本棚7個じゃ足りません!

引っ越しのたびに蔵書の山に悩む主婦…
最近は二匹の猫の話題ばかりです

2014年7月北海道旅行 4

2014年07月25日 | お出かけの記録

写真撮影が下手なので、旭山動物園では、夫携帯・妻携帯・デジカメと3台のカメラで枚数を稼ぎ、
その中から構図がましでブレが少ないものを選ぶという方法をとりました。
しかし、その写真アルバムをフォトチャンネルで公開することにしたら、
今度はブログとのリンクが(gooの教える方法では)うまく貼れない…何故?

仕方ないのでここから直で飛べるようにしておきます↓

2014年夏 旭山動物園


サイドからは普通にフォトチャンネル画面に行けます。


〇 3日目 →旭山動物園


2日目の晩御飯と3日目の朝食は、祝いの宿登別グランドホテルのバイキング。
そして、登別から旭川へ出発。

旅の予定を組んでいた当初は、全体の移動距離が長いので旭山動物園までは行けないと思っていました。
しかし、JTBで何度か打ち合わせするうちに、一日で登別→旭川→札幌も可能だという話に。
ついでに美瑛も寄ってみたらというおすすめもあって、じゃあその路線で決行してみようかと。
…実際はハードだったね。久々の強行軍でした。

二人とも疲れが出てきて、眠い眠い。
しかしレンタカーを夫が運転する以上、わたしも助手席でうっかり寝る訳にはいきません。
タブレットやガムを噛んで、眠気覚ましにカーラジオを聴こうと思ったら、電波がとぎれとぎれ。
仕方ないのでiPadでYouTubeに投稿された音楽を聴いていました。
ありがとう、iPad(こちらも頻繁に止まったけど、ラジオほどじゃなかった)。

この日の北海道は予想以上に暑く、旭山動物園の混雑はそこそこ。
ある程度の時間が経過したら次の予定地に向かうため、
とにかく自分たちが好きな動物だけ見に行くことに。
せっかくの行動展示なので全部見られないのは惜しいですが。

〈ぺんぎん館〉 夫が好きなのでじっくり観覧。屋外放飼場のもぐもぐタイムに滑り込むも、
人が多すぎて、背が低いわたしには何も見えず…。
以降はもぐもぐタイムは外して回ることにしました。
(もぐもぐタイムを待つ行列の先の方へ並べた場合、また子供さんは専用台があるので、
動物の様子が見られるのではないかと思います)
水中トンネルでのペンギンの本領発揮ぶりはすごいです。

〈もうじゅう館〉 猫を飼っているので、見る時は猫科を特に重視していたかも。
ライオンもトラもヒョウも、暑くてだらだらしている様子が縮尺が異なる猫という感じ。
真下で観察できるユキヒョウにはテンション上がりました!さくらと腹毛が似てるの
ヒグマは素敵な外見なんだけど、でかいし、バンバン窓を叩くので、ちょっと怖かった。
(子供の頃、映画『リメインズ 美しき勇者たち』を見た記憶があり、
のち三毛別羆事件の記事をwikiで読んだので、ややトラウマ気味…)
「クマのプーさん」まえがきでクリストファー・ロビンが動物園の熊に抱きついたってマジか。
わたしなら、ぜ・・・・・・・ったい、無理。

〈ほっきょくぐま館〉 しかしホッキョクグマは身近な気がしないので(山にいないし)、
ただもう、可愛いー!と盛り上がってしまう。
あの白い体毛の美しさ。のしのし歩きの頼もしさ。がおー!する時の凛々しさ。
シールズアイは一見の価値ありです。

〈あざらし館〉 暑かったので、屋外よりは水槽で泳ぐのが中心だったアザラシ。
撮影しよう観察しようと思っても、泳ぐスピードが速い速い。
来園者お目当ての円柱水槽にはなかなか来てくれませんでした。
「来るぞ来るぞ」という声がどこからともなく上がって、一斉にカメラを構えるものの、
あっという間にずばーっ!と通り過ぎてしまうという状況。
アザラシの姿をとらえることができても、水槽越しにどこかの誰かがばっちり映ってしまうのだった。
まあお互い様なのですが(一応写真にはモザイクかけたり、ぼかしたりしています)。
それにしても動画が撮れるビデオカメラが欲しいと思いましたよ。

