本棚7個じゃ足りません!

引っ越しのたびに蔵書の山に悩む主婦…
最近は二匹の猫の話題ばかりです

ぐずぐず年賀状

2006年12月29日 | 日々のこと
年の瀬も押し迫っているというのに、
今頃年賀状を書いている我が家なのです…。

焦っているのに、一言書き添えるのって、難しい。
近況報告といっても…今年何があったかなぁ。(すでに忘却
写真付き年賀状だったら、余白も少ないだろうに。
ううむ。来年はかめ写真でも撮り溜めしておくか(縁起もイイしね!)

それでね。今までいただいた賀状を見ていたら、
子供のこと、「頑張って」みたいなメッセージもあったのですよ。
社交辞令みたいなもんだし、別に深く捉えたりはしないけど、
なんて返したらいいか分からんなぁ…と思って母に話したら、
「頑張れませんでした!って書けばいいじゃない」だって。
母、ナイス!(笑)
そうなの。ママにはまだなっていないけど、
わたしはわたしでこの一年、しっかり生きてきたんだしね。
それくらいの皮肉、書いたっていいのかもしれない。

夫にはわたしにない強さがあるけれど、母にもそういうところがある。
傷つきやすいようで、意外にたくましいんだよね。
なのに娘のわたしは小さなことにつまずいてばかり…。
我慢を重ねて重ねて突然爆発するところは、
ばっちり遺伝しちゃったのに。

わたしたち夫婦の夢の子供は、ぜひ夫に似てほしいと思います。
人間関係に対する強さを備えてほしい。
ああ…だけど、夫そのままなら微妙に社会とぶつかるか(笑)。
じゃあ、わたしの繊細さや気配り(?)も添えて。
きっちり半分ずつ互いの良い所が遺伝すれば、
とても素敵な人間に育ちそうな気がします。
(そういう戦略の元、利己的な遺伝子の仕業で
まるで正反対の夫を好きになったのかも知れぬ。
実際は短所ばかり受け継ぐ可能性だってあるのだが。
わたしの遺伝子はギャンブラーなのか…

迷うフラメンコ

2006年12月28日 | そのほかの趣味
どうしちゃったんでしょう、うちのパソコン。ネットとの繋がりがまた悪い様子!めんどくさいけど、今回も携帯で投稿だあ~。

体調を崩して一回お休みしてしまった、フラメンコの教室。次に行ったら、物凄く進んでいて全然ついていけなかった!
あの時はお休みした方がいい状態だったし、二週間ほど練習できなかったんだから、上達が遅れてしまうのは仕方ないんだけど。

なんか生徒さんたち、わたしが休んでいる間に仲良くなってるし!(「あなた以外の名前はみんな覚えたのよ」って、奥さん、そんな酷い…)
病み上がりで久々に学校に行ったら、もう仲良しグループができていてひとり取り残された小学生の気分。

そしてまた、教室の雰囲気も変わってしまったような気がした…。みんな熱心だから、先生も積極的に先へ先へ進んでいこうとしてるみたい。
前に見学にきた方が、結局講座に申し込まないで去って行った気持ちが、休んでみてよく分かった。すでに一つに固まっているというか…新たに入り込めない空気ですもん。集団内の位置付けがもう出来上がってる感じだし…。

本当に、納得しなきゃいけないんだけど。わたしにはわたしのリズムがあって、人と親しくなるのも、何かを覚えるのも、普通の三倍は時間がかかるんだってことを…。(でも、なんでもゆっくりすぎて、こんな風に周りを見ているばかりなのは悲しい…)

またテンションが下がることに…ちらほら引越し話も浮上中(未定だけど)なんですよね。今も教室までは片道一時間かけて通っているけど、引っ越したら二時間くらいかかるかもしれない…。その時はさすがに別の教室を探そうか…とも考えてる訳です。

ちょっとこの感じでは、フラメンコそのものも、どさくさにやめてしまうかも…?という気がしてきて。
やばいので、景気づけに可愛い格安ファルダを買おうと思います。元を取るまで…続けられるかもしれない。(負けるな、自分。そのうちいいこともあるさ…)

