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「他人の幸せの為」の行い『市松師匠幕末ロマン黒髪』

2024-01-15 11:57:27 | 人生を「生かす」には
人の為、世の為、自分を犠牲にして他人を助けたい気持ちで師匠市松が動く。自分の幸せよりも他人の幸せを、自分にできなかった夫婦の幸せを復活させたい気持ちが行動に出る。現代、そんな政治家はいるだろうか、誰もが「保身」「自己主義」ばかりに見える日本の政治はこのままでは続かない。
『市松師匠幕末ロマン黒髪』坂井希久子
「概要」駕籠屋「瓢屋」の三女であるおりんには三味線で身を立てるという密かな夢があった。そのために師事する市松師匠は腕前はもちろん、その名の通り人形のように白く整った顔をした絶世の美女で、おりんの憧れの的。だが、ある日の稽古帰り、忘れ物を取りに稽古場へ戻ったおりんは想像だにしない事態を目にする……。
師匠市松は三味線の師匠であり、肌の美しい女体のような人。だがある日、習い事を学ぶ瓢屋のおりんに市松の正体(陰間)がばれる。ところがおりんは三味線が上手くなりたいがために沈黙し他人には話さないと約束する。それは、おりんの姉が嫁いだが出戻りとなったことだ。
ー市松がその理由を探索、解決しようと姉の嫁いだ旦那の遊びの店に芸妓なりすまし動きだす。すると「本店を乗っ取る」というその旦那にあい、懲らしめる行動に出る