散歩絵 : spazierbilder

記憶箱の中身

近所の飯屋

2008-08-29 00:06:52 | 飲食後記




アトリエから5分ほど歩くと小さな元倉庫である煉瓦建ての一群があって、スーパーマーケットや、市場、レストランが店を出している。
ベトナム料理屋では麺類やベトナム風カレーがあって、一度食べたが塩気がきつくて参った。食料品も売っていて、日本の"すしのこ”なども売っていたから、今度利用しよう。
ギリシャ飯屋は素朴で何でもない料理だが、案外美味しい。烏賊のリング揚げと揚げポテトの山盛り付などだ。かりっと揚がっている。
その隣はスペイン飯屋(上写真)で、店の外はビニールで簡易に囲ってあったりするものだから、一体どんな店かと思えばちゃんと普通の、質素ながらおしゃれな店だった。
小部屋があってそこには砂が床に敷き詰めてあるのはビーチスタイルというわけだろう。私は先日油焼きしたヤギチーズに蜂蜜ソースがかかったサラダを食べてみた。まあまあ。。。タパスは今ひとつ。メニューを眺めると夜のほうによさそうな献立が並んでいる。その隣はイタリア飯屋。ここはまだ入っていない。近いうちに味見に行こうと思う。その正面がドイツ家庭料理でその脇がアイリッシュパブ。いろいろある。

ちなみに一角に乳製品マーケットがあって安い。





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
メモ1

そろそろあちらこちの庭の林檎が熟しているらしい。
夕方散歩していると目の前に林檎がひとつボトっと落ちてころころ転がった。
拾ってみると(つい拾ってしまうのだ。。。)店に詰まれているように立派な美しい林檎だ。良い香りもする。
持って帰って食べてみた。
これが皮は硬いが甘酸っぱくて実に美味しい。当分林檎の木の生えている庭の脇を散歩道に選んで歩くことにしようか。。。
頭の上に直撃されないように気をつけないとね。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
メモ2

ロシアが大陸間弾道弾の発射実験をしたという。
グルジア問題は簡単に終わりそうな気配がない。
今回、米国の西側の援助をを見込んで口火を切ったのは一見グルジア側だが、ロシアはこれを待っていたのだろう。待っていたというより、裏工作が走っていたのかもしれない。(見えない動きがたくさんありそうだ)
原油のパイプラインの確保はもちろんだけれど、民族間の戦いでもあるわけで、そうそうに火が消えることはないのだろうけれど、これ以上状況がエスカレートしないことを祈る。




Kiki Smith : Her Home

2008-08-28 16:46:37 | 美術関係


Kiki Smithの展覧会がもう時期終わってしまうと思いながら後2日で終了という日になってあわてて出かけた。(先週の金曜日の事だ。このところ一日がいきなり消えてゆくような気分で呆然としている)
Krefeld市の閑静な住宅街にあるMuseum Haus Esterは私の好きな美術館のひとつだ。Mies von de Roheの設計で、もともとは住居であった。
小さな空間ではあるが、それだからこそ集中できる広さといえる。






彼女のすべての作品が好きというわけではないのだが、この展示では導かれ入り込む糸口がすんなりと見つかって彼女の不思議な世界を楽しむことが出来たが、私の中でまだ消化はされていない。
繰り返されるテーマは身体、生命、死だ。
この空間に綿密につむがれた世界は静かだった。

帰り道はアトリエまで歩いて見ることに決めた。
ほぼ一本道をひたすら30分ほど歩く。次は自転車で行って見よう。
アトリエについてから急に空腹感が膨れ上がってきたので、あわててコーヒーをいれちょうど友人が焼いてくれたケーキをリュックサックに持っていたので、ありがたく戴いて人心地ついたところで、作業を始めると急に空が暗くなり間もなく雨が降り始めた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

写真のコラージュが終わってそれらを印刷してから製本した。
紙の選択にもう少しの考慮が必要。
(コラージュ作業のために丸2日間コンピューターの前に座って居たが、気がつくとすっかり顔がやつれている。健康的な作業で無いなあ。)

このところ特に絵を描くのが楽しい。

庭報告

2008-08-22 09:46:16 | 植物、平行植物
二房の葡萄。七色葡萄だね、これは。。
 大きな黄色いトマト
 緑のイチジク

今年の収穫。

あ、
それと林檎が
四個
これっきり?
それっきり?
と笑わないでください
小さな木なのです
今年は蜂が行方不明になった年
今年は夏が行方不明になった年
寒くて分厚い皮で実を守るトマトも
ひしゃげた小さい林檎も
食べるのが惜しかったけれども
味わっていただいた。
とてもとても美味でありました


 Sweet dream なぜか花びらが増えた。
  burgundy Iceberg なぜかピンク色になってしまった。
 

林檎関連

今日の一枚

2008-08-20 16:23:30 | 写真







今朝は空がかなり重たい色をしていたし、なんとなくいやな感じの風も吹いていた。昨日の作業の続きが待っているんだけれどなあ。と思いながらもぐずぐずしていた。
簡単に終わると思っていた片付けておかねばならない仕事が長引いて、気がつくともう昼はとっくに過ぎ、急に風呂場の掃除や床拭き掃除アイロンがけなどの家事を片付けることにした。家事をきちっとすると気持ちのよいものだ。(。。。といってもかなりいい加減な家事なんだけれど)
それらを終えてコーヒーを淹れミルクたっぷり注いで飲みながら、空をにらむ。
相変わらず今にも降りそうかと思えば陽が差したりして、気をもませる。
気をもんでいるのはなぜかといえば植木に潅水すべきかどうかなのだ。風が強いせいか葉がすっかりしょげている。
しばらくして降りそうも無いので大きな如雨露に植物の餌も仕込んで23回往復し、土の様子が悪いので掻き混ぜて空気を入れたりと、そんなことをしているうちにもう夕方になった。
すっかりバラたちが情けないような姿になってしまった。

さてこれから買い物に出かけて。。。

。。。あ、降ってきた。

私がここぞと見極めて植物に水遣りをすると雨が降るのは一体どうしてなんだろう?


