散歩絵 : spazierbilder

記憶箱の中身

半覚醒的土曜日

2011-01-23 20:40:02 | 写真



















年末から膝の怪我と風邪が右から左から襲ってきたので布団を被って隠れていたらカレンダーの赤い丸や青い丸がどんどん近づく布団を被っても見えているあんまり長いことサボっていたので何事も上手く出来なくなっているので困ったな困ったと言いながら手をこまねいてビデオを見たり朗読CDを聴いたりしていたがもう限界だ秒針のない時計なのにかちかちかちかちと針が時を刻む音が近づいてくるいそげいそげと近づく








ライン川

2011-01-16 18:47:38 | 思考錯誤
ライン川もかなり水位が上がっている。

あちらこちらの水の中に木が立っている。
いつもは草原である辺りをカヌーが通って行った。
















昨日も買い物で歩いたが今日も久しぶりに小一時間散歩をした。
当然すっかりなんとも無いとはいえないけれど、先週よりも断然楽になった。
そろそろ、行動しなければなあ。。。。

。。。と言い始めると、周りから「いやいや、ゆっくりはじめるように!」と声があがる。
私は自分ではあまり無茶苦茶する事は無いと思っている。
けれど周りの親しい人からはそう見えないらしい。
無茶苦茶するとしたら、どうやら私はタイミングってものを見極めることが上手く出来ないのかもしれない。










ちょっとご馳走。

2011-01-16 16:01:47 | 思考錯誤
1月15日の夕飯。

市場にて牡蠣、ホタテ、海老、アミガサタケ などなど普段は見るだけの惣菜を購入。
(ホタテはポートワインソースと白ワインソース2種類のソースで)





















     
左:モンブランケーキ、 右:チリ入りチョコレートとマンゴークリームケーキ
Törtchen Törtchenのケーキは少々高いけれど美味しい。味の構成がとてもいいと思う。


美味しかった。







ところで。。。。


 山葵味のポテトチップス発見。 山葵が多すぎて頭が痛くなる上、塩がきつくて不味し。
最近山葵パウダーをつかっている料理やお菓子をたびたび見かける。流行なのか? もっと上手に使って欲しい。一度試してみたいと思って買ったが、二度と買わない。

そういえばもう一つ。
先日ドイツ人の知人に誘われて日本の惣菜屋件軽食屋に入った。餃子ランチなるものがあったので、まあ冷凍餃子でも何とかいけるのではないかとにらんで注文した。
彼も横に習えだ。
間もなく餃子ランチはやってきた。
大きな白い皿に小どんぶり飯がひっくり返ったような山が載っている。中央から少々右にずれた位置具合だ。
細く刻まれたキャベツが山裾にチラッと見え隠れし、パセリとトマト一切れは地味な全体の配色に強いアクセントを与える。
飯の山裾の手前に広がる街並み。。。。これが主役の餃子だった。
なまっ白い餃子6個が裾広がりに並んでいる。。。。。そして餃子の上にしゅしゅっと走る抽象絵画的な線はウスターソース、あろうことか餃子はマヨネーズ色のソースの中に横たわっている。
酢醤油ごま油に七味唐辛子は何処へ行ってしまったのか?
しかも私の飯山には施されてはいなかったが、彼のご飯にはウスターソースの線が網目状に引かれていた。
なぜこんなことを?と思ったが、きっとサービスなんだろうね。脇役とはいえない量のご飯に対しておかずの餃子が足りなくなる場合はソースで誤魔化して食べることが出来る、というような配慮かもしれないと私は一人納得した。

私はあまり偏見を持たずに一度は何でも食べてみたいほうだ。
一瞬体を引いたが気をとりなおして食べてみた。
そして、
もう二度と決して繰り返さないと心に決めたのだった。





おしゃべり雨

2011-01-14 00:30:22 | 思考錯誤
今日も一日
しとしとの


雨の粒が言葉だったら
今日は一日、
間断無く続くおしゃべりを聞いていたようなものだった。


3,4枚の翻訳をしながら、頭の中ではどんどん夢の中の深みに分け入ってまったく違う話が出来てしまう。










膝の周りにシリコンのクッションが入ったサポーターを医者から処方されたが、どうもきつくて嫌になる。
使ううちに伸びる事だし、一サイズ大きいものは一挙に2,5cm広がるのでそれではまずいのだと言う。
大体において締め付けられるのは大嫌いだ。
こういうものはゆるくては話にならないのだろうからしばらく我慢しなければならないのだろう。
半日付けていたらなんだか体のあちこちがギクシャクする。ほんとにこれでいいのだろうか?と首をひねる。
サポーターにあわせて少し痩せる努力をするというのはどうだろう?
このところ動けないのに食欲は転んで怪我をしたりしないから相変わらずで、肥えてしまったのではないかと疑っている。
(疑うまでも無いか。。。)




今日も

2011-01-12 00:57:21 | 製作記録
一日中夕暮れ時のような日だった。
今日は一日家で小品の制作。
。。。と言ったら聞こえはいいが気分的には内職仕事のような下地作り。
アトリエに行かなければ。。。と思うがちょっとまだしんどい。












