本棚7個じゃ足りません!

引っ越しのたびに蔵書の山に悩む主婦…
最近は二匹の猫の話題ばかりです

波乗りさくらとトンネルエル

2014年03月30日 | うちの猫

ぽっかぽかだと嬉しいね!

アイロン台を広げたら、さくら嬢が乗っかっちゃった。

あらら、何してるの?

まるで室内サーフィン!

想像してごらん!お魚が絨毯の海を泳いでいるかもしれないよ。

エル坊は猫トンネルを走り抜けるのが好きです。

出口辺りにボールを転がしてやると、よく猛ダッシュします。
興奮して来ると、勢いよく滑り込みをしてふすまやドアにぶつかったりするので要注意。
お前たちはまだまだ遊び盛りだねえ。


ところで、先日「リーガルハイ2ndシーズン」と「劇場版ATARU」を観ました。
↓ 以下、ネタバレ注意。




全体的には面白かったです。

リーガルハイ 2ndシーズン 完全版 Blu-ray BOX
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わたしたちの中では、前シーズン9話目のように特に繰り返し観たいという回はなかったけど、
ある程度の面白さが維持されていたなあ、という印象です。
それと、我が家ではこのところ若者たちと接することが増えているのですが、
彼らの発想を我々なりに理解するためにまず話し合ったり、その上でどういう対応が適切か考えたり、
ジェネレーションギャップをひしひしと感じている状況だったりします。
そんなわけで羽生がねえ。争うことが嫌いとか、問題を曖昧に終わらせたがるとか…。
理想論に傾きがちとか、素直だけどガラスの心とか…。
もう、最終話に膝を屈した時の台詞と言い、実に象徴的に描かれていてねえ…。
本当は、ある世代がひとくくりに性格づけられる訳もなくて、
年長者はいつも年少者の言動に首をひねってきたはずなんだけど。
結構いるんだよ、こういう子!と思っちゃいました。

まあ、今回の内容上、痛快さは薄れたと思うので、第3シーズンをぜひ作って欲しいです。
三木と沢地がいないとやっぱり淋しいよー。

「劇場版ATARU」は…まあまあだったかなあ。

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あんな終わり方でなくても良かったと思うけどね。


春めく日々

2014年03月28日 | うちの猫

爪とぎの上に座るさくら。
キッチン前の空間が姫様の縄張りらしいです。

ニャンモナイトがほどける季節がやってきました。

絨毯でころんとするさくら。

それでもペットヒーターやアンカはまだ必要みたいですが。

夜はしっかりおててを格納したエルくんも…。

日が差すとネコ科お得意のスフィンクス・スタイル。

ぽかぽか日向ぼっこ気持ちいいねえ。春だ春だ!


ところで消費税増税スタートまでもう少し。
皆さまは買いだめなどされておられるのでしょうか?
3月のうちに色々買っとけ!と煽るチラシを見ると焦りますが、
買いだめのほうが余計な消費をして無駄という記事も読んだりするし…。難しいところです。
4月以降も物価がさほど変わらないことが保証されていればいいけどねえ。
(高速料金の値上がりも、流通に影響して価格に転嫁されることは目に見えているしなあ)

夫はビールや焼酎、猫砂を大量に買いだめしていました。
わたしはトイレットペーパーや洗剤など、必ず使うものを買い置きましたが、
そう言えばネットでは出荷日が3月内でないと消費税8%になっちゃうことを思い出し、
昨日そわそわしてブックオフオンラインでも古本を注文してしまいました。
これは余計な消費!まあいずれ欲しいなと思っていた本たちなんだけど。
値下がり率も考えて慎重に選びもしたけど。でもわたしの馬鹿!

一方、猫たちは相変わらずマイペースで、そこそこ賢く日々を送っています。
さくらがお利口だと思うのは、爪切りされる時に力を抜いて抱っこされていることです。
抵抗しないで待っていれば、すぐ終わってしまうことが分かっているみたい。
それから、お布団が敷き直され、猫用アンカが置かれているのにみんなが夜更かししていると、
「あたしもう寝るわよ」とすたすた寝室に行き、ベッドの上で猫正座して待っていること。

