S嬢のPC日記

2004年から2007年まで更新を続けていました。
現在ははてなで活動しています。

メールを下さったあなたに

2005年02月20日 | インターネット雑記
インターネットの向こうには「生きた人間」がいる。
でも、時々思うことは、相手に対して「生きた人間」という想像力が乏しくなってしまうことが起きるのもインターネットなのではないかと。

明らかに悪意がわかる「通りすがり」さんもそのひとつだけれども、でもそうしたものは悪意というものが見える分、わかりやすい。

困惑を与えられるというケースが、熟慮というものが見えないトラックバック。
そして、未知の人からのメールというものもある。
わたしは自分が管理する掲示板にメールアドレスを載せているので、こうしたものが時々迷い込む。
もちろん、明かなスパム以外は、きちんとした態度で送ってこられる方が多いのだけれど。

一番困るのは「教えてください」という情報提供を望む類のもの。
送信者自身の提供する情報があまりにも少ない状態で「教えてください」と言われても、正直とても困惑します。
特に、送信者がフリーのアドレスではなく、プロバイダのアドレスの場合、その困惑は余計に増加します。
プロバイダのアドレスが使われている時点で、いたずらではないと判断する。
そうすると、相手と向かい合う上での「困難さ」が露見してしまう。

「教えてください」という、あなたの知りたいことに関して、現在までにおいてあなたはどうされましたか?
どう考えましたか?
動くことを何かやってみたりはしましたか?
あなたはそのことに対して、精神的にどのくらいのエネルギーを使われましたか?

結局、ここがキーなんですよね。

インターネットは情報をすぐに入手できる便利なものではあるけれど、メールのその相手は「便利な検索サイト」ではありません。
「生きた人間」がそこにいるわけで。

先日、わたしにメールを下さった方。
あなたの思うようなお返事を、わたしから受け取ることができなかったかもしれません。
でも、上記の「キー」になること、もしもあなたがきちんと答えてくださるならば、答えてくださる行動というものが重ねることができたならば、きっとあなたに道は開けていくと思います。
それがあなたのために一番いいことなのだと思います。
その上で、微力でも、わたしにできることがあるならば、できる限りのことを提供することを惜しみません。
その覚悟があるからこそ、自分が管理する掲示板というものにメールアドレスを表記する。
そのために来るスパムよりも、そこで入ってくる「そのアドレスを必要とする人間の可能性」を選択しているからです。
あなたにとって、「優しい言葉が羅列される返信」ではなかったかもしれないけれど、わたしは表記名に実名記載のアドレスで返信したこと、そのことの誠意というもの、伝わればいいなと思っています。

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5 コメント

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コメントするの (S嬢さんのファン♪white)
2005-02-20 13:32:55
勇気がいる。(笑)

けど、しちゃお^^

S嬢さんの深旨な姿がここにある。

S嬢さんの生きる姿勢がこの文章にある。



この困惑したメールにも、

その中で精一杯読み込もうとする。読み込める。

頭が良くて、お人好し、頑張る、頑張らない、

(って言ったら怒られるかなぁ。表現は難しい(笑))

なS嬢さんがいる。



助けて~。という時に

余裕はないかもしれないけど、

まず、

S嬢さんのこのBlog。

それから、S嬢さんの別のHP。

それから、

気になったら、S嬢さんのコメント

全部読んでみたら、

その中だけで、答えは、案外あると思う。

(だって、凄いもん(笑))



教えて~。は

その中に答えがなかったのかな?

それとも見つけられなかったのかな?



この文章もS嬢さんの誠意いっぱいの

フォロー文。



外から見るあたしはそう思う。



p.s.

無責任で勝手なこと言っちゃった!

ここと反する?(笑)こと書いてるので

URLどうしようかと思ったけど(笑)、

このコメントを読む人に

通りすがりと思われてもイヤだなぁと思ったので、

一応、入れといた。



やばかったら、コメントごと消しといて~S嬢さん

あぁ!忘れた! (white)
2005-02-20 13:43:25
S嬢さん。また、笑わないでね(爆)

話、それますが (S嬢)
2005-02-20 17:55:37
何年か前に、HPのメールフォームから入ったメールでこんなのがありましたよ。

身体に障害のある方。

顔面に少々の麻痺と、言語障害がある。

異性にまともに相手にされないできた心情をめんめんと訴え、一度食事を一緒にして欲しいと。

個人情報も添えてね。



わたしが応えることではないと、丁寧にお断りさしあげました。

この方に直接言いませんでしたが、日本の障害者運動を支えてきた「女性の」肢体不自由者の方々、たいがい、ものすごくかっこいい男性と恋愛されてるんですよね。

それもお相手が10歳以上下だったり。

相手の障害の有無というものも関係なくね。



あと、こんな所もあって。

http://sports.cocolog-nifty.com/ototake/2002/10/post_3.html



大胆な言い方だけれど、「手も足も無い男を砂糖の安売りにかり出す」。

いいじゃないですかねえ、この光景、と思う。



「障害」という「事実」の上に、どう「二次障害」を作っていくかは、実は本人にかかっているんじゃないかとも思う。



必要なことがきちんと出されていない「教えてください」ってのも、これと似てる。



それとコレ。



>この困惑したメールにも、

その中で精一杯読み込もうとする。読み込める。

頭が良くて、お人好し、頑張る、頑張らない、



人は、いろいろな個性を「与えられて」いるものだと思うのですよ。

その中に、生きている上で超えていくための「便利な道具」をそれぞれに「持たされて」いるのだと思う。

その「便利な道具」は、その人によって、千差万別、多種多様。

それを個々で使っていたらもったいないので、是非使い回しをしましょうよ、というとこがあって。

で、自分が持っている「便利な道具」を提示して、それを共有して使うことに対して厭わないってトコです。

わたし自身もいろいろな人の持つ個性の中の「便利な道具」をたくさん貸してもらって生きているわけだしね。
あはは (white)
2005-02-20 20:49:48
>「手も足も無い男を砂糖の安売りにかり出す」。

>いいじゃないですかねえ、この光景、と思う。



うん。

皆、それぞれ。だしね。(笑)

ありがとう。

また1つ。ここで、S嬢さんが出た。

あぁ。全部読めば。元から出てる。と思うけど。

ここしか見ない。

あたしも含めて。

そういうヒトに。(笑)

どこを切っても (S嬢)
2005-02-21 00:35:03
金太郎。



いや、真面目な話、

ネット上に出す「言葉」に対して、「姿勢としての一貫した線」ってのは、ずいぶん前に、腹くくったトコ、あります。

自分が関わるID、ずっと同じので通してるんですよね、わたし。

だから、「satomies」ってID使うと決めた時点で、覚悟と緊張感ってのは、あるなあと思う。



別のID取ったものは「アソビ」ですけどね。

ブログもねえ、考えたんだなあ、このID使っていいかなあって。

いや、gooですでに取ってあったIDだったので、まあいいや、と。

ブログのために、どこかID起こすほどの気は、実は無かったです。



っつ~ことで、ヨロシクです。