♪//♪//♪//♪//♪//♪

お正月、夫は例年通り「昼間からアニメを観てお酒を飲む」計画を立てているようです。
今年はそれに律義にお付き合いした結果、わたしまで胃腸がおかしくなってしまったので、来年はほどほどに距離を置くつもり。
おつまみは作り置きしておくと飽きるみたいだし、かといって朝から晩まで延々作り続けるのも疲れるし、「昼間のおつまみは自分で用意してね」と言ったら、愕然とした顔をされた。(『信じられない!』といった表情でじっと見返してくる…アメリカのシットコムにありがちなあの表現です)ふふふ…いい気味っ。
でもまあ、お仕事お疲れ様なのだから、三が日くらいは優しくしてあげますか!

来年の目標

2006年12月27日 | 日々のこと
女の人って、過去をしつこく覚えているもんですよね?
年末のこの忙しい時期に、昔のことを思い出したりして、なんか立ち止まってしまうわたくしなのでした。

来年はね、もっと自分というものを持つべきだと考えていた訳ですよ。
周りに(ていうか、夫に・笑)左右されず、自分の揺るがない心と生活を持つべきだって…。相手のことを大切に思う気持ちは大事だけど、そのために自分を押し殺して生きていたら、いつかきっと破綻してしまうから。一人の人間として、もっと気持ちを表に出してもいいんじゃないかと…考えていて。

でも夫にしてみたら、わたしは今でも充分ワガママ妻という認識なのよね…とため息をつき、…思い出しちゃった。

もう三年以上も前になるけれど。入籍して引っ越して…間もなく妊娠して(…流産してしまったけれど)。なじみのない土地で母親になることの大きな不安を抱きながら、結婚式の準備をしていた二月。
誰かに支えてほしかったんだけど、夫も転勤したばかりで仕事が大変だったものだから、全然話をしてくれなくて。

ある休日に、とうとうわたし、壊れちゃったんだよね…。大喧嘩して、家を飛び出した。もう、本当に行き場がなく追い詰められていたんだけど…、しばらくしたら、気持ちを収めて家に帰ろうって思った。
で、泣かないために賑やかなランタンフェスティバルの会場まで行って、平気な顔を作っておうちに戻った訳です。その頃には夫も優しく迎えてくれたので、一応落ち着いた訳だ。

しかしですよ。のちに夫は酒の席で、「うちの妻は怒ると飛び出す癖があるんだよね~。前なんか突然家を出るから心配して待ってたら、ランタン祭を見て帰ってきたよ!」などと、さも妻が呑気なお馬鹿さんであるかのよーに話していたのです。

あの時は「実家か夫の元か」の分かれ道に立っていたんだよ、本当は!(怒)黙って聞いてりゃ調子にのりやがって、呑気なのはおめーだっつーの!つーの!つーの!つー…!(エコー)

ま、まあ。所詮は過去のことなんですけれど。芋づる式に思い出して、怒りまで蘇ってしまったり(笑)。なんかねえ。夫もわたしのような訳分からない妻に耐えてるのかもしれないけど、わたしはそれ以上に鈍い配偶者のために苦労してるんだよ。必死で自分を抑えても、なーんも気付いておらんのだもの。とほほ…。

だから来年こそは我慢しない。不満を溜め込まない。「わたしが大人にならないと…」なんて思い込まない。きちんと主張する妻になるのだ。夫がむくれたら、そのまま放置できるような強さを持ちましょう。(今度は夫が家を飛び出したりして・笑)
夫の方には、「言いたいことがあるなら自分から話せばいいじゃない」という姿勢から、「言い分があるなら、ちゃんと分かるまで聞くから、ゆっくり話してごらん」という風に変わってほしい(涙)。
いつか、何事も話し合って解決できる夫婦になれたら…いいですね。

イブのごちそう

2006年12月25日 | 美味☆礼賛

昨日は珍しく、午後から台所で立ち働いておりました。
晩のごちそうの準備です。

クリスマスといえば少女時代、物語に出てくるような(『若草物語』とか!)
ディナーに憧れ、色んな料理をこしらえたものですが、
我が家は雰囲気を重視する家庭ではなかったため、
苦い失望をかみ締めて終わる…ということの繰り返しでした。
(酔って騒ぎ出す父を無視したためにかえって苛立たせ、
せっかく用意したごちそうを目茶苦茶にされてしまったり…
といったつまらない事で当時はよく泣いておりました

