血統徒然草

サラブレッドの能力を血統面から考察する我儘・自分勝手なブログ

レッドディザイア

2009-10-20 13:56:51 | 06年生
レッドディザイア(マンハッタンカフェ×グレイトサンライズ-Caerleon)牝・06生

主:6 結:5 土:1 弱:5 影:2 質[近]:3 質[遠]:4 SP:2 ST:4 特:1(主導牝馬クロス)
合計:32+1点 クラス:2B 芝:10~12F ダ:9~10F
日本適性:□ 成長力:○ 成長型:普通 馬場適性:芝 重馬場適性:□

 09年:秋華賞

 主導はAlmahmoud5×6・6の系列クロスで、比較的明瞭な主導に見えるが、Hail to Reason4×5・6、Princequillo7×5もクロスしたため、主導としては不明瞭になった。

 しかしながら、Hail to Reasonによって結合のアシストを受けているのは見てとれる。更に、PrincequilloがPrince Rose8・8×6・8を伴い、血統の奥にもSir Gallahad(=Bull Dog)・Man o'War等、スタミナ面にはかなりの良さがあり、牝馬としてはかなり重厚。

 その為、距離は伸びたほうが良いタイプだろうが、土台構造の弱さ(父マンハッタンカフェに大きく由来するが)からくる不安定さには注意が必要だと考えられる。

 また、スピード面に関しては、これといった決め手をもったタイプではなく、質の高いスタミナを利して底力で勝負するのが最も向いていると考えられる。これが、かなり似かよった血統を持つブエナビスタとの大きな相違点だろうか。

 ただし、ことスタミナ面においてはライバルである、ブエナビスタを超えるものを持ち、12Fは問題なくこなせる。これは大きなセールスポイントで、本来は開花しにくい血統に見える(スタミナ優位かつ、世代の問題が比較的大きい為)。陣営の手腕は評価されてしかるべきだろう。

秋華賞(レッドディザイア)

2009-10-20 13:28:38 | 2009年GⅠ勝ち馬
レッドディザイア(マンハッタンカフェ×グレイトサンライズ-Caerleon)牝・06生

主:6 結:5 土:1 弱:5 影:2 質[近]:3 質[遠]:4 SP:2 ST:4 特:1(主導牝馬クロス)
合計:32+1点 クラス:2B 芝:10~12F ダ:9~10F
日本適性:□ 成長力:○ 成長型:普通 馬場適性:芝 重馬場適性:□

 09年:秋華賞

 主導はAlmahmoud5×6・6の系列クロスで、比較的明瞭な主導に見えるが、Hail to Reason4×5・6、Princequillo7×5もクロスしたため、主導としては不明瞭になった。

 しかしながら、Hail to Reasonによって結合のアシストを受けているのは見てとれる。更に、PrincequilloがPrince Rose8・8×6・8を伴い、血統の奥にもSir Gallahad(=Bull Dog)・Man o'War等、スタミナ面にはかなりの良さがあり、牝馬としてはかなり重厚。

 その為、距離は伸びたほうが良いタイプだろうが、土台構造の弱さ(父マンハッタンカフェに大きく由来するが)からくる不安定さには注意が必要だと考えられる。

 また、スピード面に関しては、これといった決め手をもったタイプではなく、質の高いスタミナを利して底力で勝負するのが最も向いていると考えられる。これが、かなり似かよった血統を持つブエナビスタとの大きな相違点だろうか。

 ただし、ことスタミナ面においてはライバルである、ブエナビスタを超えるものを持ち、12Fは問題なくこなせる。これは大きなセールスポイントで、本来は開花しにくい血統に見える(スタミナ優位かつ、世代の問題が比較的大きい為)。陣営の手腕は評価されてしかるべきだろう。

スプリンターズステークス(ローレルゲレイロ)

2009-10-20 13:17:29 | 2009年GⅠ勝ち馬
ローレルゲレイロ(キングヘイロー×ビッグテンビー-テンビー)牡・04生

主:4 結:3 土:4 弱:2 影:2 質[近]:1 質[遠]:3 SP:3 ST:3
合計:25点 クラス:3C 芝:8~10F ダ:7~9F
日本適性:□ 成長力:□ 成長型:遅め 馬場適性:兼用 重馬場適性:□

 09年:高松宮記念・スプリンターズステークス

 ローレルゲレイロは血統の前面でクロスを多用する、キングヘイローらしいと言える配合形態になっている。

 Turn-toを伴う、Hail to Reason4×6。Almahmoud・Nearco・Native Dancer・Hyperionを生かしたNorthern Dancer4×5・6。系列クロスを形成しているBuckpasser5×6。これだけのクロスを前面で多用しているにも関わらず、父内Pago Pago・Barraに弱点を抱え、決して褒められた配合では無い。

 また上記のクロス達は結合こそしているものの、9~10代目で結合を完了している為、決して強固とは言い難い。

 しかし、全く見所がない訳ではなく、主導と目されるHail to Reasonは血の集合力こそ弱いものの、Pharosが22ヶで土台構造を形成し、血統全体を底支えしているのは見てとれる。これが、ローレルゲレイロの能力の源泉だといえるかもしれない。

 ただし、総合的に見ると決して優駿のそれだと回答をするのは躊躇いを感じる血統だと言えるだろう。