望郷いなか詩

田舎に燦々といきたい

孤高の秋野道

2018-10-19 20:25:20 | 望郷クリームソーダ
那賀町臼谷より孤高の峠 

孤高の戦士

季節なきヒソヒソ毒蛾
ヒラヒラと闇夜に航跡
苛つく燐粉を巻きながら
孤高の戦士を麻痺させて苦笑

孤高の戦士は古道に生きて来た
毒蛾の燐粉に晒される恐怖
優しい一匹狼でいられない
孤高を独りよがりの生きざまと叱咤
戦士の自負と勲章を捨てて秋野道へ
秋の激励に目頭を熱く潤ませても
迷路主義の枯野の露と消えはしない

秋野道に転がり
打ち付けられようと
いちずな心は天高く峠へ続き
儚き秋に一天の曇りなき勇気を示して
あるがままの秋野道へ
勇士で立ち向かう