カミサン伝説14「へそまがりの像編」
ある日のこと。
「どうしよう?
俺のポーチがとられたよ。
俺の宝物が...」
龍之介は慌てていた。
「パチンコ屋に遊びに行くからでしょう!
おもちゃだけなら、
ともかく、
携帯電話までとられるなんて!
今ちゃんと手続きしたから」
マジメがあきれた顔で龍之介を怒る。
「あー、
携帯なんてどうでもいいけど俺が集めた像が、
ああ、大事な像が...
ああ、かわいい像が...」
龍之介は大男のクセに泣き出した。
「もーう、本当、子供ね。
私、
この人と一緒にいていいのかしら」
マジメはいつまでたっても子供みたいで
頼りない龍之介と一緒に生活するうちにだんだんと
将来が不安になってきていた。
(続く)
ある日のこと。
「どうしよう?
俺のポーチがとられたよ。
俺の宝物が...」
龍之介は慌てていた。
「パチンコ屋に遊びに行くからでしょう!
おもちゃだけなら、
ともかく、
携帯電話までとられるなんて!
今ちゃんと手続きしたから」
マジメがあきれた顔で龍之介を怒る。
「あー、
携帯なんてどうでもいいけど俺が集めた像が、
ああ、大事な像が...
ああ、かわいい像が...」
龍之介は大男のクセに泣き出した。
「もーう、本当、子供ね。
私、
この人と一緒にいていいのかしら」
マジメはいつまでたっても子供みたいで
頼りない龍之介と一緒に生活するうちにだんだんと
将来が不安になってきていた。
(続く)