レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

新第3弾ゾンビ「たまお、キミカVSふうた、ネネ14」

2012-09-14 23:39:00 | 小説

新第3弾ゾンビ「たまお、キミカVSふうた、ネネ14」


 「どうしただす?
 なんで、
 もとめ先生の方を見てるだすか」
 「そうだよ。何でだ?」
 もとめの先ほどの発言を知らない、
 たまおとふうたが揃って訊くと、
 「ああ、
 ふうたくんたちが話しを選ばなかったのは想定外のことだったので、
 どうしようかと思って、
 私はもとめ先生の顔を見たんです」
と、
 ひさめがとっさに嘘をつくと、
 他の5人の生徒も慌てて頷く。
 どの生徒の目から見ても、
 もとめが動揺していることは明かだったので、
 今度は、
 永久が、
 「このまま対決は続けたいと思いますが、
 こういうことになるのは想定外だったので、
 30分だけ休憩をしたいと思います」と機転をきかせた。
 しかし、
 「僕たちはこのまま対決を続けてもいいだすよ」
 「えー、私も」
 たまおとキミカは揃って休憩をいれたくないかのような発言をしたので、
 ひさめが、
 すぐ、
 「では、多数決をとります。
 休憩を入れた方がいいと思う方、
 手を挙げてください」
と言うと、
 たまおとキミカ、
 そして、
 もとめ以外は手を挙げた。
 「では、30分休憩します」
 ひさめがそう言うと、
 ふうたとネネは、
 素早く教室を出ていき、
 その場の空気を察知したのか、
 たまおとキミカも後を追うように教室を出ていった。
 すると、
 ケンタが、
 思わずもとめに向かって、
 「もとめ先生、偉そうに賭けをしようなんて話してましたが、
 全然違うじゃないですか」
と、
 みはるが言いそうなことを言ってしまったのだった。
(続く)


本編リメイク「電話の向こうの声」

2012-09-14 23:37:29 | 小説

本編リメイク「電話の向こうの声」


 あおむが勇気を出して電話に出ると、
 すぐに、
 「フォフォフォ!
 残念だな! ゲームオーバー!
 ジ・エンド!」
と電話の向こうから不気味な声と言葉が発せられたので、
 あおむが興奮気味に、
 「何がだすよ!」
と怒鳴るように言うと、 
 「フォフォフォ!」
という不気味な声だけが返ってきたので、
 あおむは携帯電話を耳に当てながら、
辺りをきょろきょろ見回したが、
その声の主がいる気配すら感じなかったが、
 電話の向こうでは、
 相変わらず、
 「フォフォフォ」
という言葉が繰り返し、聞こえてきたのだった。
 それを見ていたエイタも、
 勇気を出して、
 携帯電話に出ると...
(続く)


レイジーブラザース「9人の子?の中に犯人がいる」

2012-09-14 22:41:01 | 小説

レイジーブラザース「9人の子?の中に犯人がいる」


 「9人の子供を別々に一人一人先生の部屋に呼んで、
天罰という言葉が入った文章を何でもいいから作って、それを読ませる
って言うのは、やっぱりだめじゃろうな」
 ジュウロウは自分で口に出しておいて、すぐ思いついた案を諦めた。
 「犯人がわざとだったら、
 そう読んだ子がかわいそうですよ」
 「そうですなあ、
 犯人はそれが狙いで小細工したかもしれないですからなあ」
 マスターもカイミヤマもジュウロウの思いついた案をすぐ否定する。
 「この脅迫状、多分、左手で書いてるんですよ。
 だから、全部ひらがなとカタカナだけなんですよ。
 だったら、
 知能犯かもしれないですね。
 それに、
 

