レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

サクラナ外伝フォー第3章「一難去って?また一難?3」

2012-09-14 07:08:51 | 小説

サクラナ外伝フォー第3章「一難去って?また一難?3」



 「ウメナの携帯です」
 「ずいぶん早いですなあ。
 早く用意できる物なのですな?
 通信会社には連絡済みですから、
 逆探知は一瞬でできますから、
 相手の狙ってるものと、
 念のため、
 ご本人の生存をはっきり確認させてください」
 「出てもよろしいですか?」
 「もちろん、
 会話の内容はこちらも聞き取れるようにしたばかりですから、
 そこの紙に書いたとおりにお答えください。
 フォローしますから」
 「はい。お願いします。
 では。
 ふー...
 はい。
 それが...
 ちょっと場所が離れているので、
それがある場所に向かっている最中です。
 はい。
 急ぎます。
 それより、
 ウメナとあおくん、いえ、あおむさんの声を聞かせてください。
 もう何日も帰ってきてないので、心配で心配で...
 はい?
 いいえ、疑っているわけでは。
 ただ、声が聞きたくて...
 ...
 本当ですか!
 待ちます。
 ...
 ...
 ...
 やめてください!
 ...
 彼は本当に知らないんです。
 それから、
 ウメナは知的障害があって、ほとんどわかってないんです。
 ワケあって、
 私がユリカさんの遺産関係は全部管理しているのです。
 はい?
 はあ?
 ...
 すいません。
 それでしたか?
 てっきり、あっちかと...
 勘違いしてました。
 それなら、
 別の場所に。
 今、それのある場所に向かいます。
 ...
 いえ、車ではなく、電車です。
 はい?
 おかしい?
 どこがですか?
 はい、静か過ぎる。
 そうですか?
 地下鉄のえーと...
 ...
 はい。
 えーと。
 ○○駅の地下の通路で乗り換えようとしていたところなんですが...
 はい?
 場所ですか?
 そっちの方なら、
 ○○駅のそばの銀行の貸金庫です。
 私が考えていたのとは違う銀行の貸金庫です。
 はい。
 はい。
 ...
 ...
 ... 
 20分後に電話をいただけるのですね。
 わかりました。
 急ぎます」
 

(続く)





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