〈エゾシカの森〉 金網近くにいたオスのエゾシカが、来園者に角を褒めそやされていました。

〈ホッキョクギツネ舎〉 親が子ギツネたちにお肉を運んで子育てしている様子。
近づいてそっけなく追い払われていたのは、もしやオスだったんでしょうか。

〈レッサーパンダの吊り橋〉 壁に吊るされた布に頭だけ突っ込んで涼をとったり、
ひらひら舞う蝶々を追っかけたり、何かと可愛いレッサーパンダでした。

〈シロフクロウ〉 ティム・バートン映画のキャラクターをなんとなく思い出す…。

〈アフリカタテガミヤマアラシ〉 子供さんが扉を開けて、トンネルで寝ているところを覗いていました。

〈オオカミの森〉 檻が無いところで毅然としたモデル立ちを披露してくれました。

こんなに動物との距離が近いのは長崎バイオパーク以来。
すっかり魅了されて、いつのまにか時間配分を忘れてしまいました。
あー楽しかった。
ちなみに売店では夕張メロンソフトクリームを食べましたが、果汁感があって美味でした。


前回→ ☆1 ☆2 ☆3
続く


2014年7月北海道旅行 3

2014年07月19日 | お出かけの記録

トラピスト修道院前の北海道らしい景色。


〇 2日目 →はこだて明治館→土方歳三函館記念館→トラピスト修道院
  →登別→祝いの宿登別グランドホテルに宿泊


朝はラビスタ函館ベイの海鮮丼をがっつり食べて大満足。
さいこう!ほっかいどう、さいこう!

これ以降は、夫運転によるレンタカー移動。
まずはホテル近くの、はこだて明治館へ。
北海道のお菓子やキャラクターグッズ、テディベアなど、いろんな系統のお土産物がいっぱいです。
わたしは硝子明治館で、お世話になっている方々へアクセサリーを選びました。

次は石川啄木記念館に併設されている土方歳三函館記念館
五稜郭タワーでの夫がとても嬉しそうだったので、
せっかくだから寄ってみることにしたのです。
借金王の展示はガン無視して土方歳三グッズ売り場へ直行。
そこでうちと同様に、旦那さんが土方好きだけど、何を自分土産にしようか迷っている状況、
と思われる夫婦の会話を耳にしまして。
「ここでしか買えないよ」という、奥さんの悪魔の囁き!
わたしも「ここでしか買えない…ここでしか」とそそのかしてみたら、まあすごい効果。
夢中になって買い込んでいたね。
滅多に来れないんだから、後悔のないようにしたら良いですよ。

土方側の展示の方も、昔の刀や銃や仕込み武器が見られて面白かったです。
あんな鉄扇とかで人を殴っているようじゃ、そりゃ鴨さん暗殺されますよと思いました。
あと洋装の写真でも銃ではなく刀を見せる、土方さんの武士の矜持が印象的。
函館戦争時の土方さんの生き様は格好良すぎる。

それから、トラピスト修道院へ。

なぜそこかというと、新婚旅行の時はトラピスチヌ修道院を見たのです。
で、ごく単純に、今度は男性修道院のほうに行ってみようと考えたのですが…甘かった。
ちょっと足を伸ばすつもりが、想像より函館から遠くて、延々ドライブすることに。
なるほど、道理でツアーではトラピスチヌ修道院のほうに行くはずだわと納得。

中には入れませんので、門からじーっと拝見しました。

そのあと、売店でお目当てのソフトクリームをいただきました。
トラピストバターが入っているため、濃厚なのですが舌にまとわりつく感じがありません。
旅行中食べたソフトクリームの中で、結局修道院製のが一番美味しかった。
この味、日本一じゃない?

さて、次の目的地は登別。

温泉、温泉!

