本棚7個じゃ足りません!

引っ越しのたびに蔵書の山に悩む主婦…
最近は二匹の猫の話題ばかりです

イブのごちそう

2006年12月25日 | 美味☆礼賛

昨日は珍しく、午後から台所で立ち働いておりました。
晩のごちそうの準備です。

クリスマスといえば少女時代、物語に出てくるような(『若草物語』とか!)
ディナーに憧れ、色んな料理をこしらえたものですが、
我が家は雰囲気を重視する家庭ではなかったため、
苦い失望をかみ締めて終わる…ということの繰り返しでした。
(酔って騒ぎ出す父を無視したためにかえって苛立たせ、
せっかく用意したごちそうを目茶苦茶にされてしまったり…
といったつまらない事で当時はよく泣いておりました

無用に夢を膨らませるタイプだったので、
その夢が踏みにじられた時の胸の痛みは大層つらかったのです。
こんな思いをするなら…いっそ何も作らないほうがいい、
という心境になって数年…。

しかし波乱の実家(笑)はとうに離れていることですし、
久々に作ってみることにしました。ローストチキン!
今度は何も期待しない。
ファーストフードをこよなく愛する夫にも褒められるとか、
ほのぼのとふたりのディナーの時間を楽しむとか、
そんな夢を抱いてはいけない。
これは自分の…料理の腕を磨くために作るのです!

出来上がったのはこちら。ローストチキンのバターライス詰め。



まだ生焼けだったみたいで、このあとしばらく焼き直しましたが、
出来上がったら、お肉も甘栗入りのライスも美味しかったです。



お酒は飲みやすいマドンナ。
夫が洋酒を好まないもので、ワインは滅多に飲めないのですが、
お願いして妻のために買ってきてもらいました。



デザートは初めて作ったティラミス。これは最高!
なめらかで軽くて、ほんのり大人の味。

さて。この通り、ごちそうは成功の部類だったのですが。
ひとりで友達の家に行き、泊まってきた夫は、
家に帰ってくる頃には疲れ果てて風邪をひいておりました。
具合が悪いというので、食事もそこそこにベッドに送り込む…。
ところが!居間と寝室、両方で電気を使いすぎたため、
ブレーカーが落ちてしまいました。
二部屋に分かれて過ごすのは無理みたい…。

仕方が無いので、わたしも寝室に移動し、
その辺のプラスチック籠をひっくり返してテーブルを作り、
マドンナをゆるりと飲みながら、ごはんの続きを食べることにしました。
正面の箪笥を見ながら、ひとりクリスマス・ディナー。
(夫は傍らで横になりながら、CDをあれこれ聞いている)

やはり…ムードに恵まれない身の上なのでした。

     ♪~~♪~~♪~~♪~~♪

今朝の会話。
妻「サンタさん、来なかったね…。靴下出しておけばよかった…」
夫「あれはいい子のところにしかこないんだよ」
妻「わたし、いい子にしてたのに…」
夫「“子”じゃないよ」
妻「30年待ってるのに…」
いまだにご来訪がないとは。悲しいことである…。



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