尖閣問題で中国船の海上保安庁艦艇への攻撃行為を撮影した映像をネット公開した海上保安庁職員の国家機密漏洩問題が話題になっている。逮捕は見送られ起訴も見送られる可能性が高いが行政処分の可能性は高いというのが世間の噂だ。
確かに国家にとって重要と「政治家」が思う機密情報を公開することに問題があるという意見は理論的には正しい。ただしあくまでも「政治家」が高いレベルの正しい判断をするという前提だが。
柳田法務大臣の無責任な発言が問題になっている。曰く「個別案件については答えを差し控える」「法と証拠に基づいて適切にやっている」
このような思考回路を持つ大臣をトップに持つ「政治」が判断する国家の機密とは何なのか?
本来は機密にするべきものを公開し、機密にしなくても良いものを機密にしている、これが現在の日本の政治である。
政治家を正さないと日本の政治は良くならない。まず柳田大臣にはすぐ辞めてもらうことだ。仙石官房長官もだめだ。話は三百代言の屁理屈だ。言葉の遊びである。
こういう連中は野心の強さ、つまり権力のladder(はしご)を登り詰めることだけを考えてきた連中である。仲間を蹴落とす理屈には強い。そしてちょっと梯子の上に登ると本音が出て馬脚をあらわすのだ。
柳田大臣は失言と謝っているが、それは失言ではない、あんたの本音なのだ。
今日高裁で参院の一票格差問題で違憲判決が出た。票の格差是正に合わせて、国会議員選出時に「基本的な能力テスト」と「人格テスト」をするべきだと僕は思っているのだが、これって賛同は得られないかしらん?