望郷いなか詩

田舎に燦々といきたい

親父ひとり愛

2019-07-03 20:33:50 | 望郷クリームソーダ

小松島市しおさい公園

 親父ひとり愛

親父と息子たちの公園
小さなつくりは絆を強くして蔦の隙間を許さないである
手と手を繋いだ輪
切れ目ない和が出来上がり涙なんか流さない

親父の誇り
若木三本の地下径に徹してスクスク成長させた
スクスクと有ることが誇り
親父の唯一の涙
親父ひとりの訳
息子たちに燦々と降り注ぐ日射しの温かさ味わせたかった 親父ひとり愛 

息子たちは謳う
親父ひとり愛 地下径として徹した親父を母とも思ってきたと謳う
水に光と親父は閃き
天晴れ真実一路は息子たちに降り注ぐ

親父と息子たちの小さくても見事な公園
そんな名もない場所に心底よりの雨が似合う


コメント
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