祝いの宿登別グランドホテルに泊まりました。

新婚旅行の時と同じ宿。

温泉街でたこカツと生ちちソフトクリームを食べるが、
店員のあまりの商売っ気のなさに、夫ひそかに憤る。
わたしも正直、ホテル内で充分間に合うから今後は外出しなくてもいいかと思いました。
散策した時間帯が悪かったのかなあ…?
温泉街って、「千と千尋」的にいかがわしいくらい元気のいいものと思っていたのですが。

しかし宿の温泉は相変わらず、さいこう!
一日ごとに男女の浴場が入れ替わるので、二回入りました。
滝のある露天風呂がいいです。

部屋は和室で、おぼろげな記憶ながら以前泊まった部屋と似ていました。
記念写真を撮ってくれるサービスが今度もありました。

で、不思議なことなのですが。
今回の旅行は、トワイライトエクスプレス中心に日程を組んだものでした。
特急の予約が取れたから、ではその前に北海道に飛んで観光しようと。
順番に行きたい場所に行くためにその周辺に宿をとる、という形で。

しかし、帰宅してからいただいた写真を新婚旅行の時の写真と並べて見て、びっくり。
なんと十年前の写真と同じ月同じ日に同じ宿に泊ってるよ!!
意図してなかったのに、すごい!わたしたち実は運命?!


…まあ、同じ構図で撮影されたので、
使用前使用後写真的に劣化した自分にも直面した訳ですが。
4~5kg増でアンパンマンみたいに顔がぱんぱん…。
新婚時代は夫も顔がすっきりしていたんだね、ということも再確認しました。
あの頃に比べたら、二人して丸くなっちゃったね…性格も丸くなったけどね…。


前回→  ☆1 ☆2
続く→ ☆4


2014年7月北海道旅行 2

2014年07月19日 | お出かけの記録

五稜郭をミニチュアモードで撮影。
模型っぽくて可愛いね。

さて、前回の続きです。
本当は、朝市から滋養軒に足を伸ばし、夫が塩ラーメンとチャーハンを食べたのだけど、
ちぢれ卵麺が好みではなかったと言うので割愛。
(お断り:夫は九州人なのでストレートの細麺以外は苦手)


〇 1日目 →五稜郭→六花亭→はこだてビール→ラビスタ函館ベイに宿泊


夫が再訪を希望していた五稜郭タワーに向かいました。

行きたいところに行って、好きなだけ集中して観光できるのが個人旅行の強み。

展望台から五稜郭を見降ろす。

見ろ!人がゴミのようだ!じゃなくて、
星型城郭って興味深いですね。
夫は床がガラス張りのシースルーフロアを怖がっていました。
下がパカッて開いたらどうしようねえ。

土方歳三のブロンズ像。

そう、土方さんが好きなのです、うちの夫は。
もうテンション上がって写真撮りまくり、グッズ買いまくりですよ。売店の思う壺でしょう。
懐中時計などは文字盤が昔風で格好良かったため、わたしからお土産にあげましたが、
局長湯呑とか一体どうするつもり…。
結局自分土産に買ったものの、使うには勿体なくてコレクションするだけでしょう。

分野は違えど、こいつもオタなのは同じだなと悟ったところで、
五稜郭公園を散策。

函館奉行所。

いや広いね、五稜郭。駐屯してたらどんな感じなのかなと、少し歩いてみたんだけど。
前日は台風襲来の準備と旅の支度で3時間前後しか寝てなかったから、ふらふら…。

休憩がてら六花亭五稜郭店でお茶しようと思ったんだけど、
五稜郭を裏門から出て外周を歩いたので、結構疲れました。
こちらでは夫が「六花氷いちご」、わたしが「雪やこんこまじりっけなし」を注文。
出発前から、食い倒れ旅行だ!海鮮食べるよ!と宣言していた夫でしたが、
わたしのほうは、あちこちでご当地ソフトクリームを食べるという決意をしていたのでした。
「雪やこんこまじりっけなし」は大人の味がしましたな。

