本棚7個じゃ足りません!

引っ越しのたびに蔵書の山に悩む主婦…
最近は二匹の猫の話題ばかりです

キサラギ

2008年08月30日 | 映画・DVD・テレビ
『キサラギ』2007 監督 佐藤祐市
出演 小栗旬 ユースケ・サンタマリア 小出恵介 塚地武雅 香川照之
 

インターネットのファンサイトで知り合った男たちが、
一年前に自殺したとされるアイドル、如月ミキの追悼のために集まり、
やがて彼女の死因について推理しあう…という映画。

限られた人数で演じられる密室のミステリー、ということで、
かなり好みのシチュエーションでした。
実際、皆で推論を重ねる過程が良かった。
緊張と緩和のリズムが巧みで、
思わず集中して見入ってしまいました。

登場人物が喧々諤々で話し合っているうちに、
視聴者の方が「それってこういうことだったんじゃ…?」
と気づくような感じなんだけど、
かといって先の先まで読める作りでもない。
逆に次の展開に対する期待が高まるのです。

鑑賞後思ったのは、如月ミキは皆からこれほど愛されるのに相応しい、
心の純粋なアイドルだったんだな、ということ。
わたしったら、一途にミキちゃんを慕う彼らのことを、
可愛いとまで思ってしまいました。なんだか憎めないよねえ。
エンディングのあのアキバ系ダンスも面白かったです。 

 

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    ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 

現在、夫は沖縄旅行中。
最近はわりと毎晩自宅に帰ってきていたので、
微妙に調子が狂っている留守番の妻です。
飛行機使うし、なんだか遠い場所…という気がしたけど、
良く考えたら九州の感覚なら、沖縄は近所みたいなもんだよね。
(引っ越しても根は福島県人なものですから。
お蔭様で毎年夏バテするし、沖縄は遥か南というイメージなんです)
心配いらないのかなぁ。
(↑もう、やたらとウェーザーチャンネルを見ている…)

夫と言えば…。
以前のことですが『ALWAYS 続・三丁目の夕日』を夫婦で観たのです。
(前の作品では、“妻が自分と同じところで感動しなかった”という理由で
夫がむくれてしまい、手を焼いたので、次は断固一人で見るぞ!と
決意したわたくしでしたが、ついに映画館で観ることは叶いませんでした。
またしても夫の望みのまま、DVDで自宅鑑賞することに…)

正編あっての続編、といった感じだったけど、
みんなの希望に満ちたその後が描かれていて、好印象。
そんな訳でお馴染みの面々の様々なエピソードを、
わたしがにこにこハラハラしながら鑑賞していると…。
横に、ところどころ泣いている人がいるんですよ。
メガネをはずして、ぐい、と涙をふいたりなんかしている。
夫よ、本当に弱いな、こういう話。

彼の言い分に寄れば、クライマックスで大きく盛り上がる前作に比べて、
泣きの波は随所に現れるけど小さい、ということらしいんですけどね。
二次元のコトでは滅多に泣かない妻は、
ともすれば映画よりも、人情話で涙ぐむ夫のほうが面白いのでした。
アニメ「美味しんぼ」の“とんかつ大王”の回や「小公子セディ」の最終回近く、
「ロミオの青い空」のアルフレドとの別れのシーンなんか、見るたび泣くしね。
ツボにハマるものだと毎回泣けるんだねえ。
すごいもんだね。(毎度感動してるってことで、ちょっと羨ましくもある)

晴れ時々読書?

2008年08月21日 | 

『密林の骨』(アーロン・エルキンズ 早川書房)
FBI特別捜査官で親しい友人でもあるジョンと、
アマゾン河クルーズに参加したスケルトン探偵のギデオン。
ところが、同行する民族植物学者目がけて槍が打ち込まれるなど、
怪しく不穏な出来事が続き…。

さてと。訳者が以前の方に戻っていましたね。
昔通り、節度をわきまえつつも仲良しなジョンとギデオンでした。
この話を読む前に海外ドラマ『BONES』にハマっていたわたしは、
鑑定場面での鮮やかさを欠いた今作がちょっと淋しかった。
(せっかくの見せ場なんだけど…初期の作品のような驚きがなかったかもー)
もしかして…慣れちゃったのか。骨。
まあ、その代わりアマゾンの謎の部族やら、
でかい蜘蛛やら○○○○(口に出したくない)やら、
熱帯の雰囲気で勝負!といった趣きなのでありました。
読書中、現実世界でも熱気と湿気に悩んでいたので、すごく共感が…。
あ。ジャングルもの、といえば、
『C.M.B.森羅博物館の事件目録』5巻もいいっすよ。

『僕と先輩のマジカル・ライフ』(はやみねかおる 角川書店)
大学に入学した堅物人間、井上快人と、幼馴染の川村春奈(実は霊能力者)。
寮の古株、長宗我部先輩に誘われて
「あやかし研究会」へ入会した(させられた)二人は、
次々と不可思議な事件に遭遇する。

