散歩絵 : spazierbilder

記憶箱の中身

朝顔に

2008-07-31 16:51:45 | 植物、平行植物
朝顔に つるべとられて もらい水 (加賀千代)





久しぶりに植物に水が必要となったので水遣りホースを見ると朝顔がしっかり蔓を巻きつけて花までも咲かせていた。
やれやれ困ったなあ。。。と思ったが引きちぎるには忍びない。このままにして隣に水をもらいに行くわけにも行かないので仕方なく蔓を解いた。



今日も夏らしい日だ。
子供の頃朝顔で"色水を作った日”を思い出すような光がある。






 






関連 1

関連2




ぶつぶつ。。独り言など。。

2008-07-30 04:16:30 | 思考錯誤
私は仕事場へ路面電車に乗ってゆく。
電車の本数は多くは無くて20分に一本だから、我が家から停留所までは徒歩6,7分と言うことも計算に入れて、出かける前に時間を見極めてから出る。乗ってしまうと目的地まで15分で案外退屈しない。外を眺めたり、車内の乗客を眺めたり、本を読んだり、音楽を聴いたり、スケッチをしたり、日記を書いたり、今晩は何を食べようかと言うようなことを考えたりしているうちに到着してしまう。私の利用する時間帯は行きも帰りも大抵空いているので確実に座れるし、どうしてもコーヒーが飲みたければ”カフェ”のある車両もある。だけどたったの15分では落ち着かないので利用することは無い。それに出てくるコーヒーがおいしくない。
美味しいコーヒーを飲ませてくれたなら用が無くとも電車に乗るだろう。
「美味しいコーヒー飲みたくない?ご馳走するよ」と電車の停留所で待ち合わせするなんているのも楽しいけれどね?
しかし残念なことに不味い。
線路際と言えば畑が広がっていたり、森があったり、庭愛好家たちの借庭地帯が左右に点在して、この路線は割合気に入っている。

今から何を書こうとしているのか?取り立てて書くことが無いのにキーボードをいたずらに叩いているわけで、ろくな話は出てこないだろうから、暇をもてあましている人だけこの先に進んでください。

そして今日も電車に乗った。

天気の所為か頭がもやもやしているので考えることも読むことも出来ずにぼんやり外を流れる景色を眺めている。頭が働いていないので、外に何が見えるのかちゃんと把握していないはずだけれど、"そこ”に”これこれ”のものが在ると言う記憶が流れる景色に重なって、"見て”いるつもりになっているだけだ。

停留所を降りると後はひたすらまっすぐに10分歩く。運動としては少ないけど動かないよりはましなのだと思っている。
道すがらスーパーマーケットもあるし、まあ不便はしない。
道路脇にはスズカケの並木があってその足元の緑地帯にマッシュルームがぽつんぽつん生えているのを見つけてしげしげ眺めたり、スズカケの実を蹴飛ばして歩く。マッシュルームはもうかなり傘が開いてしまい美味しそうには見えなかった。
もっとも車が走る脇だし、犬の散歩痕跡が沢山残っているのを見れば、その茸を収穫する気にはならないけれど。(そういえば今年も茸探しに行かなきゃ)
マッシュルーム1個2個3個4個。。。12個数えたところにスーパーマーケットがあってオヤツを買った。
空が暗くなって穏やかでないのであわてて仕事場に駆け込むと間もなく雷が鳴り始めた。
私は雷が嫌いでもあり好きでもある。雷の音が神経に障るがバリバリと空気を裂く音は気分がすっきりする感じも在る。近くに落ちたりすると怖いとビクつきながらもぴかぴか光る稲妻はきれいだし、大体雷が鳴りはじめる時の雲空模様は魅力的だ。
雷が石英の多い砂地に落ちると雷管石と言うものが出来ることがあるけれど、昔それが欲しくてたまらなかったものだ。もちろん今でも欲しい。
ごろごろバリバリと始まった時、私は無事に仕事場について、コーヒー(これはインスタントで美味しくは無いのだけれど)を淹れてまだおやつの時間でもないのに"おやつ”を取り出して食べた。雷を聞きながら"おやつ"を見ていてそこに共通点があるのに気がついた私は一人で勝手にほくそえんだ。
"おやつ"は"エクレア”だった。
"エクレア”(éclair)はフランス語の「稲妻」だから、私は雷の音や光に脅かされつつ、稲妻をぱくついていたと言う話。(話の落ちとしては少々弱い)
"稲妻”を食べ終わってしばらくすると黒雲が消えて太陽が顔を出すとまた気温がぐんぐんあがってゆくのが感じられた。
絵の具が乾くのを待って一休みしている時、急に眠たくなって片手に鉛筆、片手にノートを持ったままほとんど気を失うように眠ってしまった。ほんの10分くらいのことだったけれどどうにも抵抗しがたい睡魔だった。目が覚めてみるとまだ描きかけだったはずの絵がすっかり完成していた。。。っていうことがあるなら良いけれど、そういうことは残念ながら起こらない。
後一月で何とか準備を終えないければならないのだから、寝ている場合じゃないのだ。

