本棚7個じゃ足りません!

引っ越しのたびに蔵書の山に悩む主婦…
最近は二匹の猫の話題ばかりです

ちゃんと見てるよ♪

2007年02月28日 | 日々のこと
泊まりだったダンナサマが、深夜に帰宅して、テレビ見ながらごはん食べて、仕事の話をして、寝て、早朝起きて、ヨーグルト食べて、出て行った…。

睡眠時間をのぞくと、大体三、四時間くらいしか家にいないことになる。それも毎日のことだし…。お互いにくたびれているので、なんだか大変だ。

食事の最中にぼんやり聞いてた引越しの連絡事項、ちゃんと覚えていてくれたらいいな。(コドモじゃないんだから、テレビ消して真剣に聞いてほしかったよ…)

夫がイッパイイッパイなのが分かってるから…もうちょっとひとりで踏ん張ろうとは思うけど。

「引越しのこと、いろいろと妻に任せちゃってごめんね。自分もやれるだけのことはやるつもりだし、これからも頼むね」って言ってほしい…。

……………。今の状態の夫にそんなことを求めても、負担になってしまうんですけどね。こちらもこれ以上支えることはできないから、おあいこということで。仕方ないかもしれない。

でもしみじみと励まされたい気持ちを満たすために、携帯の着メロ、「世界で一番頑張ってる君のこと」に変えました☆(スズキ「アルト」のCMの曲です)

“ちゃんと見てるよ”って、結構元気づけられる。ああ、わたしも言葉を欲しがってばかりじゃなくて、自分の方から夫にそう言ってあげなきゃいけないな…。「頑張ってる姿、ちゃんと見てるよ」と。

なかなか難しいものですね…。(>_<)

ちょっと休憩

2007年02月27日 | 日々のこと
連日昼ともなると、78円のインスタント焼きそばを食べている桜雪です…。
カナシイ…。(引越し前でも余裕な超簡単レシピ、どなたか教えてください!)
でもなんとか、電話移転手続きが済みましたよ。
今日もこれから電話を何本もかけて、予定を組まなければなりません。
もうちょっと段取り上手になりたいもんです。

さて、下見に来た引越し業者さんは、こちらに入居する時もお世話になった方でした。
「(以前と比べて)荷物、随分増えましたね」と言われました。
やっぱり…。誰が見てもそうでしょう。
(言い訳→)でもほとんどは夫の荷物なんですよ!わたしはもっとコンパクトな暮らしがしたいんです!!(泣)


二人暮らしとは思えない環境です。倉庫か、ここは。
加えて、梱包資材を運び込んでもらったらもう、空き空間がない。
どこで荷造りすりゃいいんだ!
(アイロンはどこでかけたらいいの。洗濯物はどこでたたんだらいいの…)
なんだか膨大すぎて、やる気がうせてしまったのです。
我が家ながら、モノの多さに圧倒されてしまいました。
どうしよう…。でも、やるしかない。夫はあてにできないのだから。
何度ゴミ捨て場と部屋を往復するはめになろうと…自分でやるしかないのである。
大丈夫、お前ならできる!!(←と、仕方なく自分を励ます)

     ※   ※   ※   ※   ※

昨日は何もかもうまく進まず、パニック状態になってしまい、
実家の母に電話をして落ち着きを取り戻しました。
いつも頑張っていることを認めてもらったり、
励ましてもらったりすると、精神的に救われるよね。

ところがねぇ。先日うちの夫は、ガスのスイッチを入れたまま
台所の蛇口のお湯と水を切り替えられることを、初めて知ったみたい。
(こっちが驚く。どれくらい台所と縁がないんだ…
「引越し業者さんの下見の日を決めなきゃ」と言ったら、
「前も、そんなのあったっけ…?」と考え出すし。
(以前もわたし一人で立ち会ったんデスよ!)

