@『豪ワーホリに日本の若者殺到 工場で月50万円稼ぎ描く夢』日経新聞記事。日本への海外からの特殊技能者枠を広げるなどあるが、この円安では日本へ「出稼ぎ」に来る人材は乏しい。(日本の政策は時代遅れ)それよりも日本人の若者には是非海外での仕事・研修を奨励したい。給与もさることながら労働環境・条件、効率的な仕事の仕組み、仕事人間関係など学ぶことは多いはずだ。(日本の古臭い社会風習からの解放を経験する)
@明治からの「貴族」、江戸時代は元下級武士、もしくは百姓だったのかもしれない見かけだけの位に疑問を持ち、それが心身共に崩壊していく様の小説だ。アヘン、麻薬中毒で悩んだ弟の生き様、離婚から半生を母の介護で過ごし自分の思いを我慢してきた姉、小説にある「今の世の中で一番美しいのは犠牲者です」と言う言葉が印象に残る。
『斜陽』太宰治
「概要」没落していくある貴族の家庭を描いた太宰治の代表作の一つ。「人間は恋と革命のために生まれてきたのだ」いつまでも悲しみに沈んではおられない。かず子は戦闘を開始する。「斜陽族」という意味の言葉を生みだすほどの影響力があった作品。
ー貴族という家庭に生まれた運命を背負った姉と弟が必死に生きようとする様の小説。それは、外観だけの裕福な家庭と思わせる生活であり、実際は落ちぶれ生活がやっとできる状態から逃れようとする。麻薬中毒で破滅寸前の弟はいつもお金をねだりに母の元に来る、離婚し母の看病をしながらの生活はどん底を迎え、自分の思いを断念する。
ー母の死後、姉は昔からの思い描く男性を求めて手紙を書き、最後には変わり果てたその男性を見た時の想いは全く変わってしまった。だがその人の子だけはと一途の生きがいを見つけた。