爽やか(?)なミステリがほしい気分の時に再読。
貧乏下宿とか、夏期限定バイトとか、大学祭とか。ああ、青春!です。
(イマドキの大学生っぽくはないんだけどね)
あとがきで、アンソロジー内の「天狗と宿題、幼なじみ」が快人と春奈の
初登場作品と紹介されていましたが。
確かこの二人…『「ミステリーの館」へ、ようこそ』にも登場してたよね?
(おそらく大学院生だと思うから、その後の二人ということになる)
成長しても、相変わらず快人の推理は最後の詰めが甘いんだねえ。

『アメショっす! 俺の生きざま見せてやる』(桃にゃん 主婦の友社)
猫たちの豊かな表情をとらえた写真満載!
著者の愛情溢れるツッコミも楽しい人気ブログをまとめた本。
二匹の愛用グッズも紹介されています。

たびたびブログのほうを見ているのに。えへ。買ってしまいました…。
だってだって、可愛いんですもの!
また、写真が沢山載っていて、読み応えがあるんです。
当分お引越し続きで、大好きな猫が飼えないから、
「あ~、そうだよね。猫はそういうトコあるよね」などと頷きながら、
じんわり癒されています。

    ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

最近の出来事。

☆深夜、うっかりサッシを開けたら、小さなヤモリが家の中に侵入。
ひとりで二十分くらい追いかけて捕獲し、庭に逃がす。
可愛いのとキモいのと相反する感情に引き裂かれる。
いやあ、小さくてしなやかなのは良いけれども、
あの歩き方は生理的にダメだった。
こちらへ近づいてくると、声もなく“うひゃ!”とのけぞってしまうので、
なかなか捕まらないのは道理…。
「ロマサガ ミンストレルソング」の両生類モンスターの動き。
あれ、本物にそっくりなんだねえ。(しみじみ感心)

☆ずっとお通じが悪くお腹がすっきりしないので、
乳酸菌飲料を飲み…ついに市販の便秘薬に手を出す。
しかし、効果ははかばかしくない。
今朝はついに最終手段として、コーヒーを摂取。
(原因不明だが、これを飲むとすぐお腹を壊す。
冷たい牛乳でも可だが一時的に腹痛を伴う)
…荒療治だったけど、なんか治っちゃったみたい。

☆ハリポタ最終巻…。一気読みを狙っているため、
まとまった時間と集中力がない現在、まだ読めない。
もはや登場人物の名前と立場を大半忘れているし。
はあぁ…。予習として映画版DVDを観るべきか。
(ハリーと、ロンと、ハーマイオニーだけは覚えているんだけど)


わたしのおしごと

2008年08月20日 | 日々のこと
ご飯を作ったり、洗濯をしたり。
庭の草抜きをしたり、掃除をしたり。
お茶碗を洗ったり、電話の応対をしたり。
宅配便を受け取ったり、ネットで調べ物をしたり。
買い物をしたり、カメたちの面倒を見たり。
自由気ままな夫のフォローをしてまわったり。


どれも“雑事”の一言でまとめられるけれど、
これが今の日常のわたしの仕事。

専業主婦であることに、葛藤する時もある。
家事に追われるだけの自分が嫌いになることも。
他人の言葉に迷って、ぐずぐず悩んだりする時期も。
(やはり、なんとなく肩身が狭いので。
有償労働と掛け持ちできれば、堂々と生きられるのかなあ、とか、
でも自分の能力からして、両立は自信がない…とか、くよくよと)

だけど、冷静に状況を見渡してみて、分かった。
今の生活も無駄ではない、ちゃんと今後の人生の糧になっているって。
わたしはわたしなりに、不器用だけど学んでいるのだと思う。
真面目さ、いい加減さ、辛抱強さ、誠実さ、落ち着き、など…。
他の道を選んだ場合と同じように、経験を積み重ねているの。きっと。

いずれは新しいことを始めたい、という気持ちは、どこかにあるけれど。
だからといって、今現在の立場を卑下することもない。
自分にとって大切なのは、収入や肩書きなのではなくて、
働く(=生きる)姿勢なのだから。
結局、地に足付けて労働する真摯な人になりたいわたしは、
どこにいても、何をしていても、それを目指せばいい訳だ。
(『マラムレシュ』や『イギリス職人ばなし』のような人々に憧れるのです…)

ご飯の支度は遅いし、お皿もよく割るし、落ち込めば出前だし、
可愛いバッタがいれば草むしりをためらうようなダメっぷりで、
到底、母の友人のような「プロの主婦」ではないけれど。
それでもかろうじて、
与えられた状況の中から幸せを作ろうと努力していると思う。
それでよいではないか。
自分なりに「おしごと」を頑張り続けていけば。
いつか実るものもあるよ。


…さて。何ゆえそのような心境になったのかというと、
まあ、いろいろあって、
「数年前の自分なら、この場面に対応できたかしら?」
と思ったからでした。
おそらく、独身時代のわたしには無理だったでしょう。
時折「会社を知らないから(妻には)分からないだろうけど…」
という話の聞き役になるので、
なんとなく、主婦の年数は社会経験に
カウントされてないような気になってましたが、
“伊達に年は食っていない”ということらしいです。
この先ジョブチェンジもあるかもしれませんが、
とりあえずは「主婦Lv.5」、地道に経験値を稼ぐことにいたします。


