追っかけタイ!

 
 
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泣くなよぉ、、 吉永、相内、三浦・・・ ~選手権決勝トーナメント(準決勝)

2010-11-14 20:29:59 | 高校・ユースサッカー
 
 埼玉高校サッカーの聖地である大宮サッカー場。近年稀に見る好試合であったと思います。西武台が先手を取り武南がすぐさま同点に追いつくという展開でしたが、武南が三度追いつくことはありませんでした。結果的には清水君にしてやられました。ピッチに一人だけ大学生がいるみたいでした。わかっていても止められないんですから清水君を褒めるしかないでしょうね。本当に素晴らしい選手だと思います。清水君は確かに目立っていましたが、他の選手の運動神経も少しだけ西武台の方が勝っていたのかもしれません。












































◆埼玉県高校選手権2次予選 決勝トーナメント(準決勝)
  日時:平成22年11月14日(日) 11:35   会場:NACK5スタジアム大宮
西武台
3
1
前半
1
2
武南
2
後半
1
得点
前半 1分
5山健吾(西武台)
前半 5分
10河野直登(武南)
後半10分
14清水慎太郎(西武台)
後半15分
13大西祐輝(武南)
後半20分
14清水慎太郎(西武台)





前半 1分.
右SB宮野にボールが渡るとそれが合図かのように11番阿部と14番清水が猛烈なプレスにきた。
焦った宮野のボールを奪った11番阿部がCKを得る。
CKをゴールニアの5番山崎がスラし気味にゴール右サイドに流し込み、アッという間の先制。



しかし武南もすぐさま同点に追いつく。



前半 5分
相内の技ありスルーパスに上手くDFの裏に抜け出した10番河野。(上の写真)
個人技で相手をかわし、最後は角度のないところから左足で対角のサイドネットへ突き刺した。



試合開始から西武台のプレスが凄まじい。
武南本来のDFラインから組み立てるパスサッカーが封じ込められてしまう。
止むを得ずロングボールに頼らざるをえなくなり空中戦に持ち込まれ、
セカンドボールはほとんどが西武台が支配する。
というか、武南の中盤が完全に消えてしまっていた。





後半10分
武南DFのヘッドクリアボールが前線の清水に絶好のアシストとなった。
4番田代が最後は振り切られ、清水は冷静にゴール右隅へ流し込む。





後半15分
チャンスは左サイドを三浦、相内とのコンビネーションで崩してから得た右CK。
ショートコーナから、一度はクロスバーを叩いたヘッドを
最後は13番大西がヘッドで押し込み再び同点に追いついた。



後半20分
左サイドを破られる。一度はクリアしたかに見えたが、正面で待ち構えていた清水ボールに渡る。
ダイレクトで放ったシュートは、GK正面だったが、股間を抜かれた。






何度も言いますが、試合は勝つに越したことはないと思いますが、負けて初めてわかることだってあるのです。
試合に出た選手、試合に出られなかった選手、みな3年間心をひとつにして頑張ってきたはずです。
今日の敗戦が今後の人生の糧となるのは間違いないことなのですから。





--
東京代表も昨日揃ったようですね。
私が一昨年観戦した駒澤大学附属高校が初の全国出場を決めたようです。
あの時活躍した1年が今3年になり大黒柱としてチームを牽引したと聞き嬉しい思いで一杯です。
しかも、あの帝京を破っての全国切符ですから価値があるというものです。
またご縁があれば観戦させていただきたいと思います。本当におめでとうございます。





玄人をうならせた超テクサッカー ~選手権決勝トーナメント(準々決勝)

2010-11-06 19:57:43 | 高校・ユースサッカー
 
 「日本一暑い町」として有名な埼玉北部のクマガヤ(熊谷)。これからシーズンを迎えるラグビータウンを宣言しており今日のサッカー会場に隣接するグラウンドでも高校ラグビー埼玉県代表を目指しアツい闘いが繰り広げられていました。今日はまさにスポーツの秋。空気も澄んで空が高かったです。本当は自分自身がピッチに立ちたかったのですが願い叶わず。最後まで大山監督から声が掛かることはありませんでした。(妄想)

今夜はテレ玉でテレビ放送があります。、私の偏りのある記事よりも「真実」が見えると思うのでそちらで注目願います。なので記事は少なめに。
本当の勝負は次の西武台戦でしょうか。もちろんもうひとつヤマはあるんですが。






◆埼玉県高校選手権2次予選 決勝トーナメント(準々決勝)
  日時:平成22年11月7日(土) 13:35   会場:熊谷スポーツ文化公園
越谷西
0
0
前半
2
2
武南
0
後半
0
得点
前半30分
9相内竜哉(武南)
前半40分
6橋本開(武南)






