佐藤直曉の「リーダーの人間行動学」 blog

リーダー育成のための人間行動と人間心理の解説、組織行動に関するトピック

訓練はどんなことでも、はじめはやさしいところから

2009-03-10 15:26:54 | リーダー感覚
拙著『リーダー感覚』では、褒める訓練をすることを特に重視しています。

これによって、相手の気持ちを理解することができるようになるからです。

ところで、はじめての人がほめる訓練を行うときには、本当は相手を選んだ方がよいと思います。

最初は、とにかく褒められるのが大好きな人からはじめるとよいでしょう。

最初の印象というのはとても大事なのです。

はじめにうまくいくと、「これはできそうだ!」と勇気がわいてきます。

でも、最初につまずくと苦手意識をもちやすいもの。

これは勉強のコツです。どんな勉強でもそう。まずできると思えるやりやすいところから入るのが原則。

潜在意識に苦手意識が入り込まないようにする工夫ですね。

では、どういうタイプが褒めると喜ぶかというと、捻れ型というタイプです。

捻れ型についてはL研ブックストアで販売しているe-book『人間行動学の基礎』(電子ブック版)または『行動分析の手引』に詳しく説明がありますので、興味があればそちらをお読みください。

とにかく、負けずぎらいな人です。なんでも勝ち負けで、相手と戦う気になっている人ですね。

麻生総理なんかもそういう感じです。顔も捻れているでしょう。だから捻れ型といいます。

民主党に対してやたら挑戦的でしょ。福田さんとは大違い。

それで、こういう人はすごく褒められるのが好き。

福田さんなんかに褒めたって、「フン」てな顔をするだけです。その点、麻生さんタイプのように、すごくライバル意識の強い人には褒めるとよい。

まわりに、そういう人がいたら褒めてみてください。諸手を挙げて喜びますから。ですから、このあたりからスタートするといい。

ただし、いつまでも、こういう人ばっかり相手にしていると、技術は向上しませんよ!

お笑い芸人が女子高生ばかり相手にしていると、すぐに笑いはとれても、芸が駄目になるのと同じこと。

わかりましたね。みなさん!!


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