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金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

バカ以前の県会議員

2014年07月03日 | ニュース

昨日ニュースを見ていると、兵庫県議会の野々村議員が1年間で195回の日帰り出張をして300万円の交通費を受け取っていたという報道があった。政治活動に関する支出報告書には訪問目的や訪問相手の記載はなく、義務付けらている領収書の添付もなかったということだ。

野々村議員の記者会見の映像も写ったが、途中で大声で泣き出し、何が言いたいのか全く分からなかった。

野々村議員によるとJRの券売機で切符を買うと領収書を受け取ることができることは知らなかったそうだ。民間企業であれば新入社員でも知っているはずだが。

もし民間企業でこのような出張旅費精算依頼書を提出すれば、上司に大目玉を食らうし、出張目的が不明で領収書もない交通費が経費として支払われることはない。

この議員の常識の欠如にはあいた口がふさがらない。1,2の例をもって県会議員のレベルを推しはかるのは乱暴であるが、東京都議会のヤジ問題を含めてどうも県会議員レベルの常識は一度疑ってみる必要があると感じた次第。

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米ドルは夏枯れ相場からリバウンドするか?

2014年07月03日 | 金融

日本はまだ梅雨の最中で本格的な夏は感じないが、梅雨のない米国では6,7月は暑く、8月になると涼しく感じる日が増えてくるようだ。このあたりの感覚を理解しないと、CNBCのニュース Dollar seen rebounding from summer softnessはピンとこないかもしれない。つまり米国では既に盛夏であり、ドルは夏枯れ相場「だった」のである。過去3年の傾向を見るとドルは夏になると弱くなっているので、夏のドル安は広く市場参加者が認識しているところなのだ。

リバウンドの兆しは昨日発表された民間の給与支払い受託会社ADPのデータにあった。

ADPによると6月の民間企業の雇用増は281千人(5月は179千人)で、市場予想の200千人を大きく上回った。これは2012年11月以降で最大の雇用増だった。もっとも市場が一番注目しているのは、今夜発表される予定の非農業部門雇用者数だ。

ロイターの調査では、市場予想の平均値は212千人だが、雇用者増が200千人を超えると米国経済は強い、と判断されそうだ。

米連銀がインフレ指標として重視している個人消費指数PCEは5月までの1年間で1.8%上昇している。これは連銀がインフレターゲットにしている2%にかなり近い数字だ。6月の雇用統計で米国の景気回復ペースが強く、インフレ懸念が強まると連銀が判断し、政策金利の引き上げ時期を前倒しすると、市場参加者が予想する場合は、ドル反発の転換点が近そうだと私は考えている。

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