レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

第11弾「哲人政治と愚民教育36」

2010-05-05 23:52:28 | 小説
第11弾「哲人政治と愚民教育36」

 「でもなあ...」
 「どうした?」
 「それだけ、
 生まれなければ、
 死ななくて済む男を、
 敢えて、
 実験的に産ませるのか?」
 「俺たちもそうだった。
 それに、
 哲人政治を完全なものにするまでは、
 犠牲はしょうがない。
 それがあの方のやり方だった。
 現に今は平和だ」
 「たしかに...」

(続く)



「ドア女Ⅹ」?改l

2010-05-05 23:45:22 | 小説
「ドア女Ⅹ」?改l

 最初は以下アホー箱から始まります。
 「ドア女」壱


「そうか!
 そっちの刑事さんは
あのときの話しを訊きたがっているのか?
 逮捕された連中からも
話しは聴いているはずなんだけどなあ」
 「それもそうだすなあ?
 もしかしたら、
 永久たちの退院の事実を教えてくれたのは、
 永久たちの話しが食い違ってたり、
 パニック状態で、
 支離滅裂な話ししか
していなかったかもしれないせいかも
しれないだすな」
 「そうかもしれないな。
 なら、
 話してもいいんじゃないか?
 俺たちにはやましいことは
 何もないんだから、
 そうだろ」
 「うーん...」
 「どうした?」
 「やましいことはないだすが...」



階段?改「降りる男?」 

2010-05-05 23:39:19 | 小説
階段?改「降りる男?」 

 「何かあったんですか?」
 「何故かしら?
 手を振ってから、
 階段を下に降りてしまったわ」
 「僕たちには見えませんから、
 その辺は?」
 「それもそうねえ?」
 「とにかく、追いかけましょう」
 「はあ」
 「早く」
 「はい」

新第14弾(?改)「恐怖のコワコワ御殿、処刑道具部屋の謎の小屋3」

2010-05-05 23:34:14 | 小説
新第14弾(?改)「恐怖のコワコワ御殿、処刑道具部屋の謎の小屋3」


第一話は下記から始まります。
 新第14弾(丁稚改)「プロローグ」  


 結局、
 その場にいた全員が、
 すなわち、
 ウメナを先頭に、
 双子、
 サヤ、
 龍之介、
 直哉の残りの兄弟全員に、
 ジュウロウ、
 カイミヤマ、
 マスターの全員で、
 処刑道具部屋に行くことになった。


 「あほ!」
 ウメナはそう言うと、
 まっすぐ小屋に向かった。
 ウメナは小屋に着くと、
 ドアに鍵がかかっているのを確認すると
 ドアノブから
少し離れたわかりにくい場所にある、
 テンキーのようなボードを
いじりはじめた。
 「あほ!」
という声とほぼ同時に、
 カチッと小さな音がした。
(続く)

新サクラナ外伝「タマキと迷うサクラナ」

2010-05-05 23:28:48 | 小説
新サクラナ外伝「タマキと迷うサクラナ」

 第一話は下記から始まります。
 
 新「サクラナ外伝」「プロローグ」

グーさん以外ですが、
 以下に最初の方があります。
 
 新「サクラナ外伝」「プロローグ」  
 

 「また、あの話しなんでしょ!
 しつこいわね。
 あれはなし!
 3人でがんばるから、ほら!
 左手もこんな感じ、どーう?
 後はこの左足よ。
 実はね。
 まだ、無理するなって、
 あの二人に言われてるから、
 秘密なんだけど、
 今、こっそり、
 深夜、店に行って練習してるのよ。
 どうにか店に出られないかって」
 あおむから話しを聴いたタマキは、
 サクラナの明るい表情を見て、
 話しを切りだしにくくなった。
 「あー、そう。
 で、
 二人だけであの店大丈夫なの?」
 「あおくんねえ。
 結構、がんばってるから、
 だいぶ売り上げも上がってきたのよ。
 ほとんど毎日予約も入るようになったみたいだしね。
 さっきも話したけど、
 あたしもだいぶ練習したから、
 不自由な左足とかなり自由に動く左手で、
どうにかなりそうなの。
 まあ、実際、
店に出てみないことにはわからないけどね。
 でも、
 二人がまだ店に出るのは許してくれないのよ。
 そうだ!
 あんたの頼み断ったのに悪いんだけど、
 タマキから頼んでくれない。
 ねえ、
 あたしが店に出られるようになったら、
あんたの頼みも考えるからさあ。
 どーう?」
 サクラナの言葉を聞いて、
タマキなりに考えた。
 「じゃあ、
 こういうのは、
 週3日、
 あたしとサクラナが店に出る。
 残りの3日は、
 あおくんとウメナで、
 どうかなあ?
 多分、
 それなら、
 サクラナが店に出ても、
あたしがフォローできるから、
 あの二人も止めないわよ。
 あおくんだって、
 病気があるんだから、
 毎日じゃ、
 かわいそうでしょ!」
 「タマキもずるいわねえ。
 人の弱みにつけ込んで。
 それじゃあ、
 あんたの頼みきいたの
と余り変わりがないじゃない。
 うーん...」
 あおむの病状が進行していることに
気づいていないサクラナは、
 タマキが自分の都合だけで
そう言っていると思って、
少し考えた。
(続く)

新本編「キモ男3人衆、イケメン屋敷の謎」「屋敷の地下に殺人鬼?」

2010-05-05 23:14:12 | 小説
新本編「キモ男3人衆、イケメン屋敷の謎」「屋敷の地下に殺人鬼?」


第一話は下記から始まります。
 
 新本編「キモ男3人衆、イケメン屋敷の謎」「後継者」

 
 「エイタくん、ここでは」
 キタジマがそう言いかけると、
 「あーたは、お黙り!
 エイタ続けなさい。
 チウメさんも
アユメさんもヒラメと違っておバカじゃないわ。
 あーたたちの出てきた様子を見ればわかってるわよ」
 ヒトミはヒラメの頭をこづきながら、
キタジマを制す。
 「お母様、ありがとうございます。
 僕たちはいつきを助けにあそこの鉄格子から、
 この屋敷に隠された地下室に行きました。
 地下にたどり着くと、
 そこは、病院の手術室のような部屋がありました」
 エイタはこう切り出し、
自分たちが見た事実を説明した。
 「植物状態のような美少年の棺の隣には
2つの棺がありましたが、
 何故か、
 いつきが、
この二つの棺の中を確認することを拒んで
上に上がって来たのです。
 確かに、
 そのときは、その前の棺の中で、
 腕が二本、
足が一本だけ入っていたのを見た後でしたので、
 危険を感じ、
 いつきを救出して、
すぐその場から去りましたが、
 今までの出来事を想像すると、
 確認できなかった二つの棺には、
 永久とアスカちゃんが入っていたんだと思います」
 エイタは、
 そこで一呼吸を置き、
 周りが意外に冷静であることを確認すると、
 さらに自分の推理を続けた。
 「いつきを探しに行った、
 永久とアスカちゃんは、
 地下への扉が開いていることに気づき二人で、
 地下へ降りて行ったのでしょう。
 そこで、
 二人は地下室にいた殺人鬼、
 えー、
 殺人鬼がいつきを殺さなかった理由は
自分なりに考えていますので、
 またあとで説明しますが、
 とりあえず、
 殺人鬼と言わせてください。
 えー、そうでした。
 二人は地下室で殺人鬼に襲われて、
あの棺に入れられたのです。
 目的を達した殺人鬼はここの扉を閉じたのです。
 そうです、
 アユメさんが疑問に思っていたこと、
 つまり、
 この扉を開けたのはその殺人鬼なのです。
 ここまではよろしいですか?」
 エイタは周りを見回す。
 いつきと木太郎以外は
自分の話を真剣に聞いていたので話しを続けた。
 「先ほど、
 お話しした美少年は確かに生きているようでした。
 キタジマさんも確認しています。
 おそらく、
何らかの理由で植物状態になっているのだと思いますが、
 その植物状態を解消する人間を
殺人鬼は前から探していて、
 今回、
 見付けてしまったと思うのです。
 幸い、
いつきは殺人鬼が探した人間に該当しないため、
殺されることはなく、
また、
あまりにもでかいので
棺に入れられることもなかった
と思うのです。
 殺人鬼が僕たちを追って来ないのは、
目的を達成したからだと思います」
 エイタは自分の推測を交えながら
一通りの話しを終えた。
(続く)

新作ディープ(?改)「最後のゲームの前に」 

2010-05-05 23:07:00 | 小説
新作ディープ(?改)「最後のゲームの前に」 

 第一話は下記から始まります。
 
 新作ディープ(?改)「プロローグ1」

グーさん以外に最初の方は保管済みです。

 「キモ男三人衆セカンド、変態黒女教師と永久屋敷の呪い?」


 「じゃあ、コンテストも無事終わったことだし、ビリを決定するためのゲームをやりましょうか」

 もとこはにこにこしながら言う。
 「あのー、
商品券はいつもらえるの?」
 「そうね。それ大事ね」
 「えー、
 私木太郎が合宿から戻りましたら、
 我木太郎邸でお口に合うかわかりませんが、
 夕食と共にお渡し致します」
 「わー、凄い。
 木太郎くんのおじいさまは大臣で、
 お父様は議員なんでしょう」

