空間設計堂blog(ブログ)

新潟県上越市大潟区の建築設計事務所のブログです。

森の中の小さな教会...案

2024-04-01 15:09:59 | プロジェクト

森の中の小さな教会...です...。(私のパース表現が悪くて森の中には見えませんが、実際、周囲は木々が多い敷地でした...。)

 

昨年の11月から今年2月くらいまで、時間をかけて提案させてもらっていたのですが

残念ながら落選。

 

地元に計画されている教会だったので、なんとか仕事にしたかったのですが

チカラ及ばず。(地元枠である程度の段階まで残してもらっていたようですが、全国の設計事務所相手ではなかなか太刀打ちできなかったというところだったのかな...。)

 

教会を考えるなんて、大学の課題以来でした。

大学の課題なら予算関係なく考えられました(コンクリートの有孔箱体の中に、ミースのようなガラス箱を入れ子に入れて、十字架を宙に浮かせて見せる案でした...)が、今回は厳しかった。(最終選考に残った3案は予算内に納まっているとのこと。私にはそんなことができる知恵がなかった...。)

 

とにかく、地元に良い教会が無事に完成することを祈るしかありません。

 

追記;このブログを書いてから気になって教会のHPを見に行ったら当選案が紹介されていました。

う~ん。当初求められていた雪対策がいつのまにかうやむやになってしまったのかな...とちょっと心配になりました。(なぜに今回、教会を建設するに至ったかの原因が忘れ去られてしまったのかと。)

私も雪国としてはそんなに多く雪が降るところに住んでいるわけではないけど、雪に対して甘いような気が個人的にしました。

冬季に施設を運営するとしたら除雪に相当労力がかかると思われるし、周囲積雪から開口部を守れるかな。

落雪案なのだろうけど、積雪後更に大雪となる場合、実際ある程度高床にしないと屋根雪と建物周囲の積雪がくっ付いて、屋根に雪が留まってしまう恐れがあって

軒先や構造的にあれだけのスパンが跳んでいる木造小屋組が大丈夫なのかなという感じを持ちました。

まあ、私が心配性なだけかもしれませんけど。

(あまり当選案に難癖をつけると、負け犬の遠吠えでみっともないとはわかっているのですが、心配なのです。)

 

 

 

 

 

 

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設計技術者の単価も上がっているけど

2024-04-01 11:38:57 | 建築関係

国土交通省では毎年、設計業務委託等技術者単価 というのを制定して公表しています。

この単価が基になって、全国の市町村は公共事業の設計委託業務の金額を決めているはずなのですけど

この単価の適用が毎年、年度終わりの3月なのです。

これを基に私も業務の見積もりをするので、年度末の頃はどうしようか悩みます。普通の感覚なら年度内はその年度の単価を使うような気がするので。

まあ、年度始まってからの4月適用というのは都合が悪いことがあるのでしょうね。私にはわかりませんが。

 

この単価が平成9年から平成18年まで下がっていたのですけど

平成18年を底に少しづつ上がってきて、平成24年に一旦少し下がったこともありましたけど

今では10年前の平成27年に比べると、1.35倍くらいになっています。大体10年前に比べ日額1万円上がっている感じです。(1日8時間仕事とすれば時間給で1250円上がっていることになります。)

 

国が単価を上げてくれているのは非常にありがたいのですけど

これ、なかなか知られていないので、こちらの設計料見積ではそのまま請求して良いものか非常に悩ましいことになります。

都会の設計事務所なら強気なのかもしれませんが、こちらのような田舎の一人事務所では正直なところそんな請求はできません。

つまり国は上げているつもりでも、そんなに上がっていない、上げられない...というのが実際のところ。

 

世は賃上げムードが出てきていますが、それはニュースなんかで取り上げられてなんとなく世間的にも了承されつつあるからでしょう。

設計の技術者単価の件も、世にもっと知られれば、ありがたいと思うところです。(フリーランスには春闘というのはないですから。)

国が定めた基準の設計料算出と単価でそのまま報酬を頂いていたならば、今頃、軽自動車には乗っていなかったかなぁ。

(多くの依頼から仕事を選べるようなスター建築家だとポルシェに乗ってたりするのですよね...。まあ、それだけ人気があり、需要があるからで、私とは雲泥のチカラの差があるからですけど...。)

 

 

 

 

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毎年のこと2...やっと終えた

2024-03-13 14:00:22 | 趣味その他

ちょうど1か月前に書いたブログ記事‘毎年のこと’に記しましたが

やらねばいけなかった確定申告書類を商工会にやっと出してきました...。

 

意外に時間がかかってしまいました。

帳簿整理は割とスムーズにまとめられたと思ったのですが(ここ最近の傾向として、お金の出入りが少なく、整理しないといけない領収書が少ないので帳簿に入力する時間はそうでもないのです。お金の出入り、特に入りが少ないのは本当に困ったものなのですが)

今回、10年乗ったNBOXを4年落ちの中古車NWGNに乗り換えしたため、その帳簿整理と申告書類整理に時間がかかってしまいました...。

 