渡り鳥

2008-08-18 18:41:38 | 自然観察
朝、外がいきなり騒がしくなったので
外に駆け出ると、渡り鳥が編隊を組み始めているのが見えた。
渡り鳥達が力強く声の限りを尽くして信号を出しているのだ。
多分灰色雁だろう。
渡り鳥達は当分の間、空を旋回しながら仲間を呼び集める。
数年前のこと、私のほぼ頭上で彼らがしばらく旋回していたことがあった。
一緒に飛んで行きたい気分になったくらいだ。
渡り鳥たちの逞しい声は私の体の奥底にしまいこまれた何かを
呼び起こすのに違いない、
呼び声が聞こえると、いつも思わず表に走り出て編隊を目で追う。
感動的なのだ。ほとんど切ないような気分になる。











渡り鳥の話とまったく関係ない写真だけれど、昨日アトリエの近所にて。

水鏡 Ⅱ

2008-08-16 17:32:25 | 写真


水の在る風景ですぐ思い出すのはタルコフスキーの映画だ。
「ストーカー」も「ノスタルジア」にも(ほかの作品でも)象徴的な水の在る景色が織り込まれる。
それが私に何故魅力的なのか? 
こめられた意味よりも単純に水の在る景色への憧憬?




メモ)

昨日は再び小さな展示に参加・・・まあまあの成果。
今夜は80%部分月食。・・・天気はよさそうなので期待。

水鏡

2008-08-14 09:13:06 | 写真
陽が差し込んだと思えば、後方に黒雲が控えていてぐんぐんと押し寄せ太陽を隠し間もなく雨が思い切り屋根を叩きつける。
雨のあがった少しの狭間に外に出て見れば空はいくつもの顔色をなしている。
面白いくらいに多様だ。






水面に落ちた形は、地に這いつくばった私の目を不安にさせる。風がその輪郭を揺するまで、2つの世界に展開して行くかもしれない話の糸がひゅるひゅると伸びる。





業務連絡

2008-08-08 18:49:16 | 思考錯誤


コンピューターが壊れてバックアップを何とか取ったものの、手落ちでいろいろなデーターが消えてしまった。メイルアドレスもどうしても見つからないものがある。
これを読んでくださっている方の中で私とメイルコンタクトのあった方、または展覧会情報を受け取ってくださっていた方に連絡です。
お手数ですが空メイルで結構ですので一報下されば幸いに存じます。また情報メーリングリストに興味のある方もご一報くださいますようお願いいたします。








Anemone hupehensis var. japonica(Anemone japonica)


この写真を撮ったのはもうだいぶ前のことですが、花は少し小ぶりになったとはいえ、まだまだ咲き続けています。

 夕方花が少し閉じているのか、開きかけなのか?


シュウメイ菊は中国から日本に渡ってきた植物であるのにもかかわらず、学名どうりにドイツでも"日本秋アネモネ”と呼ばれています。
花びらに見えるのは実は萼なのだそうですが、花びらであろうが萼であろうが美しいことに変わりありません。秋も深まり花もすっかり終わって立ち枯れると綿に包まれた種がやがて風に乗って飛んでゆきます。
この綿を集めて壜に詰めて飾っていますが、それも一興。

日蝕 12,8%

2008-08-02 01:13:33 | 自然観察
8月1日

今日の日蝕は10時45分ごろから欠け始めて12時30ごろがピークだった。
10時頃にわかに雲が湧き上がり"ああ、今日も駄目なのか?”と空を仰いで嘆いていたのだが、10時半ごろ雲が切れ始めた。




 

一口齧られた太陽。




 





次の天空スペクタクルは8月16日の月食(80%蝕)だが、時間的に観察は難しいようだ。

オオマツヨイ草と日食

2008-08-01 09:10:18 | 思考錯誤
オオマツヨイ草のことをずっと月見草と呼んでいたのでついそう呼んでしまう。

夕刻に目も覚めるような色でぱっとそこに明かりがともったようだ。
大待宵草という名前も粋で好きだけれども。

去年月見草の根っこを食べてみた。それほどおいしいものでなかったのでその後食べていない。月見草の根で草木染をしようと思いながらなかなか実行するに至らないままだ。










今日はロシア、モンゴル、中国辺で皆既日食を観測できる。来年は日本でも観測できるようだ。
私の皆既日食観測経験は見事ドイツの天気事情に期待を砕かれひどくがっかりした経験がある。今日はここでも部分的に12,8%日食を観測することが出来るという。

              
今日はまだ晴れが続いている。明日から崩れる予報だから課少し空気が重いけれど今日は一日夏休み気分でいたい。
日食観測休暇。

月曜日に作品を観にくる人がいるので片付けだけこの週末にしておかねばならないけれども、それはさて後回しにして。。。。