本棚7個じゃ足りません!

引っ越しのたびに蔵書の山に悩む主婦…
最近は二匹の猫の話題ばかりです

やっぱり家が一番…

2008年04月30日 | お出かけの記録
現在、京都から去りつつあります。
旅先で、自分は性格的にも体質的にも旅行には向かないのだと思い知る、というのも間抜けな話なんですが。
やっぱり夫についていくのは大変でした…。
なんだろね。わたしに体力がないからか、夫の人間関係に付き合うのが負担なのか。(言っても仕方ないけど、もうちょっと夫がフォローしてくれたらこんなに追い詰められないんだけど…)
体調が悪い時に無理を重ねたため、昨日から体も心もぐだぐだにまいってしまったのでした。
夫はわたしを犬型だと言うけれど、自分では完全に猫型だと思う…。人よりも家につき、環境の急激な変化が大嫌いで、人見知りが激しくて、いやにベタベタ飼い主に甘えてみるかと思えば、気分次第で独りになりたがり。(夫が義理人情を重んじるので、あまり表には出さないようにしてるけど、本当は割とドライ。よくよく振り返ってみると、あらゆる束縛が嫌いで単独行動が好きみたい。だから自分の側の友達の場合、その辺りの距離感を尊重してくれる人としか、続かないの。我ながら勝手なもんだけど…)
とりあえず、落ち着かないので早くおうちに戻りたいです。明日が待ち遠しい…(>_<。)

さて、東へ向かいます。

2008年04月25日 | 日々のこと
これから夫に連れられて旅行に参ります。
京都へ。(出発地が長崎だから、行き先は東、だよね?)

実は行く前からバテてます。
昨日は結局カメたちの水槽を掃除した後、
庭で草むしりまでしてしまったし。
(花粉症でずっと外に出られず放置していたら、ジャングルになっていた…)
ご飯は賞味期限のため、家にあるものを必死で料理することになったし。
夫がなかなか眠らなかったので、付き合いで起きている羽目になったのでした。
おかげで今日のわたしったら、目にクマが…。
朝から雑用やら旅行準備やらでフル稼働してきたけど、
そろそろ緊張の糸も切れ、バッタリきそうです。やばい。

しかし、行きも帰りも夫実家経由。
ここではた迷惑に寝込む訳にはいかない。
もう少し気合入れて…頑張ろう…と思いはすれど、眠気は去らず。
目を覚ませ!(ここはきっと雪山!)
…うとうと。
しっかりしろ!
へなへなへな。
という葛藤が胸中で繰り広げられております。大丈夫かいな。

まあ、そんなこんなでちっとも元気がないけど、行ってきますね。
(寝たい。まず寝たい。一日中寝たい…いやいや)
みなさんも良いGWをお過ごし下さいませ!

モカ色のギャザーワンピ

2008年04月24日 | handmade(縫い物)

いつまでも洋服作りに集中してないで、
そろそろ一息入れないと…と思っていたのですが、
polka dropsさんのフリーパターンがあまりに可愛らしかったので、
ついつい作ってしまいました。
本当は“リラックスブラウス”の丈を伸ばしたチュニックタイプなんですけど、
着てみたらわたくし背が低いので、重ね着用ワンピースという感じに。
まあ、これはこれで。

素材として用いたのは、モカ色のダブルガーゼ(2m)です。
ふわふわ!柔らか!肌触り満点!
でも縫っている最中はぼろぼろ糸くずが出て大変でした。
(作業するたび、あとでお掃除…)
見返しもこれでは困るので、地味な花柄の別布を使用。
ハンガーにかけた時ちらっとしか見えないんだけど、丈夫そうだし、良かったです。

このパターンに飛びついたのは、
縫い合わせるパーツが少ないことも嬉しかったから。
ダブルガーゼなので、最初に余裕を持って粗裁ちして、
袖下と脇は袋縫いで始末をすることにしました。
(せっかくそう計画したのに、袖の縫い代をうっかり普通の幅に切る。
袋縫いには足りないじゃん!ということになって、
袖のラインを少し内側に引き直すことに…)
作業過程もそれに伴って変更。
本当は袖口、袖下と脇…という順番なのを逆にして作りました。

