レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

カミサン伝説14「へそまがりの像編」

2010-03-19 23:20:07 | 小説
カミサン伝説14「へそまがりの像編」

 ある日のこと。
 「どうしよう?
 俺のポーチがとられたよ。
 俺の宝物が...」
 龍之介は慌てていた。
 「パチンコ屋に遊びに行くからでしょう!
 おもちゃだけなら、
 ともかく、
 携帯電話までとられるなんて!
 今ちゃんと手続きしたから」
 マジメがあきれた顔で龍之介を怒る。
 「あー、
 携帯なんてどうでもいいけど俺が集めた像が、
 ああ、大事な像が...
 ああ、かわいい像が...」
 龍之介は大男のクセに泣き出した。
 「もーう、本当、子供ね。
 私、
 この人と一緒にいていいのかしら」
 マジメはいつまでたっても子供みたいで
頼りない龍之介と一緒に生活するうちにだんだんと
将来が不安になってきていた。
(続く)


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