そうだ! マグデブルグでストーンヘンジと同じ様な遺跡が発掘された。素材は石ではなく木だそうだが規模としては大きく直径119mほどのサークルだと言う。こういう話はわくわくして楽しい。

これは今日の話題として取り上げるだけの魅力ある話だ。
電車に乗って仕事場に出かけてエクレア食べて居眠りしてしまうような退屈な話とは違う。





 ココナツ・パイナップルアイス。
階下のスーパーで売っているスペイン製。美味しいし、いでたちが可愛い。

散歩

2008-07-29 00:07:49 | 移動記録
Schloss Dyck

日曜日

久しぶりに天気がよくなりそうな気配だったので散歩。





午前中はまだもやのかかった空気。肌寒いくらいだったが、午後太陽が顔を出し始めると途端暑くなる。



ここはウォーターキャッスルで、もともと3重のお堀があった。お堀には黒鳥や鴨がのんびり泳いでいたり、水面を飛ぶ虫を狙ってツバメ達がアクロバット飛行を披露しているので眺めていて飽きない。芝生の真ん中には孔雀がくつろいでいたりもする。



最近修復を終えたこの城の中では展覧会があったり、他催し物もあれば食事もできる。
9月5日から15日にはIlluminaが(世界中で似た催し物があるが、景色の中に光をアレンジするイベント)開催される。



なんとなくこの色合いは面白いな。しかし妙にオリエンタル調なのである。




取り立てて良いと思った椅子ではないけれども、二つ仲良く並んでいるところが気になった。



古き物の中に新しき芸術作品を組み合わせて展示する企画は珍しくはないけれど、どんな部屋の扱い方をしているか見るのは面白い。



私なら図書室に何か展示してみたい。(実はこの図書室にはたいした本が入っていなかった)




この城に近くにニコラウス修道院があって、お茶も飲める。
周辺には果樹園があるのでリンゴの花が咲く頃も美しいだろう。実はその時期にはまだ来たことがないので来年は忘れずにいよう。




※Schloss Dyck 入場料7ユーロ。(Illuminaを楽しむ人は入場8ユーロ:20時から24時まで)


今日は32度。仕事場もさすがに空気が温まり始めた。床に広げた紙の上でしゃがんだり、立ったり、またいだりしているとすぐに眼が回る。血液循環機能不全気味だ。仕舞いに気分も悪くなってきたので数分休んでは作業続行。

夕方5時半頃に家に帰ると部屋の中はまだひんやりしているのでむしろ窓もドアも締め切っていたほうが涼しい。

今、夜12時の鐘が鳴ったところだが外の方が暖かい。凝り固まった首をまわし、イタタタと情け無い事を言いながらしばらく星を眺めているうちに、なんだかのどが渇いてきたので、日曜日にSchloss Dyckで買ったシードルの冷えたのを具合良く思い出て開けてみた。もちろんその周辺で取れたリンゴを使っている。さわやかな軽い味。グラスの表面にできる水滴を眺めてホッとする夜なんて7月下旬にして今年初めてなのだ。

