雪嵐

（天候記録。これを書いておくと結構後々見て参考になるので記す。）





突然やってきた低気圧Irmelaのおかげで雪嵐。
アムステルダム空港２０機欠航。
この近辺では救急車消防車の出動４００件を超えたということ。

昼頃はそれほどひどい天気でもなく相棒と森に出た。
ムラサキシメジがよさそうだったので森からお裾分けを少しいただき、バターソテーにして食べたりしていたくらいだ。
風が吹くとひどく寒いくらいでわりあい気持ちの良い散歩が出来たのだ。
それが夕方から急に雪が降り始めて嵐。
あれあれという間に景色は雪をかぶってゆく。裸木が美しい白い衣をまとってクリスマスの明かり装飾が実に豪華な様子だ。

今日到着するお客様方には気の毒なことだが仕方が無い。運が無かったこととあきらめてもらうしかない。
飛行機が飛ばず電車で来るという連絡あり。しかし駅まで迎えに行くことが出来るんだろうか？
天気予報によれば彼らの滞在期間は気の毒なほど天気が悪そうだ。


最近この付近の１１月は秋嵐がひどいように思う。

メモ

今朝、メイルのなかに知人からのニュースレターが届いていた。
彼は小説家で画家だ。
ジェームス・ジョイスのユリシーズを読みながら毎頁にその印象を描いたということ。



Viktor Nono　←ここからリンクできます。　



私も以前毎頁にドローイングしてゆく作業をした事がある。
案外面白い記録になる。
そして、完成完読の暁にはどこか達成感がある。

土曜の夜は

友人のアトリエハウスにて。
彼女の兄（ジャズミュージシャン）がコンサートをするというので聴きに行った。今回は実験的にシンセサイザー使ったソロ+映像。

また今朝から少し風邪がびり返すのではないかという気配が喉元にあって嫌な気分だったのだが、演奏中咳がこみ上げてきて仕方ないので外に出たり入ったり情けない。

なかなか面白かったので、彼のCDを一枚購入した。





涙ぐみつつ咳を抑えて部屋の外の事務所。
それでも写真を撮ろうとしている自分が可笑しい。










Stefan Heidtmann　ここで試聴可能。

初雪

昨晩展覧会オープニング無事終了。やっと今年の大仕事終わり。急に気が抜けたら、今朝は久しぶりに寝坊をした。
起きるとと外が明るい。
見ればなんとうっすら雪が積もっている。
寒いはずだ。




今朝の夢。

どこもかしこも白い建物のなかにいる。真っ白。”事務所”とか”WC"とか、そんな表示も白いので、近づいて目を凝らさねばわからない。
どうやらその中で私は展覧会をしているらしい。
ひょっとして私の作品も白紙化していたのかもしれない。
（頭の中身を白紙化せよ。。。。か。）

私は喫茶店風な店の中でシャツにビーズをぎっしり縫い付けている。
視界は色とりどりのビーズ原が無限に広がってゆく感じ。
いきなりベーコンに四角にきったものが現れる。それも縫い付けてしまうが、後であれは乾燥する前に黴てしまうんじゃないかとひどく心配になっている。
（余計な思いつきは危ないぞ。。。か。）

それともお腹が減っていた。。のかもしれない。


あ、また大きな花びらのような雪がひらひらと舞っている。
寒いのはあまり好きじゃないけれども仕方ない。

嵐の時間にクッキーを焼いた。

今朝は雨音で目が覚めた。
風がびゅうびゅう吹いて木の天辺に残っていた葉っぱもすっかり吹き飛ばされた。
ひどい雨が降っていたかと思うと、雲が風に吹き飛ばされて青空が見えたり、かなりめちゃめちゃな空模様だ。（救急車が出動する音が何度も聞こえるし、屋根が壊れたなどと不安なことも耳に入る。今夜は画廊まで行き着けるのか？）



