書こう書こうと思っていたら とっくに旬は過ぎちゃったきらいはあるけれど。。
↓おさらい(是非こちらも)
・理不尽 [2007-04-09]
・遠くに霞む北京五輪 福見友子よ望みを捨てるな [2008-02-13]
・柔道ニッポン復活か どう読むルール改正 [2008-03-08]
8月26日 オランダで開催された世界選手権において悲願の金メダルを獲得した福見友子(24)。実は福見とって初出場の大会であるが、前回の世界選手権選考から北京五輪選考へと続く日本柔道女王争いで谷亮子の後塵を拝することになった苦い苦い経験がある。
今年4月 世界選手権の日本代表を決める最終選考会も兼ねている全日本選抜体重別選手権に谷亮子不在の中、優勝を果たした福見友子。(谷は第2子出産準備) 谷を破り世界女王になった訳ではないので手放しで喜べない部分もあるのは福見本人だって重々承知のことである。
福見にとって長い間トラウマとなってしまった「実績」の2文字。日本で谷を破っても世界大会での実績がない。「実績」ではもちろん谷が上回る。選考委員の考えでは「谷キラーで外国人選手に弱い福見」より「福見には弱いが外国人選手に実績のある谷」を推したのも必然だったかもしれない。今冷静に考えたらね・・・。
世界柔道選手権大会 女子48kg級決勝
決勝も優勝候補であり谷亮子のライバルでもあるフランスのジョシネを破って
勝ち上がってきたブランコ(スペイン)に優勢勝ちをおさめた。
しかも5試合で1ポイントも失わない完勝である。
「実績」に屈した福見友子が掴んだ、柔道世界選手権優勝という「実績」。
この記事を目にした時は涙が出るほどうれしかった。(実際読む度に泣いていますが...)
一度どん底を味わった福見。どうやら敵は相手ではなく自分の心の中にあったようです。
柔道ルール改正もニッポン柔道に追い風となっているようです。
基本路線は「ポイントJUDO」から「一本柔道」への方向転換。
◆「効果」の廃止 (2008.11)
◆「タックル」の禁止 (2009.10)
来年9月東京で開催される世界選手権には、今回産休で欠場した谷も復帰してくるはず。
でも、目標は3年後のロンドン五輪に一直線。
福見のキャッチコピーが
『YAWARAに2度勝った女』
じゃ、あまりにも悲しすぎる。
これからの主役はあなたなのだから