会社勤めは夫、生活面は妻…と割り切って分担しているつもりでしたが。
金稼ぎにはつながらないけど頑張ってる妻の姿、ちゃんと見てる?
当たり前のように雑用を任せているけど、価値を認めてくれてる?
という気持ちがおさまらないのでした。

しかし…こんなことを夫に言ったら、かえって理解不能だと喧嘩になってしまうので。
お天道様が知っている。それでよいのだ、と思うことにして。
また頑張ります。


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プロジェクト・引越し

2007年02月26日 | 日々のこと

(皆様へのお願い…あの番組の歌を思い浮かべつつ読んでください

2007年2月某日。
桜雪家では、引越しまであとひと月を切っていた…。

週末、いつもマイペースな夫が、協力的な姿勢を見せた。
二人で街へ出かけ、夫の友人へのお祝いの品を選んだ。
荷造りに必要な段ボール箱を大量に集めたりもした。
切羽詰っていた桜雪、大いに助かった…。


家にいる時間は荷造りに取り掛かった。
夫は必死に自分の本を梱包していた。
しまってもしまっても、きりがない大量の書籍…。
作業は二日に亘って行われたが、すべての本棚を空にすることはできなかった。
一世帯とは思えない荷物の山だった。

「なんとかなるよ」と楽天的な夫は言ったが、桜雪にはそうは思えなかった。
夫はあまりに多忙で、次週もおそらく外泊や深夜帰宅が多く、
私的な約束も抱えていて、家で引越し準備をする時間など、
ろくにないと悟っていたからだった…。


それでも桜雪は、頼まれていた結婚式のスピーチを練習をするよう、夫に勧めた。
自信にあふれた夫は、3度ほど声に出して練習すると、作業に戻った。
「もっと練習して…」と桜雪は懇願したが、聞き入れられなかった。

「大丈夫、大丈夫。俺は桜雪ちゃんとは違うから、そんなに何度も練習しなくても
その場でどうにかできる。もっと夫を信じなさい」と、言葉を返された。
当日夫の手伝いで初めてプロジェクターを使う桜雪、
タイミングを逃しがちな自分のために何度も共同の練習をしてほしかったが、
そこまで断言されると、もう何も言えなかった…。
自分の荷造りを中断して、スピーチ用に編集したCD作りに精を出した。
そのめでたい日も、刻一刻と近づいていた…。


※     ※     ※


対照的な二人の意見は度々食い違った。
桜雪は義母の助言もあり、
引越し一週間前に近所へ挨拶回りをするよう計画を立てていたが、
今になって夫、
「その頃はちょうど引越し準備のピークだよ。
出かける余裕なんてないよ。引越し後でもいいんじゃないの…」と言い出した。

同意を得た事項を覆されそうになった桜雪、
苛立って言い返した。
「引越し前だというのに個人的に旅行に出かけようという人間が、
おまけに個人的に飲みの約束もしてきた人間が、
余裕がないなんて言う資格はない!」
と。

様々な雑用を妻に任せて悠長に構えているくせに、
気分次第で予定に口を出す夫が、許せなかった…。
その生き様は歌の『マイウェイ』そのままだと指摘すると、
歌いだした夫が、笑い出した…。
桜雪も思わず、笑った。


<たぶん、つづく>

注:物事の前後関係、会話の内容などに多少の脚色はありますが、
ほとんど事実です。



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引越し準備覚書

2007年02月23日 | 日々のこと

運送会社側が“小物は全部自分で荷造りしてください”と言うので、
相当テンパってます…。
頭の中を整理するために、これからやるべきことを並べてみよう。

【第1段階】

粗大ごみのステッカーを購入して、申し込み。

その他、不用品の選別(さくさく捨てる!)。

本や衣類などは、家にある段ボール箱で徐々に荷造り。

運送会社の旧居下見&梱包資材の受け取り。

※染み抜きに出した夫の礼服の上、お直しに出した礼服の下を受け取りに行くこと。
結婚式のためにスピーチ練習を促し、宿泊の荷物を用意すること。
夫婦で友人結婚式に出席、できるだけ夫をサポートすること。

【第2段階】

電話の移転(うちyahoo!だけど、どうするのかな…)。

郵便局・NHKに転居届けを出す。

電気・ガス・水道の手続き。

銀行・クレジットカード・新聞販売店・生協・携帯電話会社・
インターネットプロバイダー・保険会社などに届出。

引越し挨拶の品を買いに行く。

荷造り、荷造り、荷造り!