ホテルにチェックインしたら、素晴らしい部屋すぎて若干動揺した。

ラビスタ函館ベイです。

旅行に行く時は、今まで夫が安いビジネスホテルを選んでおりましたから、
このようなリゾート感のあるホテルは初めてで…すごいすごいを連発。
ここに泊るよう勧めてくれて、ありがとうJTBの人!
インテリアはお洒落だし部屋風呂は立派だし、室内着と寝まき両方用意してあるし、
窓からはベイエリアの倉庫群が見られるし、最上階には宿泊客無料の温泉もあるし、
文句の付けどころがない。リピーター多いでしょうね、ここは。
おまけに朝ごはんにはバイキングで海鮮丼が食べられるんだよ!
いくら・いか・えびなどがのっけ放題!クオリティ高!!

夫がゆったりソファーで休んでいるのに、そわそわ部屋をうろついたりしましたが(貧乏性)、
やがて晩御飯に出かけました。
はこだてビールで地ビールを飲み比べ。
「社長のよく飲むビール」「五稜の星」「明治館」「北の一歩」を二人で分け合いましたが、
「明治館」が一番好みだったなあ。
ピアノの生演奏(また懐かしソングが多いんだ)付きで楽しい時間が過ごせました。


前回→ ☆1
続く→ ☆3 ☆4


2014年7月北海道旅行 1

2014年07月18日 | お出かけの記録

〇 旅に至るまでの経緯


夫が会社員人生に一度あるかないかの長期有休を取れることになり、
ではせっかくだから旅行に行こう!という話になったのです。
どこへ行きたいか問われた時、わたしは断然北海道が良いと答えたのでした。

理由その1 10年前の新婚旅行先が北海道
理由その2 とにかくトワイライトエクスプレスに乗りたい!!

まあ、海外旅行案もあったのですが、その場合は夫婦ともに語学がさっぱりなので
ガイドを付けるかツアーしかないし、それよりも以前ツアーで行った思い出の北海道を、
今度はレンタカーを駆使しながら時間に急かされずに観光しよう、と計画したのです。

そして寝台特急というのは…ミステリ好きの夢ではないですか?!
オリエント急行には乗れないけどさ!長距離列車で寝たり食堂車で食べたりしたいのよ!
車窓を眺めながら赤い化粧着の女を妄想したいの!
(帰路はトワイライトだということを聞いた義弟が、そんなに義姉さん鉄道が好きなんですかと夫に尋ね、
いやミステリマニアだからという答えを聞いて不思議そうにしていたそうだ…。
そうか…普通はクローズドサークルとか列車内殺人に萌えないものなのか…)


夫婦の間で行先と交通手段を決定したところで、「トワイライトは相当予約難しいよ」との周囲の声。
そんな!駅員に質問に行った時、詳しくは何も教えてくれなかったぞ!
で、駄目もとでJTBに行ったら…運良くぱぱっとトワイライトのA個室ロイヤルが取れました。
ちょうどトワイライトで予定を組んだプランが出たばかりだったらしいのです。
予約を取れる日に合わせて旅行日程を決めるというやり方も良かったらしい。
3月末の段階で来店したのと、乗車日が平日というのも比較的取りやすかったのでしょう。
後からトワイライトエクスプレスの引退時期が公表されて、
そのプランも予約殺到状態になったらしいので、危ないところでございました。


〇 出発前日


チケットを取れたからといって、もう安心とは限らないものですね。
まさかの大型台風接近。しかも進路予報見たら旅程についてくるよ…。
もう駄目だ…。ペットホテルに預けた二匹の猫も心配だし…。

すっかりネガティヴになって夫と喧嘩しかけましたが。


〇 1日目 関西空港→函館→函館朝市


一時は欠航するかと思った飛行機、何の支障もなく飛びました。
夫の晴れ男属性キター!!
(わたしは雨女なので、そんなもんだと思ってほとんど諦めてました)

函館駅に着いてみれば、上天気の方でしたよ。

むしろ暑い。

この日はレンタカーを借りていない日だったので、移動は徒歩とバスと路電。
初めに朝市に行きまして…。

はい海鮮丼!

