散歩絵 : spazierbilder

記憶箱の中身

野の草

2016-09-10 14:25:37 | 植物、平行植物

朝の散歩で野の草を摘む。

07-12

07-15

07-17

07-18

07-19

07-20

07-22

07-23

07-24

07-24

07-24

07-25

07-26

07-29

08-01

08-02

08-03

08-04

08-12

08-13

08-17

08-20

08-23

08-24

08-25

08-26

08-27

09-03

09-05

09-06

09-07

09-08






新年つみ草始め

2016-01-03 15:17:00 | 植物、平行植物










この冬胃の調子が悪く、食べる事など考える気力もなかったのだが、クリスマス頃から少しずつ楽になってきたので、のんびりしていたらあっという間に年が明けてしまった。
この冬は異常な暖冬で妙な感じがあって、お正月を迎えた気がしない。いや、暖冬のせいばかりではないかもしれない。年々そういった気分が湧かなくなっている。

さて、年末に中国人の友人宅でナズナと挽肉の餡が入ったワンタンを戴いて、それがとても美味しかった。

畑道や空き地で地味に棲息しているナズナはよく見れば可愛らしい花や実が付く。
子供の頃、三角形をした果実が並ぶ茎を折り、一つ一つの果実を繊維に沿って取れてしまわない様にそっと引っ張り、すべての果実をユラユラと茎にぶる下げる。その茎をつまんで軽く振るとかすかにシャラシャラと音をたてる。そんなたわいないことを楽しんだ。
春の七草の籠にもなずなが入っていたが、その味は記憶にはなかった。
かの友人がワンタンの餡にはナズナが絶品だとなんども語るので、私の興味は深々だったが、なかなか大きな株が見当たらない、見つけて鉢に植えてみると暫くして消えてしまう。野草からは人間の言う事など聞かないぞという意思の様なものを感じる。

"よく見れば薺花咲く垣根かな " 芭蕉

とまれ、友人はせっせと葉を集めては冷凍保存していたらしい。新しい根も美味しそうな香りがあって食べる。
日本では春の七草粥に使われる事しか私は知らないが、中国でも韓国でも喜ばれる春の野草らしい。

今日、散歩中畑の脇に立派ななずなが生えていた。この陽気の中、小さな花まで付けている。
雨あがりの畑の縁は土もゆるんでスイスイと草を抜くことが出来たので、早速小さなビニール袋にいっぱい集めて帰ってきた。

天生此物為幽人山居之為 (世捨て人の為に天がナズナを与えた)
蘇東坡がなずなを評して語った言葉だそうだ。

新年摘み草始め






*効用
利尿作用/胃腸病改善/便秘改善/ガン予防/皮膚病予防/動脈硬化予防/高血圧予防/低血圧予防解毒作用/糖尿病予防/高騰血改善/止血作用










野の草を喰らう:ハコベ

2012-05-11 15:16:52 | 植物、平行植物
ハコベ







いつの間にか空いた鉢の中から泡があふれるようにハコベが山盛り茂っていた。
もう使わない鉢は片付けようとハコベをむしりとろうとしたが元気で美味しそうな葉がもったいない。
そういうわけで以前はハコベは小鳥の食べ物だと思っていたが食べてしまうことにした。
さて、どうやって食べようか?
水で洗ってシャキッとしたハコベを塩を入れた沸き立つ湯に放り込んで茹で上げ、少々泥臭いので何度か水の中ですすぐ。
水を切ってから味噌、ゴマ、出汁、みりんで味付けをしてみると、なかなか美味しい。
ハコベは抗菌作用、消炎作用もあって、ハコベ塩で歯茎をマッサージすると効果があるそうだ。
春の七草粥の一員でもある。
八百屋の店先で売られていた春の七草が植わった小籠が好きだった。

さて次は何を摘んで来ようか?










