金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

メールFaxはエバーノートで受けると便利だ

2014年07月04日 | デジタル・インターネット

私は積極的にファックスを使うことはほとんどない。しかし先方から「ファックスで返事が欲しい」などと指定がある場合はやむなくファックスを使っている。だからまだ自宅にはファックス付電話機がある。

一方私が事務局を務める学会の方は、インターネット経由でパソコンでファックスを受信する方法を導入している。利用しているのは、NTTコミュニケーションズのBizFAXというサービスだ。

受信したファックスを複数の人間が別々のパソコンで見ることができるので、便利なのだが、ちょっと不便なことがある。それは何かというと添付ファイルを見る場合、その都度ファイルを開かないと見れないことである。着信ファイルの中には目を通すだけで私は放置しておいてもよいものがあるので、もっと簡単に添付ファイルの中身を見る方法はないか?と思っていたところ、エバーノートで受信する方法を思いついた。

Fax

エバーノートでファックスメールを受信すると添付ファイルがエバーノートの個々のノートに自動的に展開する。これだとたちどころに中身が分るので処理速度が向上する。

エバーノートにファックスを自動転送する方法は簡単だ。メールソフトの「仕訳機能」を使い、条件を満たすメールをエバーノートのアドレスに 転送するように設定するのだ。

こうしておくと、「見落とし」や紙のファックスのような散逸がない。もっとも過信は禁物と思い、時々BizFaxのストレージも確認しているが、今のところ転送漏れはないようだ。事務処理の効率化にホームランはない。小さな改善をコツコツ積み上げるしかないのである。そしてやや意外なことに私はこのようなことが嫌いではないのである、ということが最近分ってきた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

予想を上回る米雇用統計でダウ17,000を超える

2014年07月04日 | 金融

昨日(7月3日)発表された米国の雇用統計は市場予想を上回る強いものだった。

6月の非農業部門雇用者数は288千人で、市場予想の212千人を大きく上回った。また失業率は5月の6.3%から6.1%に低下した。6.1%という失業率はリーマン・ブラザースが破たんした2008年9月以降では最低の失業率になった。この予想以上に良かった雇用統計を受けて、米国株は続伸。ダウ・S&P500とも新高値を更新。ダウは初めて17,000ポイントの大台を超えて17,068.26ポイントで引けた。

通常雇用統計は毎月最初の金曜日に発表されるが、今月の第一金曜日は独立記念日で祝日のため、一日前倒しの発表となった。昨日の米国株式市場は午後1時でクローズ。高値更新で気を良くしたトレーダーたちは早速ロングアイランドあたりの別荘に出かけたのだろう。

明るい面を見ると確かに失業率はリーマンショック直前のレベルまで戻ってきた。しかし中身を見ると少なくとも2つの問題が気にかかる。

一つは雇用増が主にパートタイマーの増加によることだ。6月の新規雇用増の2/3はパートタイマーだった。もう一つは失業率を計算する時の「分母」から抜け落ちた人たちがどれ位いるか?という問題だ。失業率は「雇用者と求職者の合計に対する失業者の割合」で計算されるから、失業しても求職していない人は分母から外されている。

6月の政府のレポートによると、米国の成人で積極的に求職していない人は2.7%だ。米国の失業率が4.7%まで低下していた2007年12月時点ではこの比率は約2%だったという。景気の回復が本格化すると、それまで労働市場に入ることを諦めていた人たちが労働市場に戻ってくるので、「分母」が拡大し失業率を押し上げる可能性がある。

これから市場関係者が注目するのは、実質賃金が上向いてくるかどうかだろうと私は考えている。労働市場の改善が賃金の上昇に結び付き、それが消費の拡大につながり、好循環が定着するかどうかは、日米が抱える共通の課題なのだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

相続セミナー(名古屋)が近くなりました

2014年07月04日 | 記事広告

一般社団法人 日本相続学会は、7月25日名古屋でオープンセミナーを行います。

メインテーマは「遺言教室の実践と考察」および「尾張なごやの相続」です。場所は名古屋駅前の「ウインクあいち」時間は17時~20時の予定です。

メインテーマの他、法務省の相続法制検討ワーキングチームが行っている相続法制改正の検討状況についてもご報告したいと思っています。

まだ若干席が空いておりますので、中京地区で相続問題にご関心のある方は是非ご参加をご検討ください。

詳しくは一般社団法人 日本相続学会ホームページをご参照ください。

http://souzoku-gakkai.jp/event/seminar/

Nagoya2

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする