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金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

紅葉の昭和記念公園を自転車で往復

2010年11月21日 | サイクリング

11月21日日曜日。午前中は晴という予報なので、クロスバイクで昭和記念公園を往復することにした。朝8時30分に西東京市の自宅を出発。青梅街道をまっすぐ西に走る。このコースを走る都度思うことだが、西に向かう往路は上り傾斜を感じる。玉川上水が西から東に流れているからだ。だが最近読んだ「徳川家の江戸歴散歩」(徳川宗英著 文春文庫)によると、玉川浄水は取水口のある羽村から四谷木戸まで全長43kmの標高差は92mしかない。百メートル当たり21cmの勾配なので走行には影響はないと思うのだが・・・。気のせいだろうか。

約50分で昭和記念公園到着。入り口は開園を待つ人が並んでいた。しかし公園は広いので中に入ると混雑感は全くなかった。

池の手前のイチョウがきれいだ。ここに自転車を止めて写真を取る人が多かった。

Ichou

Ichou2

池の前のメタセコイヤの紅葉もきれいだ。

Metasequoia

一昨日(金曜日)は飲み過ぎて昨日はゴロゴロしていたので、今日は少し体を動かすことにして、公園内を自転車で走り回ろうと思っていた。ところが自転車を楽しむ家族連が多く中々スピードを出すことができない。そこで今日は紅葉見物に切り替えて、日本庭園でぶらぶらした。

日本庭園の入り口に野良猫がいた。子供たちが触っても全く動じない。カメラを向けても目も開けない。落ち着き払った猫である。

Cat

日本庭園の池にはイロハモミジ(おそらく)が鮮やかに影を落としている。

Ike

Ike2

写真に撮ると目で見る程の鮮やかな赤は再現できない。カメラのせいだろうか?それとも人間は目で紅葉を見る時、「紅葉は赤い」という先入観があるので、紅葉は鮮やかに見えるのだろうか?

赤いというとドウダンツツジも綺麗だ。

Doudanntutuji

11月下旬の昭和記念公園の紅葉は素晴らしい。

日本庭園の芝生の上を歩いていると、一枚の落ち葉で紅葉のグラデーションを体現している葉があった。

Kaichou

落ち葉も美しい。落ち葉を並べ替えたら印象的な写真にもっと綺麗な写真が撮ることができるかもしれないが、取り敢えず「ありのまま」を撮ることにした。

Ochiba

10時半に公園を出発し自宅に戻る。途中「平成新道」の川越道緑地民家園で江戸時代の農家(「小林家住宅)を見学する(無料)。

Kominka

庭掃除をしていたオジサンに「どうして川越道というのですか?」と質問したが「分かりません」といのこと。

11時半帰宅。公園内の走行を含めて35kmのサイクリングだった。サイクリングとしては物足りないが、紅葉見物としては最高の半日だった。

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高齢化というジャパン症候群(エコノミスト誌の記事から)

2010年11月21日 | 社会・経済

最近ブログで政治問題を少し取り上げたら、幾つかコメントを頂き、勉強になるところがありました。まずお礼を一言申し上げます。そのコメントの中にHikoさんから「エコノミスト誌が日本特集を組みますので注目しています」というご連絡がありましたが、この記事はそれに関連しています。Hikoさん、どうもありがとうございました。

さて記事の主旨は「日本はバブル崩壊以後デフレに襲われているが、デフレも日本経済を絞め殺しつつある『高齢化』というより大きな問題による一つの兆候に過ぎないかもしれない」と警告を発していることだ。解説を加えながら、記事の概要をまとめると次のとおりだ。

高齢化の問題を抱えているのは日本だけではない。欧州の一部でも高齢化は進んでいるし、フランスやギリシアでは退職年齢の引き上げという適応策に対する抗議デモが起きている。

東アジアの儒教国・韓国、中国、台湾も日本と同様に「人口ボーナス」(原文はdemographic dividend)を享受した。つまり少子化策により子供が少なく、また高齢者も少なかったので、貯蓄を生産活動に再投資することで、高度成長が可能だった。東アジア諸国は一足先に高度成長を終え、労働人口が減り始めた日本が経済・社会的な影響にどのように対応するか注目するだろう。