前半

もちろん先手必勝を狙う越谷西。
武南のパスサッカーが機能する前に何とか優位に立とうと動きは良かった。
実際結構危ないシーンもあったと思います。
GK中村の横っ飛びのクリアシーンもありました。

でも、今日は割合余裕を持って観戦していました。
パスも動きもシュートも越谷西を圧倒していたと思います。
相内、吉永、山本、三浦などの労を惜しまない献身的な動き。
それに、今日は特に守備が良かったのではないでしょうか。
あまり個人を褒めないわたしですが、石田君成長しましたねえ。
1年次から見ていましたが本当に見違えるようになりました。うれしいですね。






前半30分

 武南の怒涛の攻め。
ゴール前、細かく繋いで最後はPKエリアやや外からの9相内の強烈なミドルがゴール右ネットを揺らす。







前半40分(ロスタイム)

 左エリアからのFKのチャンス。
相内のキックにファーで合わしたのが、地元クマガヤSSC出身の橋本開。
177cmと上背はそんなにないのだが、ヘッドがやけに強い。
ボール落下点を素早く予想しピンポイントでボールを捕らえている。
この辺りは運動神経なのか、サッカーセンスなのか。



今日は走り勝ちしたと思います。
足をつる選手もいなく元気に走り回っている姿は見ていて気持ちいいですね。







いよいよ天王山でしょうか。

今日西武台に敗れた市立浦和がいいヒントを与えてくれたと思います。
最初の先取点は西武台の右サイドを完全に崩したものでした。
その後も両サイドを突破したシーンは何度も何度も目にしました。
(最後のクロスは徹底的に跳ね返されていましたが)
有効なのは高速クロスかグラウンダのクロスではないでしょうか。
逆に中盤は運動量豊富で西武台が圧倒していました。

西武台はなんと言ってもFWの14清水慎太郎でしょう。
市立浦和はわかっていながら何度もウラを取られていました。
DFのウラに抜け出すタイミングに長けていますね。
決め技は滞空時間が3秒くらいあるヘッドです。
高さと位置取り体勢の確保がポイントです。
清水君は176cmとあまり身長はないのですが要注意です。

・サイドからのクロスを上げさせない
・西武台のサイドから崩す
・清水をフリーにさせない!
・清水に仕事をさせない!

が勝利への鍵になるような気がします。


来週の西武台戦に全力を尽くしましょう。

選手達の健闘に期待します。



楽勝なんかじゃありません。 ~選手権決勝トーナメント(R-16)

2010-10-31 21:04:24 | 高校・ユースサッカー
 
 お久しぶりです。

 台風一過とはいきませんでしたが、曇り空ながら試合終了まで雨にあたらずに観戦することができました。しかし、昨日降った雨の影響で選手がキック・スライディングする度に人工芝から水飛沫があがりスリッピーで、ピッチコンディションは良い状態ではなかったと思います。

ワイルドカードで決勝トーナメントに勝ち上がってきた聖望学園。4-1。結果だけ見れば楽勝なのかもしれません。でも後半16分に勝ち越すまでは、勝敗の行方はどちらに転ぶかわからないと思っていました。聖望が勝てるチャンスは、先取点をあげ、残り時間をガチガチに守りきって逃げ切ることであったはず。穴熊で堅守されたら点数なんかなかなか入らない。残り時間との戦いになり焦る気持ちで選手が浮き足立ってしまう。上手い選手がたくさんいるチームが勝てる訳ではないところがサッカーの面白いところでもあり怖いところでもあります。








◆埼玉県高校選手権2次予選 決勝トーナメント(R-16)
  日時:平成22年10月31日(日) 14:30   会場:埼玉工業大学
聖望学園
1
1
前半
1
4
武南高校
0
後半
3
得点
前半31分
???(聖望)
前半37分
10河野直登(武南)
後半16分
19山本竜己(武南)
後半23分
9相内竜哉(武南)
後半33分
6橋本開(武南)






前半、予想通りボールキープは武南が圧倒した。
何度も何度も右サイドへ11吉永を9相内を走らせ中央へのクロスによりチャンスを作るが、
ヘッドは枠を捉えられない。ほとんどが相手DFに跳ね返されてしまい入りそうで入らないまま時間が過ぎてゆく。

一方聖望も虎視眈々とチャンスを窺っていた。
8菅野のボールキープ力と左サイドの15斎藤の抉りからチャンスを見いだす。
中盤でマイボールにすると、ほぼノールックで左サイド奥深く蹴りこんで15斎藤を走らせた。
8菅野はサッカーセンスに優れている。じっと武南DFのパスカットを狙っていた。
(実際幾度となくカットされ危険な状態に陥った)