基本基本!

はいイカソーメン!

王道王道!

親戚関係のお土産をまず送ってしまいまして。
その他、カニまん、メロンを買い食いしました。美味かった。


そういえば、函館バス専用1日乗車券というものを使ったのですが、
乗車中、裏に書いてあった説明を読んで、
「折り曲げたら使えないんだよ~」とすでに二つに折っている夫をたしなめたのです。
そしたらわたしが降りる時、年配の運転手さんに、
「これね、折り曲げても使えますからね。折り曲げても使えますから」
と、大事なことなので二度言われました…。
きっとわたしたちの会話を小耳に挟んで、訂正したくて仕方なかったんだろうなあと、ちょっと可笑しかった。
函館の人は親切ですねえ。

続く→ ☆2 ☆3 ☆4


北海道旅行に行きました

2014年07月15日 | お出かけの記録

四泊五日の北海道旅行に行ってきました。
帰りは念願のトワイライトエクスプレスに乗ったよ~!
なんか、鉄らしき青年も数人見かけたけど、大体の乗車客は年齢層高めで、みんなにこにこしてテンション上がってて、写真バシバシ撮ってはしゃいで、大人の遠足の趣がありました。
優雅な寝台特急の旅でした…。
ま、帰ってきたら、猫らをペットホテルから連れ帰ったり、あれこれ忙しく現実に引き戻されて大変なんですけどね。


パラボラ猫くん

2014年07月05日 | うちの猫

あれ以来さくらのコード恐怖症は治らず、時々挙動不審に…。
このソファーカバー嫌いなのに、珍しく背もたれの上に乗っています。
部屋を歩くのにびくびくしている時があって、何とも気の毒です。


エルが顔に引っかき傷を作ったあと、治りかけたのにかさぶたをはがしたらしく、
少し毛が抜けていたのですが、先日左後ろ足の指の間も一部禿げていることに気づき…。
動物病院に連れて行ったら、皮膚病ではないが、足のほうは怪我をしているとのこと。
(よくよく見ると、指の奥の方が赤くなっていた)
抗生剤を注射してもらい、患部を舐めないようにこの姿になりました。

エリザベスカラー付きの猫王子。我が家ではパラボラアンテナと呼んでいますが。

どうしてそんなところを傷つけたのか…。
DVDプレーヤーに直接猫が乗らないよう、折りたたみ網棚を置いていたのを、
勢いづいて駈け出したエルが飛び乗って、指の間にぐいと編み目が食い込んだのではないかと
夫は推測しているのですが…あの子は無鉄砲だからなあ。

普段と変わらない様子で飛び跳ねて遊んでいるので、
足に怪我をしているなんて全く気づきませんでした。
早く気づかなくてごめんよ、可哀想なエル…。

去勢手術以来のカラーをつけられて、とても嫌がっていた彼は、
そのままの状態で就寝時にケージに入れられると、一晩中大鳴きの大暴れ。
夫は一時間ごとに起こされ、さくらも異様ないでたちと異様な鳴き声に怯え、
わたしはケージを二回お掃除しました…(猫砂と水で辺りがぐっちゃぐちゃになったから)。
一番可哀想なのはエルなんだけど…家族みんなが振り回され、寝不足に。

そんな坊や、翌日は疲れたらしく昼間すやすや寝ていました。
お留守番と就寝時に、心配しながら再度ケージに入れたけれど、二日目は慣れたらしい。
一粒ずつ手で差し出さなければ食べなかったフードも、お皿の位置を調節すれば自力で食せるように。
お水は難しいようであまり飲もうとしませんが、こちらが不安なので少しシリンジで給水することにしています。
体を掻いたり舐めたりしようにもできなくて、尻尾が不機嫌そうに揺れる時もありますが、
なるべく代わりに撫でたり、ウェットシートで拭いたりしています。
自分ができないお手入れをしてもらっていると分かるのか、不思議と嫌がらないのでした。