だが多くの日本人は高齢化の問題を軽くあしらっている。高齢者は豊富な貯蓄をベースに快適な生活を続けているというのがその理由の一部だ。過去20年間で65歳以上の高齢者は2倍になったが、日本の医療システムは引き続き、先進諸国の中で一番安くかつ最良である。過去20年間、日本は高い国債依存度や期待外れな経済成長等他に悩むことがあった。

しかし日本が高齢化の問題に真剣に取り組まないと、経済的な慢性病は歪んだ人口構成により更に悪化し、次の3つの理由から解決困難になるだろうとエコノミスト誌は警告する。

難問は生産年齢(15-64歳)が、ピーク時の1995年の87百万人から2050年までには、約52百万人に減少すると見込まれることだ。これは第二次世界大戦終了時のレベルに近い。労働生産性が人口減少を相殺する速度で伸びない限り、GDPの縮小は避けられないだろう。

GDPの縮小自体は、一人当たり生産量が上昇する限り、大きな悩みではないだろう。問題は日本の生活水準が他の先進国に較べて、下落し、日本人が貧しくなったと感じていることだ。そして日本人が自信を弱めている。さらに日本は先進国の中で一番政府負債が大きい(GNP対比で)から、経済が収縮すると債務負担がますます苦しくなる。

第二の問題は退職者が増えるので、現役世代の社会保障負担が拡大することだ。10年前は現役4人で1人の退職者を支えていたが、向こう10年の間に現役2人で退職者1人を支えることになるだろう。もし現役世代がこの負担を担えなくなると、社会保障のデフォルト(支払不能)をせざるを得なくなるだろう。

第三に高齢化と人口減少により需要は恐らく弱くなるだろう。この結果恐らく日本企業のリスク選好度は低下し、投資意欲も減少するだろう。成長市場では企業は過大投資のリスクを取る余裕がある。何故なら過剰設備は最終的には拡大する需要により吸収されるからだ。だが人口が減少する中では、論理は反対になる。

企業が東氏を抑制するので、特に若い人の失業率が高まり、日本の停滞感を深めるだろう。

これらのハードルを克服する手段はある。たとえば、現在では62%の働く女性は第一子誕生後仕事を辞めている。職場における彼女等に対する差別が減少すれば、彼女等は働き続ける意欲を持つだろう。退職者はもし働いている間も年金の請求ができるのであれば(現在は所得がある場合、厚生年金の一部または全部が支給停止となる)、職場に戻る可能性がある。移民を増やすことで、日本は従業員の高齢化で失うリスクがある革新性を維持することができるだろう。

これらのことは総て文化的なタブー~特に日本の階級社会的な会社のタブー~を克服することを意味する。それはまた未だ管首相が発揮していない強い政治的リーダーシップを求める。

エコノミスト誌は最後に日本が人口動態問題に迅速に取り組めば、忌むべき警告ではなく、いかに高齢化に対処するかというモデルとなるチャンスがあると結んでいる。

☆   ☆   ☆

エコノミスト誌がいうように、まず雇用を増やしながら、人口の減少に歯止めをかけないと悪循環から脱却できないだろう。国内販売が伸びる見通しが立たないので、企業は設備投資と新規採用を手控える。一方新卒者は寄らば大樹の陰と大手中堅企業に内定を求めるので、大卒者の内定率は1996年以降最悪の57.6%に低下している。

この前NHKのクローズアップ現代を見ていると、中国で新卒者を採用する日本企業の面接風景が映っていた。中国人の大卒女子の英語が流暢なのに感心した。一方日本の学生が就職活動に追われて、勉学の時間が減っている。また採用面接に備えて、優等生的というか金太郎飴的答弁の練習に追われている。

どうすればこのマイナスの循環から抜け出すことができるのだろうか?

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昭和記念撮影は大混雑

2010年11月21日 | インポート
昭和記念撮影は大混雑
昭和記念公園までサイクリングできました。今開園少し前。すごく混んでいます。イチョウの葉がさかんに散ります。紅葉は見頃です。

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