S嬢のPC日記

2004年から2007年まで更新を続けていました。
現在ははてなで活動しています。

「海の向こう」と「こんにちは」

2004年11月14日 | インターネット雑記
これはオランダ製の、「赤ちゃんお誕生記念」の壁掛けタイルです。
一番上に、子どもの名前が入ります。
後ろの壁の時計に、生まれた時間が入ります。
コウノトリが加えた赤ん坊の下に、
生まれた時の体重が入ります。
下の部分に、生まれた場所の名前が入ります。
木枠にセットされ、壁掛けになります。
サイズはだいたいですが、25センチ四方くらいです。

うちには、これが二枚、あります。
子どもが生まれた頃に住んでいたところの近所に
輸入雑貨の店があって、そこで注文しました。
取引のあるイギリスのお店に注文し、
そのお店がオランダの窯元に注文を出すということでした。
一枚、一万円でした。

おととし、友人のところに赤ちゃんが生まれることになって。
「お祝いに何が欲しい?」と尋ねると、
その友人が答えました。
「あのタイルが欲しい」と。

さあ、大変。
わたしが購入したお店は、すでに閉店していました。
(これはオランダのもの)
(そうだ、インターネットというものがあるじゃないか)

はい、探し出しました。
オランダにいらっしゃる日本の方が、
注文を受けて、販売されてました。
探し出したときは、事情があって、
販売休止状態になっていたのですが、
わたしの注文を皮切りに、また受注を再開されました。
(画像はこの時にいただいた、商品見本画像です)

「世界中から探し出してくれた」

と、友人はとても喜んでくれました。
インターネットに感謝です。
お値段は、商品価格、裏に贈り主の名前を入れる手数料、
そして送料含め、9千円でおつりがくる額でした。

商品受注のメールのやり取りの中で、
「子どもが生まれた喜びをずっと感じられる品」
というキーワードから、
母親でもあるその方と、
「生まれた喜び」に関してのお話を交換したりしました。
お話を交わす中で出てきた、
「クロッカス休暇」という言葉に、
オランダを感じたりもしました。

5月に行われた第28回日本ホビーショー
これに、この方は、
オランダのヒンダーローペンの作品紹介で出展されました。
招待券をいただき、家族でこのイベントに出向き、
うちの二つの「生まれた喜び」の生きた姿を前にして、
会話を交わす機会にも恵まれました。
とても楽しかった。

海を越えて、世界をつなぐインターネット、
無限の可能性があると改めて思うことの一つです。

~商品宣伝ということではなく、
単に興味を持たれた方のために~
オランダ製手描きタイル

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
素敵 (ぐーたん)
2004-11-14 11:25:57
すごく素敵ですね。タイルもインターネットでの人との繋がりのお話も。うーんタイルいいなあ。子どものお祝いの時知っていればと思いましたが、今からでも遅くないんですよね。(自分で頼むことになっちゃうけど)
返信する
今からでも (S嬢)
2004-11-14 14:45:24
よいんではないかと。

「贈り主の名」に両親の名を入れて、

というのも、素敵なのではないかな、と思う。



うちも娘の方は、生まれてすぐではないんですよ。

3歳くらいだったと思う。

その頃に、近所のお店ができたのでね。

自宅を改造したすごく素敵なお店だったんですよね。

商社マンだったご主人が定年になって、

輸入雑貨のお店をやろうねということで、

作られたということだったと思います。

お庭を通って、木のバルコニーから入るホントに素敵なお店だった。

娘もかわいがっていただいたし、息子の誕生も喜んでくださった。

でも、ご主人が急逝されたんですよ。

「世界の半分が消えてしまいました」と、

「何ももうできません」と、お店をたたんでしまわれたんですよね。



で、今回、お祝いを探し出して贈った友人も、

実はネットで知り合った人なのだけれど。

上のお子さんに障害があるというのが、まあご縁で。

新幹線に乗って、家族で会いに来てくれたこともあった仲で。

「二人目なんて、とても考えられない」と言っていたのが、

「喜んで欲しい、二人目を欲しいと思うようになった」と。

で、ご懐妊。

「二人目は、何があっても絶対に生まれたことを喜びたい」と、

それで「あのタイルが欲しい」。

もーがんばって、探しますよ、コレは。



商品到着後、その日のうちに、

上のお子さんの分、ご両親が注文されたそうです。

二枚並んだ光景を、新幹線に乗って見に行かなければと思いつつ、

なかなか行けないんですけどね。
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そうですか・・・。 (ぐーたん)
2004-11-15 12:58:00
このタイルへの思いが感じられ、ますます欲しくなりました。うーむ。私も2人目をがんばって、一緒に頼もうかな。
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一人でも二人でも (S嬢)
2004-11-15 14:28:33
「生まれた喜び」ってのを、大切にしたいと。



と、言いつつ、

掛けっぱなしのタイル、

ちょっと掃除するかな。



ほほ、日常なんて、そんなモン?
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