埼玉新聞ニュース 2006年12月26日(火)
(文、写真とも埼玉新聞提供)
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武南、本番へ勢い 全国高校サッカー
練習試合で6-1の圧勝
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サッカーの第85回全国高校選手権(30日―1月8日・埼玉スほか)に出場する埼玉代表の武南は25日、埼玉スタジアム第2グラウンドで青森代表の青森山田と大会前最後の練習試合を行い、6―1で大勝。本番へ勢いをつけた。武南は大会出場校と計5試合戦った練習試合を4勝1分けの好成績で終えた。
主力メンバー同士で臨んだ一戦は、武南が前半3分、苗代、松永とつないで浜田が先制ゴール。後半3分に松永のパスから苗代が2点目を奪うと、同8分にはゴール前でショートパスをつないで抜け出した田中優が試合を決める3点目をけり込んだ。
その後も攻撃の手を緩めず18分に松永、20分には浜田が追加点。27分に1点を返されたが、28分にすかさず松永が奪い返した。
武南は31日の1回戦で、四日市中央工(三重)と対戦する(12時10分・埼玉ス)。
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調子上向きの“暴れ馬”松永
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武南の“暴れ馬”松永がこの日2ゴール。本番へ向けて調子は上向きだ。
後半18分に、重量感あるドリブル突破からゴールを奪うと、同28分には苗代からのスルーパスでDFラインを突破し豪快に決めた。「前半は駄目だったけど、後半に2点も取れてよかった。調子は悪くないです」と笑顔を見せた。
埼玉大会では計7ゴールを奪って得点王に輝いた。大会前の練習試合も5得点を記録。攻撃力のあるチームだけに、ストライカーの得点力が全国大会でも鍵を握る。「1試合1得点を目標にしたい。チームもこの調子を維持して、いい雰囲気で大会に入りたい」と、力強く抱負を語った。
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「あとは精神面だけ」 好結果に高まる期待
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31日の四日市中央工との初戦へ、武南がいい仕上がりを見せている。大会前最後の練習試合となったこの日、高校総体と全日本ユースでともに16強入りした青森山田に大量6ゴールを奪って圧勝。大山監督は「まあ、こんなものでしょう」と本音は語らなかったが、手応えを十分感じているはずだ。
前半立ち上がり3分、ゴール前で苗代から松永へつなぎ、折り返しを浜田が詰めて先制。その後は青森山田に中盤を支配される時間帯があったが、しっかりとした守備でしのぐと、後半8分にショートパスを数本つないでから、ボランチの田中優がゴール前に抜け出して3点目。これぞ武南という形で主導権を奪い返した。
あとは反撃のため前のめりになった相手の浅いDFラインをスルーパスで次々と破りゴールラッシュ。守っては、相手のブラジル人留学生フランクの個人技で奪われた1失点に抑えた。
代表校と5試合行った練習試合は4勝1分けで12得点、3失点。練習試合とは言え、しっかりと結果を出せているのは実力が付いてきている証拠だ。5試合でチーム最多の6ゴールをマークした苗代は「練習試合ではあるけれど、1度も負けなかったので自信になる」と表情は明るい。
初戦まで1週間を切った。大山監督は「大会に合わせて、あとは気持ちを高めていくだけ」と話し、ゲーム主将の藤沼も「最後は精神的な部分を高めたい」と言葉が重なった。四中工、全日本ユースを制した滝川二(兵庫)ら強豪ぞろいのブロックだが、武南にも勝ち抜く可能性は十分ある。
桐光学園(神奈川)6-2○
星稜 (石川) 2-0○
八千代 (千葉) 4-0○
鹿島学園(茨城) 0-0△
青森山田(青森) 6-1○
4勝0敗1分
地元、埼玉新聞の提灯記事かも知れないが武南、好調ですね。
いくら練習試合とはいえ、強豪相手にこの結果は期待を抱かされる。
本当に、本当に31日(日)が待ち遠しくて仕方ありません。
いよいよ明後日です。
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