※夫の京都旅行の準備。お土産は直前に買って持たせること。

【第3段階】

市役所に転出届と印鑑登録廃止手続き。

食料品を減らす。

図書館やレンタルビデオ店に返却(そしてもう借りない)。

旧居と新居のご近所へ挨拶回り。

新居に行って、家具を置く場所の寸法を測る。

亀たちの車移動のために、小型水槽を用意。

必要な家具なども、時間があったら注文すること。

荷造りしつつ掃除。

※病院にも通い、ギリギリで紹介状をもらう。
向こうでの治療をいつ始められるか分からないので、薬はできるだけいただくこと。

【引越し前日】

冷蔵庫を空にする。

現金の用意。

最後の荷造り(すぐ必要になるものは手元に!)。

【引越し当日】

旧居での荷物の運び出し。

電気・ガス・水道の閉栓。

亀たちと貴重品を車に乗せて、自分たちも移動。

新居で荷物の搬入。

電気・ガス・水道の開栓。

【転居後14日以内】

新居の片付け。

市役所に転入届と印鑑登録。

夫の運転免許証の住所変更。

車庫証明(?よく分からないので調べること)。


三年以上前のわたしは、これをほとんど一人でやったんだな…。
我ながらエライよ。もっと自分の能力に自信持っていいよ。

そして以前できたことならば、今でもきっとできる!
頑張れ。久々にがつがつ働くんだ、わたし!

(転勤族の奥様、お願いです。引越しのアドバイスくださーい!!)

追記:地域HOME’Sのお引越しマニュアルを参考にさせてもらいました。
   荷造りのツボまで載っていて、実にありがたい。
   突然引越しが決まった皆様、お互いに頑張りましょう!


自縄自縛

2007年02月23日 | 日々のこと

仕事で外泊していた夫が週末を前に帰ってきた。
「やっぱり家はいいねえ…」なんてしみじみしている。
頭の中は、仕事と友人と大学時代の出身クラブのことばかり、
引越し前にも私的に苦しいスケジュールを組んで、
「なんとかなるよ」と呑気に構えているような困った男だけれども、
(注:ちなみに、いつも「なんとかなる」のは夫だけの話で、
周りは常に土壇場でしわ寄せされて苦労しているのです…
そんなことを聞くとホテル暮らしが気の毒で、ついつい甘やかしたくなるわたし。
(一人だと、ハンカチだってろくに取り替えないんだから…と、
生活人としてのダメっぷりに放っておけない気持ちになってしまう。
いわゆる…同情婚?)

その上、夫友人の某氏にお祝い品を何か贈ったら?と提案したら、
「そうだね!」と同意されて、
よく考えたら用意するのはわたしじゃないか…という墓穴の掘り具合。
そりゃあ、専業主婦なんだけど。
引越し準備で切羽詰っているのに、仕事を増やしてどうするよ自分…。
(いや、贈り物を選ぶのは楽しいんだけどね!

