本を買わなくなってしまった。特に建築関係の本。
私の収入が少ないせいというのは大きな理由であるけれど、読みたいと思う建築関連の本が少なくなってきた...というのもある。
(実務ばかり追っていく生活の中で、建築に夢見る向上心が私の中で減衰しているからでしょうけど。)
そんな折、平凡社が‘住まい学エッセンス’というシリーズの刊行を始めると聞きました。
これは 1987年から2014年まで 積水ハウス「住まいの図書館出版局」から刊行されていた‘住まい学大系’から名著を再刊するという企画らしい。
これを聞いて、我が家にそのシリーズは何冊あったかなぁ...と思って数えてみました。(住まい学大系は103までナンバリングされている刊行本があります。ナンバリングされていないイレギュラーもあったかな?)
15冊ありました。けれども、確か、‘吉阪隆正の方法 浦邸1956’も買って読んだはず。そういえば、読んですぐに前職場の後輩に貸してそのまま帰ってきていないというのを思い出しました。
今、このシリーズの本を買おうとすると中古しかなく、それも品切れかあっても高額古書なのです。
写真の中にある室伏次郎さんの‘埋め込まれた建築’は後から読みたくなって買おうと探して、やっとどこかの図書館からの廃棄本扱い品を古本屋で手に入れた次第。
‘住まい学エッセンス’は住まい学大系以外の建築の名著の再刊、書き下ろしの新作も企画していくそうなので、ちょっと気にしていきたいと考えています。
読みたそうな本が出たら、買って読めるかな?最近は紙の本の値段が高くなっているから、悩むなぁ...。
(今回住まい学エッセンスで刊行される‘中野本町の家’は税込み3300円。私が住まい学大系で買った時は新刊で税抜き2300円でした。税が面倒だけど大体800円位高くなっている。まだ、以前よりは高くはなっているけど文庫本化してもらった方がもっと買えそうなのだけど。学生の時は買えなかった‘空間 機能から様相へ’が岩波の現代文庫で出た時は買いました。そのままの単行本の形で再刊され価格が高かったら買わなかったかも。)
まずは、最寄りの図書館に買ってもらうしかないのかな。いや、なんとか本を考えないでも買えるくらいの収入を得るべきなのだろうなぁ...。