先制点は思っていたとおり聖望。


前半30分(聖望)

 中央の8菅野から左サイドの15斎藤へパスが通る。
15斉藤から再び8菅野に戻し、8菅野がカベになり他の選手の強烈なシュートが
武南ゴールの枠を捉えるが、12GK中村のパンチングにより危うく難を逃れた。
しかし直後のCK、ゴール正面やや遠いところで相手選手の力のないヘッドが
ころころころと武南ゴールへ吸い込まれる。
唖然とする武南選手。見合ったのかファールだと思ったのか、みな時間が止まったように立ちすくんでいた。
なんとも後味の悪い嫌な感じのゴールが決まってしまった。



前半37分(武南)

中央から左サイドの19山本へボールが渡る。
19山本はクロスではなくグランダのパスが10河野に通った。
狙い澄ました10河野のシュートは、ゴール左サイドへ同点ゴールが決まる。


なんともいい時間帯に振り出しに戻してくれました。
ここ一番でやはり頼りになる男である。





後半開始直後から聖望の前線でのチェックが厳しさを増す。
10分くらいまでは、聖望がペースを握っていた。
勝負に出てきたのだ。実際、15番斎藤をフリーにし絶対絶命のピンチだったが、
シュートミスに救われていた。


後半16分(武南)

 タイミングよく9相内が右サイドを突破し深いところまで抉ってからのクロス。
ここに飛び込んで豪快な右足ボレーを叩き込んだのが19山本。
(上の写真)



やっとリードし、気持ちも楽になり動きが良くなる武南イレブン。
逆に攻めざるをえない聖望は、前に出て行き守備も甘くなってきた。



後半23分(武南)

 今度は19山本のスルーから、9相内がDFの裏をとりダメ押し点。
今日はこのコンビが上手く機能していたと思う。
いや、今日の勝利はこの2人の活躍が大きかった。



後半33分(武南)

 CK?からヘディングに強い6橋本が高い打点からダメダメ押し。




--
最後はギャラリーも安心して見ていたが、決して楽勝なんかじゃない。
今日の試合だって危険な香りのする15斎藤を何度もフリーにしてしまった。
くどいようだが、1-1の次の得点で15斎藤のシュートミスがなかったら、
1回戦敗退だったかもしれないのだ。


次の越谷西戦。
今一度褌を締めなおし、危なげない横綱相撲を期待しています。


 頑張れ、武南。



JFAプリンスリーグU-18関東2010

2010-07-11 00:00:00 | 高校・ユースサッカー
<プリンスリーグ最終節 武南 VS レッズユース 7月11日

JFA PRINCE LEAGUE U-18 KANTO 2010
全節終了
Team Area 勝点 得失 順位
FC東京U-18 東京都 29 +14 1
流通経済大学付属柏高校 千葉県 24 +14 2
浦和レッドダイヤモンズユース 埼玉県 20 +11 3
東京ヴェルディユース 東京都 19 +12 4
三菱養和SCユース 東京都 17 +4 5
横浜F・マリノスユース 神奈川県 16 +8 6
ジェフユナイテッド市原・千葉U-18 千葉県 16 0 7
桐光学園高校 神奈川県 15 0 8
市立船橋高校 千葉県 12 -5 9
八千代高校 千葉県 7 -18 10
湘南ベルマーレユース 神奈川県 5 -20 11
武南高校 埼玉県 1 -20 12


◆武南高校試合日程&結果
第 1節4月11日(日)11:00東京ガス深川グランド武南 1-3 FC東京U-18
第 2節4月18日(日)11:00グラスポ(船橋市法典公園)球技場武南 0-2 市立船橋高校
第 3節4月25日(日)11:00流通経済大学付属柏高校G武南 1-3 流通経済大学付属柏高校
第 4節4月29日(祝)13:30埼玉スタジアム第2グラウンド武南 1-5 桐光学園高校
第 5節5月 2日(日)12:00鴻巣市立陸上競技場武南 0-2 湘南ベルマーレユース
第 6節5月 5日(祝)13:30ヴェルディグラウンド武南 1-3 東京ヴェルディユース
第 7節5月 9日(日)13:30埼玉スタジアム第4グラウンド武南 1-2 八千代高校
第 8節5月16日(日)15:00横浜市三ツ沢公園陸上競技場武南 0-0 横浜F・マリノスユース
第 9節5月30日(日)13:30NACK5スタジアム大宮武南 0-1 ジェフユナイテッド市原・千葉U-18
第10節7月 4日(日)13:30流通経済大学付属柏高校G武南 1-3 三菱養和サッカークラブユース
第11節7月11日(日)11:00さいたま市浦和駒場スタジアム武南 0-2 浦和レッドダイヤモンズユース