 おまえのコのナカに、おまえのコじゃないヤツがいる。


というのも、明かな矛盾ですよ。
 多分、これもわざとですね」
 マスターはそう決めつける。
 「もし、これを真面目に右手で書いていたら、親として情けないなあ」
 コワコワクエーは苦笑いする。
 「いや、コワコワ先生の子じゃないなら、それはそれでいいんじゃないの」
 ジュウロウはコワコワクエーを慰めるつもりでそう言う。
 「まあ、
 でもそうなると、
 そういう幼稚なのは限られるし、
 そういう子ほどかわいいから、
 それはそれで悲しいなあ」
 「なんか、みなさん、9人のお子さんの中に犯人がいると決めつけていません?」
 「カイミヤマ先生、
 残念ですが、私にはそうとしか考えられませんが、
 他の可能性があるんですか?」
 バーのマスターは少し驚いたように、カイミヤマの顔を見る。 
 「うーん...
 なくもないが、可能性は限りなくゼロに近いですな」
 「せんせーい!
 ふざけてる場合じゃないですよ。
 コワコワ先生が殺されてもいいんですか?」
 「おい、マスター、それも極端じゃなあ」
 マスターたちの話しを聞いてかなり動揺しているコワコワクエーを見た、
 ジュウロウが、
 コワコワクエーを慰めるような言い方をした。
 「ジュウロウ先生!
 でも、脅迫状が来てるんですよ!
 早く犯人を見つけないと」
 「マスター。
 それはわかってるけど、
 この脅迫状だけじゃ、
 どうにも推理しようがないじゃないかな」
 「まあ、
 みなさん、
 落ち着いてくださいよ。
 とりあえず、
 コワコワ先生には、
 私の屋敷の地下に隠れていただくことにして、
 私たち3人で、
 この脅迫状を書いた犯人をつきとめましょうよ」
と、 
 カイミヤマは真面目な顔で言ったが、内心は凄くワクワクしていたのだった。
(続く)


ダミー「見せてください」10改

2012-09-14 22:32:02 | 小説

ダミー「見せてください」10改


 「もしかしてこれは...」
 うん? もしかして?
 「いえ、そんなはずは...」
 何だよ。
 その言い方。気になるなあ。
 「あのー、
 もう少しじっとしていてください。 
 お願いですから」
 「はあ?」
 お願いされてもなあ?
 何だ?
 たしか、
 ほくろはなかったし、
 そんなとこに、
 アレがついてるはずない。
 それに、
 耳クソ程度じゃ驚かないだろうし。
 「うーん。やっぱり...」
 えっ? やっぱり。


本家「見てください?」10

2012-09-14 21:40:26 | 小説

本家「見てください?」10

  
 あー... 逃げられそうにない。
 見ちゃうか?
 「よろしいんですね」
 いや、やっぱり罠だ! ダメだ!
 金じゃなく、
 カードを使わせられんだな!
 「遠慮しておきます」
 「私が見てください
ってお願いしてるのに、
 遠慮なんて!」
 おっ! キレかけた?
 じゃあ、もう一回。
 「お気持ちだけありがたく、
 拝見して、ご遠慮いたします」
 どうだ?
 「あのー、お気持ちを拝見って、
 その言い方、
 少しバカにしてませんか!」
 怒って、どっか行け!
 「失礼。田舎ものですから、
 お気持ちだけありがたーく、
 頂戴してご遠慮いたしまーす」
 バカにしてやる!
 「たーく、とか、まーすって!
 今伸ばしましたね!
 あたしがこんなことやってるから、
 バカにしてるんでしょ!
 あたしが土下座までしたのにーーー」
 そうだ!
 そのとおり!
 さあ、もっと怒れ!
 殴ってもいいぞ!
 カード使わさられるくらいなら、
 その方がマシだ!
 さあ、ブチキレろ!