むやみに同情しちゃうのも、細かいことに口を出してそれを引き受けちゃうのも、
性格だから仕方ないんだけど。
たまに背負ったものが重たい時があって、
家庭内の用事を自然にこなす、スーパー主婦になれたらいいのにな、と思う。
なんでわたしってこう、不完全…というか、中途半端なの?(ρ_;)

パニック状態になりそうなので(もう、なってるか!)、
とりあえず一個ずつ課題をクリアするように心がけます。
日常生活を送りながら平行して引越し準備をするって、大変なんですねえ…。
これからひと月ばかり、更新とコメントレスが遅れるかもしれません。
本当に申し訳ないです。


 ・:*:・゜’★,。・:*:・゜’☆・:*:・゜’★,。・:*:・゜’☆・:


さて。昨夜、ちょっとだけ「アメトーク」を観ました。
(夫よ。「もう寝るよ」って、途中でTV消しておきながら、
寝床でDSをやるというのはずるいと思います~)
グラビアアイドルの写真は、目の保養になった。
個人的に、ほしのあき嬢にはこれからも頑張って欲しいと思います。
ある程度の年齢になると、みんなグラビアやめちゃうけれど、
美しいスタイルはいくつになったって見せてよいものですよ!
若さと幼さばかり重視する日本人男性に、
成熟した女の魅力を分からせてやってください!(笑)



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目録を眺める楽しみ。

2007年02月22日 | 
わたしは本にはさまっている、新刊案内などのチラシが好き。
一度だけでなく、間を空けて読み返す時にも楽しみがあるのです。
「この時期はこんな本が出てたんだ…」と感慨にふけったり、
「前は興味なかったけど、この本面白そうだな…」
と読書の幅を広げるきっかけになったり。
ページとページの隙間からほいと現れた時には充分に満喫します。
本文と共に、一粒で二度美味しい読み物。

しかし夫は、チラシを本に差し込んだままにしておくのが嫌いなのです。
以前はわたしの本でも、見つければ自動的に捨てていましたが、
再三「好きなのに、ヤメテー!」と抗議したため、
今はいちいち表紙の見返しの所に挟み直しています。

真ん中にあると読むのに邪魔だから…と彼は言うんですよ。
でも表紙を開けてすぐ新刊案内が出てくると、なんだか興ざめ。
ランダムに現れるから、集中して読んでいる時の一休みになるのにさ。
取っておいて欲しいから多少のことは我慢するけど…。
このこだわりは説明するのが難しいです。
(図書館でアルバイトしていた時も…書架に出す前に取り出さなきゃいけなくて。
仕事だから思い切りよく捨てていたけど、
本当は拾い集めて持って帰りたかったの、新刊案内!)

本の題名と作者と(たまに翻訳者と)あらすじを読んで、
自分好みの内容か、すぐ買うべきか一度図書館で借りるべきか、
さっと考えて判断を下すのが好きなんでしょうね。
書店で背表紙だけを読み続けるのも好きだけど。
運命的な出会い(←本とわたくしの)を予期する時はいつもわくわくする!

なのに今度引っ越したら、大きな本屋さんには滅多に行けなくなるのですよ。
(調べたけど、バスと電車を乗り継がないと無理みたい。交通費で文庫が二冊買える)
かといって出会いの無い生活(←本とわたくしの)なんて耐えられないから…。
これからはアマゾンさんとイーブックオフさんとセブンさんに頼りそうです。
で、注文するのに便利だろうからと、
先日好きな出版社の文庫の解説目録をどーんと貰ってきました。
(本屋で一冊も買ってないのに目録だけ袋に入れてもらった。恥ずかしい…)

お風呂でゆっくりと…
就寝前につらつらと…
解説目録を読むのも、おつなもんですよ♪



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夫婦対決の勝率は…

2007年02月21日 | 日々のこと

引越しが決まってからの我が家は、家庭内取引でいっぱいだった…。

夫「仕事で頻繁に荷物の出し入れをするから、一軒家がいい
妻「マンションのほうが安全だよ…」

これは、仕事仕事を連発する夫の勝利。
一軒家賃貸が借りやすい土地柄だったことも敗因の一つに挙げられるだろう。
(「これを逃したら、次はいつ一軒家に住めるか分からない」と夫が言ったように、
長崎市内よりも家賃がお手ごろだった!)


