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騙されるは「考えず成り行きに任せる風潮」の所為『ダマすプレゼンのしくみ』

2021-08-21 07:54:39 | 経営・リーダーシップに必要な事
最近「騙される」現象が多くなった理由は「人々が考えなくなった」ことである。注意深く物事を考えず成り行きに任せる風潮が世の中に蔓延している所為だ。短文、簡潔文をテキパキ処理する、は聞こえは良いが真剣さが不足し世の中の「認知バイアス」(誤った判断を下してしまう)ことにあることは間違いない。参考の為に社会心理学「認知バイアス」一覧表は
『ダマすプレゼンのしくみ』Kanata
ープレゼンテーションの特徴・要点
    要点をまとめて相手に伝えるー信用できる材料を使う・話す要点を3つに絞る
    メラビアン法則=視覚55%・聴覚38%・言語7%
    ゴールデンサークル理論=Why(なぜ)・How(どのように)・What(何を)
    表題(結論)は単純・1ページ1分目安
    最後のページには「まとめ」「関連情報」「補足資料」とする
認知バイアス(先入観・固定概念・過去の経験・利害関係)
    確証バイアス=都合の良い情報ばかり集め、悪い情報は無視
    ハロー効果=目立つ特徴に影響され他も同じように評価してしまう
    バンドワゴン効果=多数の使徒からの支持を信じてしまう
    フレミング効果=言葉表現を変えることで変化する効果
    コントラスト効果=比較対象で評価が変わること
     色彩=3色(ベースカラー7割・メインカラー25%・アクセントカラー5%)
    ネガティビティバイアス=ネガティブ情報はポジティブ情報より注意を引く
ー騙されやすい数値    
    数値の切り捨て・切り上げ・四捨五入 (2,000と1,980円)
    平均値・中央値・最頻値(給与平均値560、中央値440、最頻値300~400)
    抽象表現・統計数値表現(情報の出所・アンケート情報の出所・調査数値・対象)
ー騙すグラフ・写真
    3D (色彩の心理効果=膨張色(明るい暖かい色)vs 収縮色(暗い冷たい色)
    グラフ軸数値・割合変換・集計値・圧縮効果・都合の良い部分だけを切り取り
ー騙す話術
    質問を交わす話術
     仰る通り・良い質問です・アドバイスありがとう・今後の課題と認識している
    コールドリーディング
     心の中を読むと思わせる話術=悩んでいますね、苦労していますね、疲れていますね
    ソーシャルエンジニアリング(なりすまし的話術)
ー騙すストーリー
    事実に注目させない(都合の悪い情報を無視)
    盲目的に信用させる・不安を煽る
    ダブルバインド効果(選択してほしくない選択肢をあらかじめ除いておく)
    現状維持バイアス(変えたときのコストやリスクを強調する)
ー騙されないためには
    怪しいサインを見つけ疑うこと(数値・出所・見た目)
    専門的な知識(専門用語を多く使い煙に巻く)バイアスを乗り越える
ー参考となる資料
    学術論文の構成(題名・要旨・問題提起・研究方法・結果・考察・結論・引用)
Amazon社のプレゼンを禁止にしている理由
    重要な計画や決定は数値や理論を根拠にすべき(見た目・話術ではない)    
資料  認知バイアス一覧