エルが頭いいなと思うのは、猫トイレで用を足した後にすたすたやってきて、
「うにゃあ!うにゃあ!」と人間たちに鳴いてみせて「ぼく、したよ!」としばしば報告すること。
最近は猫トイレをのぞいてから、部屋をうろうろして「うにぃー!うにぃー!」と訴えるしぐさをするようになりましたが、
これはさくらが用を足した後、縄張りを主張するため埋めないことから、
「これじゃ、ぼくできないよ!すぐお掃除してよ!」という意味だと分かりました。
二匹とも年々知恵がついて賢くなるので、長生きして猫又になってほしいなあ。
いつか人間に化けてほしい。


ほんのひとくち感想7

2014年03月26日 | 

どうもどうもお久しぶりです。
春ははじまりのイメージがしてお祝い事が多いですが、わたしたちの周りでも結婚式が。
祝電やお祝いの贈り物など、あれこれ考えて選んだりするのが楽しかったです。
この間は夫婦で披露宴に招待されて、神戸に行ってきました。
品があって落ち付いた新郎新婦にお似合いの、お洒落でシックな会場でしたよ!

今回はドレープで体型をごまかせる、ワインレッドのパーティードレスに黒いショールを羽織りました。
いつもは年齢を問わない形のベージュのワンピーススーツなんですが、
直近の披露宴でお会いした方々もご招待を受けているので、
さすがに連続して同じ服というのも…と以前買ったのです。
初めて着る大人の女風のデザインで、うれし恥ずかし気分でした。
(↑義母と義妹に選んでもらったので、新たな分野だったのです)
男の人はフォーマルスーツだから、着るものにそれほど悩まなくていいなあ。

猫のほうは、ちょっと前にエルがペットヒーターのカバーについていたファスナーを食べてしまって、
もう心配するやら落ち込むやら経過観察するやらで連日大変でしたが、なんとか自然に体外に出たようです。
本当にエルは行動が予測できなくて怖い…。
さくらは8割いい子ですが、時々二人きりで遊んで欲しくて不満をもらします。
それぞれが個人的にわたしと遊びたいって言われても…困るんだよなあ。


さて、そんな3月下旬に読んだもの。
少女マンガらしくないヒーローが主人公である「俺物語!!」。

俺物語!! 1 (マーガレットコミックスDIGITAL)
クリエーター情報なし
集英社

ネットの試し読みが良かったので、現在3巻目まで揃えました。
剛田猛男、渋いです。顔はいかついけどいい男です。
砂川との友情もまたしみじみ心に染みます。
猛男と大和のほのぼのカップルは安定した雰囲気ですね。
真摯に相手を思い、相手のために配慮し、誠実に向き合う純粋な二人。
癒される…こういう作品は汚れた大人になればなるほど癒されるかも…(遠い目)。

待望の(株)魔法製作所シリーズ最新作「魔法使いにキスを」。

魔法使いにキスを (創元推理文庫)
シャンナ・スウェンドソン
東京創元社

あらすじですが、少しネタバレになっちゃうかもしれないので、以下はご注意を!


今回はある陰謀に巻き込まれて、オーウェンとケイティはパラレルワールド的魔法世界に閉じ込められてしまいます。
偽の記憶を植えつけられて、現実とは異なる人生を与えられた二人なのですが、
それでも出会って惹かれてしまう…。あらまあロマンチック!
このシリーズはシャイで研究者肌の魔法使いであるオーウェンが毎度素敵なのです。
(イケメンなのにケイティの言動ですぐ赤くなるし、一途だし可愛いです)
ちょっと奥手な二人が、心は強く結ばれながらもデートに邪魔が入って進展しないという展開が続き、
読者としては「大人カップルなのにお前らは」とやきもきさせられるのですが、今回はラブ度全開。
あれこれ事情があるとはいえ、女子が夢見るデートをやってのける二人…これは嬉しいだろ。
前作はドタバタ騒動が多すぎる気がしましたが、このように話をつなげたかった訳ですね。
(ケイティが魔力を得たのには理由があったと。まあ、前作はマクラのようなものだな)
それにしても激甘。くうーっ羨ましい。同じ人と再びフォーリンラブって!じたばた!!
(ラブ面は置いといて。ケイティの成長も頼もしかったです。
周りから愛される隣の女の子風のキャラ設定なのだと思うけど、実は賢いし、常識的で判断力があるし、
最近は自信も出てきて率直に物を言うし、魔法使いの恋人を持ちながら守られてばかりではなく、
それどころか相手を守ってあげることも多々あって、第1作の頃に比べるとたくましくなりましたよね)


