今日は選挙結果について、ブロガーがあれこれ、かまびすしいことでしょう。
だいたい、どんなことが話題になるかは想像がつきます。以下は本日の日経ビジネスオンライン関連タイトルの一覧です。
#自民党、投開票後のぼうぜん
#民主勝ち過ぎ、「2大政党制」雲散霧消か
#選挙後を見つめる米国の冷めた視線
#失業率10%時代がやってくる
#「名ばかり正社員」が家族を養えるのか
#「友愛」は通用しない資源外交
#川下重視、企業献金廃止で大企業に逆風
#所得補償で農家は強くならない
まあ、だいたいこんなところをブロガーさんたちは取り上げるのでしょうから、私はいまさら書きません。
人が書いていると書く気がしなくなる。へそ曲がりなんです。
それと、おもしろくない。なぜか。要するにサプライズではないからです。選挙前の予想とあまり違いませんでしたからね。
しいてあげれば、今回の選挙で皮肉だったのが、敗北をつくった張本人たち、小泉、安倍、福田、麻生、それにさかのぼる森、さらには選挙対策本部長でありながら途中で職務を放棄し自分の選挙に没頭した古賀誠といった面々が、みな当選したことです。小泉さんはジュニアですが。
私の感覚ですが、おそらく新聞やマスコミであおるほどは、世間は熱狂はしていないのではないでしょうか。アメリカのオバマ大統領の登場ほどではないと思います。
それは「やっぱりね」という感じが強いからでしょう。
話は変わりますが、昨日の夕方テレビを見ていたら、お化け屋敷で恐くならない方法を、臆病な女子高生たちに伝授している番組がありました。
お化け屋敷で恐くなるといいますが、本当は恐いのではなくて、驚くのだそうです。恐怖ではなく驚愕だというのです。突然、へんな造形物が表れたりしますからね。
それで、この驚愕というのはどうしたら起こせるかというのをお化け屋敷では研究するらしい。(商売だから当然か)。
それには実はコツがあるのだそうです。
それは「ある一点に集中させておいて、別のところから突然何かが表れること」だそうです。
表れるのは、音でもいいし、お化けでもいいし、まあ何でもいいのです。
この驚愕を次々と出現させていくのがお化け屋敷の商売なのだそうであります。
ちなみに、この驚愕が連続していくと、やがてそれが恐怖に変質するというのです。
ただし、あまりお化け屋敷が恐すぎてはお客さんが来なくなるので、そこはちょうどよい加減をするのがノウハウなのだとか。
なるほどねえ。感心しました。商売はどんなものでも、たいへんなんだなあと。
それで、今回の選挙結果を振り返ればあまり驚愕にはなりませんでした。少なくとも私には。もし、民主党でなく別の政党、たとえば共産党あたりが大躍進していたら、それは驚愕になりますが、事前の予想と違いませんでしたからね。
それで思い出すのが義経の鵯越の逆落とし。あれなどは、まさに驚愕が恐怖に変質した例でしょう。
平家は東木戸と西木戸両方から攻めてくる源氏の大軍に気持ちを集中していた。ですから、まさか北側の山の崖から騎馬隊がどっと下りて来るなど考えもつかなかったでしょう。それが来たわけですから、これは驚愕以外のなにものでもない。
義経は、そのあと家に火をつけます。そして、騎馬隊が縦横無尽に戦場を走り回り、平軍を追いかける。この驚愕のダブルパンチ、トリプルパンチで、平家軍は恐怖のどん底に陥ったわけです。こうなると、いくら味方の数が多くてももう戦うどころではない。いかに逃げるかということしか人間は考えません。
義経の奇襲戦法は、屋島の合戦でもまったく同じようにしています。相手の虚をついて、さらにサプライズを次々起こしています。火をつけたりするのも同じ。
このあたりの人間分析は、L研ブックストアe-book「人間行動学シリーズ2 異常行動の分析」でお楽しみください。
とにかく、人間の心を動かすには、サプライズを使う必要があります。楽しいサプライズが連続すれば、それは元気につながるでしょう。
民主党政権にはそういうことで頑張ってもらいたいものです。
だいたい、どんなことが話題になるかは想像がつきます。以下は本日の日経ビジネスオンライン関連タイトルの一覧です。
#自民党、投開票後のぼうぜん
#民主勝ち過ぎ、「2大政党制」雲散霧消か
#選挙後を見つめる米国の冷めた視線
#失業率10%時代がやってくる
#「名ばかり正社員」が家族を養えるのか
#「友愛」は通用しない資源外交
#川下重視、企業献金廃止で大企業に逆風
#所得補償で農家は強くならない
まあ、だいたいこんなところをブロガーさんたちは取り上げるのでしょうから、私はいまさら書きません。
人が書いていると書く気がしなくなる。へそ曲がりなんです。
それと、おもしろくない。なぜか。要するにサプライズではないからです。選挙前の予想とあまり違いませんでしたからね。
しいてあげれば、今回の選挙で皮肉だったのが、敗北をつくった張本人たち、小泉、安倍、福田、麻生、それにさかのぼる森、さらには選挙対策本部長でありながら途中で職務を放棄し自分の選挙に没頭した古賀誠といった面々が、みな当選したことです。小泉さんはジュニアですが。
私の感覚ですが、おそらく新聞やマスコミであおるほどは、世間は熱狂はしていないのではないでしょうか。アメリカのオバマ大統領の登場ほどではないと思います。
それは「やっぱりね」という感じが強いからでしょう。
話は変わりますが、昨日の夕方テレビを見ていたら、お化け屋敷で恐くならない方法を、臆病な女子高生たちに伝授している番組がありました。
お化け屋敷で恐くなるといいますが、本当は恐いのではなくて、驚くのだそうです。恐怖ではなく驚愕だというのです。突然、へんな造形物が表れたりしますからね。
それで、この驚愕というのはどうしたら起こせるかというのをお化け屋敷では研究するらしい。(商売だから当然か)。
それには実はコツがあるのだそうです。
それは「ある一点に集中させておいて、別のところから突然何かが表れること」だそうです。
表れるのは、音でもいいし、お化けでもいいし、まあ何でもいいのです。
この驚愕を次々と出現させていくのがお化け屋敷の商売なのだそうであります。
ちなみに、この驚愕が連続していくと、やがてそれが恐怖に変質するというのです。
ただし、あまりお化け屋敷が恐すぎてはお客さんが来なくなるので、そこはちょうどよい加減をするのがノウハウなのだとか。
なるほどねえ。感心しました。商売はどんなものでも、たいへんなんだなあと。
それで、今回の選挙結果を振り返ればあまり驚愕にはなりませんでした。少なくとも私には。もし、民主党でなく別の政党、たとえば共産党あたりが大躍進していたら、それは驚愕になりますが、事前の予想と違いませんでしたからね。
それで思い出すのが義経の鵯越の逆落とし。あれなどは、まさに驚愕が恐怖に変質した例でしょう。
平家は東木戸と西木戸両方から攻めてくる源氏の大軍に気持ちを集中していた。ですから、まさか北側の山の崖から騎馬隊がどっと下りて来るなど考えもつかなかったでしょう。それが来たわけですから、これは驚愕以外のなにものでもない。
義経は、そのあと家に火をつけます。そして、騎馬隊が縦横無尽に戦場を走り回り、平軍を追いかける。この驚愕のダブルパンチ、トリプルパンチで、平家軍は恐怖のどん底に陥ったわけです。こうなると、いくら味方の数が多くてももう戦うどころではない。いかに逃げるかということしか人間は考えません。
義経の奇襲戦法は、屋島の合戦でもまったく同じようにしています。相手の虚をついて、さらにサプライズを次々起こしています。火をつけたりするのも同じ。
このあたりの人間分析は、L研ブックストアe-book「人間行動学シリーズ2 異常行動の分析」でお楽しみください。
とにかく、人間の心を動かすには、サプライズを使う必要があります。楽しいサプライズが連続すれば、それは元気につながるでしょう。
民主党政権にはそういうことで頑張ってもらいたいものです。