新しい動き：インターネット上のソフト販売

今朝の日経新聞コラム『経営の視点』では、「iモード10年の功績」というテーマで書かれていました。

携帯の技術的なことは私にはよくわかりません。あまり使うのが好きではないものですから。ただ、事業の成り立ちというようなことなら、なんとかわかります。

iモードの世界浸透が挫折した結果、国内の携帯電話機メーカーも世界市場に進出できず、結果的に世界的メーカーとのコスト競争に負けてしまったとあります。

ただし、iモードの配信/課金方式と似た仕組みは、アップルやノキアなども整備しだしたということです。

この背景には、従来インターネット世界では、多くのサービスが無料化され、広告で稼ぐという手法が一般的になりましたが、これが限界にきているというのです。

この点については、私も以前ちらっとこのブログに書いたことがあります。

この方式では、多くの企業が十分な収益を確保するのはとても難しいと思うわけです。

私自身も、自分のブログをどう位置づけていったらよいか、しばしば迷うところです。

ノウハウに対して対価をいただくという仕組みがないと、永続はできません。

ということで、新たに「Lまぐ」というのを設立し、こちらは有料のプレミアム・メールマガジンというふうにして、従来のブログやメルマガと分離して発行することにいたしました。こちらはL研ブックストアで販売しています。

有料と無料では、書く側の気合いも全然違ってきます。

おそらく、メルマガやブログの世界でも、だんだんと無料サービスと有料サービスとがはっきり分離されていくのではないでしょうか。

それから、いまは情報商材とやらが、何万円とか十万円以上で売れているようです。これはアフィリエイト狙いもあって、普及しているのかもしれませんが、こういう高額商品というものはだんだん消えていくだろうと予想しています。