望郷いなか詩

田舎に燦々といきたい

林道浪漫 山こそ古里

2015-03-06 11:51:17 | ささやき

(林道より望む高城山 高丸山)

早春の山の香り求めて徳島県那賀町相生 広域基幹林道 辺川~内山線へ向かった

梅のほのかな香り 山菜 木の芽ぶき 春の匂い山に立ち込めて これぞ春 のどかな春

  
      「山こそ古里 春光れ」

山笑う山さまよう 
山裾から山いただき もう少しの道程 過去の重さに足をとられ目指す峯は遥か

林道稜線 長い旅路よ 凍る風に身体は冷えつき目指す峯 霞みの彼方

 海の上に舟うかべようと舟なくして人は海に沈みゆく
海は潮風と磯の香りに果てはなくても四季
の揺らぎ感応なし

人と人の距離感は凍えるものには無限に遠く 心を安らぐ古里へ向かう

山は無言にてその意志を安らぎ求むものには緑のshowerで答える

山を上るものに山は完全とそびえても 
山に足をつけ我道を切り開くならば 
峯に必ずたどり着く

山は古里 人間と人間の距離より遥かに近く 古里と迎えてくれる