 やっと自由にしゃべられるようになったヒトメが羨ましそうに言う。 
 「そうだ、木太郎。
 夕食会は全員参加にしよう」

 ホウセイが言うと、
 「いいね」

 おちたも笑って言うと、
 みんな拍手する。
 「私フランス料理がいい」
 「俺は焼肉かな」
 「俺はハンバーグ」
 「おちた、せこいぞ」
 みんな楽しそうに笑う。
 「わかりました。
 私木太郎、
 とにかく、
 がんばらさせていただきます」

 木太郎は鼻をひくひくさせて言った。 すると、
 ヒトメが
 「もとこ先生が入れ替えたの誰の写真だっけ」

 小声でアユメに訊く。
 「えーと、優勝が2番のアスカ、
 で、入れ替えたのが3番でチウメのよ。
 私は6番。
 忘れたの?」
 「へへへ、
 で、チウメ怒ってないみたいだけど、どうして?」
 「最初から優勝する気がないし、
 多分、
 もとこ先生のインチキだと木太郎くんもわかったから、
 両方優勝にしたのよ。
 だから、
 いずれにせよ、チウメはダメだったのよ」
 「そういうことか、頭いい」
 「おバカはあんたよ」
 「何、
 ヒトメとアユメでこそこそ話ししているのよ」

 アスカが小声で言うと、
 二人は舌をぺろりと出した後、口をつぐんだ。
(続く)

GWもラスト?宣伝です。カミサン伝説17、旧本編リメイクUP済みです。

2010-05-05 23:02:23 | 小説
こんばんわー!

ゴールデンウイークも一部の方を
除いて終わりですね。
あー...

今日も、

新保管庫になじみにくい、

カミサン伝説17三部作改「復活の像編1」




やっと終わるのか?

旧本編リメイク

をUPしていきます。

では、よろしくお願いします。

新第三弾「真犯人はおまえだ7」

2010-05-05 22:56:37 | 小説
新第三弾「真犯人はおまえだ7」

第一話は下記から始まります。
 
 新第三弾丁稚作「カミサン研究会の謎」

 「たまお!
 どういうつもりだ。
 それに、
 ふうたとケンタ、
 いつあの部屋を出た?」
 賢明はわめいていたが、
 ふうたとケンタに縛られて、
床に横にさせられたのだった。
 「賢明、悪く思わないでくれだすよ。
 これから、
僕が訊くことに正直に答えてくれればいいだすから」
 たまおはそう言って、笑うと、
今度はサヤの方を見た。
(続く)

新第12弾「あおむのある閃き」

2010-05-05 22:30:30 | 小説
新第12弾「あおむのある閃き」

 第一話は下記から始まります。
 
 新第12弾「椅子クソ兄弟再登場!逆サクラあおむの探偵ごっこ」   

 あおむは少し考えた後、
 「マツメさんが
マツゾウの実子だと考えたこと自体に
僕の推理の間違いがあるのかもしれないだすな」
と言いだした。 
 「うーん。
 どういうことだ?
 マツゾウの子はウメナさんの方で、
 マツメさんはマツゾウ
とは血がつながっていない。
 ということか?
 何かややこしいなあ」
 あおむの新たな考えを聞いた
 かおむは
メモ帳に家系図みたいなものを書き始めた。
 「兄貴、
 それだと、
 余計ワケがわからなくなるぞ。
 マツメさんが、
 俺たちに仕事を依頼する理由すら
なくなってしまうからな」
 かおむが
自分の下手なメモ書きを見ながら首を傾げていると、
 「かおむ、いいだすか?
 僕らに仕事を依頼したのは
マツメさんでいいんだすよ」
と言って、
 あおむは何かひとつの推理がまとまったのか、
 にやりと笑って、
かおむのメモを覗き込んだ。
(続く)

カミサン伝説15「へそまがりの像編35」

2010-05-05 22:11:33 | 小説
カミサン伝説15「へそまがりの像編35」

 最初は以下から始まります。
 カミサン伝説14「へそまがりの像編」


 回復の像に変化した復活の像が壊れた場合の効果は
わからなかったが、
 かおむは、
 龍之介がいなくなった原因として、
 へそまがりの像の効果ではないか
とも考えていた。
 へそまがりの像は、
 通常のカミサンの像とは違い、
 祈ったものの願いとは、
 反対の効果を発生させるものだと
ネット上のあるサイトに書いてあった。
 邪心をもって祈った場合は、
 祈ったものに確かにバチはあたるが、
 像に宿っているカミサン自体が
へそまがりなので、
 バチ自体はたいしたものではない
ということだった。
 龍之介の場合には、
 邪心を持つということは考えられないので、
 無心で像をいじっている間に祈ったことで、
反対の効果が発生した可能性もあると考えていた。
 しかし、
 龍之介が何を祈ったか、
 まったく見当がつかなかったので、
 かおむはどうしたらよいかわからなかった。
(続く)