ドジは直らず、他にもいろいろ、いろいろ…(泣)。
うちにはこの布地にぴったり合うミシン糸がなかったんです。
だから、比較的色が近いベージュで縫っていたのですが、
ギャザーだけは濃い茶色で目立たせようと思って、
縫い目くっきりの飾り縫いで押えてみました。
ところが…あとで見てみたら上糸と下糸、別の色を使っていたのです。
良く似ているうえに、照明も暗かったので、気がつかなかったらしい。
やり直すべきだったのでしょうが、そんなに違いも目立たないし、
ほどけば大きな穴も開いてしまうだろうと思って放置。
しかし上糸はスパンで下糸は綿100パーセント。
耐久性に不安が残る…。

それから、裏コバミシンをかけた後、糸を始末する際にも、
後ろの見返しの一部をはさみで少し切ってしまったんです。
手縫い糸で繕ってみたけどなんだか心配。
仕方なくグログランリボンを上から縫い付けることに。
わたし、いろんな失敗を「これもデザインということにしようよ…」と、
姑息にごまかしているような気がする。


↑ねっ。後ろ衿に無意味なグログランリボン(笑)。
全体的な調和を取るために、袖口にも茶色のレースをつけてみたのですが。
裾にもできるならつけたかったです。
(茶色のレースは袖口であるだけ使っちゃったの。残念)


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何でまた立て続けにソーイングをしていたのかというと、
口に出来ない大きなストレスから目をそらすためでした。
頭の中をそれだけでいっぱいにしていれば、
そのうち解消できるかと思って。
…まあ、そんな簡単なことではなかったけれど。
ともかく手持ちの服は増えました。
我慢、我慢、我慢。

昼までに家の中を掃除したので、これからカメたちの水槽掃除です!
(2時間以上かかるシンドイ作業だけど、カメたちは待ってるみたいだし…)
まだまだ、しなきゃいけないことは沢山。

終わったら時間があるか分からないけど、
久しぶりにユニクロに行きたい。しくしく。
もう晩御飯、冷凍しておいたカレーにしちゃおうかしら。


ピンクの小花ワンピース

2008年04月24日 | handmade(縫い物)

また、『まいにち手づくり服』(南雲久美子 雄鶏社)のパターンで
ワンピースを作ってみました。
(前回図書館本でスモックワンピを失敗したから、
何度も読み返せるようにきちんと購入したのです。これでひと安心…)
今回は、“リバティプリントのシンプルワンピース”から。
勿論リバティは高嶺の花ですので、
特売中に思わず買い込んでしまったドビーを使用。
(薄手で縫いやすい生地でした。しかも糸くずがあまり出なかった)

近くで見ると、こういう柄です。

濃いピンクにほぼ隙間なく花模様。

生地として見た時には派手かもしれないと思っていたのですが、
ワンピースという形になって、離れて見てみると…悪くない気がする。
(本では、もっともっとシックで素敵なピンクの柄でしたけど。
これはこれで…可愛らしくて気取らない印象)

こんな組み合わせで着てみたらどうだろう。

うむ。中に人が入ってないと変な感じだ。(抜け殻?)
実際に着てみたら、意外と体のラインにそっていて、
今まで作った服のように「それマタニティ?」風ではありませんでした♪
いいな、この型。

さて、作り終えての感想ですが。
やっぱりバイアステープじゃなく、見返しで衿を始末したほうが、
まだ作りやすいと思いました。
それでもスクエアネックの角っこのほうは、少しよれた。
レースを付ける時には、前見返しの一部をよじれた形で縫いこんでしまった。
布ループはループ返しを使う時、何度も挑戦しすぎて千切れるかと思った。
ああ。失敗もまた次の学習の糧になりますように。


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このところ、ほとんど休みなく服を作り続けておりました。
下手っぴなので、当初の予定より室内着が集まった感もありますが。
それも今日で一区切り。
明日明後日、家事と旅行準備に追われます。
(当然ながら、やることリストに項目がずらり。ああ涙…)

ソーイング時間の確保に実は無理を重ねたので、体調に不安が残るのですが。
予定一杯(?おそらく)の旅先でぐったり寝込みませんように。
とりあえず、もう寝よう。眠すぎ。(-_-)zzz


グレープ色の旅バッグ

2008年04月16日 | handmade(縫い物)
以前、気が大きくなって友達にバッグを作るよと約束したものの、
ミシン縫い、相変わらず下手なんです。
まじまじ見ると泣きたくなるくらい縫い目がガタガタで。
どんなものなら綺麗にできるか、
何種類か試作してみなきゃ!と手を出したのがこのバッグ。

パターンは『旅のはじまりはこのバッグで』(越膳夕香 主婦と生活社)
表紙のバッグなんですけど…出来上がりが全然違う。
端ミシンも失敗。
(何度もほどいて縫い直し。結局“端”ミシンじゃなくなった)
このところ洋服を縫っていたので余計に調子が狂いました。
バッグはワザが細かい。
丁寧に丁寧に作らないと、ハンドメイドの粗が目立ってしまう。
ああ…奥が深すぎるよう!

完成してみて思ったのは…「でかっ!」ということ。
比較のためにエプロンワンピと並べてみると、こんな感じ。
(どことなく似ている、この二つ。ギャザーの寄った形が好き♪)

ほーら、キャミソールみたいなサイズ。
マチも結構あるし、普段使いには多分大きすぎる~。
友達の希望はいろいろ入るショルダーバッグだったんですけど、
もう一回りくらい小さい、別のパターンを探して作ってみよう。
(レシピ見て完成した姿が想像できないんだから、とにかく試作だい!)

表地はグレープ色の綿麻地。
無地だと外見が淋しい気がして、脇にほんの少しレースをつけました。

わたし好みになった、と思う。

そして、ぱかっと開けますと…。

ファスナー付きポケットにも、レース。
裏地のほうは、淡い紫ギンガムの綿麻です。
同系色の組み合わせは間違いがなくていいですね~。
(センスに自信がないので、布地の選択にはいつも悩む。
こんなわたしが人様に差し上げるものを作ってしまっていいのかしら…

このバッグは本のタイトルに従って、素直に今度の旅行に使うつもりです。
自分へのお土産、いっぱい入れたいもーん♪


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実は、トヨタ「ヴァンガード」のCMを観るたび、
「ひぃ!」( ̄ロ ̄lll) と思ってぞくぞく寒気が走るわたくしです。
ああいうセリフ(というか、セッティング)、本当に苦手。

ひざまずいてプロポーズとか、記念日に粋な演出とか、
小説で読んでいる分には憧れるけれど、
自分の身に降りかかったらいたたまれなくなると思う。
過去に気障な男性とお付き合いしていれば、
この恋愛観も変わっていたのでしょうが。
(もし、そういうことに直面していたら?…恥ずかしさのあまり、
ちゃぶ台投げるような勢いで逃げてしまうかもしれないな。
そうすると相手が気の毒だから、出会わなくて良かったのか)

しかし、反ロマン派の夫の言動に完全に満足している訳でもない。
確かに鳥肌が立つようなセリフは言わないのですが。
メタボ的腹回りを非難した時に、
「(このお腹の中は)妻の愛情が一杯つまっているんだよ~」
と返すのは、やめて。別の意味で脱力するから。
(そりゃうちで料理をしているのはわたしだけどさ。
自分で際限なくおつまみを要求しておいて、
妻の愛情をもらっているなんて錯覚するのはどうかと…)

まあ、現実の夫婦ってそんなものなんでしょうが。
裸足で逃げ出さない程度の、ほどほどロマンチックな言葉が欲しい。
…などと、贅沢を言ってみる。( ̄_ ̄)。o0○

ブラックウォッチのロングベスト

2008年04月14日 | handmade(縫い物)
以前セールで買ったハチスブラックウォッチ(2m)で、
ロングベストを作りました。
パターンは『ソーイングpochee』vol.4(日本ヴォーグ社)から。
ただしわたしは身長が低いので、5cm丈を短くしたのです。
出来上がりは思ったより…おっさんぽい(?)かも。
がぼがぼしているからか?柄が大きいからか?
まあ、工夫して着てみるけれど。

それにしてもこの生地、扱いが大変だった…。
微妙に伸びるような、伸びないような。
どうしようか迷ったけど、ニットやワッフルといった感じでもないので、
普通地用の糸と針を使用することにしましたが。
作業をする間、ぽろぽろと端がほつれることほつれること!
そこらじゅうが糸くずだらけになって、うひゃあと思いました。

バイアステープ処理も多分今回が初めて。
市販のものを使いましたが、いつかは恐れずに自分で作ってみなきゃ…。
(もう。スパッと切れるように、ロータリーカッターが欲しい~)

柄合わせは横縞だけに気をとられてしまいました。
前開きが合っているのは、偶然です。
難しい。ほんと、ソーイングって難しい!
(なるべく無難な小花模様とか無地を選ぼうと思いつつ、
ついお得な生地に手が伸びる。後で苦労するのに…)


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わたしは普段、よくNHKを観ます。
主に受信料の元を取りたいという理由で…。
だけど最近、がっかりすることが多い。

貫地谷しほりちゃんがスタジオパークにゲストで呼ばれた際、
映さないでと頼んでいた寄せ書きをばっちり生で公開されてしまった事件も、
リアルタイムで観ていました。
さすがNHK、局アナまで××…と思ったです。
(大体トーク番組なのに、ゲストの内面を探ろうとするよりも、
無理やり美談風にまとめようとするよね、あれは。
司会でそのワザを使っていいのは徹子だけなんだよっ)

この間は「NHKスペシャル」の『南米の神秘・純白の大砂丘』を観て、
レンソイス国立公園のことがもっと知りたくなり、
のちに放送された「ダーウィンが来た!」の
『白い大砂丘に魚湧く!』という回に飛びついたのですが、
内容はNスペとそれほど変わりがありませんでした…。

同じく「ダーウィン…」の『大接近!シーラカンス』も、
他番組で似たような内容が放送されていて、
(映像の使い回しか?制作費の元が取りたいのか?)と思ってしまいました。
「ダーウィンが来た!」は子供にも分かりやすくまとめた形なんでしょうけど。
もし一度の取材で、二番組分の素晴らしい映像が取れたのだとしたら、
“放送時間を拡大した、より密な内容の番組”が観たいよ、わたしは。

まあ、こうしたことはよくあるのかもしれないけれど、
ドキュメンタリー好きなものだから、
なんだかぶつぶつ呟きたくなってしまったのです。
だったら内容は大体かぶってますって表示しといてよう。
新しい映像が観られるのかとすごく期待してたんだから。○| ̄|_

ああ。無責任な文句たれになってしまった…。
当分はケーブルテレビ代の元を取るために、
ヒストリーチャンネルとナショナルジオグラフィックでも観てます。
(セコさなら負けなくてよっ)

エプロン風ワンピとスモックワンピ

2008年04月11日 | handmade(縫い物)

GWの予定がなんとなく決まりつつあります。
「着ていくもの、あるかしら?」の心配と、
「夫はわたしにどれぐらい自由時間をくれるかしら…」のストレスから、
ソーイングにのめりこむ日々。まずは二着作りました。

上の、エプロン風ワンピースのパターンは
『ソーイングpochee vol.3』(日本ヴォーグ社)から。
ネット上では「マタニティみたい」と評判の形でしたが、
それならそれで長く着られるであろう、と判断したのです。
(合理的というか、見た目無視というか)

地直ししたまま、勿体無くてとっておいたリネン(2m)を使いました。
ギャザーがうまくできず、例によって端の処理も下手。
しかし、形になった時には、戦いを終えたような気持ちに…。

前の胸当て部分にちょこっと飾りレース。

このアレンジはどなたかのブログがヒント(だったはず)なのですが、
もう一度そのような写真を探してみたら見つかりませんでした…。
あれれ。勘違い?おかしいなぁ…。

次に作ったのは、ブラックウオッチのスモックワンピース。

図書館で借りた『まいにち手づくり服』(南雲久美子 雄鶏社)から、
作り方とパターンを写しました。
本ではリネンとなっているところを、コットンで作ろうとしたので、
補強した方がいいのかも?と中途半端な知識から、
前端と裏ヨークに接着芯を貼り付ける。
けれども意外に硬い接着芯だったため、余計なことをしたもんだと後悔。
そのうえ、本はもう返却済みで細部が分からず、
適当に袖口を無理やり綾テープでくるんでしまう。
(実際は、端をくるまずにただ付けるだけでよかったのです!)
何やっているんだろう、わたしは…。