無用に夢を膨らませるタイプだったので、
その夢が踏みにじられた時の胸の痛みは大層つらかったのです。
こんな思いをするなら…いっそ何も作らないほうがいい、
という心境になって数年…。

しかし波乱の実家(笑)はとうに離れていることですし、
久々に作ってみることにしました。ローストチキン!
今度は何も期待しない。
ファーストフードをこよなく愛する夫にも褒められるとか、
ほのぼのとふたりのディナーの時間を楽しむとか、
そんな夢を抱いてはいけない。
これは自分の…料理の腕を磨くために作るのです!

出来上がったのはこちら。ローストチキンのバターライス詰め。



まだ生焼けだったみたいで、このあとしばらく焼き直しましたが、
出来上がったら、お肉も甘栗入りのライスも美味しかったです。



お酒は飲みやすいマドンナ。
夫が洋酒を好まないもので、ワインは滅多に飲めないのですが、
お願いして妻のために買ってきてもらいました。



デザートは初めて作ったティラミス。これは最高!
なめらかで軽くて、ほんのり大人の味。

さて。この通り、ごちそうは成功の部類だったのですが。
ひとりで友達の家に行き、泊まってきた夫は、
家に帰ってくる頃には疲れ果てて風邪をひいておりました。
具合が悪いというので、食事もそこそこにベッドに送り込む…。
ところが!居間と寝室、両方で電気を使いすぎたため、
ブレーカーが落ちてしまいました。
二部屋に分かれて過ごすのは無理みたい…。

仕方が無いので、わたしも寝室に移動し、
その辺のプラスチック籠をひっくり返してテーブルを作り、
マドンナをゆるりと飲みながら、ごはんの続きを食べることにしました。
正面の箪笥を見ながら、ひとりクリスマス・ディナー。
(夫は傍らで横になりながら、CDをあれこれ聞いている)

やはり…ムードに恵まれない身の上なのでした。

     ♪~~♪~~♪~~♪~~♪

今朝の会話。
妻「サンタさん、来なかったね…。靴下出しておけばよかった…」
夫「あれはいい子のところにしかこないんだよ」
妻「わたし、いい子にしてたのに…」
夫「“子”じゃないよ」
妻「30年待ってるのに…」
いまだにご来訪がないとは。悲しいことである…。



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図書館で借りました:11

2006年12月23日 | 

『神のロジック 人間のマジック』西澤保彦 文藝春秋 2003

何処とも知れない、隔離された「学校」に寄宿する少年少女たち。
生徒の一人マモルは、奇妙な環境ながらもそこに順応していた。
しかし不遜な新入生の乱入で、邪悪なモノが動き出し…。

先に読んだ夫の感想があまり良くなかったので、
しばらく借りずにいた本。わたしの感想は、う~ん…。
(ネタバレになったら困るから曖昧にしておきますが)
ミステリとしては、きわどいところ。
学園サスペンスとしては、落ちがつくまで気を惹きます。
普通の小説としては、寓意性などがあり大変面白いです。

ええと。自分と世界との間に大きな齟齬を感じているタイプには、
洒落にならへんお話です。色んな意味で、痛いところをつかれる。


『都市伝説探偵団』アエラ都市伝説探偵団編 朝日新聞社 2005

「あくびはうつる?」「恐怖のあまり一夜で白髪になる?」
「フリーメーソンは世界征服を狙う?」などという、
世間に流布している都市伝説の真相をライトに解明。

噂って、「まさかなぁ…」と首を傾げつつ、
「でも皆言ってるし根拠があるのかも?」と思わせる力がある。
この本に取り上げられていた都市伝説、
何件かはわたしも「あるかも…」と怯えておりました。
「死体プールの高額バイト?」とか、
「マグロ漁船で借金返済?」とか…。よく聞くよね。
そういえば「とげが心臓に達すると危ない?」というのは、
母親から聞かされたため本気でそうだと思ってたよ。
調べもせずに単純に信じてた。ああ…。
(注:勿論、都市伝説探偵団は事実を検証しているので、
その伝説が正しいという結論になることもあります)

