年度T1リーグから念願のプリンスリーグへ参入を果たした國學院久我山。実は昨年度東京都の選手権Aブロック決勝および正月の選手権でも私自ら圧倒的な強さを目の当たりにしている強豪校である。久我山サッカーの特徴は何と言っても、フットサルばりの細かいパス交換から相手を切り崩す攻撃サッカー。
しかも武南のスタメンはボランチ成田を累積警告で欠き、岡部もベンチスタートという何とも心細い布陣でしたが、どうやら私の杞憂に終わったようです。
選手交代後、即座に2得点を決めた河野直登(2年)。スターの予感が「ぷんぷん」しました。
◆プリンスリーグ関東2009 第3節 | ||||||
日時:平成21年 4月26日(日) 13:30 会場:NACK5スタジアム大宮 | ||||||
武南高校 |
2 |
0 |
前半 |
0 |
0 |
國學院久我山高 |
2 |
後半 |
0 |
||||
得点 |
後半20分 |
22河野直登(9野溝)武南 |
||||
後半28分 |
22河野直登(11藤井)武南 |
<<武南start>> 11藤井 9野溝 17橋本 7田中 13東 14平野 3冨永 2馬場 4石田 5南原 1丸山 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 交替 後半17分 17橋本→22河野(武南) 後半35分 9野溝→ 6細谷(武南) 後半38分 2馬場→24和氣(武南)
前半
同じようなスタイルのサッカーを展開する両チーム。
最初にペースを掴んだのは、ホームチームの武南。
田中を基点に、藤井、野溝が徹底的に左サイドを崩しにかかる。
SB冨永のオーバーラップも効果的に絡め、久我山ゴールに攻め入る。
一方の久我山も左サイドの松本が細かく繋いで完全に崩すが、詰めが甘いか。
前半武南が良かった点は、久我山の「足技」を徹底的に封じ込めたこと。
ボールへの素早い集散で、相手を2人3人で囲いボールを掠め取っていた。
藤井、野溝、東の惜しいシュートもあったが無得点のまま勝負は後半へ。
後半
後半に入っても武南がペースを握る。
前半とは打って変わり、右サイドを使って武南が攻める。
サイドの東、SB石田、そしてFWへのスルーパスでDFの裏を突く。
待望の先取点は、選手交代後ピッチに入り3分で生まれる。
後半20分
中央で野溝から、左サイドをフリーで待ち構えていた河野にパスが通る。
受けた河野はドリブルでペナルティエリアへ突き進む。
ゴール左45度の角度から左足を振り抜きグラウンダでゴールネットを揺らした。
そして、その8分後またしても・・・
後半28分
センターサークル付近で相手ボールをインタセプトした平野のドリブルから追加点が生まれた。
平野がPKエリア手前で左に待ち構えていた藤井に流す。
藤井は左サイド深く攻め込み、ゴールへクロスを供給する。
ゴールファーで待ち構えていたのは、またしても河野直登。
ドンピシャのヘッドはGK正面で一度はクリアされるが、
こぼれ球を河野自ら豪快にボレーを叩き込んだ。
30分過ぎからは、久我山も猛プレッシャーで反撃に出た。
しかし、今日の武南DF陣もリスクマネージメントはしっかりしていました。
今日の試合は、7割方武南がボール支配していたと思う。
登場してすぐさま2得点は思い掛けない得点かもしれない。
先取点を取った後の得点がどちらに入るかで今日の勝負は決したと思う。
決して楽勝なんかじゃない。。
次節(5月3日)の対戦相手はアウェーでの日本航空高校(山梨)。
1部昇格を賭けての天王山となる大事な一戦。
健闘を祈る。