偽カミサン伝説?「悪女よけの像編」125

2012-09-14 09:06:25 | 小説

偽カミサン伝説?「悪女よけの像編」125


  コビタに訊かれたその男は、
 「私はそう確信してます。
 もちろん、
 今、あの像が何の像であるか、
 議論があることは知っていますが」
とだけ答えたので、
 男の言い方に疑問を感じた近田が、
 「確信ですか?」
と聞き直すと、
 「はい。
 私には効果があったのに、
 あんな事件が過去に起きてますし、
 その後のことはわかりませんので、
 断言まではできないので、確信と言ったまでですが、
 あの像はほぼ悪女よけの像で間違いはありませんよ。
 私の場合、
 あの像のお陰で救われましたから、
 もし、
 あの像を頂戴しなかったら、
 あー...、
 思い出すだけでも...」
 男はそこまで話すと、額の汗を右手で拭った。
 すると、
 今度は、
 「かなり怖い思いをしたんですね。
 思い出したくないお気持ちはよーくわかりますが、
 研究のために、
 あの後、
 どうなったのかお話しいただけませんか?
 内容次第によっては、
 例の像が悪女よけの像であるということ以外にも
カミサンの像に共通する何かがわかるかもしれませんから」
と、
 その男に像を譲った愛田が男の目をじっと見ながら、
 深々と頭を下げたのだった。
(続く)


サクラナ外伝フォー第3章「一難去って?また一難?3」

2012-09-14 07:08:51 | 小説

サクラナ外伝フォー第3章「一難去って?また一難?3」



 「ウメナの携帯です」
 「ずいぶん早いですなあ。
 早く用意できる物なのですな?
 通信会社には連絡済みですから、
 逆探知は一瞬でできますから、
 相手の狙ってるものと、
 念のため、
 ご本人の生存をはっきり確認させてください」
 「出てもよろしいですか?」
 「もちろん、
 会話の内容はこちらも聞き取れるようにしたばかりですから、
 そこの紙に書いたとおりにお答えください。
 フォローしますから」
 「はい。お願いします。
 では。
 ふー...
 はい。
 それが...
 ちょっと場所が離れているので、
それがある場所に向かっている最中です。
 はい。
 急ぎます。
 それより、
 ウメナとあおくん、いえ、あおむさんの声を聞かせてください。
 もう何日も帰ってきてないので、心配で心配で...
 はい?
 いいえ、疑っているわけでは。
 ただ、声が聞きたくて...
 ...
 本当ですか!
 待ちます。
 ...
 ...
 ...
 やめてください!
 ...
 彼は本当に知らないんです。
 それから、
 ウメナは知的障害があって、ほとんどわかってないんです。
 ワケあって、
 私がユリカさんの遺産関係は全部管理しているのです。
 はい?
 はあ?
 ...
 すいません。
 それでしたか?
 てっきり、あっちかと...
 勘違いしてました。
 それなら、
 別の場所に。
 今、それのある場所に向かいます。
 ...
 いえ、車ではなく、電車です。
 はい?
 おかしい?
 どこがですか?
 はい、静か過ぎる。
 そうですか?
 地下鉄のえーと...
 ...
 はい。
 えーと。
 ○○駅の地下の通路で乗り換えようとしていたところなんですが...
 はい?
 場所ですか?
 そっちの方なら、
 ○○駅のそばの銀行の貸金庫です。
 私が考えていたのとは違う銀行の貸金庫です。
 はい。
 はい。
 ...
 ...
 ... 
 20分後に電話をいただけるのですね。
 わかりました。
 急ぎます」
 

(続く)




壁紙で女を落とせ!レイジー編「PCを覗き見すればその男のすべてがわかる!」

2012-09-14 02:00:42 | 小説

壁紙で女を落とせ!レイジー編「PCを覗き見すればその男のすべてがわかる!」



そなこた「パソできません男は論外として、
その男の本性を見るにはパソコン!
自分は壁紙見ただけで、
そいつの本性がわかる。
すべてを知るなら、
その中身まで調べればOK。
ブックマークはもちろん、
JPEG、MPなどの拡張子検索をすれば、
オヨヨー!
騙されたと思ってやって味噌!
で、
オタク諸君に朗報!
このアンケのコメに、