こうして目からうろこが取れたのは良いことだけれど、
きっと都市伝説は次々生まれていき、
今度は別のことを半信半疑で受け入れたりするんでしょうね。
そんな自分にめげず、どしどし本を読んで啓蒙されよう。うん。


『泣き虫弱虫諸葛孔明』酒見賢一 文藝春秋 2004

若き日の諸葛孔明が、“臥竜”の噂を巷にばら撒いて、
自分に相応しい就職先を得ようとするが、なかなか機会が訪れず、
その間に妻も娶ってしっぽり仲良く暮らしたりもするが、
やがて「三顧の礼」で劉備をひっかける、というお話。

これは愉快ですよ!
諸葛孔明がとことん変人で非常識なんです。
いや、彼だけではなく、三国志でお馴染みのメンバーが
ことごとくあくが強くて、爆笑してしまいます。
しかし、考えてみれば妙に美化して描くより、
ずっと説得力があるではないですか。
三国志には(多くの日本人作家が独自の解釈をして書いていても)、
平和な現代日本で暮らしている呑気な人間には
理解しがたいエピソードが、沢山出てきますもの。
群雄割拠の時代、あれぐらいでないと世渡りできませんわなぁ。
でも、あの人たちが現代に生まれていたら困るね!(笑)



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ゆっくりと、自分らしく。

2006年12月22日 | 日々のこと
フラメンコをお休みして静かに過ごし、平熱に戻したのですが、
心はあちこち欠けたジグソーパズル状態のまま。
夫の言葉になんだかびくびくしてしまって、
(こちらを傷つける意図は無いんだって、分かっていても…)
実家の母に電話で相談した。
「男の人はみんなそうなの」とか、
「相手も疲れているんだよ」とか、
「あなたのままでいいのよ、九州に行ったからって
変わる必要なんて無い」等と慰めてくれた母でしたが、
わたしが堪らず泣いてしまったものだから、
「お正月、ひとりで実家に帰ってきたら?」と言ってくれた。

それで、どうしようかな…と迷っていたのです。
でも夫がわたしの体調をとても心配してくれて、
「何にもしなくていいよ」と言うから本当に休んでいたら、
持ち帰った仕事を終えるのに精一杯で、
晩御飯も朝御飯も食べずに出勤してしまったので、
さすがに…もうちょっと頑張って支えよう、と。

決意した矢先…。
先日の“友人宅を夫婦で泊りがけ訪問”の件で、
また同じやりとりになってしまった訳だ。
「妻が行きたくないと言う理由が分からない。
自分一人で行ったら、せっかく夫婦で誘ってくれた
向こうに気を使わせるから、行かない」
と、夫が不機嫌に言い捨て、あとは話しかけても無視をするので、
もう心がボロボロになってしまい…。

平然と夕飯の支度を続けることができなかった。
行き場が無いものだから、別の部屋で母の声を聞いたら、
やっぱり気持ちが弱って泣き崩れてしまい…。
電話を切った後もしばらく涙と戦っていたら、夫に見つかって。
そこに到ってようやく正面から話を聞いてくれた。
ちゃんと分かるように理由を話してくれていたら…とか、
(ええーっ、話していたよ!夫は取り付く島もなかったけど)
こんなになるまで溜め込まなければいいのに…とか、
(“もう限界近い”サインは随分出してましたよ…)
まあ、ちょっと異論を唱えたいことも言われましたが、
とりあえずまともに聞いてくれた。久しぶりに。
それで完全に心が通じたとは思わないけど、
誠意は感じたので、里帰りはもう少し先に延ばしてみようと思う。

違和感を感じながらも、九州の流儀に慣れようと頑張ってきたけど、
わたしはわたしのまま…どこに引っ越しても、
頑固で打ち解けにくい東北女のままで、きっといいんだ。
わたしにはわたしの…人に接する距離というものがあるんだもの。
それを九州人の夫に分かってもらうには、
自分らしくなくてもガンガン強い言葉を使って、
激しく自己主張しなきゃいけないみたいだけど。
(誰かを傷つけるかも…なんて気遣って言葉を選んでいたら、
全然気にも留めてもらえないので、それもつらいんだぁ…)