追記:あらら。こんなことを書いて、なんだか心配かけてしまった…かしら?
別段、落ち込んではいないですよ!
流れ行く日々の中で、ふと、
今の自分にしか出来ない務めを果たそう、と平らかな気持ちになったものですから。
大丈夫です。日常以外の行事が頻発して、
なかなかブログを更新することができないけれど、
喜怒哀楽豊かに、元気にしていますよ。

お疲れ様の日曜日

2008年08月17日 | 日々のこと
さてと。夫実家の一周忌と初盆も、それなりに大変だったけど、無事終わりました。
よかった、よかった…。
わたしは別に何ができるわけでもない、ナンチャッテ嫁なんですけどねえ。
緊張のあまり、一時的に体重が2㎏減り、なおかつ便秘になりました。
(一週間ほどろくに外出しなかったくせに、結局食べたものはどこに消えたのか??
謎である…)

やっぱりお盆って忙しいし、エネルギーがいるみたい。
いつどこにいてもマイペースな夫ですら、疲れてしまったみたいだもの。
自宅に帰ってきてからも、
実は荷解きとか洗濯とか仕事は沢山待っているんだけど、まずは一休み。
日常生活に戻る前に、できるかぎりゴロゴロしています。
(この際ちらかった部屋には目をつぶって…と思っていたら、
早速夫が居間に仕事の資料のタワーを幾つも築いてくれたんですけどねっ)

そうそう、わたし、九月に里帰りすることになりました!
…はあ、何年ぶりだろう(泣)。
いきなり親に「ホテルに泊まって」とか言われるくらい、
居場所はないみたいなんですが…。
交渉してなんとか実家に泊まれることになりました。
(…わたしの母はよほどうちの夫をお坊ちゃん育ちだと思っているらしく、
プライバシーのない古ーい家に招くのを躊躇するのである)

もしもお時間がおありでしたら、お友達の皆さん、
ぜひまた会ってください!お願い致します。
(改めて滞在日程をメールさせていただきますね)

それでは、今夜は取り急ぎ、ご報告だけで失礼します。

まだまだ慣れない猛暑

2008年08月05日 | 日々のこと
長崎は連日30度超えで、またもやバテてます…。
わたしの地元基準だと、夏に数日こんな暑い日もあるかなー、
という気温が、ここでは毎日って…。
それでもしばらくは頑張って立ち向かおうとしていたのですが、
今ではすっかりくじけて、冷房をかけた部屋でぐったり寝転ぶ日々。
ああ、もう買い物なんか行かなくて済めばいいのに~。
涼しい部屋にゲームとお布団さえあれば、ご飯だっていらないもーん。
(…輪をかけてナンチャッテ主婦になってます。やばい)

そうは言っても、自分の中ではこれまで忙しかったし、現在も多分忙しいのです。
先月は夫婦で結婚披露宴に招かれ、京都へ行きました。
今月は夫実家で新盆です。
まあまあ、奥さま。あたふたしておりますのよ。察してください…。

また、ちょっと次元が違うけれども、
あちこち泊まりが多いのだから、朝手早く髪型が作れるようにと
短くカットしてパーマをかけたのにも関わらず、
二度と美容院を出た時のようにはならない悲しさ…。
(絶対同じようにセットできますよと美容師さんが請合ってくれたのに、
なんじゃこりゃ!と泣きたくなるほど、ぶわっと広がるんですわ)

手持ちの見栄えのいい服を総動員しなければならないと言うのに、
サイズが変わって以前のものが着られなくなり、
ついにはフォーマルドレスを新調した、という侘しさ…。
(このところ全身ゆるいユニ○ロで統一してまったりしていたために、
いつのまにか独身時代のフォーマルがきちきちになってしまった)

毎年毎年、
「わたしの青春は本当に終わっちゃったんだ…」と実感しているのです。
(可愛らしいドレスと無難なスーツとを比べた時に、
年のことを考えて後者を選ぶ心理とかも、結構せつない。
お洒落してちょこっと綺麗になっても、今更誰が気にしてくれる訳じゃないし、
何事も実用性重視で…と考えて、複雑な気持ちになったり。
30代既婚者によくある葛藤なのかなあ…)
戻って来い、向こう見ずに人生を楽しめたあの時代…!
(なんかケッコン以来、どっと老け込んだ気がする…かも?)

さてさて、もうアイロンがけに戻らなくてはなりません。
週末には現実逃避をしていたので、家事が滞ってしまいました。
(色々と忙しかったり、悩んだり緊張したり不安になったりすると、
合間の時間、うつろな目で趣味に走ってしまうわたし…。
実は時折『ロマンシングサガ ミンストレルソング』二周目に逃避中)
この夏も精一杯頑張ろう!と言いたい所だけど、
それは重荷なので、まあ、あるがまま、やりすごしたいと思います。
とりあえず今は家事に専念。