展覧会のオープニングは20時からだ。
今19時までの間の時間がうまく扱いきれずにいる。
仕事場に行って仕事するにはあわただしい。
雨が降っているのでテラスの掃除はできない。
部屋の掃除もしたし、洗濯もしたし、買い物もしたけれど、
まだ時間が余っている。
かといってゆったりお茶を飲みながら本を読む気分に何故だかならないのだよね。
それで、仕方なく台所を片付けていたらレモンクッキーのレシピがひらひらと落ちてきたので、まあ、これはきっと"こんな事でもやってみなさいよ”という啓示なのかなと理解して、冷蔵庫を開けると材料があった。
【レモン一個、小麦粉３１０ｇ、砂糖８０ｇ、バター１４０ｇ】
材料を、ガシガシと混ぜ合わせて、巨大な団子に仕立てたら、ラップでその塊をクルクル巻いてから机の上でごろごろ伸ばすわけだ。
太巻き状になった種は冷蔵庫の中で休んでもらう。そこでお茶を入れて私も休憩する。
お茶を一杯飲み終わって冷蔵庫の中で眠りこけているクッキー種を引きずり出して切っては天板の上に並べてゆく。
（うわ、また空が真っ暗になってきた。雨がカーテンのようになって向こうの景色を隠している。。。。とおののいていると数分後には遠くの空が明るくなり始める。困った天気だな。）
天板の上に並んだ円盤を180度で10分くらい焼いたら、ほんのりレモンの香りがする、ほんのり酸味のあるクッキーが出来上がる。実に簡単だ。
たまにはこういうのもいいものだね。

このレモンクッキーは友人のお手製を戴いたときに美味しいな、と思ったので作り方を教えてもらった。その時書き留めてあったメモがひらひら手招きしたのだ。

けれど、実をいうと私は特にクッキーが好きなわけではない。
多分クッキーに甘いぬくもりの中に、しかしどっしりと強いパワーが見つかりはしないかということか。

そういえばMatrixの中でオラクルが美味しそうなクッキーを焼いていたね。

今日の一枚

今日は久しぶりに髪を切ってもらう為に街へ出かけた。
街の中を歩くとまだアドヴェントじゃ無いというのに、もうクリスマスマーケットが開いている。
去年もクリスマスの気分が全く響いてこなかったが、今年は更に気分乗らずだ。
忙しかった所為？歳の所為？不景気の所為？

不景気とは言えこの国では今、家具屋が繁盛しているという噂を聞いた。
何でも銀行に預けたお金が利子を生むどころか、貯金が無くなる事だってありうるこの不安な時代、どうせならずっと欲しかったソファを買ってしまおう、台所を変えよう、机を、椅子を。。。という事なのらしい。
私なら何を買うか？家具は欲しくないわけじゃ無いけれど、私が散在するならまずカメラを買うとか、Macを買うとか、顕微鏡を買うとか、版画プレス機を買うとか、そちら方面に走るだろう。
しかし、皆さん家具を買うのはいいけれども、どうせなら壁に飾る絵や写真などもぜひ買って欲しい。
不景気な風邪吹雪く世間を背にして、ゆったりと素敵なソファーに腰掛け、気に入った作品を眺めながらコーヒーを飲む。これがお勧めです。

来年はどうなることか。今私の目の前、机の上に一枚の書類が乗っているのが見える。来年の売り上げ予定、収入予定を記入して提出しなければいけない。やれやれ。。。

まあ、兎に角、頭がさっぱりした後、紅茶を買ったり、日本食材店で納豆買ったり、安売りのハーフブーツを買ったりして急に勢い良く降り出した雨の中を帰宅。

今夜の夕飯は納豆とモヤシ炒めに羊肉を甘辛く味付けして焼いた物にしようかと思う。渋いメニューだな。

今日の一枚

昨日は日本から来るお客様の為に上掛け布団を買いに友人と出かけた。
夜は別の友人宅で夕飯をいただく。
実は今週金曜日のオープニングと同日にもう一つグループ展が重なってしまったので、友人が代行してくれることになったので荷物を届けに出けたのだった。
ありがたいことだ。