「妻の言っていることは意味が分からない!」って、
また夫お得意のセリフが出たら、
(わたしはダメな人間なんだ…)と落ち込まずに、
「それはあなたの言語能力がゾウリムシ並みだからよ」って、
本気で返せるようになりたい。

   ※  ※  ※  ※  ※  ※

松谷みよ子の「モモちゃんとアカネちゃん」シリーズは、
児童文学史上に残る名作ですが、
童話の中で両親の離婚を描いたということでも、
発表当時話題になったそうです。
その、パパとママがお別れすることになったいきさつの中で…
「くつ」が帰ってくる場面があるんですよ。
ある時から、ママにはパパの姿が見えなくなり、
パパの「くつ」だけが音立てて出かけ、帰ってくるように見える。
一体「くつ」に、どうやって話しかけたり、
御飯をあげたりすればいいんでしょうか…というようなお話が。
(細部が違うかもしれませんが…)
他にも、パパのような「歩く木」とママのような「育つ木」は、
一緒の植木鉢の中にいられない、というお話があって。
男女の心がすれ違い、離れていく時のことを、
すごくリアルに物語っている…という印象を受けたのです。
本当に、心が見えない「くつ」と暮らし続けるのは
難しいだろうなぁ…って。

そう。夫は今「くつ」の上の中身も、
(時々霞むけど)ちゃんと帰ってくるから。
もう少し、彼の人生にお付き合いしてみようかと思う。
自分の気持ちも大事にしながらね。

案の定、寝込む

2006年12月19日 | 日々のこと
急須を棚にぶつけて、いれたばかりのお茶を親指にこぼしたりと、なんだかもう、思い通りに動けない。で、改めて体温を計ってみたところ、微熱がありました…。おそらく、しばらく前から変調をきたしていた様子。

微熱癖はいつものことなんですが、病気になると気持ちも引っ張られて不安定になるみたい。(夫のアレレ…な発言とか、普段はそれなりに対処できることも、全く受け付けられなくなるんです。我ながら波のある女…)

しかし、体と心がこれほど繋がっておるとは、素直といえば素直か。体調が優れない時は、相手を許容する余裕がなくても仕方ない。とりあえずじっとして、己の面倒をみるのが精一杯だもの。

そこで今日は、外出を控え、なるべく安静に過ごす計画です。冷凍ごはんも沢山作ったし、ひとりでも多分平気。(夫は外泊中。容態が思わしくないなら戻ってくるよ、と申し出てくれたのですが、微熱ごときで仕事を休ませる訳にもいかないだろうし…。まずは大人しく寝とく)

今週はフラメンコ、無理かなあ…(泣)。でもでも、本当に微妙な熱以外の症状はないしなあ…。う~ん。一日様子をみてから、考えよう。(x_x;)

気持ちも体調も下り坂?

2006年12月18日 | 日々のこと
心のすれ違いって、重なる時はとことん重なるみたい…。夫も、わたしのいじけた気持ちや、女性ホルモンのバランスが崩れて些細なことに傷つく不安定な時期、ということを少し察したらしく、何かと引き上げてくれようとするのですが。浮上しかけても、まもなく別の件でずぶずぶ落ち込んでしまうので、なんだかうまくいきません。

夫は、とても優しいはず。客観的にみたら、全然悪くないはず。「車を出して」という頼み事だって結局聞いてくれたし、わたしが“良い奥さん”になれないだけなんだけど…。今まで軽く受け流せたことが妙に引っ掛かったりして。どうにも苦しい。

意見を求められたので、「こういう理由でそれはやめたら?」と考えながら率直に言ったら、 「妻の言っていることは訳が判らない」と、本当にいつも通り返されたのに、ひとりで傷ついたり。(感性やデリカシーに関わることだったので、なんとなくといった雰囲気で物を言ったのは確かなんですが、頭から『判らない!』と拒まれると、自分の言葉だけでなく、存在まで否定されてる感じがして…)

