佐藤直曉の「リーダーの人間行動学」 blog

リーダー育成のための人間行動と人間心理の解説、組織行動に関するトピック

リーダー育成83――リーダー育成と体調管理

2009-08-26 11:04:41 | リーダー育成
昨晩、テレビの報道番組で、老人介護の問題をとりあげておりました。

要介護レベルの認定が以前より厳しくなっているようです。また、介護職の報酬も厳しいようです。

老人介護の問題はどうなるのでしょうか。以前のシステムよりよくなっているのかどうか。少し暗澹たる気持ちになりました。

こういうニュースを見るにつけ、歳をとっても健康でいられるというのが、とても重要なことであると気づかされます。

このことは、おおかたの願望ではないでしょうか。

しかし、健康維持という部分は、人に頼るわけにはいきません。自分でよい方法を見つけるしかない。

スポーツをしたり、ジムに通ったり、あるいはヨガをやったり、と各人が工夫されていると思います。

私の場合は整体をかなり長い間勉強しています。

自分で健康を維持するとき推奨されているのが「活元運動」というものです。整体協会では、これを体育、体操の一種と位置づけています。

話は変わりますが、よく「寝相が悪い」などと申します。

ところが、これは実はとても「寝相がよい」のです。

寝ている間に、人間は無意識にこわばった部分を解消しようとしています。それが寝相に表れるわけです。

たとえば、体の右側ばかりを使う人がおります。右重心がひどいような人です。こういう人は、寝ているときは、左半身を下にして寝ています。つまり右半身を休めているわけですね。

ところが、この右偏りがさらにひどくなると、今度は右半身を下にして寝るようになります。

ですから、寝相を見れば、どこがくたびれているかがわかるわけです。

こういう運動は無意識の体の調整です。人間は寝ている間にくたびれた部分を修復しようとしているのです。

寝相は、大人より子供の方が激しく動きます。子供の方が活発で、体が柔らかいからでしょう。

昔、寝返りをうつのは行儀が悪いということで、大名のお姫様は体の両脇に刀を立てて寝かされたそうです。考えてみれば、ずいぶん残酷なことですね。

ところで、この寝相のような無意識の運動を、眼が覚めているときでも誘導して、体のこわばりをとろうとするのが活元運動なのです。

これを続けていると体が敏感になります。やり方については、社団法人整体協会の本部や地域支部で教えています。

さて、リーダーにとって体調管理が重要なことは言うまでもありません。

たとえば、意志決定を行うときはエネルギーのバランスがとれていないといけない。

過剰エネルギーの状態ですと、ついやりすぎとか盲動が起きやすいですし、エネルギーが欠けていれば決断できません。

こんなことはいまさら言うまでもないことでしょう。

私のリーダー育成プログラムでは、この面については、メールに書いたり、お話をするだけに終っています。

気の合う人たちと集まって、体を整える体操ができるような態勢をつくれないかな、などと近頃では思っています。


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