重ね着を試みると、こんな感じ。多分、いけます。

最近洋服作りに夢中になりすぎて、まずいです。
この間は、ちょうど佳境に差し掛かったところで、夫が早めに帰宅。
「遅くなる」と聞いていたから思わずため息が出ました。
おまけに、お昼食べてないから何か頂戴、だって。
バター餅を焼きながらぶつぶつ文句を言ってしまったら、
「初めて“帰ってこないで”って言われた…」といじける夫。
(言ってない!何で早く帰ってきたのさ、と口が滑っただけ)

あとで冷たい態度を取ったことを反省した妻は、
次に夫が仕事で外泊の時に、「行かないで~」と言ってみたのですが。
(フォローになってない。きっと迷惑だったろう)
またミシンに集中し、気がつくと帰宅する日の夕方。
急いでストック食材でご飯をこしらえたものの、
慌てすぎて包丁で爪を切るわ、野菜皮むき器で指の皮を削るわ。
三角コーナーもひっくり返して、もういやー!という展開に。
しかも、遅くに帰ってきた夫に夕飯食べてきたよ、と言われ、
へなへな座り込むはめになったのでした。

ちゃんとしないと、わたし…。


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先日、ちょっと思い出した小説があります。
『お楽しみが一杯!』(シャーロット・マクラウド 東京創元社)収録の
「マーティンのように」という短編。

冴えない自分に自信がなくて、完璧に見える他人と比べて
落ち込んだりする時などに読みたいお話。
誰に否定されようと、あるがままの自分のことを
好きだと思ってくれる人って、きっとどこかにいるもんです。
“人の基準”はひとつじゃないから。
今になって、この物語は深いなぁと思います。


『ルピナス探偵団の憂愁』

2008年04月07日 | 

『ルピナス探偵団の憂愁』津原泰水 東京創元社

作家が女の子のバリエーションを描きたいという時、
よく使っている手段が“仲良し三人組”だと思う。
それぞれに位置づけられた性格や境遇が際立ち、
なおかつキャラがカブらないほどの人数(読者も容易に区別できる)。
そしてそれは、時に閉鎖的になる一対一の関係から抜け出た、一つの小さな社会。
交わされる会話にも幅が出る、トライアングルなのだ。

古今東西、小説・漫画を問わず、いろんな作家が三人組を創造してきた。
(北村薫だと“円紫さんと私シリーズ”の私、正ちゃん、江美ちゃん。
加納朋子だと“駒子シリーズ”の駒子、愛ちゃん、ふみさん。
谷原秋桜子だと“美波シリーズ”の美波、かのこ、直海。
少女マンガだと、川原泉の『笑う大天使』の史緒、和音、柚子。
マツモトトモの『美女が野獣』の詠美、涼、操。
なかじ有紀の『隣はSCRAMBLE』の愛久美、薫、理緒。
椎名軽穂の『君に届け』の爽子、ちづ、あやね。
ざっと思いついただけでもこれだけいる!)


『ルピナス』では、彩子、キリエ、摩耶の三人と、
付かず離れずの距離に祀島君がいるわけだが。
まあ、彼は素敵少年代表だから。
(↑少女時代、近くにこんな男の子がいたらなあ!と思ったのは、
わたしだけではあるまい…。潔癖な年頃に一時苦手感を持つ、
思春期男子の生々しさがないの。まさに少女小説のヒーロー的存在)
愛おしい女の子の世界を築いているのは、やっぱりあの三人。

前作では本当にただ“美貌だけがとりえ”の摩耶だった。
(申し訳ないけど、非常に印象が薄かった)
今作ではいきなり摩耶が他界してから始まり、
“ルピナス探偵団”の解決した事件は、彩子たちの大学時代、
ルピナス学園高等部の卒業、と時を遡って語られる。
摩耶という女性がどういう人だったかということも、
読み進めるうちに分かるような気がするのだ。

本を閉じてから、読者は悟る。
彼女がこの世から去ってしまっても、
三人が共有した少女時代の輝きは褪せずに、
永遠に彩子とキリエの宝物であり続けるだろう、ということを。
摩耶。無邪気で勇気があって、友に誠実だった、綺麗な、綺麗な女の子。

…ところで、彩子と祀島君の仲は今後どうなるのだろうか。
結構マイペースな二人だもんなぁ。



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つれづれに、日本の昔話の中で何が一番好きか、という話になったのです。