暑い夜にはこういうのもたまによい。


Lavender Pinocchio

2008-07-28 08:54:46 | 植物、平行植物
2,3日前から蒸し暑くなってきた。昨日は午後に入って30度を越した。
数日前には15度だ16度だと言っていたわけだから、この温度差は少々堪えます。朝晩はかなり涼しいから昼過ぎになって急に湿度温度が急上昇して行くと夜になって雷が鳴る。この数日はそんな状態。欲を言えばからっと晴れてほしい。(煙ったような空。。。私の頭の中をのぞいているような感じ)
いきなり頭の中が膨張した様で痛いけれど、それでも暖かいのはうれしい。



Boerner (USA) 1948 Floribunda
ラヴェンダー・ピノキオの色を写真に撮るのは難しい。何度撮っても色が出ない。
まあ、ほかのバラも同様だけれども。。。
蕾の色から開いたときのなんともいえないラヴェンダー色にピンクと茶色をかけたような微妙な色。
朝開花して夕刻には退色をはじめるがその淡い茶色がかった色合いは本来地味な色味なのに眼を引く。香りもよい。














いくつかのバラの2番花の蕾があっという間に開いた。今年は黒星病が酷くて見るにつけ気の毒だ。なるべく落ち葉を拾って始末するくらいで今は手の施しようはないのだろう。

Pierre de Ronsard 
蕾はたくさんあがった。今咲いているのは一輪だが、次々に咲き始めるだろう。
春より色が濃い気がする。
Isabella Renaissance 
一輪ずつぽつぽつと咲いている。いつもながらの美しい暗紅。黒星病
でかなり葉を落とされたにもかかわらず美しい花を咲かせる。
Glamis Castle 
たくさん蕾があがったのに雨続きできちんと咲かない蕾多し。
花が小さくなったが、繊細な花びらは相変わらず美しい。
James Galway 
春はゾウムシに蕾を大量に荒らされたが、病気にも強いので元気に育っている。
切花の持ちもよいし、切って後の花色の退色加減がなかなかよい。
Jacques Cartier 
まだ一厘。今年はハダニがついてしまい気の毒。
Clair 
このバラも切花で良く持つ。香りは甘酸っぱい。今2厘咲いている。
Rhapsody in Blue 
やはり香りよし。咲き始めも退色しているころも素敵な色。
Sommer Dream
実は春先に花ビラがごわごわしているのをけなしていたのだが、それでもよいバラだ。これも黒星病にやられて葉を落としたが、それでも花をたくさん咲かせている。面白いことにこの薔薇は花散る前に花茎の根元にある自らの仕掛けで落とすのだ。花びらがはらはら散るのではなくすっかり青白くなってしまった花は丸ごと落ちる。
Lavender Dream
一段落したが、またぽつぽつ新しい花が現れている。
Turgay Fall
この2,3日の急な気温変化で水が足りなかったか、葉が急に黄色くなってしまった。



ほかの植物だって元気に咲いているのに最近薔薇の話ばかりしている。

月見草、シキンカラマツ、朝顔、ベゴニア、へメロカリス、アジサイ三種、ニワウツギ、秋明菊、ゼラニウム、バコバ、藤。。。。などなどが咲いている。


なぞ の ぶったい 

2008-07-23 09:32:17 | 思考錯誤







○独り言

1)

コンピューターが壊れた。
壊した。。。というほうが正しいのかな?
もちろん故意に叩いたり落としたわけではないが、かなりな過酷労働をさせていたのは確かで、壊れた報告をすると周りの者達から、さもありなん!という答えが返ってくるのですが、ほんとにそうなんだろうか?
新しいマシンに以前使っていたOSを入れて何とか環境設定終了。
たまっていたデータを外付けハードディスクに押し込んでやれやれと安心していたらこれがまた問題発生。動かない。専門家がチェックしたところによれば中身は問題ないけれども外付けハードディスクの箱が問題らしくそれを換えれば大丈夫ということなのでひとまず安心。。。だと思う。