夫「ここ、収納も充実してるし、場所的にもいいよ!」
妻「えっ!(トイレ、簡易水洗なんですけど…)」

最初に夫が乗り気になった物件は、よく考えれば微妙なところでした。
(買い物にも便利で、家の中も新しくて綺麗だったんですけど、
こちらはいつ転勤するか分からないのに、契約期間がきっちりしすぎていて、
しかも納戸には大家さんが荷物を置いたまま…。
人様の家に間借りする雰囲気が強すぎて、なーんかねえ…
この話は、不動産屋さんに他の物件を見せてもらうことによって消えました。
妻の思い通りにはなったけど、夫も自然に気が変わったようなので、
同点引き分け、というところでしょうか。


妻「洗濯物を干すのにバルコニーに出るから、寝室はこの部屋がいい」
夫「じゃあ、仕事部屋と荷物置き場に二部屋もらう」
妻「えーっ!!そんなにいらないでしょうっ」
夫「仕事のためにスペースが必要なんだもん」
妻「………

部屋割りでも、仕事仕事を連発する夫の勝利。
でも、寝室は生活する上で便利かと思われる部屋に決まりそうだし、
夫の本棚とろくでもない所有物は仕事部屋に納まりそうだし、
妻もささやかな利益を得ているのかも…。(そう思わねばやっていけぬ)


妻「それなら、夫の衣装ケースはどうするの?
  二部屋をクロゼットごと独占するんだから、自分の部屋にしまってよね」
夫「やだ。寝室に置く」

またもや、オットワガママ、キタ━━━━( ̄△ ̄;)━━━━ッ!!なのです。
寝室は有限の空間なのですが、絶対に譲りません。
妻の実家ではこういう人をごうじょっぱりと言います。
衣装ケース4個以上服があるんだから、少し整理なさい…と促したら、
「それはまかせた」だと(自分の服だろーが!)。
寝室に置く代わり、夫用の箪笥を買ってもいいと了承を得ましたが、
家具の値段に対する夫の認識はごく浅いので、
おそらく一番安価なものを選ぶよう強制されるのではないかと。
浮いたお金で馬鹿なものを買いたがるのではないかと危惧しております。


妻「亀たちの水槽の掃除は、外の狭い通路の、水道の近くでやってね」
夫「ホース引いて、庭でやる」
妻「排水溝ないもの、水びたしで庭木が駄目になっちゃうじゃない!

寝室も妻の自由にはできないため、庭の手入れに尽力しようと思った矢先…。
“退去時の現状回復”というものを考えてくださいよ!
これはまだ話し合い中(というか、強引に実施されそうで怖い)。
誰か止めてください…。


5戦中、3敗1引き分け1未決着。わたし、負けすぎだって!
夫の戦術は分析中なんですが…。

一、円滑に仕事をするためには犠牲もやむを得ないという姿勢をとる。
  (生活上の問題より、仕事優先…)
二、容易には受け入れがたい要求を出し、強気で通す。
  (最初の要求が高いので、譲歩してもほぼ自分に都合がよい結果に)
三、自分の正当性を信じて、主張、主張、主張。
  (論理的なつもりでも、時々強引な屁理屈になっている)
四、可愛こぶる。
  (妻にしか効かない技!もはや年齢的に厳しいが笑えるので許す)
五、それでも延々と抗議される時は、聞き流し、無視、逆ギレ。
  
(これがむかつく)

ここまで傾向が分かっているのにどうもできない。
何か対抗策がないものでしょうか…。


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『アガサ 愛の失踪事件』

2007年02月20日 | 映画・DVD・テレビ
『アガサ 愛の失踪事件』監督 マイケル・アプテッド 原作 キャサリン・タイナン 出演 ヴァネッサ・レッドグレーヴ ダスティン・ホフマン ティモシー・ダルトン 1979

