金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

5年ぶりにパソコンを買い替えた

2010年07月04日 | デジタル・インターネット

昨日(7月3日土曜日)急な話だが書斎で使っているメインのパソコンを買い替えた。理由は先週中頃から今まで使っていた富士通のデスクトップパソコンが時々、ハングアップして異常終了することが起きていたからだ。

土曜日の朝、富士通のヘルプデスクに電話をして、ヘルプを受けながらパソコンを診断したところ、ハードの障害はなさそうだが幾つかのソフトに引きずられて不具合を起こす・・・ということが分かった。因みに5年前にパソコンを買った時、富士通に「メンバー登録すると10回までは無料で電話サポートを受けることができる」ことになっていた。私はまだ3回しかサポートを受けていなかったので無料サポートを受けられるだろうと思っていたら、今年の5月で無料サポートは終了したという話。結局2千円支払ってサポートを受けた次第。

色々試したが安定稼働の目途は立たないので、急なことだがパソコンを買い替えることにした。私は今まで大体パソコンは家から車で5分程のところにあるPCデポ花小金井店で買っているが今回もここで買うことにした。

買った機種はNECのVALUESTAR PC-VL150ASという機種。店員さんに使用目的や使用方法を説明したところ、このあたりが良いでしょうということになった。今のパソコンは使用目的等でかなりスペックが分かれているので、自分のやりたいことや技術レベルを店員さんと相談しながら選ぶのが良いと私は考えている(スキルの高い人は別です)。私の場合パソコン上で行う一番重たい作業は写真のRAWデータの処理で、パソコンの関する知識は乏しいし面倒なことは嫌いなのでサポートがしっかりしているところで好きだ、と割と絞り込みができている。

その結果このパソコンになった次第。モニターは19インチ、CPUはCore i3 530、CPU周波数2.93GHz、メモリー4GBである。値段は店頭価格から2千円引いて貰って127,700円だ。これに作成代5,000円を払ってリカバリーデスクを作って貰った。「えっ、リカバリーデスクって前はタダでついていたよね?」と聞いたところ今は有料になっているということ。もちろんリカバリーデスクは自分で作成することはできる(時間はかかるが)ので、スキルと時間のある人は5千円払わなくて済む。合理的といえば合理的だ。

PCデポの売値12.8万円は結構頑張っていると思う。価格コムの最安値は10.3万円だが、ヤマダ電機WEBは13.5万円だ。古いパソコンの下取(実際は破棄か?)や店頭での相談を考えると私にはPCデポが手頃である。

ところで新しいパソコン、使い始めたばかりなので評価はこれからだが、静かなところが気に入っている。今まで使っていたモニター一体型はファンのモーター音が非常にうるさかった。性能以上の仕事をさせていたのでパソコンが怒っていたのだろうか?

「パソコンの寿命は5年です」と富士通のサポートデスクもPCデポのお兄さんも言っていた。古いパソコンさん、長いことご苦労さんでした。

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年金積立不足を酒で埋める時代

2010年07月04日 | 社会・経済

ニューヨーク・タイムズによると、英国の大手酒造メーカー・ディアジオ(主なブランドはジョニー・ウォーカー、ギネスなど)は、企業年金の積立不足を埋めるため、430百万ポンド相当のウイスキーを年金基金に移管すると発表した。

ウイスキーを年金基金に移管したからといって、従業員が年金をウイスキーで受け取る訳ではない。ディアジオは3年後に熟成したウイスキーの一部を25百万ポンドで購入し、また新しいウイスキーを基金に預けるというスキームだ。年金基金側のメリットはディアジオの倒産時に移管されたウイスキーが「倒産隔離」されるという点だ。

平均寿命が延びた結果、年金債務が拡大し、積立不足が顕在化したためこのように現物資産を年金基金に提供するスキームを模索する記号が英国では増えている。スーパーマーケットのセインズベリーは不動産を基金に移管している。また英国最大のレストラン・ホテル会社Whitbreadは年金基金とレストラン・ホテルのポートフォリオをシェアすることに合意している。

プライスウオーターハウスの年金担当責任者は「非金融資産による積立不足の補填が大きく伸びている。大きな積立不足があることと、企業が現金不足に陥っていることが原因だ。現物出資による積立不足補填スキームは年金システムに安全性を与える」と述べている。

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日本では退職給付会計の導入により、企業が保有する上場有価証券を退職金の支払いや年金掛け金の支払いを目的に信託設定することが行われてきた。英国のスキームは信託財産を上場有価証券から収益性のある動産や不動産に拡大したものだ。

年金受給者の平均寿命が伸びたことで、年金債務が企業に重く圧し掛かっていることが分かるエピソードだ。また信用収縮が起きている欧州で資金調達コストが上昇していることが想像できる話でもある。

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