@「勉強」とは「教える」ことに繋がる。「理解している状態」から「知っている状態」にするには行動に移す事、それが「教える」という。現代の評論家の多くは「理解している」人々で、実際に自ら行動を起こし実践した経験がない人が多い。知識を役に立つようにするには行動する事だというのがこの書。最近の調査資料等も安易に集めた「収集資料」だけであまり信憑性がなく、どこまでが本当の数値なのか疑わしい時代となっている。「自分だけが」「我々だけが」「この国だけが」という考え方では世間は、世界はうまく動くはずがない。ではどうすればいいのか。『I』より『WE』、『WE』より『ALL』で物事を考えたいものだが、ネットの社会では個々の意見の尊重(発言力の強大化)など非常に難しい。だが、今後『AI』によるコンピュータ判断が多数決を決断する段階になると筆者は見ている。
「BookData出典」格闘家から作家へ。変幻自在のトリックスター・須藤元気が、“幸せに生きるヒント”を大公開。「自分をポジティブに変える近道は、プラス思考の人たちの中に身を置くこと」「無理をして失敗するよりは、少し楽にして続けたほうがいい」―自分を見失いそうになったとき、読めば心が軽くなる。哲学に笑いを交えた未だかつてない名エッセイ。
『メモ』
- 学びの基本は「守・破・離」 (守り・破壊・離れる)、行きずまったら「離れて呼吸を置く」(違うことをして楽しむ)
- 「勉強」とは、物事を変革するための道具。 勉強したことを生かして「行動」を起すことが必要。「理解している」状態から行動して「知っている」状態に移行することが大切。よって「教える事は最大の学び」となることを知る事。
- 「ラテラル・マーケティング」とは水平思考の考え方で新商品を作るときに考える事。今までの市場・客層のニーズとはあえて違った・ギャップを拾い上げる事。「新しい発想は、大抵常識の枠の外にある」
- 自分を上達させるためには自分より上の人と一緒にいる事。「自分をポジティブに変える近道は、プラス思考の人たちの中に身を置く事」。いい人間関係とは、奪い合いではなく、与え合いです。
- 「成功は人のおかげ、失敗は自分の所為」と考えると人間関係がうまく生き、心の軽やかでいられる。 「誠実さ」で人間としての魅力を増す
- 「時間の伸び縮み」嫌な時間から好きな時間へと切り替える「自分が好きなことをやりながら生きているかどうか」確認し記録してみる事
- 成功を手にするには「I」より「WE」で物事を考えること。明治維新、自信が無く身分の低かった政府要職者に大久保利通がさせた事は、立派な礼服を着させ、馬車に乗せ、街を一周させた。(民衆の目と本人たちのその気にさせる技)
- 勝負の勝敗は「極めの集中力」(力みを無くし集中する)。力みがないことでのリラックス効果も得られる
- 「〜たら、〜れば、〜けれども」を使いすぎないこと。
- 「プラシーボ効果」とは医者から「よく効く薬」だと言い聞かせ、気をコントロールすること(病は気から)
- 「セルフハンディーキャップの設定」とは負けた時などの言い訳を用意
- 「シンクロニシティ」とは偶然の一致=奇遇・奇跡