推理小説家のアガサは、1926年に忽然と自宅から姿を消した。現場の謎めいた状況から警察が捜査に乗り出し、殺害説まで飛び出して英国中の話題になるが、彼女はある思いを抱いて、ハロゲートの温泉保養所に滞在していた。足取りを辿った新聞記者ウォーリー・スタントンは、正体を伏せて彼女に近づくが…。アガサ・クリスティーが実際に起こした11日間の失踪事件を元に作られた映画。


初めてレンタルビデオで観たのは十年近く前なのですが、
忘れがたい話でありました。
DVD化するか分からなかったので、先日ついにネットで中古ビデオを購入…。
久々に観ましたが、やはり大人の香りがするミステリでした。

   <以下、ネタバレ注意!>

小説よりも数奇なのに、実在のアガサはこの事件の真相を語りませんでした。
(もし告白本を書いていたら、超ベストセラーになったでしょうね)
当時の夫は、彼女は失踪時に記憶喪失だったのだと説明していますが、
宿では夫の愛人の姓を名乗っていた等、
不可思議な謎が残るために今でも様々な推測がされています。
この映画の解釈は、恐ろしいけれど魅力的。よく考えたなぁ。
事実をなぞるのではなくて、そこから別の世界を築いているのです。
真相よりこっちの方がいいや、という気分になる。

知的で内気な、ヴァネッサ・レッドグレーヴのアガサ。
才能があるために自分(の頭の中)を止められない不幸もあるんですね。
何も考えつかなければそこまで誘惑されずに済むけれど、
巧妙なアイディアが沸いてくるので(できるかも…)と思ってしまう。
推理小説家らしい葛藤が気の毒でした。

不実な夫を愛しすぎて、他には何も見えなくなっていることもせつなくて。
計画に没頭している姿に、「戻って来ーい!」と声をかけたくなる。
気分はまるでウォーリー・スタントン(ダスティン・ホフマンが演じています)。

…さて、ここまでは話を覚えていたのですが、その後の展開は忘れていたので、
終盤ではまたびっくりできました。お得な記憶力を持つわたし。


(機会があれば『アガサ・クリスティー 謎の失踪 失われた記憶』も観たいのですが、
返却待ちが続いています。いつになったら借りられるの、ツタヤディスカスさーん!)

     ・:*:・゜’★,。・:*:・゜’☆・:*:・゜’★,。・:*:・゜’☆・:

気がつけばお引越しの日が迫っていました。準備期間はあとひと月しかない!
とかいって、動揺するばかりで何もできず、
焦りながら映画の感想を書いているのだった。やばい。



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ストレスの波

2007年02月19日 | 日々のこと

まだ正式決定ではありませんが、夫も妻もそこそこ気に入った物件が見つかりました。
郊外の賃貸一戸建て(…やっぱり)4LDK。
住宅街で交通の便はあまり良くないけれど、家の設備は満足のいくものです。

しかし…夫は仕事部屋と仕事用の荷物置き場に、二部屋確保するつもりです。
その上、自分の衣料収納ケースは寝室に置く、と言っています。
(あとは客間と寝室にするので、妻の独占スペースはありません…。
せめて寝室だけは自由にさせてもらいたかったのですが…)

勿論抗議しましたよ。案の定耳を貸してもらえなかったけれど。
家具の配置だって事前に考えるべきだと思ったのですが、
「そんなの、引っ越してから決めればいいよ」と流された。。。

まあね。自分だけの空間が持てる主婦なんて、そうそういないし。
わたしの本棚とノートパソコンは好きな場所に置けばいいみたいだし。
一番広い部屋を寝室にしちゃったから(そこからしかバルコニーに出られない)、
夫はどうしても二部屋必要なんだと言うし。
必要な家具があるなら買ってもいいと許可が出ているし。
どんなところでも住めば都だし。
贅沢を言っても仕方ないんだけど…。