元祖「見てください?」19

2010-05-05 21:52:20 | 小説
元祖「見てください?」19


 最初は以下からどうぞ!
元祖「見てください?」1
 比較的隔日UPが多いです。


「もうこの辺でやめましょうか?」
 うーん...
 これが東京の怖さかあ。
 たしか...こういうのは...
 「そうですね...」
 「歯切れ悪いわね!
 本当に?いいの?」
 「お金ないですから...」
 「あったら見てくれるの?」
 「いえ...」
 やばい...
 「じゃあ、
 もう一枚だけ見てくださいな!」
 ...

真カミサン伝説?ホラの像編改28

2010-05-05 20:50:31 | 小説
真カミサン伝説?ホラの像編改28

 最初は以下からどうぞ!

真カミサン伝説?ホラの像編改1 

 ホラの像のカミサン伝説は、
 その時点では、
 まだ、
 カミサン伝説に
認定されていなかったのはもちろん、
その存在や怖さを
本当に知っていた助手の自殺や教授の発狂などで
ほとんど知っているものがいなかったので、
 生徒たちは、
 結局、
 例の像がなんの像であるかの答えを
見つけることはできなかった。
 

 少女もその像を持っているせいで、
 他の生徒から敬遠されていることもあり、
 悪いとは思いつつ、
公園でわざとその像を持って、
欲しい人間が現れるのを待つ
という方法をとることにした。
 その方法であれば、
例の像を邪険に扱うわけでもないし、
 純粋に欲しい人間にあげるだけなので、
 バチがあたる
とは思わなかったからだった。
(続く)
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元祖サクラナ「同級生との再会」

2010-05-05 18:34:57 | 小説
 彼は近くのシーバル
という喫茶店に彼女を連れていった。
 シーバルに着くと、
 早速、吉野と弘子は近況を報告しあった。
 相手が男ならこの後酒でも飲みながら
昔話に花が咲くことだろうが、
女が相手ではそうはいかない。
 特に弘子の場合には。
 弘子は一昨年結婚したという男の話をした。
 その男が、一流大出身で、
某都市銀行に勤めているとか、
月収が100万だとか、
そんなことばかり彼女は話していた。
 だが、
 吉野にとっては
 そんなことはどうでもよいことだった。
 吉野が話したかったのは、
 昔のこと、昔の友達のこと、
 特にサクラナのことだつった。
 しかし、
 そんな吉野の思いとは裏腹に
 弘子はひたすら今の彼女の生活、
 そして、その夫について語り続けた。
 そのうち、吉野は弘子の話しに相槌をうちながら、
 サクラナのことを考え始めていた。

新「ミケーレの蒼き仮面」?改2

2010-05-05 16:29:41 | 小説
新「ミケーレの蒼き仮面」?改2


 「ここが天国なの?」
 「そんなわけないだろうが、
 どっかの島だよ」
 「何で、俺まで」
 兄弟と男は、
 奇妙な服を着て、
 眉毛と頭を剃り、
 わけのわからない言葉を話している人間達
や周りの風景を見回した。


 「この猿たち、なにかわめいてるぞ」
 「猿同士話してるみたいだな」
 「どうしたかのう?」
 「おー、エラー様」
 大騒ぎしている群れの中に
一人の偉そうな老人が現れて、
 奇妙な服を着た異様な人間たちをじっと見る。
 「この服?
 この顔、
 特にあの青ズラどかでみたのう?」
 この村の長老エラーは両腕を組んで、
何か考え込んだ。
 「蒼き仮面!
 まさか、そのものたちをここへ」
 村人たちは、
 青ズラの猿みたいなのを長老のもとへ
連れていく。
 「間違いなくわしが見た仮面とそっくりじゃ!
 はずすのじゃ」
 長老エラーが言うと、
 村人たちは、
 その仮面をはずそうとするが、
仮面ははずれなかった。
 「はずれないということはじゃなあ」
 エラーはまた考え込んだ。


 「お兄ちゃん、大丈夫かな?」
 「あいつがあんないたずらをするから、
こういうハメになるんだ。
 それにしてもここはどこだ?」
 「やっぱり天国じゃないみたいだね。
 おじさん、
 やっぱり嘘だったんだね?」
 「そ、それは...」
 男は考え込んだ。
(続く)