2)

9月にある2つの個展に向けて製作中。またもや重なってしまった。。。
思いつくこと多かれど、足踏み出せば鼻先でバタンとドアが閉まるが如しで、一歩踏み出してはがっかり後退。
そのうちに先が見える窓が開くのだろうと信じて今日もあがく。

3)

レンズの具合が悪くなったので眼鏡を新調した。私は服装にはそれほどお金をかけることは無いが眼鏡だけは別だ。それに眼鏡という代物が実用の意をはずしても好きだ。今回はいつもの店で半額セールなどをやっていたので思ったよりも安く上がった。いつも黒っぽいプラスティックフレームだけれど、今回は珍しくチタンで表は明るい小豆色、裏が真鍮色である。
Lunettes Anne et Valentin 

4)

しばらく前のこと。写真を撮っていてピントが甘い。ある日、コンピューターの前で写真を見ていると、後ろを通りがかった相棒が「今回のはピントが合っているじゃない」という。「そう、シャープにするというカメラの設定を一メモリあげたからね。」と返事。
「えっ!そんな設定ができたっけ?」
「えっ!?」
ふと手元のカメラを見ると、その設定ボタンが無いのだ。
しばらくカメラを弄りながらコーヒーを飲みながら散歩しながら料理しながら使用説明書を読みながら考えた。
どうやら私は夢を見たのだ。夢の中でカメラの設定をしていたわけで、"シャープに写す設定”なんて実際どこにもありゃしない。
夢と現がすっかり混沌として区別がつかなくなっていたから、夢の中で起こった事が現にもちゃんと反映しているんだ。

5)

今日の空は明るくなってゆく予感。
温度も上がってきた様に思う。明日は27度で快晴の予報。

6)

仕事場の入っている建物の屋根の修理はまだ始まらない。保険会社がすぐに首を立てに振らないからだ。相変わらずビニールシートがかかって、細かい砂利の入った袋をくくりつけたロープがぶる下がっている。
心なしか今回できた壁のしみが広がっているように見える。ちゃんとしるしをつけて確認しておかねば。。。工事が始まるのは後2,3週間先だと言う。それまで晴れていてほしい。






ミュンスター

2008-07-21 09:38:40 | 美術関係



先週金曜日はミュンスターという街に出かけた。
ミュンスターは小さい街ながらインターナショナルな彫刻展が開催されたりするので街名を知っている人も多い。
今年9月6日は"Museumsnacht”で夜中まで美術館も無料で見学できたり、画廊も夜中までオープンドアーになる。
その企画に関係している某画廊を尋ねるのが第一目的だった。手早く用事を済ませてから、同行の友人と一日ミュンスター観光をしようという事になっていた。
あいにく雨雲厚く垂れ込め、時に勢い激しく振る雨に追われる様に走らされたりしたがそれでも結構楽しく歩き、時速25キロで走る街一周観光案内バスも乗ってみたり、思い切り観光客気分に浸ってみたがこういうのもなかなかよいものだ。この次はどこに行こうか?(展覧会はいつも観光のしがいがあるところでしたいものだ)
お土産はこの街に何軒かあるパン屋に干し果物や木の実がたくさん入った少し固めのパンを買った。友人も私もそのパンが気に入っている。ミュンスターにいったら必ず買って帰る物。

 この空。。。。

 この街には興味深い歴史が隠れているが、その話はまた後で。。

 聖パウルス大聖堂 戦災を受けたが再建。

 大聖堂の中にある天文時計まず1408年に作られたが、1534年に破壊され1540~1542年にかけてもう一度作られたものが今に至っている。カレンダーは2071年まで。