夫は何でも思い通りにする…というのがストレスの源なんだよね。
決して悪い人じゃないし、ちゃんとわたしの意見も聞いているんだけど、
大抵の場面で頑固に自分の主張を押し通してしまうの。
何事においても彼が“正しい”というより、
自分の言い分の“正しさ”を表現するのがうまい、ということなんですが。
ほんと、夫婦で話し合いをする時は疲れてしまいます。
わたしが素直で従順な妻なら、お互いに楽なのかもしれないけどなぁ…。

昼間はそんな感じで話を片付けられたので、ぐっとこらえたけれど。
ストレスで胃がむかつき、眠れません。(今、深夜2時近く)
ばっかみた~い!!いつものことなんだから、気にしなきゃいいのに。
わたしなんて、ワガママで怠け者で掃除下手で朝寝坊な妻で、
夫の方もいろいろと我慢や妥協をしているんだから、お互い様のこと。
生活の意思決定をする時は主導権握りたがるけど、
日頃は充分に優しくしてもらっているんだから、
ストレスなんて感じることないのにね。
どうして布団に横になって静かにしていると、苛々苛々してくるんだろう…。
何を言ってもどうにもできないことなら、いっそ忘れられたらいいのになぁ。


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『ガラスのかけらたち』

2007年02月17日 | 
『ガラスのかけらたち』ジェイン・アン・クレンツ 二見書房 2004

離れ小島の自宅で芸術好きの富豪が変死。そのコレクションは、リーブルック・ガラス博物館に遺贈されることになった。館長のユージニアは、事件の捜査を依頼された探偵のサイラスと現場のガラスの家に滞在することになるが、二人にはそれぞれ別の思惑があった…。

お互いに相手を一瞥しただけで“こいつとは合わない”と直感するような二人、
ライフスタイルも感性もズレていて、“住む世界が違うんじゃない?”と
反感を抱くような二人が、それでも恋に落ちてしまうこともあるんだから、
男女の仲は不思議である。
(『同性なら友達にもならないわ!』というやつですね)

まっすぐな気性と共にインテリの嫌味さも備えたヒロインと、
自分流を貫くアロハシャツ好きの頑固な探偵が、
一緒に過ごすうちに惹かれあうなんて…さすがロマンティック・サスペンス。
問答無用のお約束的展開なのだった(だから安心して読めるんだけどねっ)。

アイリス・ジョハンセンのヒロインはタフすぎて共感しにくいとか、
リンダ・ハワードの作品はラブシーンが激しすぎてどうも…という気分の時、
読みたくなるのがジェイン・アン・クレンツです。
クレンツのヒロインには、強さと優しさのうちに
茶目っ気と繊細さが見え隠れしているような気がするんですよ。
ヒーローは無骨だけど誠実で、なんだか可愛い。

話も派手ではないけれど洗練されていて、小洒落た映画みたいです。
(その点ジョハンセンは畳み込むような展開がハリウッド風かも?)
登場人物の家族の問題がさりげなく描かれているところも好き。
一人では持て余すようなことも、、二人なら解決策が見つかるかもしれない、
と思わせるところがいい。
今回はサスペンスとしてはやや盛り上がりに欠けるけど、
宝探しと変死事件の捜査が絡まって、楽しめる一冊でした。

それにしてもあのガラスの家…。あちこち透けていて、鏡も多くて、
わたしだったら泊まりたくないです。
あの資産家はガラスフェチだったんだろうけど、
ちょっとナルも入ってたんじゃないの~?



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   ・:*:・゜’★,。・:*:・゜’☆・:*:・゜’★,。・:*:・゜’☆・:

『のだめカンタービレ』17巻を読んで、夫がこう言った。
「やっぱり仕事に集中するのはいいよね~」
実に彼らしい感想なので、内心ぷぷっと吹き出してしまいました。
わたしは雑誌連載中に読みながら盛り上がっていたので、
コミックスでは「困った親父だな」と反応がわりと淡白。

そうそう、DVDで『安楽椅子探偵と笛吹家の一族』も観た。
…なんちゃって横溝ですね(笑)。