キンドルのほうも時々思いがけない無料コミックが出たりするので、どんどんダウンロードしています。
(この間容量オーバーになってしまったので、どんどん読んでクラウドにも移していますよ)
今回の角川セールでは櫻子さんシリーズ4作目だけ買いました。

櫻子さんの足下には死体が埋まっている 蝶は十一月に消えた (角川文庫)
太田 紫織
KADOKAWA/角川書店

今のところ集めているだけなので、そろそろ順に読まなくては…。


「時の娘」再読

2014年03月06日 | 

「英国王妃物語」のエリザベス・ウッドヴィルの項を読み終えて、
あっリチャード3世ね!と思いだして、「時の娘」を本棚から取り出し復習。

英国王妃物語 (河出文庫)
森 護
河出書房新社

↓ またしても、イモヅル式読書。

時の娘 (ハヤカワ・ミステリ文庫 51-1)
ジョセフィン・テイ
早川書房

初めて読んだ時は、薔薇戦争の経緯がよく分からなくて、
しかも系図の難しさがあだとなり、何となくあいまいな感じで読み終えたのでした。
でも「英国王妃物語」のおかげで、ほんの少し事情が分かりやすくなったような気が…。
ていうか、「英国王妃物語」で???と疑問に思ったことに別の視点から光があたったような…。

例えば、なんでそこでヘンリー・テューダーがしゃしゃり出て王位を継ぐのとか。
エリザベス・ウッドヴィルについては本でもネットでも色々言われてるけど、
エドワード4世の血筋(ヨーク家)が欲しくてヘンリー7世(ランカスター系)は彼女の娘と結婚した訳でしょ、
腐っても皇太后なのにヘンリー7世は彼女を疎んで尼僧院に追いやったけども、
娘のエリザベス王妃は何もできなかったの?とか。

「時の娘」路線で想像すると、ヘンリー7世はもつれた親戚関係を利用した野心家だったのかなあ、と。
エリザベス王妃は、結婚して王位を正統化できればこっちのもんだ的に、
夫にいいように利用されちゃったんだろうなあ、と思いました。
でもまあ、エドワード4世時代にウッドヴィル一族がにわかに台頭したことを思えば、
(そしてエドワード5世が即位する時にも彼らが権力を求めて暗躍したことを思えば)
身贔屓のエリザベス・ウッドヴィルのことは抑え込むしかなかったんだろうな、ヘンリー7世は。
権力の座につくと、ライヴァルや反乱分子を徹底排除したくなるものだろうし。
またそれをしないと、いつ王位が覆されるか分からないものね。
日本人の感覚的には源平合戦だなあ、これは。
(そもそもエドワード4世は周囲を説得せずに簡単に結婚しちゃだめだよ!
これまでの『英国王妃物語』読んでいたら、政略結婚がいかに当時の常識か実感したし、
好きな女だからと真っ当な手続きを経ずこそこそ結婚する王なんて、どこまで能天気なんだと思ったよ。
キング・メーカーはエドワードの鈍感さにさぞかし苛々させられたんだろうなあ)

「時の娘」ではおかたい歴史学についてユーモアたっぷりに批判しているのだけど、
確かに歴史上の人物を血の通った人間として考える想像力って、教科書では芽生えにくい。
だから矛盾が矛盾のまま、普通にまかり通るし、苦しい説明でつじつまを合わせるしかなくなる。
正史は勝者によって作られるものだから、もっと不信感をもっていいんだよね!と改めて思わせられました。
(近現代だって、あったことをなかった、あるいはなかったことをあったと言い張り続けることで、
人は平気で歴史を改変しようとしているものね…。
それに、物語的に面白い解釈を好んでいるうちに実態はどうあれ、そのイメージが巷に根付いてしまう。
ほらほら、義経とか忠臣蔵とか)

では何を拠り所に過去の人々の生きざまを想像したらいいのか、というと、
やはりごまかしの少ない普通の人々の記録(帳簿・手紙・議事録・日記・出生死亡記録等)なのだろうな。
あるいは、作為を入れる必要がない時期の他国の記録。
情報をなんでも丸呑みこみにしないで、裏には何が見えるか、誰が得をするのか考察するべきなんだろう。
(わたしは単純なので、自分の頭で考えず識者の解釈をすぐ受け入れがち…反省)

と、ここまで書いて、前回書いた「時の娘」初読時の感想を読み返したら、
今回とほとんど一緒の内容だったよ…。変わらないなわたし。

まあ、何はともあれ面白かったです。
今度は寄り道やめて「英国王妃物語」のヘンリー8世の王妃たちの項に戻らないといけないと思うと頭痛いけど。
やめて何度も離婚再婚とか!妻多い!ただ混乱する!
(ヘンリー8世の生まれ変わりが現代にいたら、コンコンと膝詰説教3時間だよ。
エリザベス・テーラーの履歴読むほうがまだ楽しいって言ってやるよ)


ところで、ホワイトデーのお返しとして、夫にねだった本が届きました。

類語国語辞典
大野 晋,浜西 正人
角川書店

角川版類語辞典。前から欲しかったんだ…。わーいわーい!


