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多くの科学者から「真似る」術がある『天才科学者はこう考える』

2021-01-30 07:48:00 | 世界の動きから見えるもの
「読むと物の見方、考え方が変わる」「書いてあることを実践」しなくとも知識の詰まった、経験・実験した著名人がいう言葉には意味深いものが隠されていた。「見えないものが見え始める」効果の書籍とでも言えよう。事実から想像し、新たな発想が生まれる、まさに「読むだけで頭が良くなる視点」を与えてくれる。これからの世界は今までの進化した以上に速度を増し変化すると言う。科学・テクノロジーの世界が人間の思考・創造力を高めていく。それには好奇心を持って新しいことに挑戦することが必須だ。多くを学ぶことよりも深い理解力・解決力が今後必要だと言うことだ。教育に関して、今後教師はもっと生徒自身が好奇心を持てる内容と工夫、さらに実験・体験をさせる必要があるだろう。
『天才科学者はこう考える』ジョン・ブロックマン
世界を指導する研究者や思想家たちが何を考えているかを人間性を見る書籍 見慣れている世界から違った世界を見る場合、その使徒の心、感情が違いより深く理解できる
・マーティン・リース(宇宙物理学者)人類はこれから急激に進化する
    太陽の誕生は約46億年前、燃料が尽きるまで60億年
    遺伝子操作や人工知能の発達で進化が急激に伸びる
・P・マイヤーズ(生物学者)人類も地球も全て偶然の産物
    生物学を学ぶにはまず基本的な代数学が必要(確率・統計など)
    凡庸性の原理(あなたは特別ではない)という<>科学の妨げとなる
・クレイグ・ベンター(ゲノムサイエンティスト)地球に似た惑星は数十万ある
    微生物の存在(人間の身体の内外には100兆くらいの微生物がいる)
    人間は微生物で生かされている 微生物は遺伝子組み換えで進化している
・マックス・テグマーク(物理学者)
    教育に必要なものは人間関係、健康維持、避妊、時間管理、批判的思考
    教師は科学的な生活を送るように生徒を促すこと、好奇心を刺激し学ぶ意欲を高める
    科学的思考とは例として消費者のアンケート意見を強く印象に残るものにすること
・ロジャー・シャンク(心理学者・科学者)正しい判断を下すための実験思考
    実験を日常生活にも活用し正しい推論をする方法を教えること
・ティモ・ハネー(サイエンティスト)客観的な意思決定には対照実験
    直感に反しているものを実験して見ることで思いこみやヤンケン、想像力の欠如から開放    
・ジョン・トウービーマン(進化心理学者)因果関係を理解することで世界は平和になる
    人間の脳は「道徳戦争」情け容赦ないゼロサムゲームを適応する
・デイビッド・マイヤーズ(社会心理学者)90%の人が自分を平均以上だと考える
・ジェラルド・スモールバーグ(神経学者)過去の経験が思考を左右する
    バイアス(事前に生じた食感、感情、考えなど)で注意を集中させることができる
    私たちの思考にバイアスが必ず影響を与えている
・カルロ・ロベッリ(物理学者)「確信のない結論」の方が信頼できる
    科学者は常に懐疑に対して扉を開けておくこと
・ローレンス・クラウス(物理学者)不確実性を無視した数値は全て無意味
・オーブリー・デグレイ(老年学者)未知への恐れ
    リスクはあっても、変化を受け入れた方が長期的には生活の質が向上、定命を伸ばす
・スティーブン・ピンカー(心理学者)ゼロサムゲームは人を不幸にする
    口論はあえて負けた方が得
・ロジャー・ハイフィールド(編集者)他者と協調すると生存競争に有利になる
    協調により人は自らを進化させることができる
・ディラン・エバンス(心理学教授)分業と交換は常に利益になる
    比較優位の原則から分業、交換の方が利益になる
・ジャイソン・ツバイク(コラムニスト)創造性は意図的に高められる
    創造性を高めるには環境の多様性と意識して様々n種類の物事を学ぶようにする
・レベッカ・ゴールドスタイン(哲学者)仮説が複数ある場合はどれを選ぶか
    最も平凡な仮説を採用すべき
・ニコラス・カー(著者)認知的負荷(記憶容量に限界がある)