さいたさいたさいた

2012-04-23 19:18:02 | 植物、平行植物
開花メモ







テラスの工事でいろいろな植物が大打撃を受けて、丈夫なライラックも半分枯れた。
その枯れた半分を補うようにひこばえが大きくなって花をつけている。
去年野原で摘んだRote Lichtnelke (Red campion)の根がついていたらしい。花が咲き始めた。
実はこの若葉も花も食べることができるらしいが、試したことは無い。
種が美しい Lunaria annua ギンセンソウ(銀扇草)も臙脂色のオオアラセイトウも咲いている。













>




ベアラオホ(ラムソン)がたっぷり入った餃子







熊韮とか蕨とか。。。

2011-04-25 00:51:33 | 植物、平行植物

 野生のラングワート

 花咲く熊韮

 今年も見つけた

 野生のブルーベリーの花


イースター日曜日の散歩。

相棒がそういえば蕨を採ったのはいつ頃だっけ?というのでブログをさかのぼって見ると
ちょうど今頃なので早速見に行った。
するともうかなり背が高くなってしまっている。
辺り一面に地面からつんつんと一本線が立ち上がっている辺りで、それほど大きくないものをいただいてきた。
写真を撮りながら収穫しながら気もそぞろにあるいていると
見知らぬ散歩者が「こんにちわ。楽しいイースターをね!」と声をかけてくる。

相棒が草むらで「何だこれ!」と素っ頓狂な声を上げるので、振り向いてみると
すばやく動くものが見えた。どうやらAnguis fragilis(アシナシトカゲ)のようだった。
今日は花咲く野生のブルーベリーも一叢見つけた。
実る頃に味見をしに出かけてみたいものだけれど、いつもその頃にはすっかり忘れてしまうのだ。

ここ数日の見事な晴天続きで針葉樹の花粉がものすごい勢いで舞っている。
辺りが煙るほどに空気中を漂っていて、さすがの私も少し喉が痛くなったり鼻が時々むずむずとした。
家に帰ってきてから玄関で自分のズボンに黄色い花粉が溜まっていて、叩くともうもうと煙ったほどだった。

膝を怪我してから初めて4キロほどぶっ続けに歩いた。
蕨につられて歩いていた。






Anemone nemorosaを愛でる。

2011-04-11 00:14:21 | 植物、平行植物
























Anemone nemorosaが今、花が敷き詰められたかのように森や林の下生えになっている。
たまにピンク色の花も見かけるが、それほど多くは無く、雪のように白い花が風に揺られて頭を揺らしている。
Oxalis acetosellaも相変わらず愛らしく、やはりたまに白い花びらに赤みの影が濃い花も見つかる。
短い一回りの散歩だったが踊る木漏れ日を受けて気持ちの良い時間だった。

そろそろ店先に白アスパラガスのミルク色の美しい肌が並びはじめた。
もちろんその脇を飾るのは赤い苺だ。
まだまだ高価なアスパラガスには横目で流し、その横にこんもり盛られた苺を少し買った。
まだそれほど甘くは無いけれども、それでもなんだか心弾むものがある。

そろそろ景色は緑に染まりつつあり。













見つけた。

2010-09-27 10:58:50 | 植物、平行植物
金曜日のオープニングが終わってから黒い雨雲のような気分を引きずっていた。疲れたのかもしれない。
いつも切り替えの早いのが唯一の私の取り柄なのだがどうもいけない。
そんなわけで気分転換をしたくて、昨日の日曜日は相棒とWuppertalにあるTony Cragg FoundationによるSklupturpark-Waldfrieden(彫刻公園)を訪ねることにした。
なかなか気持ちのよい山の中にあって散歩も楽しめる。
Tony Craggの作品を好きで追っているわけではないけれども、森の中で観るCraggの作品は思いがけなく悪くないなと思った。



ところが山の中に散在する彫刻を見ながら私の視線は彫刻から茸探しモードに切り替わっていった。
芸術の秋という看板が味覚の秋に架け替えられてしまう瞬間である。

。。。ということで美術鑑賞の話は今回あえて省略したい。

 

とにかく一回り見学し、彫刻公園の脇にあるカフェで珈琲とケーキを戴き休憩してから、Remscheidの森に散歩に行くことになった。


目当ては”茸”の状況観察だ。
日曜の午後、昼食の後の散歩時間だからか人出も多く賑やかだった。




 
褶曲の様子が見える岩を横目に登る。


山道に入ってまもなく茸の匂いが辺りに充満しているのに気がついた。
灰色シメジの匂いに似ている。
。。。と思えば、

Clitocybe nebularis=ハイイロシメジが菌輪(きんりん)を作っているのが見えた。



大きく息を吸い込んでわき道急斜面をあがってゆくと針葉樹の固まる一角があり、オニナラタケが山ほど出ている。
もう半分ほど収穫された後だったが、その残りの一部をいただいた。
アメリカで発見されたオニナラタケの菌床はとてつもなく大きなものだったようだが、このオニナラタケの菌床もひょっとしてこの山一つ包んでいるのかもしれない。
 Armillaria ostoyaeオニナラタケ

