スティルゴールド(フジキセキ×カーラパワー-Caerleon)牡・07生
主:5 結:5 土:2 弱:5 影:3 質[近]:3 質[遠]:4 SP:3 ST:5 特:1(主導牝馬クロス)
合計:35+1点 クラス:3B 芝:9~15F ダ:8~11F
日本適性:△ 成長力:○ 成長型:遅め 馬場適性:芝 重馬場適性:□
スティルゴールドは血統の前面で、Almahmoud5×6を作成し主導とした配合。次いでMilan Mill5×5をほぼ系列クロスにし、血の集合はかなり不明瞭で主導としての評価はいまひとつだろう。更に、単一クロスではあるもののHail to Reason4×5のクロスも生じている。
この事からも簡潔に解るが、Hail to Reasonが単一クロスで影響が弱く、結合面をアシストをしてはいるものの、当馬の配合における最大の問題点は、個々の主張の強い血脈を主導たるAlmahmoudがまとめきれなかった点である事は疑いようが無いだろう。
したがって、これだけでは決して評価しようがない血統構成であるが、スティルゴールドの最大の長所は、その問題点と背反の関係にあると言える。つまり、前述したMilan MillがPrincequillo~Prince Roseと継続クロスを形成した点である。本来、Almahmoudを主導とした場合、Princequilloのスタミナを取り込む(結合させる)ことは非常に難しいが、Milan MillがHyperion~Gainsborough~Bayardoを内包しているために、極めて強固とは言い難いものの確実に結合を果たしている(自身の土台構造を形成しているのもGainsboroughであり、その面でもプラスに作用していると考えられる)。この重厚な血脈をスタミナの核とし、フジキセキの産駒としては非常に珍しい中~長距離型の血統を作り上げる事に成功している。
また、父母をはじめサンデーサイレンス、Caerleon~Nijinsky、Shirley Heights~Mill Reefと血統を構成する血の質も高く、成長力・底力共に期待できるが、それだけに日本向きの血統だとは言えない(軽いスピードで、強い影響を持つのはNasrullah(=Malindi)7×6・7・7程度)。
しかし、それでも非常に興味深い血統構成をしているのは間違いなく、距離適性の考察(真性のステイヤーではないものの15F克服可能と判断した)も含め注目に値すると考えている。この、異端児とも言えるフジキセキ産駒の飛躍を期待したい。
主:5 結:5 土:2 弱:5 影:3 質[近]:3 質[遠]:4 SP:3 ST:5 特:1(主導牝馬クロス)
合計:35+1点 クラス:3B 芝:9~15F ダ:8~11F
日本適性:△ 成長力:○ 成長型:遅め 馬場適性:芝 重馬場適性:□
スティルゴールドは血統の前面で、Almahmoud5×6を作成し主導とした配合。次いでMilan Mill5×5をほぼ系列クロスにし、血の集合はかなり不明瞭で主導としての評価はいまひとつだろう。更に、単一クロスではあるもののHail to Reason4×5のクロスも生じている。
この事からも簡潔に解るが、Hail to Reasonが単一クロスで影響が弱く、結合面をアシストをしてはいるものの、当馬の配合における最大の問題点は、個々の主張の強い血脈を主導たるAlmahmoudがまとめきれなかった点である事は疑いようが無いだろう。
したがって、これだけでは決して評価しようがない血統構成であるが、スティルゴールドの最大の長所は、その問題点と背反の関係にあると言える。つまり、前述したMilan MillがPrincequillo~Prince Roseと継続クロスを形成した点である。本来、Almahmoudを主導とした場合、Princequilloのスタミナを取り込む(結合させる)ことは非常に難しいが、Milan MillがHyperion~Gainsborough~Bayardoを内包しているために、極めて強固とは言い難いものの確実に結合を果たしている(自身の土台構造を形成しているのもGainsboroughであり、その面でもプラスに作用していると考えられる)。この重厚な血脈をスタミナの核とし、フジキセキの産駒としては非常に珍しい中~長距離型の血統を作り上げる事に成功している。
また、父母をはじめサンデーサイレンス、Caerleon~Nijinsky、Shirley Heights~Mill Reefと血統を構成する血の質も高く、成長力・底力共に期待できるが、それだけに日本向きの血統だとは言えない(軽いスピードで、強い影響を持つのはNasrullah(=Malindi)7×6・7・7程度)。
しかし、それでも非常に興味深い血統構成をしているのは間違いなく、距離適性の考察(真性のステイヤーではないものの15F克服可能と判断した)も含め注目に値すると考えている。この、異端児とも言えるフジキセキ産駒の飛躍を期待したい。