夫の答え「泣いた赤鬼」
理由:人情噺が好きだから。
妻の答え「絵姿女房」
理由:入れ替わりトリックが奇想天外で秀逸。

互いの趣味が見事に反映された結果となりました…。
なかなか愉快だったので、世界の童話では何が好き?と重ねて聞いてみたら。

夫の答え「裸の王様」
理由:王様が面白い。
妻の答え「こわがることをおぼえるために旅にでかけた男」
(恐怖を覚えない男が様々な試練を強心臓で切り抜け、ついに王女を妻にするが、
「一度でいいからぞっとしたい」という口癖をやめようとしない。
王女がうんざりしてきたので、ある晩侍女が、
ぐっすり寝ている男の上に、突然生きているどじょう入りの水をかける。
男は初めて“ぞーっとする”ことを知る、という話)
理由:最後に水をぶちまけるところが痛快。
よほど男の口癖に奥さんイラついたんだろうと思うと…(笑)。

…これまた、互いの性格が現れた結果となりましたとさ。
皆さんはどんな昔話が好きですか?


秋冬スカート2種類

2008年04月06日 | handmade(縫い物)

冬物にと用意しておいたコールテンで、スカートも作りました。
パターンは「あったかおうちウェア」(ブティック社)のギャザースカートから。
ミシンで洋服を縫うのは初めてだったので、途中で飽きて放り出し、
冬の終わりが近づいた日に焦って続きを縫う。…手縫いで(←おばか)。
まあ、もともと裾始末はまつり縫いだったんですけどね。
ウェストも何となく手縫いで仕上げてしまいました。あはは。

    ・:*:・゜’★,。・:*:・゜’☆・:*:・゜’★,。・:*:・゜’☆・:

その後、フランネルでラップスカートに挑戦。
「直線縫いなのにきれいなシルエットのスカート」(渡部サト 河出書房新社)の、
フリルつきラップスカートのパターンを使ったのですが。
勝手に正面のタックを足して、レースもちょこっとつけました。

ダカダカダカと針を進めては、道をあやまり、幾度もほどいてやり直し。
縫い目がひどく歪んでおりますが、何とか形にはなった訳です。
しかし…。



そうです。ひもの位置が違うのです。
本来は、重ね合わせた上の布地の端に結び目がくるはずなのに。
なぜー?!(説明、読み違えた?そんなはずは…)

…まあ、その時はがっくりきたのですが。
もう一度ほどいてやり直す元気もないので、
どうせトップスの裾に隠れて目立ちはしないさー、と今では開き直っています。
これは早春の頃、何度かレギンスの上に穿いてみましたが、
シンプルなだけに使えるデザインです♪
何と言ってもウェストサイズが変わっても大丈夫なところが良い!
(そんな心構えで呑気に過ごしているうちに、いつしか体重計に乗れなくなっている。
真実に向き合うのが恐ろしいのよう~


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薔薇のななめがけバッグ

2008年04月05日 | handmade(縫い物)

これは以前にミシン縫いで悪戦苦闘したバッグ。
パターンは「らくらく作れるおきにいりバッグ」(主婦と生活社)の、
“ワンハンドルのおしゃれバッグ”のものを使いました。
マチがない、三日月形です。
本では自分でキルティングする形だったのですが、
わたしにはできそうもないと踏んだので、市販のキルティング地を用意しました。

↓生成りの地に薔薇の刺繍。やや大人っぽい印象。


しかし…縫えば縫うほどぶ厚くなるキルティング地。
いつのまにか針が進まない!ミシンの押さえの下に入らない!
引っかかるし、何度もほどいてやり直すはめになるしで、相当疲れました。
しばらくキルティング地は使うまいと思ったくらいです。
(一応縫い目も粗くして、針も糸も厚地用にしていたんですけど、
うまくいきませんでした。何が悪かったのかしら…)

肩ひもの部分なんか、縫いにくいことに気をとられているうちに、
長さを間違えてしまいました。
適当にごまかして縫いとめたものの、仕上がりが雑。
ああ。進歩のないわたし。

↓裏地も実は薔薇柄。

タグに猫の肉球…。
ちょうど(株)もりいんのにくきうはんこを欲しがっていた時期。
代わりに消しゴムで自作スタンプを作ったので、何となく押してみたという訳です。
(可愛いけどコンセプトが明らかに違うだろ

他にもファスナー付けに苦労したりと、初心者には手ごわいバッグでしたが、
形自体は好きなので、いつかリネンで再挑戦したいです。


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