最近は密かに“オタク男子”が結婚相手に最適だとして注目されているとか。
独身女性がオタクとの結婚について「浮気しなさそう」
「真面目で優しそう」「言うことを聞いてくれそう」
といった良いイメージを持っているらしく、
近頃の安定志向の強い女性のニーズにマッチしているそうです
(これは本当にまま引用、嘘だったらグーさんスタッフのいたずら
と諦めよう!)。


で、
そんなオタクをアピールする壁紙が以下!
オタク仲間もビックリの美少女が、
彼女になる鴨!
どうせ毎度のごとく逃げられるなら、
グーさん信じきって思い切り、
本性出して壁紙造りにチャレンジ!

今からGO!

デスクトップじゃ、
連れ込めないと、
見せつけられないから、
激安のノートを買って、
あちこちで見せまくれ!

釣りだと思って、がんばれーーー!
一発逆転も夢じゃないぞ!

ほな!」

*自己責任で。
*また、既に彼女がいて部屋に連れ込めそうなら、
下記はやめよう!もちろん、パソ内の掃除も忘れずに!



6830票
自分撮り写真
92票
格言
62票
ペットの写真
26票
Twitterアイコン画像

 

 


県庁無理レイジー編「用なし県庁と呼ばないで!知らないで一生過ごせます?受験時だけ暗記!」

2012-09-14 01:48:46 | 小説

県庁無理レイジー編「用なし県庁と呼ばないで!知らないで一生過ごせます?受験時だけ暗記!」



そなこた「受験から間もないので、
易問というより鴨問題(加点問題)も、
その都道府県に住んでいない、
ジジババにはまったく用なしの、
県庁所在地ランキング!

中学高校受験生なら全問正解が当たり前!
はっきり言って都道府県名と違うのだけ暗記すればいいのだ!
(コメントの引用:都道府県名と県庁所在地名が異なるのは東京都を含めて19箇所のみ)



ということで、
諸君はいくつ答えられなかった?
こういう鴨問題の失点が意外に合否を分けるから、
ひとつでもわからなければ、
今やって、
あとは受験前1週間前に丸暗記せよ!
たった19だぞ!
で、
数が多いのでジジババが答えられない、
ベスト20でしまい!
ほな!」

*何故に島根はいつも上位なんだろう?

 

100
滋賀県
 
28.4
岩手県
 
16.5
石川県
 
11.0
埼玉県
 
9.8
東京都
 
8.8
岐阜県
 
8.5
富山県
 
8.5
福井県
 
8.5
山口県
 
8.2
徳島県
 
7.9
鳥取県
 
6.7
山形県
 

 

 

 

 


第3弾リメイク「さよなら?」

2012-09-14 01:18:59 | 小説

第3弾リメイク「さよなら?」


 「ひさめちゃん! 
 なんで... 
 あー、そんな場合じゃない」
 永久はひさめをいったん抱き起こして、そう大声を出した後、
 ひさめをその場にそっと横に寝かせるとし、
 自分がしてもらったように、
 冷凍庫から凍った野菜ジュースの紙パックを持ってくると、
 しばらく、
 ひさめのおでこを冷やし続けたのだった。
 

 そして、
 しばらくすると、
 なんとなく青ざめた表情のひさめが目をぱったと開くと、
 か細い声だが、
 「自分勝手でバチあったたかな」
とはっきり言った後、
 ひさめが、

 「さよなら...」

 今度はそこまで永久が耳を口に近づけて
やっとそこまで聞こえるような声をどうにか出した後、
 ひさめを抱き起こしその口のそばにある永久の顔とは反対側に、
ひさめの首の力が抜けたように降り曲がっていったのだった。
(続く)