 大聖堂のオルガン

 街の中で見かけたブックアートの店。残念ながら開いていなかった。左の事務机の上になんだかかわいらしい形態の物体が飾られていて目を凝らしてみたら、原種シクラメンの根で土もないのに饅頭上の根からピョンピョンと二本の茎が出て天辺に薄ピンクの花を咲かせていた。

 鉄の三つ足台の上に具合良く乗っている。

 上のブックアートの店の隣はレストラン。室内装飾がしゃれている。まだ開店前で入れずに、これも残念。



。。。というわけで、相変わらず暗い月曜の朝。明日から夏が戻ってくると言う天気予報だけれど、昨日も時折たたきつけるような激しい雨が降ったりやんだりだ。
傘をさしても濡れてしまう。
ただいま12,3度。 今週金曜日は29度くらいにあがるという。この気温差やってられないなあ。。。そうなるときっと週末はまた雷雨ってわけだなあ。
さて、ぼやいていても仕方ないので、ダウンベスト(今。。。夏だったよね?!)を羽織って出かけてくることにします。

ああ、指がかじかむ。。。

かんがえる

2008-07-17 09:24:00 | 思考錯誤
彼の名は"Denker"(思索者、哲学者の意ですね)

"ワガテラスノマモリガミ" でもあります。


えっと。。。何を考えていたんだっけ。

 はてな。。。?

 まあいいやね。   








本日の気温最低気温11度、最高気温19度の予想。現在15度。






そういえば。。。

一昨日水溜りに落ちていた薔薇の葉の裏にゼリー状の物体がついているのを発見。
肉眼ではゼリーの中に整列して埃サイズの点が沢山見えたので、早速顕微鏡で覗く。





顕微鏡に移動する間崩れてしまったが、ゼリー状物体の中の点はらせん状に並んでいた様だ。(何しろ最近とみに目が弱くなって自信が無いんだけれど)

これは多分ユスリカの類の卵だね。




waterfall rose

2008-07-16 10:50:02 | 思考錯誤
昨日はなかなか良い天気で足取り軽く仕事場に向かい、試行錯誤続行中とはいえ割合はかどったので気分良く帰り道にはリュックサックにここで買わなくてもいいのにというものまで食料品を求めて背負い帰宅した。当然今朝は肩こりに襲われてにわかに柔軟体操したって追いつかない。
今朝は朝から雨。
暑ければ暑いですっかり寒冷気候に慣れて汗腺の数もぐっと減ったに違いない体はぐったりして文句を言うのかもしれないけれど、何しろ今年は「暑いねえ。。。」と挨拶を交わすことがいまだに無いのはさびしい。



。。。相変わらず植物の話です。


 Waterfall Roses 、Tugela Falls 

オランダで作られているウォーターフォール・ローズ・シリーズ。
よく節操も無いくらいぎっしりと咲き零れているタイプだ。
ちなみにTugela Fallは南アフリカにある滝で850mほどある滝だそうだ。


小さい花は最初元気にぱっと開き徐々にふんわりとした様子
になるところが可愛い。
香りは無いものと思っていたのに鼻を近づけると淡く淡くジャスミンのような香りがするのでとても嬉しくなった。














さて、雨に負けず出掛けてくることにします。



散歩絵

2008-07-10 20:10:01 | 散歩ゲーム

Südpark Düsseldorf



羽衣草の露が集う



ここは1987年に開催された全国ガーデンショーの跡地



色々な造園家の作ったコーナーが程よく混在



水のある庭風景も良い感じに育った



シモツケソウが沢山咲いているのを観たら口の中が甘くなった。
(田麩を思い起こした)



薔薇の咲く一角



池の中の仕掛け



ダリアの咲く一角



風にゆれる薔薇



ペットボトルの中になぜか色々な草がつめてある。
誰の仕業?



好きな形




先日曜の昼下がり。

どちら様でしたか?