まるで宇宙猫だなあ。

甘えん坊だけど、よく我慢している偉い子ですよ。治るまで一緒に頑張ろうね。


さくらはコード恐怖症を引きずったまま、うちの中をパラボラが歩くことに直面したため、
いつものリラックスが見られません。

この写真だとソファーに横たわる優雅なマダムっぽいけど。

お嬢様はなんとなくトイレの回数が少ない気がするので、
頻繁にお湯を口元に持っていくのと、少々のシリンジ給水を開始。
(食欲は変わらずあります。しかしカラーをつけたエルが生活できるように
猫トイレのフードを外し、少々配置を変えたので、落ち着かないのかも…)
たまにこわばる体をマッサージしたいけど、びっくびくされるので、ちと難しいです。
二匹の猫たちのことでは、次から次と心配が芽生えてくるんだよなあ。



ところで、動物病院では口下手なわたしに代わって、夫が前面で話す形になっております。
怯えるうちの子たちをキャリーケースから出したり、保定したりするのも夫。
わたしも隣にいて猫を落ち着かせようと触ったりするのですが、なんか付き添いっぽい感じなのかもしれない。
そのためか、診断や家での世話の仕方を説明する先生の視線が、この間は夫のほうに向けられていたような…。

いや先生、実はこの人に懇切丁寧に説明されてもさほど意味がないので…。
飲み会や出張やその他付き合いがあるとかで、エル療養中もたいして家におりませんし…。
日頃、この男と猫らの世話をしているのはわたしでしてね…。
気をつけていてもエルが異食したりさくらがストルバイトになったりして、
飼い主としてしっかりしてないように見られるのかもしれませんけど…(暗)。

まあ、いつかはちゃんとはきはき受診できるようになりたい、と思ったですな。
とりあえず、寝てないので仮眠とろうっと。
おい猫ら。なんでお前らまで、猫っ可愛がりばかりのとうちゃんが好きなのさ?


野生機能

2014年07月01日 | うちの猫

これが通常の野生機能off状態のさくら。

今夜彼女は、コードカバーでまとめたプラグを見て、二またの蛇かと思ったらしいのです。
なんか部屋の隅でカチャカチャ音がすると思ったら、腰が引けたまま猫パンチを食らわせておりました。

空想上の敵と勇敢に戦っているんだな、と可愛く思っていたら、
内心では結構怖かったらしい。
物音がしたらアニメみたいにびょーんと飛び上がっておりました。
以後は周囲の様子を過剰にうかがう、びくびく猫に。

これが野生機能onのさくら。

耳を伏せてひげは下向き、腰は低くしっぽも立たせず。目は爛々、鼻はピンク。

見なれた洗濯バサミ(カーペットカバー止めに使用)すら異様に感じるらしく、バシッと叩いていた。

大丈夫だよ。もう怖いことないよ。

パニックに近いのだろうと思って、しばらくそっとしておきましたが。
いつもは飲みこむようにして一瞬で平らげるごはんすら、
辺りを見回しながら少しずつ食べていました。
これほどの反応が出たのは、やはり本能的に“蛇”出没と思いこんだからではないかと…。
今は普通のさくらに戻りましたけどね。

「あーねむねむ」

一方でのんきに椅子に座って食卓に向かうエル氏。
野生機能は…どこのスイッチ押したらonになるのよ。

「ぼくは、にんげんのおとこのこです。ぶんめいのこです」

そうかなあ…。この暑いのに毛皮着てるんだけど…。


先日、同じ日に来客が二組ありまして。
最初のお客さんは猫完全スルー。
まったく無関心で反応がなかったので、さくらとエルは途中から平然として、
むしろ自分たちからお客さんの荷物の匂いを嗅ぎに行き、その辺をうろちょろしていました。
次のお客さんご夫婦は、奥様のほうが猫大好きで、
撫でたり抱っこしたりしてくれたので、さくらはシャーシャー威嚇して猫パンチ。
エルも遠巻きに用心して、抱っこされたら鼻ぺろでごまかしていました。
猫ってなあ、ほんまに猫好きの人より猫無視の人に近づいていくんだよなあ…。