新作ディープ(?改)「名?探偵は木太郎それともくそた?」

2012-09-14 01:04:36 | 小説

新作ディープ(?改)「名?探偵は木太郎それともくそた?」


 「まさか」
 くそたは木太郎の言葉を聞いて、
驚いた表情で木太郎の顔を見つめ、そう呟いた。
 そして、
 木太郎が珍しく真顔でくそたの目をじっと見たので、
 「ちょっと、考えさせてくれ」
と言ったかと思うと、
 「男全員、この場で正座しろ!
 木太郎もだ!」
と急に大声を出して、
 スコップをわざと振り回したので、
 全員と言っても、
 永久とホウセイは慌てて言われるまま、
その場に正座した。
 木太郎も、文句を言うどころか、
ちらっとくそたの目を見て、その場で正座した。
 オチタは相変わらず、意識が戻らないで、
横たわったままだった。
 もちろん、
 ヒトメとアスカは縛られたままの状態だった。
 そして、
 くそたが、
 「みんな素直だな。
 自分が黒幕じゃないってアピールか」
と、
 わざと挑発するような言い方をしたが、
ついさっきまでわめきちらしていたホウセイまでおとなしく黙って正座したままだったのだ。
 「黒幕はどちらかだな」
 くそたがまたわざとらしくつぶやいたが、
様子が変わるものはいなかったが、
 木太郎が無表情のまま、
 「くそたもわかったようだな」
とだけ言ったのだった。
(続く)





第??弾「ミケーレの蒼き仮面」第五章160

2012-09-14 00:49:18 | 小説

第??弾「ミケーレの蒼き仮面」第五章160


 サギーはウトーの意見に傾いていたが、
今度は、一緒にいる元四天王に負けたことのあるラーメンが、
 「ウトー、
 それは違うぞ!
 あのジンだって昔は弱かったんだ。
 だが、
 その後、あのようにとんでもなく強くなった。
 とするとだな。
 その先の四天王だって、
 もっとパワーアップしているかもしれないぞ。
 この俺がここにいる元四天王に負けたくらいだからな。
 やっぱり、
 ここは過去だよ。
 過去に強い奴はいない。
 おい、
 元四天王、
 おまえらもあのときでも負けた四天王がパワーアップしてたら、
どうしようもないだろ」
と、
 元四天王の方を見ると、
 小判女が、
 「そのとおりですねえ」
と言ったのを筆頭に、
 他の元四天王も同じ意見だった。
 すると、 
 さっきまでウトーの意見に傾いていたサギーが、
 「それもそうだな。
 過去に強いのはいないからな。
 よし、過去だ」
と、
 あっさり意見を変えると、
 例の少女が小声でチェリーに、
 「あたし、やっぱりダメねえ...」と、
意見がほとんど無視された形になったのでそう言うと、
 「そうでもないわよ。 
 結局、みんなはあんたが最初に口にしたどっちが安全かで決めたわけだから、
言い争いを収めることになったんだから、それでいいのよ。
 あたしなんか、恐くて、意見も言えなかったから」
と、
 その少女を小声で慰めた後、
 サギーの意見で決まったとその場のほとんどのものが思っていたとき、
 肺女ハイジが、
 「ラーメン、過去に強いのがいないって何で断言できるの?
 その子が話したように、
 まず、
 ペーと乳女に水晶を使わせて、
 向こうのペーと乳女がいるところを確認するのが先決よ。
 その上で、その子は違った方に行こうと提案したけど、
 まずは、
 水晶を見てから決めないとね。
 アニーならわかるでしょう」
と、
 ひとり腕を組んで考え込んでいたアニーに同意させるように
自分の意見を言ったのだった。
(続く)



 