2008-07-10 09:33:12 | 植物、平行植物


去年の小さな挿し木の薔薇にも花が咲く。見上げた根性だと感心する。
直径5cmにも満たない薔薇で、なんとなく見覚えがあるようなないような気がする。
実のところ誰なのかわからなくなってしまった。葉も花も香りもwilliam shakespear 2000にも少し似ている。他にこの手の色を持つ薔薇は今のところ無いのだ。謎だ。。。
覚えに写真を撮ってから花を切って部屋に入れた。

 しばらく経つと少し紫がかってやさしい色になった。

貴方は誰?



紫といえばこのグレープジュースのような液体。実に美味しいのだ。
。。じゃなくって、これは実験液なので飲めない。
さて、一体”何”を煮出した液でしょう? ついでに布を染めてみようと思ったが、明礬を入れても旨く定着できず失敗。

     


実は百合の花粉。
花粉が服につくと黄色い染みが落ちない。そのまま紙に撒いて染めてみようと思ったが実験心が頭をもたげて煮てみた。
まず煮出すと臙脂っぽく、明礬を入れると赤みのある紫に変化した。
こういうのって単純に楽しい。何の役にも立たない事に時間とエネルギーを浪費しているようだが面白そうだと思う事はどんどんやってしまおう。
子供のころ良くこんなことをして遊んだ。朝顔などの花を沢山摘んでは色水作って一人科学者ゴッコをしていたのを思い出すが、今だに似たようなことをやっているのは可笑しい。いくつになっても変わらない。
”実験”に憧れていたのだ。いまだに実験道具など見るとわくわくする。






咲き終わりで安売りになっていたミニ薔薇を、つい。。。つい、連れ帰る。 
(ミニ薔薇として室内向けに売っているバラにまで手を出すつもりは無かった。ミニ薔薇というのはもともと小さな鉢の中でも充分生きていけるタイプの矮小性薔薇を指して言うのだろうが今ひとつ私にははっきり判別できないことがある。
案外色々な種類があるのに驚く。)



●【私の薔薇選択基準は色姿形もだがその香りにあるから殆ど香りの無い花の多いミニ薔薇にまで手を出すつもりはなかったのにクリイム色とオレンジ色の混ざるあせたピンク色というこの色の組み合わせがなかなか良かったのでまあ切り花を買うことを考えれば安いものではないか長く楽しめるし上手くすれば冬も越して来年も楽しませてくれるだろうしコーヒー一杯も飲めないこの値段でそれほどに楽しめるなんて実に得なのではないかといいながら連れ帰り本当は作業に取り組まねばならないのに可愛いこの人たちに水をたっぷり飲ませてテラコッタの鉢に住処を見つけ引越騒ぎをして前に後ろに視線を這わせながら記念撮影などもしてみたりニヤニヤ一人笑いこの人たちが気になるのでやっぱり作業に戻れなくってそれならばとりあえずコーヒーを淹れてみることにしようと用意をしてああ美味しいなあと満足の吐息もらしつつかわいい人たちを似合いそうな背景においてみたりテーブルの上においてみたり他事を放り出してこまごまとお世話してしまうこれは一つの病気であってつける薬は残念ながら開発されていないし今後回復完治の予想はまったくないのでコーヒーカップ片手カメラ片手に持ちながらかわいい人たちの前でにやけているのはとても気味悪いのでこんな私を誰にも見せたく無いな。。。。】●



ところで。。。

真ん中の公孫樹の盆栽意外は風に乗って我が家に着地した種が発芽したものだ。
公孫樹は当時(5年前かな)日本から送ってもらった銀杏を蒔いたのだ。
右の楓は多分Acer ginnalaだと思う。秋は美しく紅葉する。現在1mほどに抑えて鉢植えになっている。あの小さい種から木が育ってゆくというのは感動物である。案外上手く育って幹も太くなり今年は初めて花も咲いた。
左のもみじは隣のテラスに植わっている楓の種が飛んできたものと思われる。
今年になって見つけたのでまだ赤ん坊だ。上手く育つだろうか?