今日も一日中夕暮れのような空だった。





ここしばらく頭の中がすっかりゆるゆるになっている。
多分長く続いた咳の振動で脳みそが崩れかけているのかもしれない。






冷凍庫の中に長いこと眠っていた製菓用チョコレートを使って、甘い甘いチョコレートケーキを作った。
新しい冷蔵庫を買ったのに、このところ乾物や残り物を工夫して食べきることに心傾け、新しい食材が入らないからいまだがらがらのすかすか冷蔵庫が腹をすかせている。

今日の出来事

39平米のテラスに見る秋の色数



予定通り今日新しい冷蔵庫が到着した。
今回は大型家電製品販売店で買わずに近所の家電屋で買うことにした。
店内では小さい方のサイズを選んだつもりだったが到着してみると大きい。
前の冷蔵庫よりも冷凍庫が2，5倍ほどあるので便利だろうと期待している。
冷蔵庫の無い生活だって出来ないことは無いのだけれど、贅沢になってしまっている。
我が家の階下はスーパーマーケットなのだから買い物だって面倒ではないのにグズグズしているうちに店が閉まってしまう。
まあ、結構不自由な状況はしばらくなら楽しめるものだ。
何をどれだけ買うか、普段より真剣に考えるし、素材を使うときも工夫をしたり、これはまた悪くないことだ。
冷蔵庫の無い時代だってあったわけだから、慣れればどうって事はないのだろう。

兎に角冷蔵庫は来た。
旧い冷蔵庫は約25年毎日真面目に働いてくれた。カチッと真四角な私好みのデザインだった。
さっきからドアを開けたり閉めたりして結構喜んでいる。新しい洗濯機（洗濯機はちなみに20年働いた）が来たときよりも嬉しい。
冷蔵庫を担いで来てくれた男性２人に旧い冷蔵庫を先に出したほうがいいんじゃないか？というと引き取りのことは聞いていないという。
いやそういう約束だったから持って行ってね、というとしぶしぶ、それでも元気に担いで帰った。もちろんサービス料金は支払済み。
さて、これでアイスクリームなども買い置きできるし、冷えたビールも飲めるというものだ。もっとも今の時期ビールは外に置いておけば十分だけれど。。。

保険会社に提出するから早くリストをよこせと画廊からのお達しがあったので
展覧会の展示品リストを今、作り終えたところだ。
いつもの事ながら作品の値段を考えるという作業は面倒だ。そんなことを言ってはいけないのはわかっているけれども実際何にしてもお金のことを考えるのが得意ではないから仕方ない。

ということで今日は冷蔵庫待ちリスト作りだけであっと言う間に一日が終わってしまった。一体他に私は何をしていたんだろうか？

誰か私の時間を盗んだ奴がいるんじゃないか？


。。。と疑いたくなる。

Struktur

　

土曜日10時から展示を始めて15時半に終えた。
思ったよりもスムーズに事が運ぶ。
2日間かける必要も無くなり、今日は友人の展覧会オープニングに顔を出す。
このところ体調を崩して散々な目にあっていた彼女のパートナー曰く
「展示の手伝いしていたら結構元気になったのよ。なぜだかね。」というので、
気が付けば私も展示作業以降、大分具合がよくなっている。
"アートは薬である”という結論。
作者（医師）は鑑賞者（患者）の症状を診断し、しかるべく作品を処方する。。。
というのはどうだろう？
この次にそういうプロジェクトを立ち上げようなど無駄口言い合って笑いあった今日も一日無事終了。














2008年11月21日～12月20日

オープニング　11月21日金曜、20時から

Galerie Alte Lateinschule

Dechant－Frenken－Platz 4, 41747 Viersen

こんな物を見つけた、こんな事があった。

移動遊園地、またはお祭りの時の移動トイレ



冷蔵庫の掃除をしていて冷蔵庫を壊してしまった。
もうだいぶ前から新しい冷蔵庫を買わねばと思っていたところだったのであまりがっかりはしていないものの、あわてて中身を始末するあわただしさ。
思わず予定外に料理してしまった。
”栗ペースト入りパイ”や"赤い果物の砂糖煮”や"栗蒸羊羹"や"ひよこ豆のカレー”"揚げもち”などだ。
具合の悪いときに限ってこんなことがおきるなあ。。。と友人にぼやくと、
具合の悪いときにそんな事しなくていいのに。。。放っておけばいいのに。。。と呆れられた。
貧乏性なのである。