夫が例の如く相手の方とすでに約束した状態で、友達と直接会った方がいい用事があるから、年内にそちらの家に(おそらく泊まりがけ、飲み会あり)夫婦で行こう、と言い出すので、「今月はもう家から出たくない。夫の飲みに同席して、うるさいことも言いたくないし。ひとりで行ってきて…」と断ったら、「向こうは夫婦でって、誘ってくれてるのに!二人で行かなかったら意味がないから行かない!」と怒られ、しばらく場の空気が悪くなって、やるせない気分になったり。(ことに、相手の方と電話で話している最中、『どう?』と小声で意見を聞くので、同じ内容を言って“わたしは留守番”サインを出したのに、その時は『多分大丈夫!』なんて力強く答えていたし。何事もイエス以外の返事は求められていないのかも…と心が冷える)

それで、あとになって気を取り直した夫に、もう一度優しく説得されたのですが。この時期によそのお宅に泊まるのはどうにも気が進まなくて(それに、夫がひとりでは行けないと言い張る理屈がどうしても飲み込めなくて)、やはり「…今月は(外に出ることが多くて)人疲れしちゃって…」と首を振ったら、「妻は九州に合わないのかなぁ…」と言われてしまい、一気に底の底まで落ち込んでしまったのです。

そう。こっちは人間関係が密で、時々パニクりながらも今まで頑張ってきたけど…。多分、自分の育ってきた家と気質は真逆…。わたしなんか、おおらかではないし、お客好きでもないし…。外泊も苦手。身内は後回しという感覚もないし…。勧められたら断れない、という気持ちもない。気を使って遠慮する方向が、まるでちがうのだと思う。(だから、わたしはいっぱいいっぱいになっても、何でそこでストレス溜まるの?と思われちゃう…。これぐらいいいよねという感覚で、周りにとって失礼なことも、沢山してきたと思う…)

なんだか、九州って…うまく寄り添えない夫そのもの、という感じがして。「合わないのかな」と言われちゃうと、はてしなく暗い気分。わたしなりに、こちらのやり方に慣れようと頑張ってるんだけど…。でも、自分の性格や主張も捨てることもできなくて…。かといって開き直ることも今はできず、ひたすら沈んでいます。

これは純粋にPMSが招いた精神状態なんだろうか。自己欺瞞が限界まできてるんだろうか。とりあえず、夫とぎくしゃくするのがつらーい!○| ̄|_

がっくり…

2006年12月17日 | 日々のこと
土曜日。車を出して外に連れていって欲しい気持ちはたくさんあった(免許が無いので、単独行動には限界があり…)。

しかし二人とも前夜のお酒が残っていたので、家で夫のしたいようにさせ、そばにいても放置するようにしていたのです。なるべく!

だけど…やっぱり独りの世界にこもられると、面白くない。(ただし用事のある時だけは、妻が別のことをしていても呼ばれる)

夕御飯もまた一生懸命作ったのだが、喜ばれなかった。(『何食べたい?』と聞いたら『何でも』と答えたので、心をこめて色々こしらえたら、DVDを観てお酒を飲みながら、これの味はいまひとつ…などと気難しいことを言う。…好きではないものも文句一つ言わずに食べていた、夫実家での態度と随分ちがう)

おまけに、先日の件に話が及ぶと、吐きながら飲んでいても全然大丈夫だから、妻が頃合を見て止める必要はない、ですって!五十までそんな飲み方を続けるんですって…。(家族のために、健康を守ろうという責任感はないの?)

「ウチ(夫実家)ではだーれも気にしないよ!」ばかり繰り返すので、つい頭に来て「じゃあ実家に帰れ!」と啖呵を切ってしまいました。(笑)

結婚って、なんだろう。そりゃお互いの実家ルールも家庭には持ち込むだろうけど、基本はふたりで話し合って、新しい家を作り上げることじゃないのかなぁ。

それには、いつまでも独身時代のように、自分の意のままに振る舞えないという制約も含まれているのだということを、夫は本当に判っているのかしら…。などと考えたら、あまりにも無視されてるような気がして、悲しくなってしまいました。

おまけに、いつものように夫が“楽しく”飲んだあとの雑用(寒がりながらソファーで眠ってしまったのを、なだめすかして起こしてお茶を飲ませ、暖めておいた寝室に行かせたり、山のようなお皿とグラスを流しに持って行ったり、点けっぱなしのTVやエアコン、電気などを全部消したり…)をしているうちに、虚しくなっちゃて…。