その脇で見つけたのは


薄青いSpongiporus caesius=アオゾメタケ


鮮やかな黄色のCalocera viscosa=ニカワホウキタケ

 
毒キノコなのにかわいさで得をしているAmanita muscaria var. muscaria=紅テングダケ


Boletus badius, syn. Xerocomus badius=ニセイロガワリもみつけた。これもかなりよい食菌。


Helvella crispa=ノボリリュウも幾つか収穫。これは茸自体の味が無い所為かそれほど騒がれない茸だが、きくらげのような食感が良い。


その他いろ見かけたが、そんなものはどうでもよくなって踊ってしまうものを発見したのだ。


Boletus edulis L.=ヤマドリタケだ。まだ幼菌だったが4つほど収穫できた。嬉しい。
私の頭の上に漂っていた黒い雨雲が吹き飛んで消えた。食い意地に助けられたというべきか?
ゲンキンだね。

早速帰宅して、オニナラタケを茹でこぼしして豚肉と一緒に炒め、ライム、胡椒、唐辛子、塩に日とたらしの醤油で一品を作り、ポルチーニ茸(ヤマドリダケ)は少量なのでさっとバターで炒めてご飯と和え、ニセイロガワリとノボリリュウはオリーブオイル炒めにしてみた。
おかげで思わずおいしい秋の味覚を楽しむことになった。



















急遽テラス大工事

2010-09-14 00:03:05 | 植物、平行植物
 



























テラスの修繕に来てもらっている。我が家のテラスは階下店舗の屋上にあたっていて
最近いろいろ厄介なことが出てきた。

それはともかく部屋の中に外から湿気が侵入してきていたので見てもらうと、なんだか大変な工事になってきてしまった。
テラスの植物を移動し敷石をはがして隣のテラスとの間に立ててあった板塀をはずし。。。。
とにかく大騒動だ。

私はほとんど目を瞑ってこれから何が起こるかなど無視することに決めた。
何かが起こるなら、起こったときに考えよう。

しかし、ひょっとするとこれからぐっと植物を減らさなければならない事になるかもしれない。

するとこの部屋を選んだ理由が消える。


引越しするかなあ。。。


。。。と考えながらぼんやり山積みの敷石を眺めていたら、子ウサギがぴょこぴよこと跳ねていったりきたりしているのを発見。
やっぱりまだ住み着いているのか。。。。いったいどこで冬を越すものか。。。

ものすごく
だ。







Rose Impression

2010-09-13 08:22:04 | 植物、平行植物
La Rose du Petit Prince

Rosen von Delbard
Delbard 2008


アニスとシトロン系の香り



















咲き進むにつれてモーヴに退色してゆく。
このあせた色が魅力的。









急激に日が短くなり始めているような気がする。

にび色の空に薄淡い紫がよく似合う。







9月11日

24日からの個展の準備95%終了。
幾人もの手を借りて展示。感謝
ドローイングをぎりぎりまで描いていた所為か、
うつらうつらする度にドローイングの夢を見た。
展示中に、どこか足りないのではないかと心配をする夢も見た。

9月12日

アトリエに寄った帰りに散歩をしようともくろんでいたら雨が降り始めた。
草臥れて、中途半端になって映画でも見ようということになり、相棒と一緒に
近所の映画館に出かけてM.ナイト・シャマランの「the legend of aang」を観た。
子供向けと考えても今ひとつ二つ冴えない。
草臥れて何もする気が無い時だったので、まあよしとする。

9月13日

今朝やっと屋根屋がきてくれた。
今日中に修理するといっているが本当かな?
今日は掃除、洗濯、アイロンがけの山を片付け、
作品リストとポスターの下図を画廊に送って
10月はじめのプロジェクトの話をまとめて

まだ何かあったような気がするけれどなんだったのか。。。?