台所を少し片付けたいと思っているところでもあったから、良いきっかけにもなるかもしれない。そしてしばらく冷蔵庫無しの生活だ。

台所といえばノルウェー、スウェーデン映画の「キッチン・ストーリー」を思い出した。“台所行動学”（！）調査員とその調査対象である老人の交流を描いた映画だ。奇妙な舞台設定の中で淡々と話はゆっくり流れて行く。
北欧の映画のなかに私の気に入るものが結構多い。
疲れた気分の時に見ると良い映画かもしれない。

















　お茶をいかがですか？　

名残

まだ咲いている。

水鏡

水
鏡




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やっとドローイングにけりをつけた。
もちろんまだ手を入れる必要はあるだろうけれど、一応区切りをつけた。
やっとアトリエにかさばる紙を運んだので、居間がやっと居間に戻った。
掃除片付けをする。領収書書いたり請求書書いたり手紙書いたり資料作ったりということを先のばしにしていたので大方片付ける。

展覧会は来週の金曜からだが、展示は今週の週末二日間かけてするつもりだ。

頭の中を一度掃除して、それからもう一度何があるべきかもう一度じっくり考えよう。


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秋深

一週間前の写真。
葉はこの半分方舞い落ちた。




週末はDVDで映画を2本観た。
一本はスティーブンキング原作の映画化　"The　Mist”
ある日謎の霧が町中を覆ってしまう。そして霧の中には何かが潜んでいた。
（この辺もっと見る側の想像力を使わせて欲しかった。モンスターの姿などそれほど必要じゃない。）
スーパーマーケットの中に非難して閉じ込められた人々が、徐々に進行してゆく状況の変化のなかで微妙な変化を起こして行くあたりが興味深かった。
しかし最後に疑問符がいくつも飛んでしまった。

もう一本はウェス・アンダーソンの"The Darjeeling Limited ”
なんという話ではない。ロードムービー。ボタン一個掛け違えたみたいなユーモアのセンスが可笑しい。

（面白かったけれども観終わって大満足！という部類じゃなかったかな。二本とも。。。）

ほんとは映画館に映画を観に行きたかったのだが、咳の発作が出るのであきらめたのだ。
今回の風邪は妙な事に咳が出る切りで、他の症状は無い。
しかし咳はしつこく、昨夜も咳で目が覚めた。腹筋背筋が痛くなってくるくらい咳が出る。

ヴィジュアル・ポエトリー

欠
け
た
闇








今夜は小さなコンサート＋朗読会に出かけるつもりだったが、
咳がひどいのでやめた。３ｍｘ３ｍドローイングはほぼ完了。

空を見上げると。

秋も深まれば空景色は多様だ。








ところで。。。。
だいぶ前からインターネット界（特にブログ）の文章を読んでいて語尾にｗが付いている事に気がついていた。
実は意味がわからなかったのだが、まあ大勢に影響なしということで無視して流し読んでおいたのだが、どうも気になるので調べると”笑＝Warai＝ｗ”なのだということがわかったチャットやオンラインゲームの場合、高速で表現記入することを要求されて、こういう記号が開発されてゆくのだろう。
語尾についてはまだいろいろ疑問があるけれど、とりあえず一つ解決。
（笑）と記入するのは確かにｗより随分手間取る。ｗは一回キーを叩くだけだ。
昔は（笑）という記入が好きでなかったが、確かに書き文字からは会話中に得られる言葉以外の情報を受け取れないことが多いので、私も使うようになった。
まあ、私はのんびり手間をかけて"（笑）”と記入しておくことにする。ｗ