金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

「はらすまダイエット」、メタボ気味の人への朗報です

2010年07月27日 | 健康・病気

7月22日に東京フォーラムで行われた「はらすまダイエット特別セミナー」に参加した。山登りと日頃の運動のおかげで私は今のところメタボではない。しかしよくお酒を飲む方なので少し油断をすると体重がするすると増えるタイプだ。それだけにダイエットには関心があるので、ブログタイムズからの記事広告の誘いを利用してこのセミナーに参加した次第である。

「はらすま」は「腹をスマートに」の「はらすま」とHitachi(日立の)Associates(仲間で考えた)Life(生活)Style(生活)Modification(見直して)&Action(実行する)の掛け言葉である。

「はらすまダイエット」http://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/app/harasuma/では「90日後に体重の5%を減らすことを目標」として一日50g~100gの減量を目指す。50gはカロリーに換算すると350Kcalに相当する。350Kcalというと私の経験では、スポーツジムのランニングマシーンで5,6km走って消費するカロリー量だ。毎日5,6km走ることは容易ではないが、「はらすまダイエット」では、運動と食事メニューの組合せでカロリーの減少を目指す。具体的には「ジョギングを12分すると-100Kcal」「1合飲んでいた晩酌のお酒を半分の0.5合にして-100Kcal」という具合に細かく生活習慣を見直すことでカロリーを減らしていく。

下の写真の「はらすまダイエット」(小学館 日立製作所日立健康管理センタ放射線診断科主任医長 中川 徹)には100Kcalカードが色々でているので参考になる。

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中川先生のお話はリズミカルで歯切れが良くとても分かりやすい。お話を聞いていると「うん、これならできる」という気持ちになってくる。

中川先生のお話によると日立製作所の社員で「はらすまダイエット」プログラムに参加された613名の内541名が全日程を終了し、終了した人の体重は平均4.7kg(率にして6.1%)減少した。またメタボ解除率は73%だった。

私は今のところ自分で決めた運動プログラム(週20km程度のランニングまたはそれに相当する運動)を続けていくつもりだ。ただし時々「はらすまダイエット」教本を見て「食べ過ぎ・飲み過ぎ」をチェックしていきたいと考えている。生活の質を落すことなくダイエットをしようと考えている人にとって「はらすまダイエット」はお奨めできる方法だと私は感じている。

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中国の地方政府のデフォルトリスク高まる

2010年07月27日 | 金融

ファイナンシャルタイムズは中国の地方政府のデフォルトリスクが高まっていると報じている。中国銀行業監督管理委員会の指示で予備的な資産査定を行ったところ、約1兆5500億元(1元=12.8円として約20兆円)の地方政府向けローンに問題があることが判明した。銀行業監督管理委員会がFTに告げたところでは、これらのローンが総て不良債権になる訳ではないが、中国の不良債権比率は今年年末には「少し上昇」する見込みである。

地方政府向けのローンは7兆7千億元なので、その20%以上が問題債権化していることになる。問題債権の大部分は地方のインフラ向けのローンだ。

S&Pはもし地方政府向けのローンの3割が回収不能となると、銀行全体のノン・パフォーミング・ローンの比率を4~6%押し上げると推定している。S&Pは主要行は強い信用リスクコントロール力を持っているので、この衝撃を管理可能なレベルにとどめることができるが、中小行は地方政府向けの与信比率が高くかつ収益力が低いので苦労するだろうと述べている。

今回地方政府の信用リスクが顕在化してきたが、現在の中国の銀行は先月末時点での平均的な不良債権比率が1.3%と健全である。

この不良債権比率は私のように以前中国の銀行のクレジットを見ていた人間にはにわかには信じられない数字である。持続的な経済成長と銀行の高い収益性が不良債権問題を片付けてきたということだ。

ただし中国の銀行には「擬似的な証券化」問題も指摘されている。全体としては信頼しつつも幾つかの問題から目を離すことはできない。

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