NBOXに乗り換えた時はまだ白色申告だったこともあり、商工会の人に言われたように書類を手書き作成すれば良かったのですが

この10年の間に仕事的に良かった時期がちょっとだけあって、その時に青色申告に変えたものですから

今は、自分で会計ソフトを使って帳簿をちゃんと整理し、そのソフトで申告書類を作成するまで行います。

それで、その会計ソフトにおいて、ちょっとでも入力ミスがあると全然おかしな書類ができてしまうのです。(まあ、入力ミスというよりも、これはどういう項目処理するかの知識がないのが原因なわけですが。)

今回は車の乗り換えに関しての入力が上手く処理できませんでした。

 

車の乗り換えは減価償却に関わってくるので、かなり重要。つまり、会計ソフトでも扱いが特殊になっています。

帳簿からの流れと、固定資産管理の流れがあって、車に関するこの流れが合致しないため、当初、おかしな申告書類が出来上がってしまっていました。(会計ソフトから合っていないという注意がでてきます。)

どうしてそうなるかわからなかったのですが、なんとかネットから車の乗り換えに関する帳簿の付け方の情報を入手し、やっと会計ソフトから注意がでない申告書が作成できました。(ここまでで相当時間がかかりました。)

 

そして、本日、午前中に商工会に申告書を持っていったところ、前の車の下取りに関して申告書の訂正と追加に譲渡所得の内訳書が必要との指導を受けて

すぐに帰ってきて作業しました。(結局のところ、譲渡所得というものの申告の仕方の知識が私になかったから、今日も時間がかかってしまったわけなのですけど)

私が使っている会計ソフトでは譲渡所得の内訳書が作成できなくて、国税庁のホームページから書式をダウンロードして、手書きでなんとか仕上げました。

 

とにかく、先ほど商工会に持って行って、申告書を本日お越しの税理士さんにチェックしてもらって、提出の運びとなりました...。(明日、商工会の方が他の会員さんの分と合わせて税務署に提出してくれるそうです。)

毎年、この確定申告が終わるとホッとするというか、気分が開放されるというか、疲れがドッとでてくるというか、気が抜けます...。

 

こうやって確定申告に時間と労力をかけて行っていると、確定申告しなくても良い方々が羨ましく思ったりします。(まあ、誰か専門の方が代わりにやってらっしゃるのでしょうけど)

ましてや、帳簿に載せないで良いと言われたお金が懐に入ってきた方々がいらっしゃるのも、少し羨ましく思うけど憤りの方が強いかな。(帳簿を頑張って付けている身としては。)

 

 

 

 

 

 

 

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修復中

2024-02-24 10:22:48 | 建築関係

元旦に起こった令和6年能登半島地震。

こちら上越では震度5強だったわけですが、(2002年に建てた)我が家はなんとかお陰様でそれほど被害なく過ごさせて頂いています。

ただ、ここ上越でも、やはり古い住宅には被害が出ています。

私の嫁さんの実家は母屋部分は被害はなかったのですが、昔からあった土蔵部分の土壁が剥がれました。

それで現在、修復中。

昔からあった土蔵部分を母屋と繋げた時に木造の壁、屋根で囲ってしまっているので、木造部分の壁を壊さないと剥がれた土壁を片付けて修復できません。

だから、これから反対の面はそうやって修復しないといけないので、これからです。

なぜか直行する左右の壁面は少し剥がれた位だったので、お金もかかるし、そのままにしておくかと。(土蔵の短手方向の壁が歪むように動いたようです。)

 

地震から50日経って少し落ち着いてきたような気もしますが、時々震度1位の地震はあるし、まだまだ気を緩ませるわけにはいかないかな。

 

 

 

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毎年のこと

2024-02-13 11:19:28 | 趣味その他

建築士事務所は、毎年県に業務に関する報告をしないといけません。

姉歯事件があって以降、国や県が建築士事務所を色々厳しく管理しようとする一貫のひとつで始まったもの。

確か、平成20年から義務付けされているから、もう15年くらい毎年やっています。

その報告の令和5年分を先ほど作成して、郵送しました。

 

個人で設計事務所をしている私のような者は、報告する期間がその年の1月1日から12月31日まで行った業務に関しての報告で

年が変わってから3か月以内に報告しないといけません。

だから早い方なら1月にでもすぐに報告書を提出するのでしょうが、私はなんだかいつも2月に入ってしまいます。

私の頭の中では、この業務報告が確定申告とセットになっているところがあって、テレビで確定申告のコマーシャルが始まると思い出すからなのかも。

つまり、毎年のことのもうひとつの作業に確定申告があるのです...。

 

今年は1月はちょっとバタバタしていて、まだ帳簿整理が進んでいないので、少し焦っています。

少し仕事が重なりそうなので、これからどうしようかと考えている次第。

そこで、とりあえず簡単に終わらせそうな業務報告書の作業を先に片づけたのですけど。

 

個人でやっている設計事務所は意外と2月は忙しいのかもしれません。

頑張らないと。

 

 

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