わたし、一生この手間がかかるひとの後始末をし続けるのかな…、どうせ面倒見てあげても、翌朝には覚えてなくて、平気で恩知らずな発言をされるのに…、どんなに頑張っても、結局実家が一番居心地いいとか思っているかもしれないのに、とたまらなく淋しくなったのです。お酒は、先につぶれたもん勝ちなのよね…。

あ~あ。ちょっと報われない一日だったかも。なんかいっぱい傷ついてしまったかも。(売り言葉に買い言葉で、憎まれ口ばかり叩いてしまったし)

…もういいや。疲れちゃった。少し泣いちゃう。

酒の宴と、『ALWAYS 三丁目の夕日』

2006年12月16日 | 映画・DVD・テレビ
ホテル暮らしが続いたので、夫は疲れているだろう、
帰宅したらくつろいでお酒を飲みたがるかもしれないと思い、
昨夜はおつまみを沢山用意しました。

ガーリックトースト、生ハムのサラダ、
鮭とじゃがいものチーズ焼き、キムチ冷奴、きゅうりの一夜漬け、
厚揚げの柚子胡椒醤油焼き、即席韓国海苔。
どーんと出したが、どれも美味しかった。
やったね!

夫は、以前涙を流すほど感動したという
ALWAYS 三丁目の夕日』を観るために、
部屋の照明を消しました。
暗闇の中、酒盛りをしながら映画鑑賞です。
(わたしはそれまで、この映画を観たことがありませんでした)

 ・:*:・゜’★,。・:*:・゜’☆・:*:・゜’★,。・:*:・゜’☆・:

『ALWAYS 三丁目の夕日』、良かった…。
金の卵の集団就職とか、氷で冷やす冷蔵庫とか、初めてのTVとか、
その時代の空気に盛り上がりました。
親から当時の話などを聞いていたためか、
自分では全く知らない世界なのに、どこか懐かしい感じがしました。

わたしたちなんて、「氷河期世代」とか「貧乏クジ世代」等と呼ばれて、
バブル時代の狂騒を無力な瞳で見続け、
バブル崩壊後の問題だらけの世の中で思春期青春期を過ごし、
昔は良かったなんて聞いても、
「けっ。誰でも自分の若い頃が一番良かった気がするんだよ」
と思ってしまう冷めた年齢層なのに。
それでもしみじみと、失われたものに思いをはせたりするんです。
あの映画には何か普遍的な…
日本人の心の琴線に触れるものがありますね。
(六子ちゃんのシュークリームの段も観ましたよ!
満天さんごめんなさい、この間はもしや饅頭怖いでは?
などと言って…。 →満天さんの記事

しかし、TV画面から漏れる灯りが唯一の光源。
手元は見えるけど画面に注意が向いているから
酒量が分からない…。またもわたくし、酔いました。

いちいち、作中のエピソードにウケては
(東北弁に戻り)夫に話しかけていたので、
「妻がいると、感動するものもしない。もう二度と一緒に観ない!」
と言い捨てられました。
(↑もっとも、酔いが醒めたら夫はその発言も忘れていました)
感涙ポイントを逃したのがよほど厭だったようです。

でもねえ。
良い映画を酒の席で観せる方がいけないんじゃないですか。
わたしだってしらふで観たかったよ。
それに人によってじーんとくる場面は違うもんだし、
同じトコで泣かなかったからって、非難されるいわれは無い。
(夫は終盤の小雪の演技に感動したようですが、
妻は、宅間先生の話がせつなく、胸に残ったのです)
大体夫なんて、偉そうなことをのたまうわりに、
途中ソファーに横になって眠りかけたでしょう!
人の自宅鑑賞マナーをあれこれ言える立場じゃないよ。

まあ、ともかく。
続編の『ALWAYS 続・三丁目の夕日』が、
製作とキャストはそのまま引き継がれて
作られるそうで、嬉しい限り。(2007年11月公開らしいです)

…次回は映画館で、ひとり静かに観てこようと思いマス。



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