    情報が多すぎると理解度が下がる(ジョージ・ミラー 短期記憶は7つまで)
    短期記憶はせいぜい3つから4つ(学習効果)
・ハンス・ウルリッヒ(キュレーター)人の創造性を刺激するように提供する人
    元は博物館、美術館で入れるものを選ぶ人
    価値をあたらに創造し交換し合える
・ジャームス・オドネル(古典学者)あらゆるものは必ず変化する
    平凡な日常を送っていると万物は流転していると言われても実感がなくなる
・ダグラス・ケンリック(社会心理学者)イタリアは身振り手振りが大袈裟になる
・アンディー・クラーク(哲学者)ありのまま世界を見ることができない
    人は未来の予測に合わせて現実を修正する
    「木を見てから森を見るのではなく、森を見てから木を見る」のが私たちの現状
    人間が行動を起こすのは、現実を予測に合わせるためだ
・ドナルド・ホフマン(認知科学者)有用でない感覚情報は隠される
    最初に魅力的だと思った感情はその人との交配によって子孫を残せる確率が高い意味
・バリー・スミス(BBC司会者)バニラの香りを嗅ぐと甘みを感じるのは何故か
    臭覚を失った人は鬱になりやすい(臭覚を失った人は食べ物の味が判らない)
    味のほとんどの部分は口腔香気、臭覚によって生じる
・アダム・オルター(心理学者)赤いシャツを着ると魅力的に見える)
    赤色のシャツは男性にとっても魅力的に見える
    晴れの日よりも雨の日の方が記憶が正確になる
    温かいコーヒーカップを持っている人は知らない人を見ると第一印象がよく見える
    アメリカ人に対して国旗を見せることも同じ態度が好意的になる
・ジェファニー・ジャケ(環境学学者)人間にはあらゆる種の生物を絶命させる力がある
    哺乳類の4種に1種が絶命の危機
    キーストーン(生き残れる種別)
・ジャロン・ラニアー(サイエンティスト)情報はただ伝達するだけでは必ず歪む
    伝言ゲームと同じ原理(翻訳でも人種によって翻訳が異なる)
・クレイ・シャーキー(社会学者)平均値をとっても意味がない
    パレート分布(わずかな人々で大半を占める・世界の富)
・ジェイ・ローゼン(ジャーナリズム教授)厄介な問題はどのように解くか
    厄介な問題を解くにはクリエイティブな人、実利を重んじる人、柔軟な考えや対応ができる人他者と協力して物事にあたる人が求められる
・アラン・アンダーソン(コンサルタント)人間は危機が差し迫らないと行動を起こさない
    規則は災害が起きてから作られる
    人が目を覚ますのは、目の前に危機が迫った時
・ヘレン・フィッシャー(研究員)3つ子の魂百までは正しい
    頑固な人、秩序ある人、人当たりのいい人は男女問わずいつまでも変わらない
・ジェフェリー・ミラー(心理学教授)正常と異常の間に明確な線引きはない
    パーソナリティ5:開放性、誠実性、社交性、協調性、感情の安定性で構成される
    精神疾患とはその特性が高低する状態
・アンドリアーン・クライエ(新聞記者)認知能力を磨くには音楽
    認知能力を向上させるにはフリージャスが打って付け(拍子12音)
    認知のみならず知性、コミュニケーション能力を見出す力がある    
・デイビッド・ローワン(編集者)個人データを使って自己発見する時代
    パーソナルデータマイニング(ユーザ本人の個人データを分析提案する)
    どんな気分なのか、効率性を改善させたりでき、健康の増進、直感・感情的に理解できる
    自らの学力的な弱みや創造性に関する強みなどを明らかにできる
・ティモシー・テイラー(考古学者)テクノロジーが人間らしく進化する道を切り拓いた
    自らの創造性を抽象化し、実在する道具を思考のメカニズムに変化でき自分の物にできる
・エフゲニー・モロゾフ(編集者)人は過去の成功体験に固守する
    それをアインシュテルング効果という
    認知対象(目の前の問題)が広がるほど過去の解決策に頼る傾向がある
・ジョシュア・グリーン(認知神経科学者)科学と尋問学は共存できるか
    同一の世界が2つあるとそれらに対する理解が全く同じになる 愛・復習、美・残虐性
・ビクトリア・ストツデン(法情報研究者)スケールが変わると直感が働かない(スケール移転)