   


へっぽこ盆栽モドキの鉢がなぜかぽつぽつ増えて行く。

ORGAN²/ASLSP-世界で一番長い曲

2008-07-08 19:02:20 | 思考錯誤
John・Cageの作品ORGAN²/ASLSPは世界で一番長い曲であり、2001年に演奏開始され演奏終了までに639年かかるというものだ。ASLSPは”as slow as possible”の省略である。
Halberstadt市にあるSankt-Burchardi教会(リンク1)で途切れなく演奏されている。
実は演奏というより"音”としか言い様がない。現場で一度に聴ける和音は一つ。まだ未完成の楽器は演奏の進行と共に出来上がり2009年に完成予定で、錘でオルガンのキーを固定して次の変更日まで"音”は延々と鳴り響くわけだ。

先日7月5日に第六番目の音の変更儀式が市長の手によって執り行なわれた。音の変更が終わると集まった聴視者達から拍手が湧き上がった。これはすでに儀式のようなものだ。
変化の早い現在社会への批判であるとか、時間のゆっくりとした流れを意識して欲しいというのがケージの提案の一つらしい。
上手く遂行されるならこの作品を最初から最後まで聞聴き続けるのは"教会の壁”だけということか。
誰もいない時間に鳴り響く音を想像すると少し背筋がゾクリと来る。
音だけ聴いても理解は難しい。。インターネットで現在の音を聞くことは出来るが(リンク2)5分も聞いていたら頭痛がすることだろうし、ましてや私の場合先日抜歯した傷が疼くってものだ。
しかし、ゆったりとした流れ、急がずに。。。というメッセージが私に聞き取れるかどうか実際出向いて確かめて見たいと思う。
お前の存在なんてこの宇宙的時間の中でとるに足らない小さなものだ。。。という風に聴いてしまう気もしている。
音楽は私達を在る所から在る所へと連れて行く乗り物のようだと何時も思い描いているが、この一音は果たしてどんな効果をもたらすのだろう?





アナベルの大きな花球が大風に折れてしまった。ちょうど最後のTeasing Georgiaと一緒に瓶にさした。アナベルを一つ活けて見るたび昔のひらひらした女性水泳帽を思い浮かべる。

ということで"上品なおばあさんがひらひらとしたアナベルのような水泳帽を被って、そこにあった薔薇の花を手折って耳元に挿したの図。”



形態識別フィルター

2008-07-07 12:03:30 | 思考錯誤


雲を眺める

絶えず変化し続ける







私はここに飛ぶ人が見えた。

それであわてて写真を撮った。

なぜなら、少し顎を突き上げるように

力を溜め込み今飛翔しようとする姿は

とても頼もしく好ましく見えたから。。。




飛ぶ人なんか見えないよ。。って?




それぞれが持っている様々なフィルターを通せば色々なものが
現れでてくる。

私の形態識別フィルタにかかると”飛ぶ人”が現れる。



貴方には何が見えますか?






あ、今日は七夕祭りだ。

天道虫

2008-07-04 21:55:55 | 写真
Pat Austin とサボンソウ



一昨日は日中は夏日で夕立が始まると、雷までもが一緒になってゴンゴンと降った。
私は情けない思いで抜歯された側の頬にぬれタオルを当てて冷やしながら、DVDなんぞ観て気を紛らわせていたので、外が晴れだろうが雨だろうが雷が落ちようがどうでも良いという気分だった。後数日の傷口は疼いて私をイライラさせるのだろう。
医者に行くと初診料を10ユーロを払うが、四半期ごとにそれは更新せねばならない。タイミング悪く医者にかかると何度も支払うはめになる。今回6月中旬に予約を取り、事情があって翌週まで延ばされて初診
は6月下旬。そして昨日は7月に入っていたので再び10ユーロ也。
ああ、しまった。。。と思ってももう遅い。

