レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

新サクラナ外伝「タマキと迷うサクラナ」

2010-05-05 23:28:48 | 小説
新サクラナ外伝「タマキと迷うサクラナ」

 第一話は下記から始まります。
 
 新「サクラナ外伝」「プロローグ」

グーさん以外ですが、
 以下に最初の方があります。
 
 新「サクラナ外伝」「プロローグ」  
 

 「また、あの話しなんでしょ!
 しつこいわね。
 あれはなし!
 3人でがんばるから、ほら!
 左手もこんな感じ、どーう?
 後はこの左足よ。
 実はね。
 まだ、無理するなって、
 あの二人に言われてるから、
 秘密なんだけど、
 今、こっそり、
 深夜、店に行って練習してるのよ。
 どうにか店に出られないかって」
 あおむから話しを聴いたタマキは、
 サクラナの明るい表情を見て、
 話しを切りだしにくくなった。
 「あー、そう。
 で、
 二人だけであの店大丈夫なの?」
 「あおくんねえ。
 結構、がんばってるから、
 だいぶ売り上げも上がってきたのよ。
 ほとんど毎日予約も入るようになったみたいだしね。
 さっきも話したけど、
 あたしもだいぶ練習したから、
 不自由な左足とかなり自由に動く左手で、
どうにかなりそうなの。
 まあ、実際、
店に出てみないことにはわからないけどね。
 でも、
 二人がまだ店に出るのは許してくれないのよ。
 そうだ!
 あんたの頼み断ったのに悪いんだけど、
 タマキから頼んでくれない。
 ねえ、
 あたしが店に出られるようになったら、
あんたの頼みも考えるからさあ。
 どーう?」
 サクラナの言葉を聞いて、
タマキなりに考えた。
 「じゃあ、
 こういうのは、
 週3日、
 あたしとサクラナが店に出る。
 残りの3日は、
 あおくんとウメナで、
 どうかなあ?
 多分、
 それなら、
 サクラナが店に出ても、
あたしがフォローできるから、
 あの二人も止めないわよ。
 あおくんだって、
 病気があるんだから、
 毎日じゃ、
 かわいそうでしょ!」
 「タマキもずるいわねえ。
 人の弱みにつけ込んで。
 それじゃあ、
 あんたの頼みきいたの
と余り変わりがないじゃない。
 うーん...」
 あおむの病状が進行していることに
気づいていないサクラナは、
 タマキが自分の都合だけで
そう言っていると思って、
少し考えた。
(続く)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。