カミサン伝説20「ハッピー編」278

2012-09-14 00:33:00 | 小説

カミサン伝説20「ハッピー編」278


 「実は、
 エイタ先生やシゲタ先生は、
 例の像に関する研究費などという名目で、
 大学関係の経費を使いながらここに通ってきていたんです。
 それなのに、
 エイタ先生の方は、
 研究目的だけでなく、
 自分の恋を成就させようともしていたんですよ。
 領収書を毎回頂戴していたのは、
 我々が自腹で、
 ここに通っていたからではないからなんです。
 もちろん、
 予算がありますから、
 毎回、
 研究費というわけにはいきませんが、
 それでも、
 半分くらいは研究費などを使って、
 ここに通っていたんです。
 ですから、
 研究のためだけでなく、
 ハルカさんか春美さん目的で、
 ここに通ってきたということには、
 まさに邪心があるからだ
と申し上げているんです」
と、
 西園寺は、
 5人の理解が得られないので、
 酔っていても、
 本来話してはいけないことまでついに話してしまったのだった。
(続く)



続エスカレーター改「騙され人サツコなりふりかまわぬ保証人依頼とワンコとガキどもの高笑い」

2012-09-14 00:13:01 | 小説

続エスカレーター改「騙され人サツコなりふりかまわぬ保証人依頼とワンコとガキどもの高笑い」


 「みんな、
 絶対に迷惑をかけないから、
 ここに、
 住所、
 名前、
 書いて、
 それからハンコ押してくれる」
 絶対に迷惑かけないんなら保証人なんているかよ!
 やめるんだ! サツコ様!
 「ふーーーーーん、
 なんとなく、
 絶対的なニオイがします」
 あれっ?
 タベちゃん、黒幕じゃないのか?
 署名・押印するなよ!
 「ワンコさんは、
 お金なさそうだから、
 いらないだすよ」
 やっぱり、グルか?
 「サツコ様をお助け出来ず、
 残念です」
 目が嗤ってる。
 「ワンコ!
 今まで悪かったわね」
 サツコ様、騙されるなって!
 「あのー、
 これって保証人になる
 ってことじゃないんですか?」
 見ればわかるだろ。
 だから、やめるんだ!
 「でも、絶対に迷惑かけないから。
 このままだと、
 私警察に逮捕されてしまうのよ」
 「ですが...」
 この気の弱そうなネエちゃんは、
 押し切られるな。
 「お願いよ。このとおり。
 みんな私を助けてよ」
 なりふりかまわず土下座か。
 情けない! サツコ様!
 「うーん...」
 「お願い。今回だけ」
 「ふーーーーーん、
 なんとなく、
 1度だけのニオイがします」
 当たり前だって!
 タベちゃん!
 何回も保証人頼んでどうする!
 「絶対に、
 私たちに責任は及ばないんですよね」
 及ぶだろうが!
 保証人だぞ! 俺でもわかるぞ!
 「絶対大丈夫よ。
 実家も売るし、
 それで足りなければ親戚に頼んで、
 どうにかするから。
 書くだけよ」
 書くだけで済まないだろう!
 サツコ様! やめとけって。
 「そう言えば、
 サツコの家族、
 お金持ちだったよな。
 いざとなったら、
 家だけでも大丈夫だろうなな」
 家売るって?
 直人、
 カードもう3枚貸してるんだぞ!
 「直人くんの言うとおり、そうよ。
 だから、絶対に迷惑はかけないから。
 書くだけ」
 ケチガキとタマガキ!
 それだけじゃなく、
 タベちゃんまで嗤ってるぞ! 
 「なら私は書きます」
 「じゃあ、俺も、おまらもな」
 「わかったよ」
 「書くだけでいいんだな」
 おいおい、やめろって!
 「だば、 
 ここに4通あるだすから、
 おばさんの名前の下の方に、
 住所とお名前順番に書いてくれだすよ。
 その前に連帯保証人と書くだすよ」
 タマガキめ! 4通か...
 「はあ」
 「よし!」
 「OK!」
 「ハンコあったかな?」 
 4人も保証人だと、
 一人当たりの負担額が減って、
 下手すると、
 すぐサラ金にでも、
 いかされるからな。
 「みんな、ありがとう!」
 サツコ様...
 感謝してる場合じゃないぞ!




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