(林道より望む高城山 高丸山)
早春の山の香り求めて徳島県那賀町相生 広域基幹林道 辺川~内山線へ向かった
梅のほのかな香り 山菜 木の芽ぶき 春の匂い山に立ち込めて これぞ春 のどかな春
「山こそ古里 春光れ」
山笑う山さまよう
山裾から山いただき もう少しの道程 過去の重さに足をとられ目指す峯は遥か
林道稜線 長い旅路よ 凍る風に身体は冷えつき目指す峯 霞みの彼方
海の上に舟うかべようと舟なくして人は海に沈みゆく
海は潮風と磯の香りに果てはなくても四季
の揺らぎ感応なし
人と人の距離感は凍えるものには無限に遠く 心を安らぐ古里へ向かう
山は無言にてその意志を安らぎ求むものには緑のshowerで答える
山を上るものに山は完全とそびえても
山に足をつけ我道を切り開くならば
峯に必ずたどり着く
山は古里 人間と人間の距離より遥かに近く 古里と迎えてくれる