今日(7月8日)アマゾンで私の初めての電子本を出版してみました。
タイトルは「英語の慣用表現集」(著者 沢 利之)です。
この本は私が2007年の終わり頃から先月までの間にブログで【イディオムシリーズ】に掲載した英語の表現をまとめて本にしたものです。
非才を顧みず電子本を出版することに決めた動機は次のようなものでした。
1)私のブログに利用しているブログ人(NTTコミュニケーションズ)が今秋サービスを打ち切るのでブログサービスプロバイダーを変更する必要が出てきました。過去にエントリーしたブログは移行できると思いますが、万一不具合を生じる可能性もありますので、残しておきたい記事を「電子本」にしようと思い立ちました。これはその第一弾です。
2)私は今後電子本はもっと広く利用されるようになると思っています。たとえば学会誌や山岳遠征隊の記録本です。これらの本は少数の読み手には非常の価値があるのですが、紙の本として出版するとかなりコストがかかります。そのため出版の時期が遅れたり、場合によっては見送れらることがあると思います。これらを電子本にすることで、有用な情報を迅速に届けることができれば素晴らしいと思っています。今回はその練習のためにまず自分で出版することにした次第です。
3)この「英語の慣用句表現集」自体についいては、どのような人に役に立つのか正直なところやや不明です。この本には約140のイディオムがアルファベット順に収録されています。しかしイディオム辞書として使うには余りにも語数が不足しています。本文中で説明したイディオムを含めても精々200語でしょう。しかし掲載したイディオムは総てその時々一流の経済紙などつまりquality paperで実際に使われた背景を踏まえて説明を加えています。私は英語の慣用的表現はその時々の政治・経済・金融上のイベントに対する人々の驚き・歓喜・恐怖を端的に表現していると思います。つまり市場参加者の息遣いが聞こえてくると思っています。この本を読んでいただくと、米国のサブプライム危機、リーマンショックそしてその後の米国の量的緩和策による緩やかな景気回復の軌跡の中で市場参加者が何を感じ、どう行動したかが浮かび上がってくると思います。
このことがこれから本格的な金融業務に取り組む若い人たちに多少なりとも参考になるところがあれば、望外の喜びです。
また個人で海外の株式投資や為替取引に取り組んでおられる方も増えていると思います。それらの方々が欧米の経済ニュース等を読む上で多少の参考になればこれまたブロガー冥利に尽きると思っています。
この電子本はアマゾンのサイトで簡単に購入することができます。
アクセスはこちら → http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00LMU9SQE
アマゾンの電子本(キンドル)はアマゾンが提供するタブレット(Kindle Whitepaperなど)がなくても、タブレットやスマートフォンでも簡単に読むことができます(ちなみに私自身はグーグルのNexus7とスマートフォンで読んでいます)。ただしパソコンでは簡単には読めません(不可能ではありませんが、アンドロイドをダウンロードするなど手間と若干のコストがかかるようです)。
以上宣伝が多くなって恐縮です。
少し落ち着きましたら、電子本の出版手順等についても自らの経験をブログでお伝えしていきたいと考えております。