―――

鶏卵、鶏肉に許容量の何十倍ものダイオキシンが見つかって大騒ぎになっている。
そんなわけで卵が棚から消えている。
と言っていたら今度は豚肉に飛び火した。
原因はアジアや中央アメリカから輸入してくる大豆にあるようなことを聞いた。かの地で大豆に散布される大量の殺虫剤の所為だという。
これは安い餌を安い原料をと買い求める方がいけないと思っている。
汚染されていようと安ければ買う者がいればこの不愉快な連鎖は消えないだろう。
新年に入って物価が上がっている。どんどん暮しにくい世の中になってきた。。。と嘆くのは簡単だけれど、消費者として物に対する態度を今一度考える事も必要なのだろう。




暗中停滞

2011-01-11 06:55:55 | 写真
鼻をつままれても何処から手が伸びてきたのかわからないような暗闇に立ち止まると上下の感覚も定かでなくなる。
だいたい私は方向感覚がそれほど良いほうではないと思う。
(地図は読める、地図はぐるぐる回さずともちゃんと読める。)
暗闇。真っ暗闇の中の浮遊感は恐怖と共に高揚感があるものだ。
(もちろん私が今までに経験した暗闇には必ず出口があるということを前もって知っていて安心という札を持っていた。)

なぜ今朝、暗闇について思い巡らしたのかもう忘れてしまった。
朝早い夜明け前に開けた玄関の扉の向こうが真っ暗だったからかもしれないし、
今しようとしていることに行き詰まりを感じたからかもしれないし、
多分、小さなきっかけだ。

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しばらく知人に即席日本語コースをする話になって、私は恩を売るべく時間を少しばかり割いている。
彼はこの春に日本を3ヶ月ほど旅する予定なのだ。
本気で日本語を教えるのは難しいので、必要になりそうな状況にあわせた会話と単語を詰め込む事にしようと思っている。
そうやって日本語を今一度改めて考え始めると、私はなんといい加減な日本語をしゃべり書いていることかと思う。
しかし私の日本語も独語も、その不完全さが私自身なのだとしてしまえば、傍迷惑なことかもしれないが気楽になる。
そして今更そのままでいいという風に思う。
言葉は一つの伝達手段で、しかも完全な伝達が可能な道具ではない。
兎に角当分の間、知人と共に日本語について少し考えなければいけない。

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昨日。
冷蔵庫のような待合室の整形外科から電話があったので出かけた。すると患者で大賑わいで座る場所も無い。
受付の女性が一時間後に予約入れるので暇をつぶしてきてくれないかと言うのだ。
文句を言ってもどうにもなりそうに無いので医院をでてお茶を飲んだり、好きな珈琲屋の豆を買ったりして暇をつぶした。
脚が痛いという患者に対してひどい話だけれどね。
しかし実のところ今朝から大分調子がよくなったのでゆっくりなら結構な距離歩くことが出来た。
(もっともいきなり歩いたので後で"付け”が回ってきた)
先日のMRIの結果で状態が大体わかっていたのでもう医者に見せなくともいいように思っていたわけでそのまま帰ってしまおうかと言う気持ちを押し留めて戻る。
兎に角靭帯が裂けているが、部分的なので手術の必要も無い(もっとも最初から手術に頼ろうとは思っていなかったのだけど)、当分サポーターで固定し後4,5週間はスポーツはしないようにとのお達しで終了だ。
やっぱり寒くて草臥れに行っただけのようなものだった。

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今日はErich Friedの詩を読んだ。



 Erich Fried


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昨日から気がついていたことだが、テラス側の窓際に置いたレモンユーカリの枯れ枝が風が吹くたびにガラス窓をこすってキッ、キーと小動物のような音を立てている。
正体が知れぬときには一体何がそこに居るのかと思って見回した。
その鉢を片付けないので今もキイ、キッ。。。という小声がまだ聞こえてくる。














乾菓子

2011-01-09 21:47:24 | 思考錯誤
日本から小荷物が届いたので何かと早速開けてみると、美しい箱の中に乾菓子が並んでいる。
(Kさんありがとうございます)
端正な形が整列しているのにそれを崩すのがもったいなくて手をつけることが出来ない。
このような乾菓子は一つ一つが何がしかの物語を持っていて、口の中に放り込むと解けて広がって行く。
。。。と想像してみる。
たとえば生成り色の乾菓子からは鹿の若者が山奥の大杉に挑むという様な話が溶け出したり
そういう菓子があれば楽しいね。

そんな風に思い巡らしながら舌の上に乾菓子を乗せて待ってみる。



  











(相変わらず鏡の写真を気に入って撮っている、飽きるまでしばらく続く)



   





