それでは、連載第186回目は、EF65の13回目、EF65 520をお届けします。
「碓氷峠鉄道文化むら」にて保存される、520号機(写真)。国鉄直流特急色ですが、P形では無くF形、現存は唯一です。
塗色は同じですが、エアホースの数が多く、また連結器の四方に空気管が付き、連結器根元には重連対応でバッファーが付いています。また、後の上越運用時にツララ切りが追加されました。
他日、撮り直し(写真)。細かく見ると、P形との違いが分かると思います。
高速貨物用に重連で使用される計画で製造されたF形、専用の対応貨車コキ10000形も製造されましたが、主流は汎用型のコキ50000形に移り、重連運用も解かれ、首都圏で貨物輸送に従事しましたが、酷使か引退が早く、他に保存機はありません。残念です。
それでは、次回をお楽しみに。