この数日、雨が滝の様に降ったり、止んだり妙な空模様だ。
またもやコンピューターの具合が悪い。グラフィックドライバーの故障だろうか?
どうにも働く気はないらしい。
用心のためデーターを外付けハードの中に放り込んだ。ものすごい量だ。
もう一台のコンピューターもあまり元気ではないようだが、とりあえず使えるのが幸いだ。私もまだ歯が痛い。いや歯はなくなってしまったのだから歯茎が痛いのか?コンピューターも私も元気のないこの数日である。




今日の午後、世話になっている画廊に頼まれていた小品をもって出掛けた。ちょうど辿りついたその時、また雨が降り始めた。
挨拶などしながら上着を脱いでいるとうなじ辺りに何かが動くのを感じて手をやると天道虫だった。
いつから私に同行していたものか知らない。
しばらくの間、私の指先に出来た血豆ような振りをしていた。手を動かしながら話をしていても一向に動かないので、ひょっとしてもう彼は(彼女か?)生きてはいないのか?と気になって"血豆モドキ”を鼻先に近づけると、急に羽を広げて音もなくふわりととんだ。飛ぶ先を眺めていると、そこに掛けられていた絵にピタリと停まった。
ベージュと深緑色が絡まるあたりのちょうど具合のよろしいところにポツンと紅い点が描き加えられた。私はその絵を観ながらちょっと何か欲しいものだな。。。と思っていたところだったので、天道虫先生の一筆に納得したのだった。




ある日、スイカの香りに釣られる。。。

2008-07-02 07:59:16 | 植物、平行植物
Pierre Gagnaire (Delbard) 

蕾は杏色で、花開けば杏色に裏側が淡いピンクであったり、すっかり淡桃色であったり、花の縁ばかりが紅をさしたようであったり、または退色して白くなってゆく。
花は小振りで花びらの捩れが優雅である。たまに白、杏の2色に色塗られていることもある。なかなかに色々な姿を見せてくれるのが嬉しい。毎朝今日はどんな花が咲いているかと見るのが楽しみになる。色移ろう花の表情がいとおしい。夕暮れに花は眠るように体を丸めて、其の姿も愛らしい。
これの薔薇を入手したのは3,4年前の事で、当時は花色がもう少し濃くもう少し大きな花だった様に記憶している。それが段々に小振りで色淡くやさしげになった。それは多分我家で栄養不足気味に育っている所以なのだろう。勝手なことを言うが、私個人としてはこの方が好みであるから、少しばかり窮屈を我慢して住んでもらっている。(全く勝手なもんだよね。。植物には迷惑なことだろう)
購入時に苗に下がっていた名札はとっくに紛失してしまった。札には香りの傾向がかかれていてベルガモット、すずらん。。。スイカ。。。。と続いていた。ベルガモットもすずらんもたびたび薔薇の香り表現語彙に登場するが、スイカと言うのは珍しい気がする。確かに言われて見ればスイカと言えなくもない。一番にうなずけるのはベルガモット香で、いづれにせよ淡い香りだ。
この薔薇を見つけたとき、写真は見たものの花はまだ咲いておらず、"スイカ”と言う香りの表現が面白くて思わず選んでしまった私だ。
何が功をなす(?)かわからない。。。。と言うお話。

そういえば今年はまだスイカを食べていない。何しろスイカ日和が一日もなかったからだ。売られていても食指が動かないのだった。でもまだ7月に入って間もない、もう少し期待していよう。







    





今朝はまださわやかな空気だ。朝から半袖裸足で平気と言うのは今年初めてかもしれない。今朝の予報では30度に上がる。(昨日は34度といってたけれど。。)
明後日は又20度くらいに下がって雨というから、今日一日くらいは夏らしさを楽しみたいものだ。もう七月に入ったというのに今年はちゃんと夏がやってくる様子がない。天気の良い一日だと言うのに今日は歯医者に行くことになっている。抜歯なので不安。

そうそう、世のコーヒー愛飲家に報告。
コーヒーは疲れた筋肉の回復を助長するそうだ。
。。。と言うことでここでコーヒーを一杯頂くことにします。