雨雨曇

2011-01-08 23:30:19 | 写真
今日は妙に生ぬるい風が吹いていたと思ったら10度を上回っていて、雨も手伝い凍り付いていた雪がどんどん溶けてゆく。地方によっては雪解け洪水の危機に晒されているようだ。その上来週は雨雲が空を覆うという予報が出ている。
雪がすっかり溶けたテラスは雪の衣を剥ぎ取られるとずいぶんすすけた様子になってがっかりする。もっとも片付けない私がいけないわけだけれど。
長い間雪の下に埋まっていたツタバウンランやハコベの茂みが意外にもすっかり緑のまま再び現れてぴんぴんしているのがなんだか不思議だ。
(ツタバウンランは切り傷や炎症の手当てに利用される薬草でもある。放っておくと鉢の中にもりもりと溢れ、テラス中を覆う勢いで増殖するので時には引き毟られるのだけれど、なかなかかわいらしい様子の花と葉なのだ。)
まだ一月の半ば、冬真っ只中とは言え、鳥のさえずるようになった。私はもう、かなりせっかちになって春を持っている。




























































2011-01-05 19:01:17 | 自然観察
 


ホールパンチ雲。今朝偶然見つけたウェブサイトのなかに以前私が撮った雲(写真↑)と似たものを見つけた。
調べるとこのホールパンチ雲というらしい。
この現象の原因は高積雲内に「氷の結晶が」発生しているとき、そこに水蒸気が付着して結晶が成長し落下してゆくので、その落下部分が穴になるという事らしい。
雲の中を飛行機が通過すると、高積雲より更に上の雲が結晶し落下したり、高積雲が更に上に押上げられて下がった気温に触れて結晶したりするのが原因だという。


今日の空も美しかった。





追記

MTIの予約がすぐに取れたので早速受けてきた。
結果十字靭帯損傷だったけれど、あまりひどくは無い様子で後はまたあの寒い整形外科医の待合室に来週出かける。
MTIは初めてでかなり緊張した。











4.Jan.2011

2011-01-04 22:02:17 | 思考錯誤
今日、整形外科の待合室で風邪を引くほど待たされた。
風邪を引くほどと書くのはその待合室がとても寒かったからだ。
繁盛しているらしいのは医者が腕の良いしるしかも知れないけれど、風邪を引いてしまっては馬鹿馬鹿しい。
街中の古い建物なので窓からの隙間風がぴゅうぴゅう入り込む。外は零下だ。
窓の外を見ると、リス達が中庭の大きな木々の間やバルコニーの手摺りを忍者のように飛び回っている。
驚くほどにすばやい彼らの動きを眺めているのは楽しいが、寒くて待ちくたびれ、お腹も減ってくるのでうんざりしてしまう。
リスたちのアクロバットを眺め、待合室の人々を観察し、暖房施設を点検し、
久しく見ていなかった自分の手を指をまじまじと一本ずつ眺め、自分の鞄を点検し、壁の傷を数え、子供用に転がっていたプラスティック製のカラフルな数字を観ながら、
足し引き掛け割り算をし、決めた数字を作る一人ゲームをし(これは退屈な時電車の中でも良くする作業)もう一度窓の外を眺め、木の枝を数えたり、景色の中の色数を数えたりし、
また待合室の中に戻って、隣の人はどうして足を怪我したのだろうか?クリスマスの装飾を屋根に取り付けようとして落ちたのかもしれないとか、やはり雪道で転んだのだろうか?
と思い巡らし、向かいのご婦人の松葉杖は具合悪そうだなとか、口紅の色がとても似合っているなとか、そんな他愛も無い事をぼんやりと考え続け、
あちこち眺めつくしてしまう頃やっと名前を呼ばれた。
やっと診察の順番が回ってきて状況説明をして膝を見せると半月板損傷かも知れないのでMRIを受けてきてくださいといわれ、診断は5分で終了する。
これからMRIの予約を取らねばならない。聞くところではこれがまたかなり混んでいて何週間先になるかもわからないらしい。
実際この膝の痛みが半月板損傷で無いとしたら、MRIをとる前に治ってしまうだろう。
次にこの診療所に行くときは、本とMP3プレーヤーとチョコレート一枚にビスケット、ひざ掛けなども用意したらいいかもしれない。
それからポットの中に熱いお茶を入れて、それから。。。。
それから。。。。。





















2.Jan. 2010

2011-01-02 19:56:58 | 思考錯誤














-大晦日は友人宅で新年を迎える用意をした。
今年は動けなかったこともあり、簡単なものを作っただけ。五目寿司、煮物、公魚の揚げ物、小豆アイス。
友人は2ダースほどのカキ、カルパッチョなどの前菜とウサギ料理を用意してくれた。残念ながら私は膝が痛んでいたので静かにしていた。
夜中の2時過ぎにはベットにもぐりこんだ。元旦の昼頃帰宅。



-今日はほんの少し膝の痛みが治まったので家の周りを少しだけあるく。
まださっさとは歩けないし、凍った道をよけながらだった。
脚で考えるわけではないのだけれど、私の場合、動かないでいるとどうも頭の方もめぐりが悪くなってしまう。



-久しぶりに墨で字を書いた。散歩の後のような爽快感がのこる。へたくそな字だけれどそれはそれとして楽しい。