いわゆる馬鹿息子

2014年03月02日 | うちの猫

「ぼく何かしましたっけ?」
お前そもそも立ち位置おかしい。それテーブルに乗ってるじゃないか!

エルは顔も姿も性格も良い方だと思うのだけど、実に育てづらい子なのである。
初めのうちはほとんど育猫ノイローゼになってしまったくらい。
好奇心だけで行動するからすぐ危ういことになるし、叱られてもいっこうに懲りない。
出生の事情から常に愛情不足を訴え、相手にしてもらえないと情緒不安定になって、
布でも何でも食べてしまう。
ゆえに、悪さをしたからしばらく無視(←育猫本より)なんてことをすると、
ひっそり毛布を食べていたりして大変なことになったものである。

さくらと同様の躾をしようとしても、エルには通じなかった。
あまりにうまくいかないので、子猫の時はわたしも随分追い詰められていた。
育猫本通りの躾の行き届いた猫にしなければ!と頑張っていたから、わたしもエルも辛かった。
もういいやそのままで。異食しにくいような環境に変えるほうに尽力して、
愛情を欲しがるならべたべたに甘やかして満たしてやろう、
と開き直り始めて、お互い少し楽になった気がする。
今ではエルの心の安定のために、できるだけ側にいて可愛がっているのだけど、
一般的な躾はできていないな…。トイレと爪とぎ以外は全然…。

坊っちゃん、堂々と食卓でくつろぎすぎ。

「だって人間のご飯とか、テーブルの上の物とか食べなきゃいいんでしょう?」
う、うむ。まあそう教えてきたけど。

坊っちゃん、先ほどたたんだ洗濯ものがグシャグシャですよ。

「洗濯バサミで遊んでたの。だって洗濯もの食べなきゃいいんでしょう?」
そうねー。おかあさん見守ってるし、またたたみ直せばいいか(諦念)。
でもエルは人間だったら大層ヤバいと思う。

(ちなみにこのカーペットは、エルが食べないようクリアファイルを切ったもので端を包み、
洗濯バサミで止めてあります。洗濯バサミは固いから食べられないけど、時々外されておもちゃにされてしまうの)




さてさて。結婚記念日が平日でしかも夫に予定が入ってしまったので、
その代わり別の日に夫婦で記念のディナーを食べに行きました。ステーキおいしかった!
しかし帰って来てから、エルくんが留守番で淋しかったらしく、固いマットを食べ始め…。
慌てて深夜でほろ酔いなのにも関わらず遊んでやったら、多少満足して落ち付いてくれたらしい。
本当に難しい奴よのう…。

そんな日々の中、読んでいる本はこちら。

英国王妃物語 (河出文庫)
クリエーター情報なし
河出書房新社

陰謀や王権争いや閨閥が面白いけど、同じような名前の王や王妃が続々出てきて、頭に入りません。
「修道士カドフェル」の時も思ったけど、マチルダばっかりとか、そういう名付けやめてー。
リチャードやヘンリーやエドワード多すぎでしょ!
もうキラネームでいいから区別つくようにしてほしいわ!!(←無茶)
名前でとことん混乱させられるので、ウィキを読んでキャラを想像したりなどの寄り道が多いです。
あー、あの作品に登場したあの人のことか、と頷いたり。
歴史の勉強というより娯楽で読んでいるので、史実よりは眉つばエピソードが楽しいです。
しかし、イングランドのリチャード1世とフランスのフィリップ2世の関係とか、
(まあ中世と現代では人間関係の感覚が異なるから、解釈の分かれるところだろうけど)、
エドワード二世と寵臣の関係とか(この方はガチでしょうけども)、
気がつくと腐好みの話ばっかり調べてたりする自分が…。
ち、違うの。君主の同性への恋愛が政治へ影響するのが興味深いというだけで、BL本とかは苦手なのっ。