ホームで痛い痛い4敗目。 ~プリンスリーグ関東2010(第4節)

2010-04-29 22:37:44 | 高校・ユースサッカー
 
 ホームさいたまスタジアムに隣接するサブグランドに迎える高校チームとの3連戦目は昨年1部リーグ5位神奈川の強豪桐光学園。前出身チームを見るとやはりマリノスJYが大半を占めているようだ。お日様は顔をのぞかせていたけれど思った以上に風が強い。試合への影響が心配されたが第一試合を見た限りで問題なしと感じていた。でも、その環境下で上手な戦い方をしたアウェーの桐光学園が前半で勝負を決めてしまった。

例年通りで行けば1部残留のボーダーラインはおそらく12~14だと思われる。ということは最低4勝は欲しいところだが、今日負けてしまい残りは7試合。ベルマーレ、ヴェルディ、マリノス、八千代、ジェフ、養和、レッズを相手に4勝はいかにもキツい。それだけに1部で下位にいるもの同士の星の潰しあいでの敗戦は本当に本当に痛かった。





◆プリンスリーグ関東2010(第4節)
  日時:平成22年4月29日(祝) 13:30   会場:埼玉スタジアム第2グラウンド
武南高校
1
1
前半
4
5
桐光学園高校
0
後半
1
得点
前半 8分
9菅原慶人(桐光)
前半11分
10山田諒太郎(24吉永和真)(武南)
前半12分
7岩浪晃大(桐光)
前半33分
8篠崎拓也(2館坂信也)(桐光)
前半40分
8篠崎拓也(桐光)
後半45+2分
12坂本颯(8篠崎拓也(桐光)







コイントス後に両チームの選手がサイド入れ替わった。
桐光が風上、武南が風下ということはコイントスに勝ったのはおそらく桐光。

序盤からホームのように溌剌とピッチを駆け回るのはアウェーの桐光。
ボールへの集散、ヨセが異常に速く、武南のパスを自由に蹴らせず微妙に狂わせる。

武南GKのゴールキックが大きく風に吹き戻され、ハーフウェーを超えることができない。
止むを得ず、DFラインからのパスでの組み立てはしっかり桐光の選手は狙っていた。
それに桐光には、こんなときこそ威力を倍にするような、2館坂のロングスローという武器があった。
コーナーキックにも見劣りしないようなゴールファーまで届くような超ロングスローを。



前半 8分

 桐光右サイド奥からのクロスに対し、GKがファンブルしたボールに9菅原が反応。
なんとも簡単に呆気なくゴールネットに突き刺さる。


しかし、武南もすぐに反撃、待望の選手のゴールが生まれた。


前半11分

24吉永が中央やや右にてボールを受ける。
吉永が受け取る前に、10山田諒太郎がPKエリア中央から右に流れてボール呼ぶ。
2人の呼吸で見事なスルーパスが通り、ゴール右角度のないところからファーの
ゴール左サイドネットに山田が放り込んだ。



欲しかったエース10番の一撃で活気付いたが、すぐその1分後だった。
山田のゴールを無意味なものにしてしまう。


前半12分

 右45度フリーキック。(このFKもロングスローからが起点)
ゴール前でのこぼれ球を 7岩浪がいとも簡単にゴールしてしまう。


ここからは、草サッカー気味の展開。
テクニックは桐光の方がしっかりしてた。
こんな強風な時の風下では、短くパスを繋いだりドリブルが鉄則なはず。
でも、DFラインからのロングパスが多く桐光をだいぶん楽にしていた。


前半33分

 長いパスが右サイド奥の2館坂に簡単に通させてしまう。
2館坂からの正確なクロスに 8篠崎拓也が飛び込む。



前半40分
 
 前半終了間際にの追加点を与えてしまう。
GKのファンブル反応したのはまたしても8篠崎。





後半に入っても風が止むことはなかったが、風上の武南が有利な展開とはならなかった。
同じ条件だったので風が理由でないことはわかった。ましてやホームさいたま。
ワンタッチでパスを繋ぐこともあったが、3回目くらいで正確さを欠き相手ボールにしてしまう。
やっぱり相手の守備がよかったのでしょうね。運動量がすごいと思いました。

後半もいい形を作っていた桐光。
41分には、右サイドの突破に体を張ったプレーした武南DFが2枚目の黄札で退場。

そして、

後半45+2分

8篠崎からのクロスに合わせた12坂本颯がダメ押しの1点。





1点の重さ。

華麗にショートパスを繋いでゴールにパスしたゴールも、
ロングボールからゴール前混戦で泥臭くねじ込んでも同じ1点です。

1点を取ることは大変だけど、1点を失うことは本当に簡単です。